インコの種類一覧｜しゃべる/話す/性格/賢い/値段

ペットの代名詞と言えば、猫や犬が鉄板です。しかし、多様化が進むペット業界。エキゾチックアニマルも注目されています。その中でもインコが注目されています。犬や猫がSNSで注目されているように、インコもSNSで注目されています。猫ブームの陰に、着実にインコブームがおきています。

インコは感情豊かで、信頼を得ると飼い主に甘えてきます。また、賢いのですが犬のように飼い主に従順とは言えません。しかし、寿命も長いので生涯の良きパートナーとなります。

種類も豊富でインコの種類ごとに特徴があります。大きさや、色、声の大きさ。寿命といったいろんな側面からインコの個性を見ることができます。

インコの他にオウムも言葉をしゃべったりとインコと同じような特徴があります。何が異なるのでしょうか。

インコとオウムの違いとして鳥として分類される科が違います。インコはオウム目インコ科。オウムはオウム目オウム科です。素人にとっては何を見て、インコとオウムを見分ければいいのかわかりませんが、学術的な分類は「科」が違うということは重要なことになります。

このインコとオウムを分類しているのが、国際鳥類学会という組織が分類しています。インコとオウムは素人目にとっては外見や特徴が似ており、種類分けができません。しかし、遺伝子を調べてみると、外見が良く似ていても先祖が全く違う種類だったということが起こっています。

よって、インコがオウムだったりとすることもあります。今回はインコの種類となっていますが、学術的にはオウムというものもいますので、ご了承願います。

インコもオウムも愛らしく、感情豊かで誰にでも懐くのですが、性質上やはり違いもあります。そして、全てには当てはまりませんが、インコとオウムの種類を外見上で区別することは可能です。インコとオウムの種類分けの参考になる、外見上の違いをいくつかしょうかいします。

インコとオウムは大きさが異なる点が外見上の特徴となります。これは個体差があるので、一概には言えませんが参考程度に覚えておいても損はないでしょう。

結論からいって、インコが小さく、オウムが大きいです。種類別に分ける大きさの基準として、カラスよりもどっしリとして大きければ、オウムと言われています。細かな基準として、オウムは体長30㎝から60㎝、インコは15㎝から40㎝と大きさで分類されています。インコは指や肩に乗れる大きさという印象がありますが、インコの種類によっては、大型インコと呼ばれているものもいます。

インコの特徴として挙げられるのが、カラフルな羽の色です。その一方で、オウムはインコと比べて単純な色をしています。よく聞くのが、キバタンといった白色オウムです。大型のオウムとして有名なタイハクオウムも白色オウムです。オウムは単色か地味な羽色がほとんどで、インコよりカラフルとは言えない感じがします。

その一方でインコはカラフルな種類が多いです。身近なインコであるセキセイインコを見ればわかりますが、色とりどりの種類がいてとてもカラフルです。

インコとオウムの区別しやすい特徴として、冠羽があることがあげられます。冠羽(かんう)と呼び、頭のトサカのことです。これはインコにはなく、オウムにあります。これにももちろん例外があります。ペットでのオカメインコですが、インコと呼ばれていますが、冠羽があるのでオウムです。

しかも、オカメインコは冠羽があるにもかかわらず、カラフルで小型です。オウムなのにインコの特徴を兼ねています。このように、外見からインコとオウムを種類分けするのは、困難なことでしょう。

インコとオウムは能力に差があります。この能力というのは、話す能力です。インコはよく人間の言葉を覚えますが、オウムはあまり話さないと言われています。オウムはインコに比べて話す能力が劣っているというよりも、習性が異なります。

インコは単独で生活をしますが、オウムは群れで生活をしている種類の鳥です。この違いがしゃべる能力に差を出しました。このしゃべる能力というのは、個体差が大きく、インコでもあまりしゃべらないものもいれば、オウムでもおしゃべりなものもいます。

インコとオウムは外見から種類分けができると書きましたが、体の中身が全く違います。オウムには胆嚢があり、胃の中に入った食べ物の消化を助ける担汁を蓄えることができます。インコは胆嚢がなく、肝臓から直接胆汁が分泌されるようになっています。

これは何を意味するかと言いますと、排泄の回数です。胆嚢を持っているオウムは消化能力が高いため、排泄回数はインコよりも少ないです。また、インコは排泄と卵を産む器官が同じで、オウムは別々です。

インコとオウムの体の特徴を把握しておけば、病気やケガの対応、しつけといったことにも応用できます。また、食べるものの種類も把握できます。オウムは雑食の傾向がありますが、インコは果物を好む傾向があります。しかし、種類によって食べるものは異なります。

