cms-import-animaroll-wp

鳥はなぜカラフルなの?カラフルな鳥や卵までカラフルな理由も紹介

鳥がカラフルな理由

鳥は、種類によって色の配色が異なり、見ているだけでもとても綺麗で癒される動物の1つです。

なぜこのようなカラフルな鳥がたくさんいるのでしょう?普通に考えたら天敵に見つかってしまう可能性があったりして、不都合な点が多い気がしてしまいます。

一番の理由として考えられることは、繁殖に適しているからです。つまりは、オスがメスにモテるために進化したと考えられます。

そのため、派手な色をしているのはオスであることがほとんどです。

もちろん、鳥の中には派手でない鳥もいますが、その地味さも派手さも、それぞれが生息する環境下で生き残るために必要な要素だと言えます。

世界のカラフルな鳥15選

ここからは、世界のカラフルな鳥を15選ご紹介していきます。

日本にも派手な鳥はたくさんいますが、世界にはまだ皆さんが知らないようなカラフルな鳥がたくさんいます。

世界はもちろん、私たちの身近にいるカラフルな鳥もたくさんご紹介していきます。普段あまり意識して見ていない鳥でも、知っていくと面白い発見が見つかることもあります。

それぞれの鳥がどんな色をしていて、どのような特徴があるのか、楽しみながらご覧ください。
カラフルな鳥15選
  1. キジ
  2. オシドリ
  3. タゲリ
  4. カワセミ
  5. オオハシ
  6. クジャク
  7. ハチドリ
  8. ミノバト
  9. フジイロムシクイ
  10. ブッポウソウ
  11. ショウジョウトキ
  12. アカミノフチョウ
  13. セグロサンショクヒタキ
  14. シロハラムクドリ
  15. コクホウジャク

キジ

日本の国鳥としても知られているキジは、カラフルな鳥のなかでもほとんどの方が知っている鳥の一種でしょう。

キジは、緑や青などのカラフルな羽と赤い顔が特徴です。繁殖期には、綺麗な羽をメスにアピールして求愛します。そのため、メスは比較的に地味な色をしています。

キジの特徴は羽だけではありません。勇敢な一面やどの鳥よりも子供思いな一面などもあります。

天敵が巣に近づくとオスが率先して追い払ったり、子供が危険な目に合えばメスは自分の身を挺して守ろうとします。

そんな勇敢さや母性本能の強さが、国鳥に選ばれるに一役買っていると言えるでしょう。

オシドリ

「おしどり夫婦」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?オシドリの派手なオスと地味目なメスが仲睦まじく寄り添っている姿が由来だそうです。

しかし、残念なことに実際のオシドリは一夫多妻制です。一羽のメスと一生添い遂げるということは、まずないでしょう。

そんなオシドリですが、頬から肩にかけてオレンジ色の冠羽と三列風切という場所のイチョウ型の羽で銀杏羽と呼ばれる羽が特徴的で、胸元の紫や額の緑がとても綺麗な鳥です。

求愛をするときは、ポーズをとったり冠羽や銀杏羽を見せたりしながらメスにアピールします。

タゲリ

タゲリは、くるんと反り返ったような頭部の黒く長い冠羽が特徴的な鳥です。羽には光沢感があり、光の当たり方によって赤や緑など色が変わって見えるとても綺麗な鳥です。

とても特徴的な見た目をしているので、鳥に詳しくない方でも簡単に見分けることができます。

日本にも冬鳥として飛来するので、湿地や水田などに行くと見ることができます。

しかし、最近では数が減ってきてしまっているため、準絶滅危惧種に指定され、外敵から守るための対策が立てられています。

カワセミ

「飛ぶ宝石」と言われるほど美しいと言われているカワセミは、留鳥として日本全国で見ることができます。その名のとおり主に川に生息し、大きさは17㎝ほどの小さい鳥です。

