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珍しいペット19選!寿命の目安や飼い方・飼う際の留意点も解説

「珍しいペットにはどんな動物がいるの?」
「珍しいペットを飼いたいけど、何を飼うか決まっていない」
「飼うときに注意することはある?」
珍しいペットを飼いたいと思っている方は、こういった不安や疑問を抱いているのではないでしょうか。

本記事では、珍しいペットにはどんな動物がいるのか、珍しいペットを飼う際の留意点、珍しいペット19選をご紹介します。

この記事を読むことで、珍しいペットを飼う時に必要な知識や、珍しいペットの種類について把握できます。本記事で得た知識をもとに、自分に合った珍しいペットを選んだり、珍しいペットを飼い始めた時に不安を持たずに飼育できるでしょう。

珍しいペットを飼いたいと思っている方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

珍しいペットにはどんな動物がいる?

珍しいペットと言っても、種類はかなり豊富です。なかでも、人気なのはフェネック、カワウソ、フェレットなどです。

フェネックは人気映画「ズートピア」のキャラクターに起用されたこともあり、注目を集めました。狐のような大きな耳が可愛らしく、飼育の手間もかからないことからフェネックを飼い始める人が増えています。

カワウソは、猫カフェや犬カフェのようにカワウソカフェが流行ったことで人気になりました。実際にカワウソカフェに行った人が、その可愛さに魅了されて自宅で飼いたいと思い、飼育し始める場合が多いようです。

フェレットは飼育しやすい手頃な大きさの体で、つぶらな瞳が可愛いと人気になりました。運動が好きな性格なので、部屋のなかを自由に動きまわれる環境が必要です。

珍しいペットを飼う際の留意点

珍しいペットを飼う際には、一般的なペットを飼うのとは違う留意点があります。ここで紹介する留意点を知っておかなければ、ペットにストレスを与えてしまったり、寿命を短くしてしまったりと様々なトラブルが起きてしまいます。

その留意点は以下の4つです。
・ペットを診てくれる病院を探しておく必要がある
・費用が高額になる場合がある
・CITES(ワシントン条約)などに違反しないか確認が必要な動物もいる

上記の留意点は、珍しいペットを飼う上で最低限知っておく必要がある知識です。ここで紹介する留意点をしっかり把握することで、珍しいペットを飼うなかで何かあった時にすぐに対応できるようになるでしょう。

また、ペットが快適に生活するためにも必要な知識なので、しっかり押さえておいてください。

ペットを診てくれる病院を探しておく必要がある

珍しいペットは、エキゾチックアニマルと呼ばれています。エキゾチックアニマルの診療や治療に対応できる病院はまだ少なく、珍しいペットを飼った際には病院探しに苦戦するでしょう。

また、エキゾチックアニマルや小動物を専門に診察してくれる動物病院は、犬や猫を診察できる一般的な動物病院と比べると、まだ未発達な部分があります。

そのため、事前にエキゾチックアニマルに対応できる病院を探しておかないと、飼っているペットの体調に異変を感じた時に、すぐに対処できない恐れがあります。

大切なペットの健康を守るためにも、珍しいペットを迎え入れてる前に、飼いたいペットの診療や治療ができる専門の病院が近くにあるか、ペットの体調について気軽に相談できる病院なのかを調べるておくことが大切です。

費用が高額になる場合がある

そもそも珍しいペットは、ペットとしての個体の流通が少ないため、個体の値段が高額な傾向にあります。

それだけでなく、珍しいペットを飼育するために飼育用品が必要な場合、飼育環境を整えるための費用もかかります。珍しいペットは一般的なペットと比べて、飼育用品が高額になる場合が多いです。

個体を迎え入れる際の費用を抑えるのに、その動物を扱っているブリーダーから購入することで、ペットショップや個体を取り扱っているお店の相場料金よりも安く入手することも可能です。

ただし、この時にブリーダー選びをしっかり行わないと、悪徳ブリーダーから購入してしまった場合、個体が弱っていて病気に弱く、寿命が短くなってしまう可能性もあるため注意が必要です。

飼育の方法が確立されていない場合がある

珍しいペットの多くは、海外から輸入されています。そのため、まだ日本国内ではなじみがない動物も多いのです。そして、その珍しいペットを飼育している人自体が少ないため。正しい飼育方法が確立されていないのが現状です。