インコとオウムの違いについてざっと説明したところで、インコの種類について説明します。先にも書きましたが、インコはオウム目インコ科に属し、約330種類います。その一方でオウム科のオウムは21種類と、インコの方が圧倒的に種類が多いです。

また、インコは太古からコンパニオンバード、愛玩鳥として人類に親しまれてきました。よって、ペットとしての歴史は長いです。長年人類と親しんできたインコですが、種類の中には、現代の住環境では手に負えない種類のインコもいます。

次はインコの特徴別に、インコの種類を紹介していきます。今回はインコに限定せず、オウムも紹介するのでご理解ください。

インコはしゃべるのが、オウムと比べて得意だと紹介しました。気になるのは、なぜ、彼らはしゃべることができるのかという点です。元々、インコやオウムは話したり、しゃべったりすることに適した体をしています。

しゃべることに適した体とは、発達した分厚い舌が比較的自由に動かせる能力と、喉の構造のことです。インコやオウムは喉の構造がとても人間と似ています。この体の特徴がインコの大きな特徴である「人の言葉をしゃべる」ということを可能にしています。

また、一般的にオスがおしゃべりが得意で、メスはそれほどしゃべらないと言われています。

一方的にしゃべっている印象を受けるインコやオウムですが、飼い主さんの立場からすると会話をしているといいます。一方的に話すのではなく、インコたちが言葉を選んで話していると。これを可能にしているのは、野生のインコやオウムは群れ生活しています。そしてインコは一夫一婦で番を持ち、インコはオウムよりも単独生活を好む種類だと言われています。

インコは番と話すことでコミュニケーションを取っています。その習性を利用し飼い主と話しが成り立っています。例えば、飼い主さんが「おはよう」と言うと、それを覚え「おはよう」と返すようになります。それを喜んだ飼い主を見て、インコは言葉を学習していきます。

おしゃべりの得意で身近なインコというと、断然セキセイインコです。小型インコの種類の中では断トツのおしゃべりです。感情も豊かで、仕草もかわいく飼いやすい種類のインコです。

オーストラリア大陸原産のインコで、カラフルな種類が多いインコです。また、大きさも雀を大きくしたぐらいで、鳴き声も小さいのでマンションやアパートといった集合住宅でも飼えます。

あまりピックアップされませんが、セキセイインコは最も身近なインコです。おしゃべり能力も高く、インコの中では珍しく長文をしゃべることができます。基本的におしゃべりするのは雄で、雌はあまりしゃべりません。

おしゃべりをさせたかったら、生後4か月ぐらいから覚えさせた方が良いと言われています。他にも複数よりも単独で飼った方がよく言葉を覚える傾向があります。

また、セキセイインコはインコの中でも品種の多い種類のインコで、色や柄はもちろん、巻き毛や大きいものといった変わった品種が生まれています。

基本は5年～7年で、飼育によっては12年～15年と言われています。インコは長寿と言われていますが、セキセイインコは小型で比較的か弱いインコです。気温の変化に敏感で、秋や春といった気温が安定している時期に生まれた雛は丈夫だと言われています。

身近なインコということもあり、ペットショップ以外にもホームセンターでもセキセイインコは購入できます。愛好家も多く、繁殖も盛んに行われているので、流通も安定しています。よって、雛なら2000円～3000円、しつけされた手乗りは6000円ほどです。セキセイインコは品種が多い種類のインコなので、品種によっても値段が変わります。

ビジュアルはまるで幸せの青い鳥。瑠璃とあるように、胴体から頭にかけて爽やかな青い色で翼部分が白みがかった灰色をしていて、つぶらな黒い目をしています。色については品種改良が進んでいる種類のインコなので、ブルー以外にもグリーンなどがあります。

何といっても、小さいのが特徴です。体長が12㎝～13㎝、体重は30ｇほど。指の長い人の中指ほどの大きさで、そう思うとかなり小さいことがわかります。それもそのはず、ペットとして飼われているインコの中で最小と言われています。

おしゃべりが得意と言われていますが、活舌がいいとは言えず、ちょっと聞き取りづらいです。また、長文も同じ小型インコのセキセイインコのように得意ではありません。でも、鳴き声は小さいのに、おしゃべりができるのは大変魅力的です。

ちっこくてつぶらな瞳がかわいいマメルリハ。その性格はかなりマイペース。そして甘えん坊です。しかもかなり活発です。お腹が空いたらご飯を食べて、気が向いたら遊んで、眠くなったら寝るという、鳥なのに猫のような側面があります。

