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イエアメガエルのためのレイアウトとは?必要なものや作成方法を解説!

「イエアメガエルの飼い方が分からない」
「イエアメガエルの特徴は何なのだろう?」
「カエルは何を食べるのだろう?」
イエアメガエルの育て方について、分からなくて困っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。他にも、どういうものを食べてどこに生息しているのか、疑問に思っている方もいるでしょう。

この記事では、イエアメガエルを育てるために必要な基礎知識やレイアウトの作り方、他にもどういう所に棲み何を食べるのか、ポイントを踏まえて紹介していきます。

この記事を読めば、イエアメガエルの飼い方や管理の仕方、レイアウトの作成方法が分かるようになるでしょう。

これからイエアメガエルを飼おうとしている方は、是非この記事をチェックしてください。

イエアメガエルはどんな生き物?



イエアメガエルとは樹上性のカエルで、別名ツリーフロッグと呼ばれています。これらの種類は水辺にいないため、乾燥に強い種類が多いことが特徴です。その中でもイエアメガエルは特に乾燥に強く、飼育難易度が低いのでペットとして大変人気があります。

また、この種類の特徴は何といってもどっしりとした体形です。年を取ると肌が茶色くなり、ユーモラスな変貌をとげます。

イエアメガエルが生息する環境・地域




イエアメガエルは、ニューギニアやオーストラリアなどの熱帯地域に生息しています。また、田舎のある民家の多い屋根裏や湿気の多い所を好み、家雨蛙とも呼ばれています。

イエアメガエルは樹上ガエルで主に木の上で生活しており、地元の方から身近な生き物として扱われるようなりました。

日本でいうところの二ホンアマガエル的な存在です。また、他の樹上ガエルは気難しく飼いにくいのですが、イエアメガエルは別で、見た目も可愛く人気があります。

イエアメガエルのためのレイアウトに必要なものと選び方



ここでは、イエアメガエルのレイアウトに必要なアイテムついて紹介します。道具の使い方や基礎知識をわかりやすく、要点を押さえながら解説するので安心してください。
  • ケージと蓋
  • 床材
  • 観葉植物
  • 流木や枝
  • ライト

ケージと蓋

イエアメガエルは樹上性の蛙なので、あまり動き回りません。そのため、ある程度の高さがあれば大丈夫でしょう。大きさの目安としては横幅45㎝、高さ30㎝で十分です。ケージは餌やりや掃除のしやすさを考慮して、前向きで通気性のいいものをおすすめします。

イエアメガエルは木に登るのが上手なので、脱走しないように蓋を閉めるなどして注意を怠らないようにすることが大切です。

床材

床材は湿度を保つために、ヤシガラマットや腐食度の高い土の上に水苔などを敷くことがおすすめです。これらの床材はバクテリアを蓄積し、糞などの有害物質を分解して飼育しやすくなります。

実際にはそこまで底床に浸透しないので、ティッシュやキッチンペーパーなどの吸水性があるものでしたら大丈夫でしょう。レイアウトを気にせず管理できます。

苔を使ったレイアウトをする場合、苔といっても種類は様々で、町中にある苔を使ったテラリウムは不向きです。他にも、高い山にある苔は底地に持っていくと枯れてしまうので注意してください。

また、自然界のテラリウムはごみや虫がついているので衛生上よくありません。もし苔を使いたいなら、テラリウム向きの苔を取り扱ったサイトや専門店のものがおすすめです。テラリウム向けに洗浄されているので安心して使えます。

観葉植物

観葉植物を使用してイエアメガエルを元気づけたり、その環境に慣れさせることも可能です。そうすることにより、居心地の良さや安らぎを与えます。できるだけ自然環境に近い、木に登れるようなものが理想的です。観葉植物はポトスがいいでしょう。

ポトスとはサトイモ科の植物で、初心者でも育てやすく耐陰性があり半日陰でも保てます。 観葉植物を置くことで自然環境に近い状態になり、イエアメガエルも安心して過ごせるでしょう。

流木や枝

イエアメガエルは植物を隠れ家にしたりはしませんが、流木や枝で生い茂った環境に生息していることが多いため設置してあげるとよいでしょう。

ビバリウムやテラリウムなど野生環境に適したレイアウトを再現できれば、イエアメガエルは元気になります。枝や木があれば登り降りも楽になる上、飼育しやすくなることでしょう。

ライト

飼育に必ず必要ではありませんが、昼夜のメリハリをつけてあげるほうがいいでしょう。鑑賞の見栄えをよくでき、観葉植物の育成にもピッタリです。明るさは、ケージの温度が上がらない程度にすることをおすすめします。