カワセミの羽は、頬と腹はオレンジ色で、頭から背中にかけて光の加減によって水色や緑に見える羽をしています。

メスもオスも同じ綺麗な色で、見分けるのが難しいですが、メスは、下くちばしが紅を指したように赤色をしているのが特徴です。

派手な色のために天敵に襲われることも多く、縄張り意識も強いためほかのカワセミとも対立します。

そのため、生きていくのがとても難しく、絶滅を危惧されている野鳥の一種です。

オオハシ

オオハシは、南米などの熱帯地域に生息する野鳥で、大きくてカラフルなくちばしが特徴です。

くちばしの大きな鳥として知られているオオハシですが、なぜここまで大きくなったのかはっきりとしたことは分かっていません。

一説として、オオハシは果物や木の実、昆虫などを食べるため、果物や木の実などの細い枝についている実をとりやすくするためだと言われています。

警戒心が強く臆病ですが人に慣れやすいため、あまり数は多くありませんが、ペットとして飼うことも可能です。

クジャク

動物園などで見たことある方も多いのではないかと思われるクジャクですが、オスが羽を広げたときの模様や大きさには圧倒されます。

特に、クジャクの中でも最も美しい羽根を持つとして知られているのがインドクジャクです。

クジャクの綺麗な飾り羽は、腰の羽が伸びたもので、目のような模様が並び、その間を縞模様が走っているのが特徴です。

クジャクの派手な羽はオスがのみが持っているものなので、メスは地味にな色合いをしています。

また、オスの羽は求愛の時に広げて見せて、メスにアピールするために使われます。

ハチドリ

世界最小の鳥として知られているハチドリは、全長がわずか10㎝ほどで、体重も2~3gというとても小さい鳥で、主に南北アメリカ大陸に生息しています。

その中でも「アンナハチドリ」は、ハチドリの中でも最も美しいと言われています。その理由は、頭部の色が角度によって濃いピンクや緑、黄色、茶色などさまざまな色に変化することにあります。

より多くの色に変化させられるものが、メスや縄張りを獲得できるため、ハチドリもカラフルなのは主にオスだけだといえます。

ミノバト

ミノバトは、東南アジアを主な生息地とするドードーに近いハト科の仲間で、日本では動物園などでしか見ることができません。

羽の色は個体によっても異なりますが、全体的に綺麗な虹色をしています。なぜこんな派手な色になったのか、詳しくはわかっていません。

しかし、もともと小さな島に生息していたため、天敵も少なく保護色になる必要がなかったためにこのような色になったと言われています。

フジイロムシクイ

フジイロムシクイは、中央アジアから南アジアにかけて生息している、エナガ科の鳥です。日本では見ることができず、その生態も詳しく書かれていないほど珍しい鳥です。

羽の色は、今まで紹介してきたはっきりした色味の鳥とは異なり、とても淡く絵の具で描いたような藤色をしています。

体長も小さいので、その色相まってとてもかわいらしい見た目をしています。

ブッポウソウ

ブッポウソウは日本でも見ることができる夏鳥として、知られています。

羽の色は頭から背中にかけてグラデーションのような綺麗な瑠璃色をいており、くちばしや足のオレンジ色がよく映えます。

カワセミと同じく、メスもオスもどちらも同じ色をしているので見分けるのが難しいですが、色の違いが無い分、見つけやすいのが特徴です。

森林や水辺近くの木がたくさんのある場所に生息しているため、「森の宝石」という別名もあるほど綺麗な鳥です。

ショウジョウトキ

ショウジョウトキは、大きなくちばしと全身を覆っている綺麗な赤い羽根が特徴です。

南アメリカ大陸からブラジル南部にかけての沿岸の、湿地や河川、マングローブ林などに生息してします。

体長は60cmと大きく、子育てはメスオス共に行います。また、メスもオスも同じ色をしているため、見分けるのが難しいです。

ショウジョウトキは同じ種または、別の種とコロニーを作って生活する習性があります。しかし、体の大きさや色ともにとても目立つため、遠くからでも見つけることができます。

