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ヒキガエルの寿命はどれくらい?ヒキガエルの特徴と飼い方を知ろう

ヒキガエルとは?

ヒキガエルは、一般的には10cm~15cmの手のひらサイズでずんぐりむっくりしているカエルで、跳躍力が低く全身や背中にイボがあるのが特徴です。
 
日本では、西日本を中心に日本ヒキガエル、東日本を中心にアズマヒキガエルが生息しており、その他アジアヒキガエル、オオヒキガエル、ナガレヒキガエルなどが生息しています。北海道にはエゾヒキガエルという種族もいて、種類が多いのも特徴です。
 
また、カエルの一生は水中に始まり陸上で終わる両生類です。

ヒキガエルの習性・生態

ヒキガエルは、見た目や全身から身を守るための毒性がある液を出すため嫌われやすい存在ですが、日本のあちらこちらに生息をしています。越冬をし、寿命は1年~4年ほどです。
 
田畑などの水辺だけでなく、倒木の下などにもよく見かけられます。夜行性で大人になるとほとんど陸上で生活します。
 
このカエルは何類になるかというと、ヒキガエル属無尾目ヒキガエル科に分類され、アマガエル科に近いともされています。

ヒキガエルの寿命はどのくらい?

ヒキガエルの寿命は、自然界では長くて3,4年ほどと言われていますが、飼育環境が整っている場合は10年くらい生きることができます。
 
本来、身体も小さめであまり力が強いカエルではないため自然淘汰されやすく、ほとんどは1年未満です。
 
ちなみに、ヒキガエルの中で最長寿命はヨーロッパヒキガエルの36歳です。トノサマガエルなどが同じくらいの寿命で、よく見かけるアマガエルの寿命は5年ほどとなっています。

ヒキガエルの特徴とは

ヒキガエルは別名、ガマカエルやイボガエルなど、身体にあるイボが特徴的なカエルです。見た目は、アカガエル科のツチガエルにも似ています。
 
カエルはうるさいイメージがありますが、ヒキガエルは他の変えると違い声を響かせる器官がありません。また、鳴くのはオスだけでカエルの中ではとても静かです。
 
森林や田んぼ、都市圏では民家の庭など緑と土があるところには広く生息しており、乾燥に強いという特徴もあります。

ヒキガエルの特徴1:意外とかわいい鳴き声

カエルの鳴き声の例としては「ゲコゲコ」と、喉の袋を膨らませて大合唱をしているイメージがあります。
 
ですが、ヒキガエルは「きゅっ」や「くぅ」といった可愛い鳴き声しか出せません。そしてオスしか鳴かず、求愛の時や驚いた時に鳴く程度の大人しいカエルです。
 
寿命も犬や猫と変わらない長さなので、飼いやすいカエルとしてがあります。

ヒキガエルの特徴2:体のイボから粘液を分泌

ヒキガエルは、体のあちこちにあるイボから粘液を作ることができます。イボ自体は、皮膚呼吸の面積を広げる役割を担っており、ガマガエルという別名から「ガマの油」とも呼ばれています。
 
生薬として利用されていたこともあり、万能薬や、ヒキガエル自体の寿命は長くありませんが不老不死になれるなどの逸話も残るほどです。
 
運動能力が高くないヒキガエルですが、このイボから生成される粘液で外敵から身を守っています。

ヒキガエルの特徴3:ヒキガエルは毒を持っている

ヒキガエルはウシガエルのように固体自体が大きく、力があるわけではありません。

ですが、外敵から身を守るため毒を持っています。耳のイボの近くにから、ブフォトキシンという神経毒が生成されます。触ったら必ず手を洗いましょう。ちなみに、カエルの耳は目の後ろにあります。
 
また、犬や猫は好奇心から口に入れてしまう場合もあるので注意しましょう。
 
天敵であるヤマカガシという蛇は毒が効かず、逆にその毒を利用するという性質があることで有名です。

ヒキガエルの特徴4:販売価格は?

ヒキガエルは、専門店からオークションなど色々なところで購入することができます。希少性によりますが、平均的には1,000円~3,500円ほどです。
 
他の両生類であれば、イモリが一般固体で同額ほど、サンショウウオが最低でも万の単位となるので手に入れやすい分類となります。サラマンダーも5,000円~となります。

ヒキガエルを飼育するのに必要なものを4つご紹介

カエルの育て方は、あまり難しくありません。カエルにとってストレスフリーな環境を整えてあげましょう。
 
カエルの卵は水中に産卵されるため、繁殖をしたい場合は別途陸地がある水槽を用意すると良いです。
 
人工繁殖されたものや、ペットショップのカエルは飼育環境や人慣れしているので比較的育てやすくなっています。
ヒキガエル飼育に必要なものリスト
  • ヒキガエルを捕獲・購入
  • 飼育容器・床材・隠れ家
  • エサ
  • 体が入る大きさの水入れ

ヒキガエルを飼育するのに必要なもの1:ヒキガエルを捕獲・購入

まずはヒキガエルがいないといけません。ヒキガエルは、環境によっては外で見つけることができます。
 
見つけられない、飼育慣れされているものが良い場合はネット通販などで購入することもできます。個人販売だと、弱っているものなど寿命があまり長くない可能性がありますので、業者販売が安心できます。
 
初めて飼う場合は、寿命をより長くするためにも人慣れをすでにしている固体がです。

ヒキガエルを飼育するのに必要なもの2:飼育容器・床材・隠れ家

飼育容器は、プラスティックでもガラスでもどちらでも大丈夫です。ただ、ある程度大きくなるため、ストレスがかからない程度に大きさがあるものにしましょう。
 
床材には、黒土やヤシガラ、腐葉土や赤土などがです。土は固めず、ヒキガエルが潜れる固さと深さにしてあげましょう。
 
隠れ家は、カエルが隠れる大きさのものにしましょう。園芸用のポットなどでも代用できます。
 
過ごしやすい環境は、ヒキガエルの寿命を延ばすことに繋がります。

ヒキガエルを飼育するのに必要なもの3:エサ

エサは、ヒキガエルも好物なコオロギがおすすすめです。ペットショップなどで入手でき、生きたまま与えて構いません。ただ、人の手から直接は食べにくいので、ピンセットで挟んで与えましょう。
 
近くにエサとなる虫が採れそうな場所があれば、ミミズやダンゴムシなども食べます。基本的に食欲旺盛なので、パクパク食べてくれます。ちなみに、満腹になると顔をそらすなど興味を失います。

ヒキガエルを飼育するのに必要なもの4:体が入る大きさの水入れ

ヒキガエルは、成体になると基本的に陸上で生活し乾燥にも強いです。ただ、水分を経口ではなく身体から吸収するので、ヒキガエルの身体が入る程度の水入れを用意しましょう。
 
また、水道水はカルキが入っていていますのでカルキ抜きをしたものを与えましょう。カルキは熱で蒸発するので、数日日当たりの良いところへ汲み置きをするか、沸騰である程度除けます。
 
ハイポと呼ばれる中和剤もペットショップに売ってあるので、それを利用するのも良いです。

愛嬌のあるヒキガエルを間近で観察してみよう

カエルは案外表情豊かな生き物で、飼いやすさやその愛嬌からペットとしてが出ています。飼育環境も、ある程度整えばその後の維持費はエサ代くらいで、継続的に飼育しやすいのも特徴です。
 
相手は生き物ですので、もちろん注意すべきところはあります。興味がある方はぜひこの記事を参考に、ヒキガエル生活を楽しんでみてください。
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