インコが過ごしやすい適温は?
「インコにとって過ごしやすい適温って何度なんだろう。」と思ったことはありませんか。実はインコが過ごしやすい適温にはインコの年齢などによって違いが出てきます。
まずはインコの年齢ごとに適温をご紹介していきます。
まずはインコの年齢ごとに適温をご紹介していきます。
年齢が1歳未満・7歳以上は20~30度
雛やシニアインコは免疫力が低いので、暑すぎたり寒すぎたりすると体調を崩しやすくなってしまいます。なので温度は20~30度が理想です。20度後半くらいあれば雛・シニアインコ共に安心です。
冬は温度調節が難しい季節です。飼い始めたばかりだとさらに難しいところですが、飼い主がインコの様子をよく見ながら温度調節をしてあげてください。
冬は温度調節が難しい季節です。飼い始めたばかりだとさらに難しいところですが、飼い主がインコの様子をよく見ながら温度調節をしてあげてください。
年齢が1~6歳は20~25度
インコの中でもペットとして代表的なセキセイインコの年齢で1~6歳は、人間でいうと20~40代くらいだといわれています。種類によっても寿命などは違いますが、インコの1~6歳はとても活発で元気いっぱいです。
雛やシニアインコほど気を付けなくても大丈夫ですが、20~25度だと活発な歳のインコでも過ごしやすい温度だといえます。
雛やシニアインコほど気を付けなくても大丈夫ですが、20~25度だと活発な歳のインコでも過ごしやすい温度だといえます。
体が弱っているときは30度
インコの年齢に関係なく、病気などで体が弱っているときは保温が必須です。インコの体温は42℃前後あり、高めです。
具合の悪い時にはそれだけで体力を使うので、温度は30度くらいで高めにしてインコの体温や回復力を下げないようにすることが大切です。
ここまではインコにとっての快適な温度を紹介しましたが、お家で飼う時の実際の室温について詳しく説明していきます。
具合の悪い時にはそれだけで体力を使うので、温度は30度くらいで高めにしてインコの体温や回復力を下げないようにすることが大切です。
ここまではインコにとっての快適な温度を紹介しましたが、お家で飼う時の実際の室温について詳しく説明していきます。
インコがいる部屋の室温の適温は何度なのか?
下の表にあるようにどの季節も共通して言えることは、暑すぎず寒すぎずが良いということです。
春や秋は特に寒すぎなければ普段の室温のままで大丈夫です。寒い日があったらヒーターを付けてあげたりして調節してあげましょう。
温度管理が難しい夏と冬、温度だけでなく湿度も高すぎたり低すぎたりすると体調不良のリスクが高まるので注意です。
インコは暑いと口を開けてハァハァしたり、羽を広げます。逆に寒いと羽を膨らませます。温度計を使ったりしながら、インコのしぐさをよく観察してみましょう。
春や秋は特に寒すぎなければ普段の室温のままで大丈夫です。寒い日があったらヒーターを付けてあげたりして調節してあげましょう。
温度管理が難しい夏と冬、温度だけでなく湿度も高すぎたり低すぎたりすると体調不良のリスクが高まるので注意です。
インコは暑いと口を開けてハァハァしたり、羽を広げます。逆に寒いと羽を膨らませます。温度計を使ったりしながら、インコのしぐさをよく観察してみましょう。
季節 | 室温の適温 |
---|---|
春 | 20~30度 |
夏 | 20~30度 |
秋 | 20~30度 |
冬 | 12~20度 |
インコの温度管理の注意点
インコを飼うにあたって温度管理は重要ですが、いくつか注意点があります。エアコンやインコ用ヒーターなどで温度管理するのが一般的ですが、だからといって過保護になってやりすぎるのもあまり良くありません。
温めすぎや冷やしすぎは一体何がいけないのか見ていきましょう。
温めすぎや冷やしすぎは一体何がいけないのか見ていきましょう。
インコの温度管理の注意点1:温めすぎない
冬の寒い日にインコが羽を膨らませていたらそれは寒いサインです。ですが温めすぎるとインコにとって良くないことがあります。オス・メスともに、温めすぎると発情を促してしまいインコの体に悪いです。
ヒーターなどで保温をする場合は特に温度が上がりすぎないように気を付けましょう。