その一方で、攻撃的な一面もあり複数飼いをしている場合は相性に注意を払う必要があります。マメルリハは感情が豊かで、表れやすい種類のインコなので、機嫌が悪ければそっとしておきましょう。マメルリハのペースに合わせてあげることが一番です。

寿命は15年～20年ほど。最小インコにもかかわらずかなりの長生きです。しっかりと管理すればもっと長生きする可能性があります。

大体1万円～3万円が一般的な価格です。マメルリハは従来のペットショップではなく、コンパニオンバードといった種類の、鳥類専門店で取り扱っています。

いつかは飼ってみたい憧れの大型インコと言えば、ヨウムです。大きな黒い嘴と全体灰色の羽、尻尾が赤いことが特徴的です。漢字で洋鵡と書きます。その漢字や語感からオウムのようですが、冠羽がないのでインコの種類です。ヨウムが愛好家に憧れる背景として、ずば抜けて頭がいいということです。

よって、インコやオウムといった種類の中で、最もよくしゃべるのがヨウムです。しゃべると言うか、会話が成立します。ヨウムは言葉の意味を理解し、的確に人間とコミュニケーションを取ることができます。数が数えられることはもちろん、簡単な計算も訓練次第で可能です。パズルとか知育玩具で遊ばせると喜びます。

最も有名なヨウムのアレックス君は、2歳の感情に5歳児の知能があったと言われています。

ヨウムは三白眼で決してかわいいとは言えない面構えですが、信頼関係を築くと頭をなでなでして。かきかきしてと甘えてきます。声をかければ応えてくれるので、甘える仕草やその賢さにメロメロになるでしょう。

しかし、頭がいいのでかなり神経質です。環境の変化に敏感でストレスを感じると、毛引きを行う傾向があります。また、ヨウムには生涯に2度の反抗期があると言われ、最初の反抗期は2歳前後に迎える子が多いと言われています。ヨウムというのは人間と変わらない、感情があると思った方がいいでしょう。

ヨウムの平均寿命は50年と言われています。これは平均寿命なので、それ以上もあり得ます。よって、迎えることになる場合は家族や生涯のパートナーを迎え入れる覚悟をしましょう。

1年か2年ほど前のヨウムの取引価格は安くて20万円、高くても50万円で平均価格は30万円でした。しかし、ヨウムはその賢さから太古からペットとして需要があり、世界でものインコの種類です。よって、密猟や密輸が問題になっています。

2016年のワシントン条約の条約国会議で、ヨウムの国際的な取引が大幅に制限され、国内のブリードや譲渡も登録が必要となりました。これにより今まで以上に価格の高騰が懸念されています。

ピンク色の鳥と言えば、フラミンゴです。フラミンゴがピンク色の理由は、餌にカロチノイド色素が含まれているからだと言われています。インコにもピンク色をした種類がいくつかあります。インコの種類には品種改良も進んでいるので、従来の色以外にもピンク色のインコが誕生する可能性もあります。

セキセイインコよりも一回り大きいアキクサインコという種類のインコは、ピンク色の羽が大きな特徴です。原種はくすんだピンク色と灰褐色ですが、最近品種改良が進み、鮮やかなピンク色の羽をもつ種類のアキクサインコが誕生して話題となりました。

原産国はオーストラリア大陸の西から東にかけての内陸部で、10羽ほどの群れで生活しています。野生の個体数は年々減少傾向ですが、繁殖は盛んに行われている種類のインコです。

ピンク色が大きな特徴のアキクサインコですが、いくつか色に種類があります。ローズ、ファロー、ルビノー、ルチノー等があります。種類によって微妙に色も異なり、の種類はルビノーと言われていて、この種類は淡いピンク色で羽の先が黄色がかっています。

体毛の色というのは、捕食する際の保護色の役割があります。アキクサインコは夕暮れに餌を探すのですが、その際にピンク色の羽は夕日に紛れることができると考えられています。

インコと会話を楽しみたい人にはアキクサインコは物足りないと思うでしょう。結論から言ってこのインコはあまりしゃべりません。群れで生活する種類のインコなので、協調性もあるので他のインコとも飼育可能ですが、攻撃的なインコは避けてください。

アキクサインコは温和な性格なので、気性が荒い種類のインコと一緒にしてしまうと、攻撃されてしまいます。また、しゃべるのは苦手ですが、鳴き声が美しく、野生では夕方から活動をするので、集合住宅に住む一人暮らしの人向けの種類のインコです。

そして、穏やかで飼い主に従順だと言われているアキクサインコですが、あまり触られたりするのが苦手です。飼い主さんの指や肩に止まって、ゆっくりするのが好きな種類のインコです。