実際に珍しいペットを飼っている人の間でも、ネットで他に同じ動物を飼育している人が発信している情報を調べて手探りで飼育していたり、曖昧な方法で飼育しているケースも少なくありません。

そのため、珍しいペットを飼う上で重要になるのが、飼い主の責任感ある行動です。餌やりを忘れたり、必要なスキンシップを忘れてしまったりしてしまうと、ペットの体調に悪影響を与えてしまいます。

そのため、飼い主としての責任感を持って、しっかりペットの様子を気にかけてあげましょう。

CITES(ワシントン条約)などに違反しないか確認が必要な動物もいる

CITES(ワシントン条約)とは、野生動植物の一定の種が過度に国際取引に利用されないように、種を保護するために定められた条約です。

珍しいペットの飼育を検討する際には、必ずCITES(ワシントン条約)の規制対象の動物であるかを調べましょう。

もし、規制対象の動物であった場合は、動物の輸出元の国が発行するCITES輸出許可書(再輸出証明書)が必要になるため、輸出元の国にそれらの書類を発行できるか輸出者に確認しなければなりません。

事前のリサーチ不足によって、CITES(ワシントン条約)に違反した場合でも罰則の対象になるので注意が必要です。違反した場合は、罰金または懲役の罰則を受けることになります。

【小動物~大型まで】珍しいペット19選

ここからは、小動物から大型の動物まで、珍しいペット19選をそれぞれご紹介します。こちらでご紹介する動物は以下の19種類です。

19種類の特徴をそれぞれ詳しく解説しますので、特徴を理解して自分の好みやライフスタイルに合った動物を選んでください。どの動物も個性的なので、特徴を知るだけでも楽しいでしょう。

1:プレーリードッグ

野生のプレーリードッグは、大きな巣穴を作って複数の家族が集まって集団生活をして暮らしています。仲間同士で挨拶をし合ったり餌を分け与え合ったりなど、とても社会性がある動物です。

集団で生活する習性を持っているため、仲間想いな反面、寂しがり屋でもあります。プレーリードッグを幼いうちから飼い始める場合、はじめは臆病で警戒心を持ちますが、次第に飼い主に懐き始めます。

飼い主の顔も覚えてくれる上に、慣れれば飼い主の手から直接餌を食べてくれるようにもなります。そのためには、飼い始めてから積極的にスキンシップをとることが必要です。

そうすることでプレーリードッグが早く人間に慣れてくれるので、飼育しやすくなるだけでなく、よく懐くようになるのでますます愛着が湧くでしょう。

2:ミーアキャット

ミーアキャットの特徴は、小さい体で立ち上がって辺りを見渡す動作です。ミーアキャットは昼行性で、野生では日の出に合わせて巣穴から出て、日没に巣穴に戻るという規則正しい生活をしています。

とても寂しがり屋で人懐っこい性格をしているため、飼育する際にも飼い主によく懐きます。本来、群れを作って集団生活をしていることもあって協調性がありますが、警戒心が強いため飼い主になれるまでは多少時間がかかるでしょう。

一方で、「サバンナのギャング」とも呼ばれており、気性が荒い一面を持っています。そのため、飼育する際には小さくて可愛い見た目であっても、あくまで野生動物であるということを忘れずに接することが重要です。

3:フェレット

フェレットの体の大きさは、種類によって多少の差はあるものの小さめです。そのため、小さいスペースで飼育が可能なので、自宅で飼いやすいペットと言えるでしょう。

また、犬や猫と比較しても泣き声が小さいので、アパートやマンションなどペット可の賃貸でも飼育しやすく、1人暮らしの人でも飼いやすくおすすめです。

ペットを飼う際に匂いを気にする方も多いですが、フェレットの場合、元々は臭腺と呼ばれる匂いを発する器官があるために独特の匂いがありますが、日本に輸入されているフェレットは臭腺の除去手術を受けている場合がほとんどなので、匂いの心配はありません。

また、フェレットは綺麗好きな動物なのでトイレトレーニングがしやすい個体が多いです。

4:デグー

デグーはとても活発な動物で、常に元気でよく飛び回る姿が見られます。砂浴びをする習性があるので、綺麗な毛並みを維持するためにも砂浴び用の必要道具を準備してあげましょう。

デグーの大きな特徴である長いしっぽは、事故によって切れてしまうことも多いため、しっぽが適切な長さであるか、先端が毛でフサフサしているかなどを毎日確認することが大切です。

