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ツノガエルの鳴き声や大きさとは?その特徴や種類などを紹介

「ツノガエルって何を食べるの?」
「どんな鳴き声をしているの?」
飼育してみたくても様々な疑問が湧き、飼育に踏み出せずにいる方はいらっしゃいませんか。

この記事ではツノガエルとはどんな生き物なのか、その種類や特徴などの基礎知識に加え、飼育するために必要なものを紹介しています。

この記事を読むことでツノガエルを飼育するために知っておくべき知識やその魅力を理解することができ、ツノガエルが意外と飼いやすいペットであることに気づくでしょう。

また飼育のために必要なおすすめ商品も紹介しているので、飼育が初めての方でもスムーズにツノガエルを迎えるための準備ができます。

「ツノガエルを飼いたいけどちゃんと飼えるか不安だな」と考えている方は、是非この記事を参考にしてみてください。

クランウェルツノガエルとベルツノガエル



ツノガエルは、クランウェルツノガエルとベルツノガエルの2種類に分けることができます。

近年ペットショップなどで見かけるツノガエルはクランウェルツノガエルが特に多く、ベルツノガエルと並んで人気のある種類です。

ここではクランウェルツノガエルの生態や特徴を紹介していきます。

クランウェルツノガエルとは



クランウェルツノガエルはアルゼンチンやブラジル、ボリビアなどに生息するツノガエルの仲間です。
大きさは8㎝~12㎝程で、メスの個体の方が大きくなる傾向があるそうです。

目の上にはツノガエルの名前の由来にもなっている突起が見られます。
ペットショップなどで見かける個体はその多くが国内で繁殖させられた「CB個体」です。

クランウェルツノガエルの特徴

クランウェルツノガエルの特徴は、その丸くてぽってりした体と体色ではないでしょうか。

体色は様々で代表的なグリーンやブラウンをはじめ、イエローやオレンジ、ホワイトなどカラーバリエーションが豊富で、思わず色々な種類をコレクションしてしまいたくなりますね。

自分好みの個体を見つけられるのもクランウェルツノガエルの魅力の1つです。

クランウェルツノガエルの鳴き声

飼育を始める前に気になるのが、やはりその鳴き声ですよね。
クランウェルツノガエルはオスしか鳴きません。加えて繁殖期と呼ばれる期間にしか鳴き声を発しません。

鳴く時間帯は夜が多く、「クワックワッ」といった鳴き声で鳴きます。
昼間や繁殖期以外の時期に鳴き声を聞くことはほとんどありませんが、何かの刺激を受けたとき鳴き声を発することが稀にあるかもしれません。

クランウェルツノガエルの魅力



ペットショップなどでクランウェルツノガエルを見かけるとケースの中でじーっとしているイメージはありませんか。
たしかにあまり動くことはありません。

しかし、飼い始めるとクランウェルツノガエルならではのユニークでかわいい姿に癒されることでしょう。
その魅力を紹介していきます。

なんでも食べる

クランウェルツノガエルは肉食のカエルです。
飼育下では主に金魚、コオロギ、人工飼料、冷凍マウスなどが餌になります。
餌をピンセットでつまみ、顔の前で少し動かせば簡単に食いついてくれます。

特に人工飼料は水を含ませたり練ったりして与えるもので、生餌に比べて断然餌やりが楽になるのでおすすめです。

可愛い穴掘り姿

野生でのクランウェルツノガエルは、土に穴を掘り潜って過ごします。
それは敵から身を隠すためや、餌となる生き物が寄ってくるのを待つためです。

飼育下でも、特に土を使った環境だとその姿を見ることができるでしょう。
上手に穴を掘ってその中にぴったり収まっている姿はとてもかわいらしいです。

クランウェルツノガエルの飼育に必要なもの

では飼育のためには何を揃えたらいいのでしょうか。

クランウェルツノガエルの飼育に広いスペースや高価なものは必要ありません。
ここでは飼育に必要なものを5つ紹介します。
  • 飼育ケース
  • 床材
  • 温度計・ヒーター
  • カルシウム剤やビタミン剤