寿命は8年から15年と言われ、これは平均的な小型インコの寿命です。しかし、飼育下では15年以上生きた例もあると言われています。

アキクサインコの値段は種類によって差があり、ノーマルは1万5000円~2万円。色が変わっている種類は2万円～。これは、流通状況によって左右されます。野生では減少傾向の種類のインコですが、先に繁殖が盛んだと書いたように、10年ほど前に比べて3割ほど値段が下がっていると言われています。

モモイロインコはインコと呼ばれていますが、オウム科に分類されているので、オウムです。胸から胴体にかけて鮮やかなピンク、背中や冠羽は灰色でなかなかおしゃれです。かなり大きなオウムで、体長が35㎝ほどありオスの方が大きいです。

原産国はオーストラリア大陸。大陸のほぼ全域に分布し、固有種です。オウム特有の特徴として、雄たけびがあります。モモイロインコは雄たけびが白色オウムと比べて小さいと言われていますが、大きいことには変わりません。なので、防音対策が必要になります。あまり集合住宅にはできません。

大型インコやオウムの嘴は大きく、かむ力があります。大きな種類のインコやオウムが本気を出して噛みついてきたら、指ぐらい噛みちぎられます。その一方で、モモイロインコは噛む力がオウムの中では弱いと言われていますが、オウム限定の話なので、かまれれば血が出ますし普通に痛いです。

また、広いオーストラリア大陸全域に分布しているオウムでもあるので、環境適応能力が高く、寒さ、暑さ、乾燥にも耐えれる体の構造をしています。

とにかくモモイロインコは人懐っこく、初対面でもスキンシップを試みてきます。撫でられるのが大好きで、スキンシップが大好きで常に構ってあげる必要があります。飼い主さんのっ気を引くために、大声を出すこともあります。

よって、毎日のコミュニケーションとスキンシップ、一定時間は放鳥しましょう。モモイロインコは群れで生活し、一度番を見つけると一生同じ番なので、本当に一生のパートナーとなります。

大型インコやオウムといった種類の鳥は長寿です。モモイロインコも長寿で40年以上生きます。40年以上ということは、飼育環境が良ければかなり長生きしますので、自分の寿命も考えて飼いましょう。

モモイロインコの値段は一般的に30万円～45万円ほどです。しかし、これは一つの目安です。生後1年前後が最も値段が高いのですが、国内ブリーディングや輸入によっても値段が前後します。雛で状態がよければ50万近いものもあります。

美しいパステルピンクが胸からお腹に広がるクルマサカオウムは、世界でも美しいと有名なオウムです。冠羽が開いたときに、横から見ると車輪のような模様があるのが特徴です。大きさは白色オウムのキバタンを小柄にした程度といわれ、具体的には体長40㎝、体重400gです。

原産国はオーストラリア大陸です。ピンク色が特徴のオウム目はオーストラリア大陸に集まっている気がします。小さな群れと番で行動しています。

オウムなので、雄たけびをあげます。しかも、明け方と日没いう迷惑な時間帯です。しかし、それほど大きくはないと言われていますが、「オウム目の中で」という条件付きなので、当然大きい声で鳴くとこには変わりはないです。

また、厄介なことに強靭な嘴を持っている種類のオウムで、鳥かごや止まり木は丈夫なものを用意しましょう。ある意味、それらは消耗品だと認識してください。

オウム類はべったりと人になつく甘えん坊が多いのですが、この種類のオウムは人間に対して、あまりなつきません。幼いころは他の種類のオウムと同じようになつくのですが、2歳辺りの成鳥を向かえるとクルマサカオウム側から親離れしていきます。なつきにくい種類のオウムなので、日々のスキンシップが重要となります。

また、神経質で攻撃的な種類のオウムで、相性がいい鳥でないと攻撃します。これは同種のクルマサカオウムでも行います。野性下でもよっぽど良い相性でなければ番にならないため、繁殖が大変難しく無理に繁殖をすると、雄が雌の嘴をたたき割ることもあると言われています。

このような種類のオウムなので、無理にスキンシップをしたりすると襲われます。なので、根気よくコミュニケーションを図りましょう。

クルマサカオウムは一際長寿と言われているオウムです。寿命は40年以上と言われ、それならモモイロインコや他の大型インコやオウムと変わらない印象があります。しかし、クルマサカオウムの記録には83歳で他界した「クッキー」がいます。よって、努力次第では40年以上は生きる種類のオウムです。

先に書いたように、クルマサカオウムは相性が良くないと攻撃してくるような気性の荒い種類のオウムで、繁殖がかなり難しいです。欧米でのが高く、日本であまり流通していないことから、100万超えることもおかしくないです。