デグーを迎え入れる際、生後すぐの小さな個体は見た目は可愛いですが、環境適応能力が低いため体調を崩しやすいため、初めてデグーを飼う人にとっては扱いにくいでしょう。そのため、安定期を過ぎた年齢のデグーを選ぶことをおすすめします。

また、多頭飼いをしたい場合は相性が大切なので、喧嘩をする様子が見られたらすぐにケージを分けましょう。

5:ミニブタ

ミニブタは近頃、珍しいペットとして人気が高い動物です。甘えん坊な性格と、とてもマイペースな性格から、自分の子供のように愛着抱く方も多いようです。

本来、ミニブタは群れを作って生活をしており、お互いをランク付けする習性があります。飼育する場合、たとえ相手が飼い主であったとしても、自分より格下だと認識した場合は攻撃的な一面を見せる場合があります。

また、自分より格上の相手からでも、指示を出されることが好きな性格ではないようです。そのため、飼育する際にはミニブタから格下だと認識されない接し方をするのが重要です。

ミニブタを飼育する際は、犬のように日常的に散歩に連れて行く必要があります。屋内での飼育では、どうしても運動不足になってしまうため、怠らずに散歩に連れて行ってあげましょう。

6:ハリネズミ

ハリネズミはしつけが難しい動物だと言われています。警戒心が強く、緊張しやすい性格をしているので、すぐ針を立てたり噛んだりします。

そんなハリネズミと信頼を深めるコツは、ハリネズミのストレスになる原因を減らしてあげることです。静かな環境を作り、根気強く飼い主の匂いに慣れさせる必要があります。

トゲトゲな針を持っているのが特徴のハリネズミですが、ハリネズミが針を立てるのは警戒している時だけです。リラックスしている時には針が寝ているため、針が生えている方向になぞって撫でれば痛くありません。

また、ハリネズミは匂いや味にとても敏感です。初めて嗅ぐ物や食べる物を前にすると、匂いを嗅いで少し舐めた後、口内で唾液の泡を作って体にその泡を塗ります。この「アンティング」と呼ばれる行動をする理由は、未だ解明されていません。

7:モモンガ

モモンガは野生では、木の上の薄暗い環境で暮らしています。警戒心が強く、騒音など大きな音が苦手です。夜行性のため、日中のほとんどを寝て過ごします。そのため、食事や運動は夕方から夜にしてあげましょう。

野生では木の高い場所で暮らしているため、モモンガ用のケージを設置する際には、ケージのなかにステージを用意して、高い位置に餌を置いてあげましょう。こうすることで、野生の環境と似た上下運動ができます。

警戒心が強いモモンガですが社交性は高く、野生では群れをなしてコミュニケーションをとりながら暮らしています。そのため、単独で飼育するとストレスを感じてしまう場合もあるため、他のモモンガと多頭飼いするのがおすすめです。

8:チンチラ

チンチラは飼い主に懐きやすく、人懐っこい性格をしています。甘えん坊な上に、匂いがほとんどなく、丈夫で病気にも強いため飼いやすい動物です。夜行性で運動能力が高く手も器用なので、餌を手に持って食べる可愛らしい姿も見られます。

本来、野生のチンチラは南アフリカ、アンデスのかなり標高の高い場所に生息しています。そこはとても涼しい地域なので、チンチラは暑さに弱いのです。

そのため、日本の梅雨から夏にかけての気温は、チンチラにとってはとても過ごしづらく感じてしまいます。快適にその時期を過ごさせてあげるためにも、エアコンなどの空調で室内の温度調整を徹底して、涼しい環境を作ってあげましょう。

9:フェネック

フェネックは黒い大きな耳、フサフサとしているしっぽ、大きな耳が特徴的で可愛らしい動物です。特に耳が特徴的で、この大きな耳は体の熱を発散させたり、獲物が発する小さな物音を聞き分けたりできます。

フェネックはイヌ科の動物なので、与える餌はドッグフードで問題ありません。また、猫と同じくタウリンの摂取も必要なので、キャットフードを与えている人も多いようです。それと同時に、野菜や果物を与える必要があります。