アカミノフチョウ

アカミノフチョウは、触角のようなくるんとしたすみれ色の尾と赤、青、黄色、黒などの色とりどりの羽が特徴のフチョウ科の1種です。

赤い羽が背中部分にあり、それが雨具である「みの」に見えたことから、この名前が付けられたそうです。

体長はフチョウ科の中でも1番小さい20cmと小柄ですが、他の種にはない特技を持っています。

それが、お掃除です。求愛をする前にその周りの落ち葉などをお掃除をします。想像すると、とても可愛らしい鳥です。

セグロサンショクヒタキ

セグロサンショクヒタキは、オーストラリアの固有種で、ヒタキ科ですが、日本にいるヒタキよりもサイズは小さめの鳥です。

羽の色は背中や頭部、くちばしにかけて黒く、胸元から腹にかけて紫とピンクを掛け合わせたような、マゼンダ色のようなとても綺麗で可愛らしい色をしているのが特徴です。

しかし、あまり数も多くなくとても珍しい鳥のため、どのような生態なのか詳しいことはわかりません。

シロハラムクドリ

シロハラムクドリは、南アフリカのサハラ砂漠より南に分布し、ひらけた森林や川沿いに生息しているムクドリ科の1種です。

日本のムクドリと同様、大きさはそれぞれ異なりますが、集団で群れを作って生活しています。

オスとメスで体の色は大きく異なりますが、どちらも名前のとおり腹が白いです。

また、オスは頭部から背面、尾っぽにかけて光沢のある紫色ですが、メスはお腹に斑点があるほか、背面が褐色であることが特徴です。

コクホウジャク

コホウジャクは、ハトオリドリ科の1種で50cm以上もある長い尾が特徴の鳥です。

見た目は全身黒くて、一見あまり派手には見えませんが、羽を広げた時に見えるオレンジと白がアクセントのようになり、とてもオシャレです。

また、飛んだ時にひらひらゆれる尾とオシャレな羽の配色がなんとも言えず綺麗なところも魅力の1つです。

この尾は求愛の時にも使われるため、子孫繁栄には欠かせませんが、その派手さから天敵に狙われやすいという欠点もあります。

鳥の卵もカラフルな理由

カラフルな鳥も、もちろんたくさんいますが鳥の卵も色がたくさんのあります。では、鳥の卵はどうしてカラフルなのでしょう?

1番の理由は敵に狙われにくくするためです。それは、鳥の先祖である、恐竜の時代にまで遡ります。

種類にもよりますが、開けた土地で子育てをしていた恐竜はわざと緑や青など美味しくなさそうなカラフルな色にして、敵に見つかっても食べられる確率が低くなるよう進化したそうです。

また、鳥と恐竜、私たち人間は見え方が異なりますから、実際は白い卵でもピンク色に見えてしまい、美味しそうな色であれば食べられてしまう危険性もありました。

そのため、鳥の卵はカラフルになったと考えられています。

カラフルな鳥が見れる地域

ここまでは、世界のカラフルな鳥をたくさんご紹介してきましたが、日本で見られる鳥はその中の約半分ほどでした。

現地で実際に本物を見てみたいと言う方もいらっしゃるでしょう。しかし、色んな場所にいますから、一種類ずつ探していくのは大変です。

では、より多くカラフルな鳥を見るためには、どこに行けばよいのでしょう?

こんな疑問をお持ちの方のために、カラフルな鳥が見れる国を2つほどご紹介します。ぜひ参考にしてみて下さい。

カラフルな鳥が見える国1:オーストラリア

オーストラリアでは、もともとカンガルーやコアラなど動物がたくさん見られることで有名ですが、鳥も日本では野生で見られないような鳥を見ることができます。

特に日本では、鳥を見るとなるとわざわざ山や森に入って見に行くイメージですが、オーストラリアは街中にも木々が多いため、郊外などで簡単にカラフルな鳥を見ることができます。

その中でも、インコは種類も多く、日本で言うカラスやスズメように当たり前のようにいる鳥です。間近でカラフルな鳥を見たい方に国です。

カラフルな鳥が見える国2:南米

南米の鳥でカラフルな鳥が多いのは、ジャングルなどが鬱蒼とした森が多く昼間から薄暗いため、その中でも目立つようにカラフルになったと言われています。

そのため、日本では見られないほどカラフルな鳥をたくさん見ることができます。

また、南米では鳥だけでなく他の動植物もカラフルな生き物が多いです。

最近では、旅行会社などでツアーを行っているところもあるため、鳥も含め、カラフルな動物に囲まれて癒されたいという方は、ぜひ1度調べてみてください。

カラフルで綺麗な鳥を見て癒されよう

ここまで、カラフルな鳥をたくさんご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか?

綺麗な鳥は、見るだけでもとても癒されますが、その鳥の特徴や習性を知ることで、今まで知らなかった新たな一面を知ることができ、より楽しむことができます。

他にもまだ、ご紹介できなかった綺麗な鳥や、カラフルな鳥がたくさんいます。

やはり、生で見るのが1番ですから、ご紹介した地域に旅行に行く機会などがあれば、ぜひ探してみください。
モバイルバージョンを終了