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ボタンインコの種類や飼育方法は?寿命や性格の違いについても紹介

「ボタンインコを飼育したいけど、飼いやすさはどうなのだろう?」
「ペットとしてお迎えする際は、何を準備すべき?」
「ボタンインコってどういう性格?」

このように、ボタンインコを飼いたいけどなかなか踏み出せない様々な疑問や不安をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

本記事では、初心者の方に向けてボタンインコの種類や飼育方法、個体の性格や特徴に加えて、実際に飼育する際に必要になってくる飼育用品を紹介していきます。

この記事を読むことで、ボタンインコの飼育にあたり必要最低限知っておきたい特徴などを把握することができ、現在ペットとしてお迎えすることを悩んでいる方も、実際に飼育するイメージが湧きやすくなるでしょう。

是非この記事をチェックして、スムーズにお迎えするための参考にしてください。

ボタンインコの特徴とは?

ボタンインコは、カラフルな見た目が特徴的で、通称ラブバードとも呼ばれるほど、社会性が高くパートナーへの愛情深さが特徴のインコです。

ひとくちにパートナーと言っても同じボタンインコの仲間だけでなく、飼い主さんや犬・猫などの他の動物へもその特徴を示すことがあり、実は知能もとっても高いのです!

では、そんなボタンインコの以下の特徴を見ていきましょう。
  • ラブバードと呼ばれる所以
  • ボタンインコの性格
  • ほかのインコとの鳴き声の違い

ラブバードと呼ばれる所以

ボタンインコは、通称「ラブバード」として親しまれている愛玩鳥の一種で、特徴のひとつである、パートナーと非常に強い絆を結ぶ性質からその名前が由来しています。

ラブバードと呼ばれるインコは、全部で9種類存在していて、ペットとして人気が高いコザクラインコもここに属しています。

ボタンインコの性格

ラブバードと呼ばれるほど、愛情深く人懐っこい性格が特徴のボタンインコですが、反面、愛情深さからくるヤキモチ焼きな性格も見受けられるようです。

また、ストレスに弱い一面もあるようなので、コミュニケーションの時間をしっかり確保してあげることが大切になってきます。

比較的には飼育しやすい特徴・性格のボタンインコですが、飼い主さんも、ともに生活していく上で愛情をもって接することが必要になるのではないでしょうか。

ほかのインコとの鳴き声の違い

かわいい鳴き声も愛くるしい特徴のボタンインコですが、人によっては甲高い・けたたましいと感じる可能性もあります。声量はやや大きめと考えておいたほうが無難でしょう。

家族としてお迎えした後に、鳴き声による騒音で同居の家族や近隣住人と思わぬトラブルにならないよう、事前にペットショップで確認しておくことをおすすめします。

ボタンインコの相場と購入方法

ここまで、飼育するにあたって知っておきたいボタンインコの特徴などを見てきました。では、実際に購入する際に気になってくる購入金額やどこから購入できるのかを見ていきましょう。

まずはボタンインコの相場ですが、種類(カラー)によって多少の金額の差はありますが、8,000~13,000円で販売されているようです。

購入先としてまず思い浮かぶのはペットショップだと思います。愛玩鳥として人気の高いボタンインコの取り扱いは、比較的多いでしょう。

その他にも、やむを得ない事情で飼育できなくなった方から、里親募集サイトを利用して譲り受けるという方法もあるようです。

カラフルなボタンインコの種類

ポピュラーなカラーのボタンインコ以外にも、実は様々な種類(カラー)の個体が存在しています。

次に代表的なボタンインコについて、ご紹介します。これから飼育を検討している方は、お気に入りのカラーのボタンインコを探してみてくださいね。

ボタンインコ

代表的なカラーのボタンインコで、ノーマルボタンインコとよばれるのがこの個体です。

つややかな赤色の嘴が特徴的で、羽色は緑・黄・オレンジ・黒などカラフルな色が存在します。

ノーマルボタンインコがボタンインコの原種で、稀に頭頂部が黒色や茶色の少し変わった個体も存在します。

キエリクロボタンインコ

キエリクロボタンインコは、ベースとなる色は深みのあるグリーンですが、胸から首にかけて黄色く、頭頂部は黒色と特徴的です。名前の由来もこの配色からきています。

高価な個体では、20,000円するものもいるようです。

ルリゴシボタンインコ

ルリゴシボタンインコは、背中や胸部分・羽が緑色をしていて、首元は黄色ですが、頭頂部に向かうにつれて、深いオレンジ色になっていくことが特徴的です。頭頂部は深い緑色で、嘴は明るい赤です。

ブルーボタンインコ

ブルーボタンインコは、頭頂部が黒色で、首元と胸部分は白色です。
また特徴的なのは、翼はなんと鮮やかなブルーなのです。この色味は改良されて生まれたのではなく、1927年に野生で発見されました。

