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ハクセキレイは人になつく?尻尾フリフリかわいいハクセキレイをご紹介!

ハクセキレイとは?

街で見かける鳥の中でも白と黒の小鳥、みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?尻尾をふりながら歩いている姿はとてもかわいいです。

そんなかわいいハクセキレイですが、その生態については詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか?

今回は、街にいる鳥としてもなじみ深いハクセキレイについてたくさんご紹介していきます。この機会にかわいい野鳥ハクセキレイについて知っていきましょう。

タイリクハクセキレイの仲間

タイリクハクセキレイとハクセキレイは、生息地は違うものの色や大きさ、生態などに通っている部分が多くあります。

そのため、ハクセキレイはタイリクハクセキレイの仲間(亜種)であると言われています。

タイリクハクセキレイの亜種はハクセキレイのほかにも、ユーラシア大陸からアフリカ北部に分布しており、10種類ほどに分かれています。

ハクセキレイは本来、日本の本州より北の北海道などで多く見られていました。しかし、20世紀後半から本州の方へと繁殖地を広げていき、今では東日本でも多く見られるようになりました。

かわいいハクセキレイの生態とは

可愛い鳥ハクセキレイですが、街中などでよく見る鳥ではあるけれど、詳しくは知らないという方も中にはたくさんいるのではないでしょうか?

ここからは、ハクセキレイの大きさや食べるもの、住処などあまり知らなかったけど気になる詳しい生態についてご紹介していきます。

街中で見かけたときの疑問を解消し、ハクセキレイの可愛さをより実感していきましょう。
ハクセキレイの生態
  1. 体長・体重
  2. 羽の模様
  3. 雑食性
  4. 住んでいる場所
  5. 鳴き方

ハクセキレイの生態1:体長・体重

ハクセキレイの体長はスズメとムクドリの間くらいの大きさで、21㎝ほどです。翼長は9~10㎝ほどになります。

体重は30kg程で、細身ですが、他のタイリクハクセキレイの亜種よりは大きいのが特徴です。

ハクセキレイの生態2:羽根の模様

種類を見分けるのに一番わかりやすいのが、羽の模様です。色は白と黒の2色ですが、オスやメス、年齢により少しづつ色味に違いがでてきます。

模様は、頭と背中が灰色でお腹は白、くちばしと脚は黒です。また、せきれいの尾は種類に関係なくほとんどが黒です。

ハクセキレイの生態3:雑食性

ハクセキレイの食事姿はとてもかわいいもので、尾を上下に振りながら食事をします。

雑食なので何でも食べますが、主に食べるのはクモやミミズです。まれに、バッタやトンボ、昆虫やユスリカなどを食べることもあります。

またパンなどの人間の食べ残しも食べることがあり、公園などで食べている人にねだりに行くこともあります。

ハクセキレイの生態4:住んでいる場所

ハクセキレイは町などによくいる鳥として知られているように、市街地や公園などで生息しています。

基本的に低い土地を好む傾向にあるため、農耕地のほか、河川の下流などの水辺などにも生息しています。

ハクセキレイの生態5:鳴き方

姿を見たことがあっても、鳴き声をちゃんと聞いたことのある人はあまりいないのではないでしょうか?

ハクセキレイがかわいいのは、歩き方だけではありません。

ハクセキレイの鳴き声はとても小鳥らしく「チュチュン」「チチチッ」とかわいい声で鳴きますが、縄張り争いなどのときは3秒ほど長めに鳴きます。

とてもきれいな声ですが、なかなか聴くことができない鳴き声です。

ハクセキレイは人になつく?

ハクセキレイを見かけたときに、あまり逃げないなと感じたことはありませんか?すぐに逃げてしまう、スズメなどのほかの鳥と一体何が違うのでしょう?