野菜や果物から水分を摂取しますが、食べさせる量によって摂取できる水分の量も変わってくるので、給水ボトルなどを設置しておくのが無難でしょう。

また、犬と同じくネギやニラ、ニンニク、チョコレートなどは与えてはいけません。

10:スローロリス

スローロリスは、臆病でおとなしい性格をしています。鳴き声もほとんどなく静かな動物なため、近所迷惑にもなりにくいのでペット可の賃貸でも飼いやすい動物です。

しかし、とてもデリケートな動物なため、飼育する際は大きな音で驚かせたり、環境を急激に変化させたりしないように気を配りましょう。

スローロリスは「種の保存法」に指定されている動物のため、個体の価格が高額です。また流通も少ないため、国内で繁殖された個体を購入するか、里親として譲渡という形で購入するしか迎え入れる方法がありません。

数少ないですがスローロリスを取り扱っている専門店もありますが、人気が高いために入荷待ちで長期間待つことを覚悟しましょう。

11:アンゴラウサギ

アンゴラウサギは中型のウサギで体毛にボリュームがあるため、体が大きく見えるのが特徴です。その毛をカットすると、フワフワのぬいぐるみのような姿になるのが可愛くて人気です。

おとなしく穏やかで人懐っこい個体が多いと言われていますが、性別によって微妙に性格が異なります。オスは穏やかな性格で懐きやすく、メスは気が強い傾向にあると言われています。ただし、性格は個体によっても差があるので、一概に断言はできません。

また、オスは縄張り意識が強く、ケージの外に出すとおしっこをしてマーキングしてしまうこともあります。また、メスは妊娠すると気性が荒くなることがあるので、時と場合に応じて対応しましょう。

12:カワウソ

カワウソは主に東南アジアに生息しています。水に浮くために皮膚が分厚くなっていて、胴体が細長いのは水の抵抗を受けにくくするためです。長いしっぽは舵をとる役目をしています。背中は灰褐色やグレーで、喉、首回りは白色をしています。

近頃、カワウソはペットとして人気が高まっていますが、CITES(ワシントン条約)によって輸入できないため、国内で繁殖された個体しか購入できません。それもあって、個体はかなり高額です。

飼育を始める際には、ケージ、水浴び用の容器、おもちゃ、トイレなど準備するものが多いため、個体を購入する費用や飼育用品の費用など、かなり費用がかさむ動物でもあります。

食事はキャットフードやフェレット用のフードを主食に、副食として新鮮な魚や貝類を与えましょう。

13:シマリス

シマリスは、海外から輸入された個体がペットとして販売されています。国内でも専門のブリーダーはいますが、犬や猫ほど多くはありません。背中に濃い茶色の縞模様があるのが特徴で、細い毛のフワフワなしっぽが可愛く人気の動物です。

性格はかなり個体差があり、内気で臆病な個体からやんちゃでいたずら好き、陽気な人懐っこい個体など、様々な性格のシマリスがいます。飼っている個体がどういう性格をしているのか知っていれば、飼育する上で注意するポイントが見つけやすいでしょう。

いたずら好きな性格をしている個体の場合、好奇心からとにかく元気いっぱい動き回るため、ケージから脱走しないよう注意が必要です。

脱走した際には、部屋のなかには危険が沢山あるので、ケージのロックが緩まないように対策しましょう。

14:ワラビー

ワラビーはカンガルーの一種で、見た目は小さいカンガルーそのものです。草食動物で、小松菜、りんご、みかん、青草など野菜や果物、牧草を主食としています。

性格は好奇心旺盛でありとあらゆるものに興味を示します。目についたものをなんでも食べようとするので、飼育する際には食べたらいけないものはワラビーの目につかないところに置くようにしましょう。

ワラビーはペットとして飼育することは可能ですが、ワンルームのマンションなど狭い家で飼育するのは現実的ではありません。また、ワラビーの診察ができる病院を見つけるのは、なかなか難しいので、飼育するにはかなりの覚悟が必要になります。

迎え入れる前にかかりつけにできる病院を見つけ、広い家と十分な飼育環境を整えることが必須条件です。

15:エボシカメレオン

エボシカメレオンは他のカメレオンと比べても人気が高く、飼育が簡単なことからもカメレオンを飼ったことがない人でも、手を出しやすいのが特徴です。

アラビア半島が原産で、頭頂部に烏帽子を被ったような尖りがあります。カメレオンなので当然、体色の変化も見られます。基本的には緑色ですが、黄色、グレー、オレンジ色の模様が出ます。体色の変化はカメレオンの気分次第だと言われています。