ブルーの個体は特に人気も高いのだそうで、他のカラーのボタンインコに比べ高額なこともあるようです。

シロボタンインコ

シロボタンインコと聞くと、全身真っ白なのかな?と思いがちですが、こちらの個体の特徴は、胸部分は白色で体色は鮮やかな水色です。その色の比率は個体差もあるようです。

ボタンインコに与える餌は主に2種類

「実際飼育するにあたって、どんな餌を与えればいいんだろう?」
健康に良く、寿命を延ばす餌はあるのかな?」
そんな疑問も湧いてくるかと思います。

餌や飼育環境を工夫して、長い時間をともに過ごすために、続いて、ボタンインコにおすすめの餌を2種類紹介していきます。

ペレット

ペレットとはインコの総合栄養食で、犬のドッグフードのインコ版と考えると良いでしょう。

インコに必要な栄養素を考えて作られた人工飼料なので、後ほど説明するシードと比較すると、栄養的に非常に優れた餌と言えます。

栄養的に優れたペレットですが、実はインコの嗜好性はシードと比べ低めです。人工飼料なので、色や形がどうしても単調になってしまいます。

ペレットとシード、どちらか一方を与えると言うよりも、バランス良くどちらも与えることが必要になるでしょう。

混合シード

混合シードとは、ヒエ・アワ・キビなどの穀物の種子が配合されたインコの主食となるポピュラーな餌のことです。混合シードには、殻付きのシードと殻なしのシードがあります。

殻付きのシードは、殻なしと比べ栄養価が高く、水分が適度に保たれており腐敗しにくいメリットがあります。また、”殻を剥いて食べる”という行為は、インコにとって食事の楽しみのひとつでありストレス発散にも繋がるそうです。

殻付きシードを与える際に、注意する点はこまめな餌の確認です。剥き殻を餌と勘違いしてしまうこともあるそうなので、ゲージの清掃と合わせてチェックしたいですね。

殻なしシードは、飼い主さんのゲージのお掃除が楽になるというメリットがあります。上手に使い分けて、飼い主さんにとってもインコにとっても快適な生活を送れることが、パートナーとして長く一緒に暮らしていく上で必要です。

ボタンインコをお迎えするための飼育用品

餌の準備が整ったら、続いて必要になってくるのが飼育用品でしょう。ボタンインコをお迎えするにあたり、最低限準備したい飼育用品を実際の商品をあわせて紹介していきます。
  • 温度計
  • 止まり木
  • 餌入れ
  • 水入れ
  • ケージ
  • ストレス解消のためのおもちゃ
  • 体重計

温度計

ボタンインコにとって適切な室温は、およそ26~28度です。

もともと暖かい地域に生息しているので、寒さには弱い傾向にあります。そのため、寒い時期は暖房器具を使用して快適な室温を保つ必要があります。

ケージ付近に温度計を準備して、こまめにチェックし温度が低い場合は適宜対応できるようにしましょう。

止まり木

止まり木は、ボタンインコのくつろぎ場所の役割として必要です。人間で言うベッドのようなものと考えてよいでしょう。

止まり木にはケージに取り付けるものと底面に設置するものの2つの種類があります。インコの大きさやケージの形状に合わせて選びましょう。

餌入れ

餌入れは、あらかじめケージに付いているものを使用することが多いかと思います。ただし、インコのサイズによっては大きさが適切でない場合があります。

使用してみて食べにくそうな様子があれば、適切なサイズの餌入れを準備しましょう。

水入れ

水分補給用の水入れも準備するようにしましょう。水入れには、床置きタイプ・壁掛けタイプと2種類あります。

床置きタイプは安定感がありますが、フンや餌殻が入りやすく汚れやすいので、こまめに掃除をして清潔を保つようにしましょう。

壁掛けタイプは、フンなどによる汚れの心配は減りますが、インコが激しく水浴びした場合、ケージから外れる恐れがありますので注意が必要です。

ケージ

ケージはインコにとって、多くの時間を過ごすことになります。個体の大きさに合わせて適切なサイズのケージを準備するようにしましょう。

合わせてケージ選びの参考にしたいのが、掃除やメンテナンスのしやすさです。清潔な環境を保つのに、ケージのメンテナンスのしやすさは重要になってきます。

様々な形・タイプのケージがありますので、実際にペットとして迎え入れるインコを購入するショップに尋ねてみてもよいでしょう。

ストレス解消のためのおもちゃ

ボタンインコはストレスに弱い一面もありますので、ストレス解消用におもちゃをケージの中に準備しておくのがおすすめです。

おもちゃを使うことでストレス解消の効果だけでなく、インコの知育につながり、発情過多の予防にも効果があるそうです。おもちゃはケージ内に1~2個準備するのがベストです。