飼育ケース

まずは飼育ケースです。
クランウェルツノガエルは、じっとしていることが多いためそこまで大きなケースは必要ありません。

水槽でもよいですし、少し大きめの虫かごでも大丈夫です。
ただしツノガエルがジャンプして飛び出さないよう、ふたのついたものを選びましょう。
ここでは高さがあり、メンテナンスのしやすいケースを紹介します。

床材

おすすめは観賞魚のろ過装置の中に使われるウールマットです。
フンや食べ残しなどの汚れが見つけやすく、必要な分だけ切って使うのでコストを抑えられます。

また専用のソイルを使えば穴を掘って潜ることができ、カエルにとって安心できる環境になります。その場合、少し深めに敷いてあげ乾燥しないよう霧吹きなどで水を含ませるようにしましょう。

温度計・ヒーター

クランウェルツノガエルの適温は22~27度ほどです。
飼育ケースの中に温度計を設置し、適温を保てているかチェックしましょう。

お部屋の環境にもよりますが、冬はパネルヒーターの設置をおすすめします。
ただし暖めすぎると危険なので、パネルヒーターは飼育ケースの底面の半分だけ敷くようにしましょう。

できれば色々な種類の餌をあげたいところですが、金魚やコオロギなどの生餌に抵抗がある方におすすめするのが、人工飼料です。

こちらの商品は水を含ませるだけですぐに与えることができ、カエルのサイズに合わせて割って調節することができます。
ぱくっと食いついてくれると嬉しくなるでしょう。

カルシウム剤やビタミン剤

爬虫類や両生類はカルシウムが不足すると骨が脆くなるため、骨折や体の変形の原因となってしまいます。
ベビー期や成長期には特に要注意です。

またそのカルシウムを吸収するためにはビタミンDの助けが必要です。
けがや病気にさせないよう、普段の餌にカルシウムやビタミンを添加する対策を講じましょう。

ベルツノガエルとは



ベルツノガエルはアルゼンチンや、ウルグアイ、ブラジルに生息するツノガエルの仲間です。
体長は10~12㎝程で、クランウェルツノガエルに比べて目の上の突起は少し小さめです。

また体は緑や茶色の体色で、赤や茶色の模様がのっています。
クランウェルツノガエルと比べて野性味を感じる体色です。

オスとメスの見分け方

ベルツノガエルの性別のわかりやすい見分け方は、「抱きダコ」の有無です。
この抱きダコとは前足の親指あたりにできる黒い突起のことで、体長がおよそ7㎝を超えてくるとはっきり見ることができます。
この抱きダコがあるのがオス、ないのがメスです。

また鳴き声を発するのはオスだけなので、それも判別方法の1つになります。

ベルツノガエルの鳴き声

鳴き声は、クランウェルツノガエルと同様「クワックワッ」や、時には「ビューッビューッ」といった声で鳴きます。

結構大きな鳴き声で、一軒家だと家じゅうに聞こえるほどです。

集合住宅などに住んでいて心配な方は、動画サイトで鳴き声や大きさなどを飼う前に確認しておくのもいいかと思います。

ベルツノガエルが鳴く時はどんな時?

春から初夏の間がカエルにとっての繁殖期にあたり、ベルツノガエルはその期間にのみ鳴き声を発します。
オスがメスを呼ぶ鳴き声のことを「メイティングコール」といいます。

どんな条件で鳴き声を発するのかはカエルにしかわかりません。
大抵夜になると鳴き始めるので、寝ようとしている時に大きな鳴き声を聞くと少し驚いてしまうかもしれませんね。

クランウェルツノガエルやベルガエルの特徴や鳴き声について知ろう

気になるツノガエルの鳴き声や特徴はわかっていただけたでしょうか。
ツノガエルは育てやすく、近年ペットとして飼育されることが多くなっています。
正しい飼育方法やその生態を学ぶことで、楽しくお世話することができ迎えたツノガエルも幸せに暮らせるでしょう。

この記事を参考に、是非自宅でツノガエルの鳴き声を楽しんでみてはいかがでしょうか。
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