体長や気分によって体色が変わるので、怒っている、怖がっている、楽しんでいるなど、カメレオンの感情を体色で分かるのが、飼育する上での楽しみになるでしょう。

飼育は簡単なものの、温度管理が必要なので保温器具を設置して、常にケージ内が25℃前後になるようにしましょう。

16:ヒョウモンリクガメ

ヒョウモンリクガメは甲羅のヒョウモン柄が美しいリクガメの一種です。体が大きく動物園でも見られる亀ですが、環境さえ整えられれば自宅で飼育することも可能です。

飼育の際にはかなり大きなケージが必要になります。成体になると特注しなければならないほど大きなケージが必要になるので、部屋のなかで放し飼いするのがおすすめです。

ケージで飼育するには適切な床材を用意する必要があり、ヒョウモンリクガメの床材にはヤシガラマット、砂漠砂が適しています。床材が必要な理由は、踏ん張りをきかせるためです。滑りやすい状態で飼育していると、足腰を悪くしてしまいます。

特に放し飼いでフローリングの部屋で飼育する場合は、足腰に異変が起きていないか注意して観察しましょう。

17:ウーパールーパー

ウーパールーパーはメキシコ原産の両生類で、サンショウウオの仲間です。ピンク色の体色をしたウーパールーパーが広く知られていますが、本来、野生のウーパールーパーは黒い体色をしています。

ウーパールーパーの大きな特徴である顔の両サイドにあるヒラヒラは、呼吸のための器官で「がいさい」と言い、魚のエラと同じ働きをしています。

体色には種類があり、ピンク色に黒い目をしている個体はリューシスティック、体が白みがかった薄ピンク色で目が赤い個体はアルビノ、黒い体色のブラック、黄色い体色のゴールデンなど体色や見た目の特徴は様々です。

ウーパールーパーは肉食が中心の雑食で、野生では小魚や虫などを食べますが、飼育する場合はイトミミズや赤虫、水に沈むタイプの人口餌を与えます。

18:アオダイショウ

アオダイショウは大型の蛇で、緑色系の体色の個体が日本国内に広く生息しています。脱皮前は背中に黒い縞模様がはっきりと入っていますが、脱皮すると縞模様が曖昧になるのが特徴です。

体が大きく、蛇が苦手な人からすと怖く感じるかもしれませんが、毒は持っていません。しかし、ちょっかいをかけたりいたずらをしたりすると、身を守ろうと攻撃的な行動をとる場合があります。

また、噛まれても毒はありませんが、野生の場合は細菌やウイルスに感染する恐れがあるので注意しましょう。

基本的に性格が大人しいため飼育が簡単で、繁殖も簡単に行えるのでペットとして人気があります。アオダイショウは日本の固有種ですが、海外の愛好家からの支持も厚く、「クシナリラットスネーク」と呼ばれて愛されています。

19:ボールパイソン

ボールパイソンはその綺麗な見た目から、華麗なニシキヘビという意味の「python regius」という学名が付けられています。美しい縞模様が魅力的でペットとして人気が高い蛇です。

性格はおとなしく飼育も簡単なため、蛇愛好家のなかではニシキヘビを初めて飼う人にぴったりの入門種として知られています。

ボールパイソンは様々な体色の個体がいるので、魅力を感じる見た目の個体を選びましょう。毒もなく気性も荒くないので、触れ合いやすい蛇です。見た目は威厳がありますが、普段は木陰や草むらに隠れています。

日本国内で繁殖された個体は、ペットとして飼育される環境になれていますが、ボールパイソンは環境の変化に敏感なため、ストレスで拒食症になる場合もあるので注意しましょう。

珍しいペットの例や飼う際に気をつけることを知っておこう

珍しいペットを飼うことに魅力を感じる方は多いでしょう。しかし、犬や猫のような一般的なペットとは違った留意点も多いので、動物を迎え入れる前に知識を得ておくことが大切です。

動物の種類によっては飼育が難しかったり、しっかり環境を整えなければならなかったりと、難しい面もあります。そのため、自身のライフスタイルのなかで、無理なく飼育できる動物を選ぶことが重要です。

珍しいペットを飼いたい人は正しい知識を身につけて、責任感と愛情を持って動物を迎え入れましょう。
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