大型インコやオウムといった種類の中には、長生きするものが多く中には人間と同じぐらい長生きします。飼育下ではそれ以上長生きした例もあるほどです。長生きする種類として、大型インコが長生きする傾向がありますが、中型インコにも長生きをする種類もいます。

The インコ・オウムといったビジュアルのコンゴウインコ。ベニコンゴウインコやルリコンゴウインコは映画やテレビといったメディアによく登場するので、馴染み深いと言えば馴染みある種類のインコです。

コンゴウインコは種類が多く、いろんな色の種類のコンゴウインコがいます。かなり大型のインコで大きさの詳細は80㎝～90㎝、体重は1000ｇは越えます。頼りない小鳥と違い、堂々とした立ち振る舞いは迫力があり恐竜みたいです。

コンゴウインコはその大きさと迫力から想像もできないほど、飼い主の心境をくみ取ることができる繊細で好奇心旺盛の賢いインコです。人の声や物まねが得意で、飼い主さんと信頼関係ができると、いじらしいほど愛情表現をしてくれます。野生では一夫一妻制で番は生涯連れ添います。飼育になるとその番が飼い主になるので、その信頼関係を一生続くように努めてください。

注目の寿命ですが、一時は100年以上生きると言われていました。英国の政治家チャーチルが飼っていたインコはコンゴウインコで、今でも生きていると言われています。年齢は100歳以上で、詳細は定かではないのですが、インコ好きの間では死んだ噂は聞かないというので、あながち嘘ではないのでしょう。

しかし、コンゴウインコが100年以上生きるのは、人間と同じくよっぽどのことで、大体平均寿命は50年と言われています。健康管理を徹底すればかなり長生きする種類のインコには変わりはないです。

コンゴウインコは種類によって絶滅が懸念されているインコです。絶滅の背景には急激な森林伐採とペットとしての不正取引で、つまり人間が原因です。よって、値段も高額傾向にあり、50万～100万円の間ぐらいが相場です。

コンゴウインコは絶滅危惧種としている国もあるので、購入する際に必要な手続きもあります。

胴体が鮮やかな緑色をし、ずんぐりとしたフォルムが印象的なボウシインコ。このインコにはたくさん種類がおり、中にはヨウムと同じくワシントン条約付属書Ⅰに分類されている種類も多いインコです。中型インコに分類され、体長は35㎝～43㎝です。

ボウシインコは正式にはボウシインコ属と言われ、各インコは体の特徴を表した名前がついています。例えば、頭部が青いボウシインコはアオボウシインコという名前です。

覚えた芸や言葉を人間に率先して披露する、ラテン気質なインコと言われています。明るくて人懐っこいので、コンパニオンバードに向いていると言われていますが、ボウシインコ属の中にもそうではない種類もいるので、迎え入れる際にショップにどんなインコなのか確認した方が無難でしょう。

そして、興奮すると大きな声で鳴く傾向があり、アパートやマンションで飼うには向かない種類のインコです。

比較的長生きをするインコと言われているボウシインコですが、大体20年～40年が寿命と言われています。中型インコの中では長寿な種類のインコではないでょうか。ネットで検索してみると、環境が良ければ35年以上は生き、飼い主が親世代から子供世代に移っているとのことでした。

これは、ボウシインコに限ったことではなく、中型から大型のインコは長寿なので、飼い主の世代交代が起こっています。

ボウシインコは種類が多いので、種類によって値段がことなります。個体の状況(雛なら高い傾向があります)、流通といったものにも値段は変動します。相場として最低でも10万円前後で、種類によっては絶滅危惧種に指定されているものあり、購入時いろいろと手続きが必要となります。

そのような種類のボウシインコは値段も高騰しています。

今回は特徴別にインコを紹介しました。インコと言ってもオウム科のものもあります。インコと言えど、小型、中型、大型とありインコと言われているのに、オウムだったりと、彼らの羽の色のように色々あります。

今回紹介したインコ以外にも、中型ならコガネメキシコインコやウロコインコ。小型ならボタンインコやコザクラインコと本当にいろんな個性豊かなインコたちがいます。これは目安ですが、中型インコの値段は10万円で、小型インコなら3万円ほどで購入が可能です。

しかし、インコを飼う上で注意しなければならないのが、インコの購入金額以外にも向かい入れるための鳥かごや止まり木、餌といった費用が結構かかります。そして、インコを診察してくれる獣医さんの確保も必要になります。また、長寿な彼らを看取る覚悟も必要です。

インコは賢く、感情が豊かです。出会ってしまったら本当に生涯のパートナー、家族になります。一生を共にするということを忘れないでください。