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ウスユキバトの特徴と飼育方法|飼育に必要なものと注意点も解説

「ペットショップですごく小さな鳩を見たけれどあれは何ていう鳥?」
「ウスユキバトを飼いたいけれど、どんなものを用意すればいい?」
「ウスユキバトをお迎えするときに注意するべきことは何?」
このようにウスユキバトが気になっているけれど、生態や飼育方法、お迎えするときに何が必要なのかわからず、躊躇している方はいませんか。

この記事では、ウスユキバトの特徴と飼育方法、飼育に必要なものと注意点も解説しています。

この記事を読むことで、ウスユキバトがどのようなハトなのか、またお迎えするまでにどんなものを用意すればよいのか理解できます。

ウスユキバトを飼ってみたいと考えている方や気になっている方は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

ウスユキバトの特徴



ウスユキバトは、世界で一番小さい鳩と言われている小型の鳥です。

大きさはセキセイインコほどで、身体はグレーの羽毛でおおわれていますが、そのグレーの羽に白い斑点が見られ、それがまるで雪のようであることから「薄雪鳩」と呼ばれています。

ウスユキバトは目のまわりにオレンジや赤の縁取りがあるのが特徴です。

ウスユキバトの性格

ウスユキバトの性格は、警戒心が強く人にはあまり懐かない性格をしています。

懐かせたい、手乗りにしたい場合は、雛のうちから挿餌をして育て、人を恐れないようにするとよいでしょう。

すでに成鳥を迎えているという場合でも、ウスユキバトに対して優しく接して驚かせないように注意しながらお世話をすれば、人を信頼し、怖がらないようになり懐くでしょう。

ウスユキバトの生息地

ウスユキバトは、オーストラリアの北部や中央部に生息しており、森やサバンナの水場の近くで1年中見ることができます。

ウスユキバトは群れをつくって行動する鳥で、30羽ほどが集まって生活をしているため、見つけやすい鳥です。

ウスユキバトのサイズ

ウスユキバトのサイズは、セキセイインコと同じ位のとても小さいサイズです。

体長は19~24cmほどで、体重は30gほどになります。鳩の中でも世界で一番小さいと言われており、オスは小さな声でポーポーと鳴き、メスは滅多に鳴くことはありません。鳴き声で苦労することはほとんどないため、騒音になることは少ないでしょう。

ウスユキバトの寿命

ウスユキバトの寿命は、約10〜15年となり、鳥の中では比較的長いほうです。

必ず、ウスユキバトを最期までお世話ができるか考えてから、お迎えするようにしましょう。

ウスユキバトの販売価格相場

ウスユキバトの販売価格の相場は、ヒナが8,000円前後となっています。

ただ購入時期やペットショップなどにより、販売価格が変動する可能性があります。比較的安価でお迎えできますが、価格について事前にリサーチするほか、ウスユキバトも性格が各々違うためいくつかのペットショップを回るなどして、個体を比べてみるのもよいでしょう。

ウスユキバトの飼育方法



それではここから、ウスユキバトの飼育方法について詳しく解説します。

騒音もほとんどなく、比較的飼いやすいウスユキバトですが、飼育方法や注意したいことなどをまとめました。ぜひチェックしてみてください。

適切な温度

ウスユキバトを飼育する上で適切な温度は、15〜20度くらいとなります。

野生のウスユキバトは、オーストラリアを生息地としているため、暑さや寒さにはそれほど弱くありません。必要以上の保温などは必要ないですが、日本の夏は極端に高温になることも多く、注意が必要です。冬も気温が大幅に下がるようであれば、保温するようにしましょう。

風や直射日光が直接当たる場所に長時間カゴを置くと、ウスユキバトが体調を崩す原因になりますので、置かないようにしましょう。

ウスユキバトの餌に適しているものは、種子、穀物、果物などです。

ヒエ、アワ、キビ、それにカナリアシードなどが配合されたインコ用の混合餌がありますので、それを与えましょう。その際に、麻の実を少しでいいので混ぜるとさらに栄養バランスを取ることができます。