ヒーターなどで保温をする場合は特に温度が上がりすぎないように気を付けましょう。
インコの温度管理の注意点2:冷やしすぎない
温めすぎもよくありませんが、逆に冷やしすぎてもよくありません。人間と同じように、寒すぎるとインコも体調を崩してしまいます。体温が42℃近くあるので暑さには多少強いインコですが寒さにはとても弱い生き物です。
インコがもし寒いサインを出していたら温度計などで温度を確認し、適切にヒーターなどの保温器具や保温カバーを使って調節してあげるようにして、冬の室温には気を付けましょう。
インコがもし寒いサインを出していたら温度計などで温度を確認し、適切にヒーターなどの保温器具や保温カバーを使って調節してあげるようにして、冬の室温には気を付けましょう。
インコの温度管理の注意点3:年齢によって温度を調節
雛やシニアインコは免疫力が低いため、元気な成鳥よりも気を付けて温度を管理してあげなければなりません。雛や若鳥をお家にお迎えしてから初めての冬も特に注意してください。
抵抗力をつけるためにも、お迎えして2年目の冬や元気な成鳥であれば逆に多少の暑さ寒さ・寒暖差には慣れさせておいた方が良いでしょう。
抵抗力をつけるためにも、お迎えして2年目の冬や元気な成鳥であれば逆に多少の暑さ寒さ・寒暖差には慣れさせておいた方が良いでしょう。
インコの室温を適温にする方法3つ
ここまでは温度について紹介しました。「温度は分かったけど具体的に適温にするにはどうすればいいの」と思われた方、ここからは具体的に適温にする方法について紹介していきます。
まず室温を快適にする方法3つはこちらです。
まず室温を快適にする方法3つはこちらです。
インコの室温を快適にする方法3つ
- ペットヒーター
- カゴに囲いをつける
- 密閉しない
インコの室温を快適にする方法1:ペットヒーター
ペットヒーターは寒がりなインコにとって、冬に大活躍するアイテムです。電球で温めるタイプや外掛け式のパネル型のもの、パネル型になっていてさらに止まり木が付いているものなど、さまざまな種類があります。
1日中エアコンをつけているよりも直接インコの周りを暖められるので、冬にはやはりペットヒーターがあると良いでしょう。
1日中エアコンをつけているよりも直接インコの周りを暖められるので、冬にはやはりペットヒーターがあると良いでしょう。
インコの室温を快適にする方法2:カゴに囲いをつける
鳥かごに囲いをつけるのも冬に方法です。鳥かごによっては専用のカバーが売られていたりします。カバーの材質も布のものやビニールのものもあります。
カバーは買わずに段ボールや布で作ったり、使っていない布団などを掛けるだけでもしっかり保温できます。お店でカバーが見つからなかったり、通販で購入したけど届くまでに時間がかかってしまう、という時にも方法です。
カバーは買わずに段ボールや布で作ったり、使っていない布団などを掛けるだけでもしっかり保温できます。お店でカバーが見つからなかったり、通販で購入したけど届くまでに時間がかかってしまう、という時にも方法です。
インコの室温を快適にする方法3:密閉しない
鳥かごの保温にカバーを使用するのはとても良い方法ですが、ヒーターをつけている時に完全に密閉してしまうと危険です。
暑くなりすぎてしまうことがあるので、もしヒーターと一緒にカバーを使用する場合は換気の意味でも鳥かごを密閉しないように気をつけましょう。
カバーの材質もいくつか種類があるので後に紹介していきます。
暑くなりすぎてしまうことがあるので、もしヒーターと一緒にカバーを使用する場合は換気の意味でも鳥かごを密閉しないように気をつけましょう。
カバーの材質もいくつか種類があるので後に紹介していきます。
インコが快適に過ごせる温度に保てるグッズ
特に温度調節が必要になる冬、人間よりも寒さに弱いインコが冬でも快適に過ごすためには何を使ったら良いのでしょうか。ここからは冬に使えるインコのためのグッズを紹介していきます。
1:ペット用のヒーター
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インコ用のヒーターでなのは電球で温めるタイプのヒーターです。電球の周りにカバーが付いているものやひよこ電球がペットショップやネットに売られています。インコや鳥かごの大きさに合わせて、ヒーターの大きさやワット数もいくつか種類があります。