またインコが必ずしも用意したおもちゃを気に入るとも限りません。遊んでいる様子がなければ別のものと交換するなどして、お気に入りを見つけてあげてくださいね。

体重計

ボタンインコの寿命を延ばす為にも、健康管理は重要です。定期的に体重を計り、必要であれば餌の量を調整するようにしましょう。インコの重さは、おおよそ35~50g程度です。

もとが非常に軽いので、1g単位で計量可能なタイプのものを選ぶとよいでしょう。体重計を1つ準備しておけば、餌の計量にも便利ですね。現在はiphoneなどスマホと連動した体重計もあり、経過観察にもとても便利です。

ボタンインコを飼育するときの注意点

ここまでボタンインコをお迎えするまでに準備したい飼育用品を見てきました。

続いては、飼育するときの注意点をいくつか紹介していきます。対策できるところはあらかじめ準備しておくと、インコをスムーズにお迎えできるでしょう。

大きい嘴による噛み癖

ボタンインコの特徴のひとつでもある大きい嘴ですが、この嘴を使って飼い主さんに甘噛みする場合があります。

基本的には、何かしら要求がある場合に甘噛みしてアピールするようですが、その直後におやつをあげたり、放鳥したりするのは良くありません。

”甘噛みすると自分の要求を聞いてもらえた”と覚えてしまい、噛み癖がついてしまうこともあるようです。

放鳥しないとストレスがたまる

ボタンインコをケージ飼いする際は、定期的に放鳥してあげましょう。放鳥時間は、1日15~60分程度が目安と言われています。

放鳥してあげることで、運動不足の解消・ストレスの発散に繋がり、結果インコの健康寿命を延ばすことが期待できます。

小屋のような広い飼育場所でしたら放鳥時間はさほど必要ではありませんが、ケージ飼いの場合は、飼い主さんのスケジュールに合わせて行っていくのが良いです。

適度な水浴びと日光浴をさせる

ボタンインコは水浴びをする習性があります。水浴びをすることで、体の汚れを落とし清潔を保てるほか、水遊びとしてインコのストレス発散を促すことも期待できます。

水浴びの頻度に決まりはありませんが、1週間に1度を目安とするとよいでしょう。稀に水浴びを嫌うボタンインコもいますので、その場合は無理に行わなくて大丈夫です。

また、適度な日光浴もさせてあげましょう。日光浴を行うことで、体内でビタミンD3を生成することができます。

ビタミンD3は、摂取したカルシウムの吸収を助ける効果があるため、カルシウム不足による病気の発症を予防することが期待できます。日光浴の時間は、1日15~30分を目安とするとよいでしょう。

もともと暖かい地域に生息しているボタンインコは暑さには強いですが、真夏日の日光浴は注意が必要です。熱中症にならないよう、ケージに日を当てた際に日陰になる部分を作り工夫するようにしましょう。

複数飼育は向いていない

ボタンインコは先ほどお話しした通り、ストレスに弱い一面もあります。ペア(番)以外の複数飼育や他の種類の鳥と同居すると攻撃的な面を見せることがあるそうです。

もともとは群れで生活する動物なので、複数飼育することも可能ではありますが、相性なども考えて、様子を見ながら飼育するのがよいでしょう。

ボタンインコの寿命はどのくらい?


ボタンインコは、平均10~15年で寿命を迎える個体が多いと言われています。

インコの寿命は人間の寿命の約1/5程度です。インコ生後1か月は、人間に換算すると3歳ぐらいに匹敵します。インコ生後1年では30歳程度で、生後3年では40歳程度です。

つまりインコの平均寿命である10~15年という数字は、人間の70歳~90歳に匹敵すると言えますね。少しでも健康的に寿命をのばす方法は、先ほどお話しした、餌や準備したい飼育用品・飼育するときの注意点を気をつけていくことが重要です。

また、ボタンインコは、他のインコと比べると神経質でストレスを溜めやすい傾向があるようなので、ストレス発散させてあげることも必要となるでしょう。

個体によっては、適した環境で飼育した結果、20年も生きて寿命を全うした例もあるようです。

ボタンインコの特徴を把握しよう



ここまでさまざまなボタンインコに関することを見てきました。最後はボタンインコの特徴を把握していきましょう。

ボタンインコは、オウム目インコ科ボタンインコ属の鳥です。ペットとして人気の高いコザクラインコと同じ属種になります。

特徴は、その愛らしい見た目にあります。一見ずんぐりしていてまるまるしたように見える体形ですが、実はスマートなのです。このようにまるまるして見えるのは、尾羽が短いためで、羽の長さが原因のようです。

また「アイリスリング」と呼ばれる大きな目も特徴的ですが、これは人間で言う「白目」にあたる部分のことを指します。

これらのような特徴が、非常に可愛らしく魅力的なので、多くの愛鳥家がいまもなお、パートナーとしてボタンインコを選ぶ理由なのでしょうね。
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