また、青菜でビタミンを補給し、塩土でミネラルを補給できるため、定期的に与えましょう。

ウスユキバトなどのハト類は水をたくさん飲むため、水を切らさないように注意しましょう。

ウスユキバトの飼育に必要なもの

以下のものが、ウスユキバトの飼育に必要なものになります。お迎えする前に、必ず揃えるようにしましょう。

具体的な商品も紹介しますので、チェックしてみてください。
  • 鳥かご
  • 止まり木
  • 水入れ
  • 水浴び容器

鳥かご

ウスユキバトは鳩の中でも小型ですが、ウスユキバトのケージを選ぶ際は大きめのサイズのケージを選びましょう。中型インコ用や大型インコ用のケージを選ぶと、ウスユキバトも羽を広げたり、運動できたりしてのびのび生活できます。

中型インコのケージは一辺が45cmのもの、大型インコのケージは幅と奥行が45cm以上で高さが60cm以上のものが一般的です。あまり窮屈にならないものを選びましょう。

さらに、ケージの底が掃除しやすいものを選ぶと掃除が楽になります。使い勝手の面も重視しながら選びましょう。

止まり木

鳥たちは止まり木の上で一日の大半を過ごします。そのため、細すぎたり太すぎたりすると、体をうまく支えることができず、ストレスの原因になります。

鳥の足の前と後ろの爪の間隔が、止まり木の1/3くらいならちょうどいいサイズです。個体差もあるため、実際に鳥をのせた状態で確認してみましょう。

天然木の止まり木は太さが一定ではありませんが、その日の鳥の気分によって止まる場所を変えたりでき、運動にもなるためおすすめです。

水入れ

ウスユキバトを含むハト類は水をたくさん摂取します。そのため、給水器などで水を切らさないようにしましょう。

水入れは、バナナ水入れがおすすめです。ケージの外から取り付けることができ、ケージが広くなります。しかも、食べ物のカスやフンが入ることを防止し、飲み水で水浴びをするのも防ぐことができます。

水浴び容器

水浴びの容器は鳥にとって体の汚れを落とす際に使用する、必ず必要なグッズです。ウスユキバトの身体よりも、一回り以上大きな水浴びの容器を選ぶようにすると、快適に水浴びができるでしょう。

水が飛び散らないように蓋がついているものがあったり、底に鏡がついていたりして鳥の好奇心をくすぐるものもあります。ケージに取り付けができるようなものもあり、ひっくり返して水をこぼすような心配もなくなります。

自分のウスユキバトにあったものを選ぶようにしましょう。

ウスユキバト飼育の注意点



ウスユキバトの飼育には、いくつかの注意点があります。

知っておくと後々便利です。詳しく解説しますので、ウスユキバトをお迎えする前に一度確認してみてください。

オスの発情期

一羽で飼っていると、寂しそうだからと二羽目をお迎えすることがあるでしょう。

その際に、オスとメスのペアで飼う場合は、オスの発情期に注意が必要です。オスは発情すると、メスをしつこく追い回します。もしオスとメスの相性が悪いと、メスはオスから逃げ回ってケージの中でケガをすることがあります。

ストレスを受けて体調を崩したり、死んでしまったりする場合もあるので、オスの発情には注意しましょう。

人に懐きにくい

ウスユキバトは、人に懐きにくい性格をしています。

ただ、完全に懐かないのではありません。雛のうちから育てて手のりにすることは可能です。また、ストレスを与えたり驚かせたりしないように接することで、信頼関係が築かれて人間を恐れることが少なくなります。

どちらにせよ、慣れるまではある程度の時間が必要だということを覚えておきましょう。

ウスユキバトの特徴と飼育方法を理解しよう



ウスユキバトは警戒心が強く、あまり人に慣れない鳥ですが、慣れてくれたときの愛らしさは格別になるでしょう。

ただ、飼育する際には記事で紹介した注意点などに気をつける必要があります。

ウスユキバトの特徴を把握して、愛情を注いでお世話してみましょう。あなたの人生を彩ってくれる愛らしいペットになるでしょう。
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