鳥カゴを温めるにはもってこいの電球タイプのヒーターですが、取り付けた上に隙間があるとインコが上に乗ってしまった時に火傷をしてしまう可能性があるので、ヒーターの付け方には注意が必要です。
鳥カゴを温めるにはもってこいの電球タイプのヒーターですが、取り付けた上に隙間があるとインコが上に乗ってしまった時に火傷をしてしまう可能性があるので、ヒーターの付け方には注意が必要です。
インコ用ヒーター
- ミニマルランド 保温電球カバー付き(20W、40W)
- アサヒ ペットヒーター(40W、60W、100W)
2:ケージに付けるカバー
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鳥かごによっては、そのカゴ専用のカバーが売られていることがあります。普通の布で遮光カーテンのようにインコが寝るときカゴ内に光が入らないようにできるカバーと、冬にヒーターと合わせて保温力を高めるためのビニール製のカバーがあります。
冬になのがビニール製のカバーです。寒い地域の方や特に寒い時期にぜひ使ってほしいアイテムです。
鳥かごによっては専用のカバーがなかったりしますが、大きさの違いがさほど気にならない方でしたら少し大きめのものを買って使っても良いでしょう。ビニール製なので汚れたら洗えるところも良いところです。
冬になのがビニール製のカバーです。寒い地域の方や特に寒い時期にぜひ使ってほしいアイテムです。
鳥かごによっては専用のカバーがなかったりしますが、大きさの違いがさほど気にならない方でしたら少し大きめのものを買って使っても良いでしょう。ビニール製なので汚れたら洗えるところも良いところです。
鳥かごカバー
- ホーエイ おやすみカバー(布製)
- クオリス 小鳥カゴの防寒カバー(ビニール製)
3:パネルヒーター
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電球で温めるヒーターとは違い、鳥かごの外側に取り付けて使えるのがパネルヒーターです。鳥かごの外に付けることによって上に乗ってしまって火傷をするなどの心配がありません。
保温力や複数飼いしている人にはやはり電球タイプの方が良いですが、パネルヒーターの方が安心感があります。どちらを使うかは飼っているインコや羽数・お家の環境で決めましょう。
保温力や複数飼いしている人にはやはり電球タイプの方が良いですが、パネルヒーターの方が安心感があります。どちらを使うかは飼っているインコや羽数・お家の環境で決めましょう。
パネルヒーター
- SANKO 外付け式バードヒーター
- マルカン ほっととり暖とまり木ヒーター
4:断熱シート
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部屋の窓に直接貼るものやカーテンのように使えるものまで断熱シートには色々な種類があります。お家によって使い方が選べるのが断熱シートの良いところです。
また断熱だけでなく冬の冷気も防いでくれるものもあります。大きさもたくさん種類があるので、断熱シートはインコだけでなく人間も快適になるアイテムなのでです。
また断熱だけでなく冬の冷気も防いでくれるものもあります。大きさもたくさん種類があるので、断熱シートはインコだけでなく人間も快適になるアイテムなのでです。
インコの過ごしやすい適温を知ろう
インコにとっての適温や便利グッズを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。ネットにはもちろんたくさんの情報がありますが、一番大事なのはインコの年齢や健康状態に合わせて飼い主が気付き調整をしてあげることです。
便利なグッズや工夫でインコが過ごしやすい温度にしてあげましょう。下にペットショップへのリンクを貼っているのでぜひ参考にしてみてください。
便利なグッズや工夫でインコが過ごしやすい温度にしてあげましょう。下にペットショップへのリンクを貼っているのでぜひ参考にしてみてください。