レイアウトの作成方法

ここからは、レイアウトの作成について解説していきます。レイアウトの作り方が分かれば、イエアメガエルを飼う際に役立つでしょう。

生き物に合ったレイアウトかどうかが重要になるので、最後までチェックしてください。

床材を敷く

イエアメガエルは、基本的に約70%以上の湿度が必要な生き物です。そのため、初心者であれば土壌を敷き、土壌がかぶるくらいの水を張ることをおすすめします。そうすれば、湿度70%以上は確保できるでしょう。

土壌は爬虫類用、熱帯魚用どちらでも可能です。おすすめは熱帯魚用で、ポストの水やりを忘れることがなく、土壌や水中に発生する微生物がふんを分解してくれます。これにより掃除の手間が省けるわけです。

植物や枝を配置する

樹上性のカエルなので、枝をしっかり固定していく必要があります。植物や木をレイアウトとして使用して、イエアメガエルの住みやすい環境にしましょう。

樹木は足場にして安定させるために利用して転落を防ぎ、接着剤を葉っぱと木の間に貼るのがいいでしょう。それにより足場がより安定します。また、観葉植物を置き、野生に近い環境にしてリアリティーをアップさせましょう。

苔を敷き詰める

苔は水苔を使い、そろえることによって野生に近いビバリウムやテラリウムになります。苔としておすすめなのがホソバオキナゴケです。専門サイトや専門店で購入しましょう。

こうした細かい手入れや取入れがイエアメガエルの環境づくりの手助けになり、住みやすくなるのです。また、コケは糞を浄化する作用があるので、レイアウトする際には役に立つでしょう。

レイアウトの維持方法

長く飼い続けるためには、それなりにレイアウトを作る必要があります。また、レイアウトに色々なアレンジを加えることも飼育には大切なことです。

他にも、水を適度に変えたり排泄物の処理や餌の管理などを定期的に行ったりしましょう。これらを放っておくと病気にかかってしまうことがあるので、注意してください。

また、体温を確認するため温度計を入れて体温管理も怠らないようにしましょう。しっかりしたレイアウトを作れば長生きしてくれるでしょう。

イエアメガエルの飼育の仕方



イエアメガエルは餌付けしやすく、両生類にしては環境適応力があるので初心者にはおすすめのペットです。育て方の注意点としては、木の上に生息しているので空気中の湿度管理や、かごの中を蒸さないように風通しのいい場所に置くことです。

水もできるだけ綺麗なものにして、イエアメガエルの健康をしっかりと考慮しましょう。

餌の種類と与え方

イエアメガエルは食欲旺盛な生き物で、目の前に動くものがあれば積極的にかぶりつくので餌を与えるのは比較的楽です。ピンセットなどで目の前に持っていってあげましょう。販売されている個体は野生のものが多く、昼間は完全に寝ているので食べがいのあるものがいいです。

餌は入手しやすく安全なコオロギがいいでしょう。ミルワームやピンクマウスなども食べてくれますが、タンパク質の量が多いので太りやすくなってしまいます。慣れたら人工餌を与えてみましょう。

水の与え方

水入れは、イエアメガエルが自分ではい出せる程度の高さであれば大丈夫です。溺れないよう、水を入れすぎないようにしてください。また、イエアメガエルが出した糞でアンモニア中毒になる場合があるので注意しましょう。

水入れの水は、できるだけ毎日変えてあげる必要があります。また、カエルなどの両生類は水質の変化や環境の変化に敏感なので、使う水はカルキを抜くなどして新鮮な水にしてあげてください。

最適な温度と湿度

イエアメガエルに最適な温度は25度前後、湿度は大体70%程度です。温湿度計を入れて毎日チェックしてください。夏場の熱いときは強いのですが、極度の低温には弱いので、パネル式のヒーターをゲージの側面に設置しておくことをおすすめします。

湿度に関しては、イエアメガエルは他のツリーフロッグに比べて非常に乾燥に強く、飼育が楽です。カエルの飼育には基本的に霧吹きを使いますが、この種類ならその心配もいりません。

イエアメガエルのためのレイアウトを作ろう!



イエアメガエルのためのレイアウトに必要なものと選び方について紹介してきましたが、いかがでしたか。これで、レイアウトの作成方法を分かっていただけたかと思います。

イエアメガエルにあった環境を作ることで馴染めるようになるので、飼育しやすくなり、餌の与え方や排泄物の処理の仕方が分かればすぐにでも飼うことが出来るでしょう。

他にも、ビバリウムやテラリウムを使って限りなく自然環境に近い状態ができればレイアウトはできたも同然です。後は、苔や木の枝、流木などを集めてレイアウトを作りましょう。
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