ここでは、ハクセキレイはどうして逃げないのか、実際に人になつきやすいのか、また、保護した時にはどうすればよいのかなど、日常的にも応用できる疑問も含めてご紹介していきます。

人から逃げない理由

都会の鳥の中でもあまり人を恐れないハクセキレイですが、考えられる理由は1つではありません。

まず第一に、単純に他の鳥よりも人間に恐怖心を持っていないことから、警戒心が薄いということが挙げられます。

そして第二に、繁殖のためという理由が考えられます。繁殖期にハクセキレイが一番恐れる天敵はカラスです。

カラスが巣に近寄って来ないようにするためには、カラスの天敵である人間の近くで子育てをすることが一番いいと言えます。

ハクセキレイが人から逃げない主な理由としては、この2つが挙げられます。

飼育不可!

ハクセキレイはペットとして飼うことはできません。

なぜなら、ハクセキレイは野鳥だからです。野鳥だけに限らず、野生動物は「鳥獣保護法」という法律で保護されています。

禁じられていることですから、どんなにかわいい鳥でも、むやみに捕まえたり、ペットにするようなことはしないようにしましょう。

保護した時は?

飼育ができなのであれば、保護した時にはどうすればよいのでしょう?

実際にけがをしていたり、巣から落ちてしまった雛を見つけることがあったとき、すぐにでも保護をしたいと考えてしまいますが、私たちが勝手に保護することはできません。

知らずに保護をしてしまった場合やどうしてもほっておけない場合は、自分の住んでいる地域の野生鳥獣保護に連絡をするのが良いでしょう。

そして、保護の必要が無くなったら、必ず放してあげましょう。

しかし、基本的には野生動物ですから、むやみやたらと人間が干渉しないことが一番です。

日本で見られるセキレイの仲間

ハクセキレイはタイリクハクセキレイの亜種とご紹介しましたが、日本で見られるタイリクハクセキレイの亜種はハクセキレイだけではありません。

他にも、ハクセキレイとは違った特徴や魅力を持っているかわいい仲間がまだまだいます。ここからは、そんなかわいい仲間たちをを紹介していきます。

これを機に、セキレイを見分けられるようになれたら、観察するのももっと楽しくなること間違いなしです。

日本で見られるセキレイの仲間1:セグロセキレイ

まず最初に紹介するのは、「セグロセキレイ」です。セグロセキレイは、その名のとおり、頭から背中にかけて黒く、お腹と額が白いのが特徴です。

体長はハクセキレイと同じく21㎝ほどですが、ハクセキレイとは逆に数が減ってきてしまっている野鳥です。

ハクセキレイと同じようにかわいい見た目で生態もとてもよく似ているのですが、わかりやすい違いといえば、ハクセキレイは尾を上下に振るのに対し、セグロセキレイは左右に振ります。

セグロセキレイが尾を左右に振りながら降りてくる様子もとてもかわいいので、お目にかかれた際には、ぜひ観察してみてください。

日本で見られるセキレイの仲間2:キセキレイ

次に紹介するのは「キセキレイ」です。キセキレイは、ハクセキレイやセグロセキレイとは異なり、とても分かりやすく鮮やかな色をしています。

特徴としては、目の上に眉毛のような白い線があることと、胸から腹部にかけてがとても鮮やかな黄色であることです。体長も20㎝ほどでとてもかわいい見た目をしています。

キセキレイの生態は水辺ではありますが、高山から平地にかけて高さを問わず生息しています。

渓流などに沿って生息していて、警戒心もハクセキレイより強いため、あまりお目にかかれないと思われがちです。

しかし、市街地などにもよく来るので、一度かわいいキセキレイを観察してみてはいかがでしょう?

ハクセキレイは飼育不可!かわいい姿を見て楽しみましょう!

ハクセキレイのかわいい魅力、存分に伝わったでしょうか?

セキレイの仲間はハクセキレイに限らずどの種類もみんなかわいいので、ちょっとでも興味を持っていただけたら、一度じっくり観察してみてください。

きっと知らなかったことや、発見がたくさんあるでしょう。
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