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コキンチョウの値段は高い?飼育に必要なグッズ・注意点などを紹介

「コキンチョウってどんな鳥?」
「コキンチョウを飼育してみたいけれど値段はどれくらい?」
「コキンチョウを飼育する際に注意すべきことはある?」
とても鮮やかでカラフルな色が特徴のコキンチョウという鳥をご存知でしょうか。

本記事ではコキンチョウの特徴や値段、種類、飼育に必要なグッズを始め、コキンチョウを飼育する際に注意すべきことを紹介しています。

本記事を読むことでコキンチョウの値段がどれくらいなのか、どのような特徴や種類があるのか、飼育にはどのようなものが必要かを知れるでしょう。

コキンチョウを飼育してみたいけれど値段や飼育方法がわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。

コキンチョウの特徴!

コキンチョウはオーストラリア北部に生息している小型の鳥で、体長はおよそ12.5cm、体重はおよそ14gです。くちばしが円錐状になっており、尾の先が二又に分かれています。

また、コキンチョウはとても色鮮やかなのも特徴です。特にオスの方が鮮やかな色をしており、メスはオスと比べるとくすんだ色をしています。

さらにコキンチョウのヒナのくちばしには暗闇で発光するダイヤという突起がついおり、暗い場所でも親鳥がヒナの居場所を把握することが可能です。

コキンチョウの性格


鮮やかな色が美しいコキンチョウの飼育を検討している場合、コキンチョウがどのような性格をしているのか気になる人もいるのではないでしょうか。

ここではコキンチョウの性格について詳しく見ていきます。

色の見た目とは違い大人しい

コキンチョウはその派手な見た目とは異なり、穏やかで大人しい性格をしていることが多いです。人に触れられることを好まない個体も多いため、無理に触らないよう気をつけてください。

飼い主に愛情を求めるオウムなどとは異なり、コキンチョウは飼い主からの愛情をそれほど必要としないため、構わなくてもストレスが溜まることはないでしょう。

とても怖がり

コキンチョウはとても怖がりであることが多いため、ほかの鳥のようにスキンシップをとることは難しいです。また、手乗りさせようとするとストレスを感じてしまうこともあります。

ヒナは比較的甘えん坊が多い

コキンチョウは大人しく怖がりな性格ですが、ヒナは比較的甘えん坊であることが多いです。撫でられることを好まないヒナも多いですが、やさしく接すれば手の中でくつろぐ姿を見られるでしょう。

コキンチョウの値段

コキンチョウの飼育を検討している場合、値段も気になるところでしょう。コキンチョウの値段はヒナか成鳥かで異なるだけでなく、羽の色などによっても変わります。

ここでは、コキンチョウの値段について詳しく見ていきましょう。

ヒナの場合

コキンチョウのヒナの値段はお店によっても異なりますが、およそ8,000円から20,000円です。

ヒナの羽の色は敵に見つかりにくいようくすんだ茶緑色をしており、値段は親の羽の美しさによって決まります。親の羽にブルーやホワイトがあると値段が高くなる傾向にありますが、親の羽の美しさはあくまで目安です。

成鳥で赤や黄色の羽の場合

赤や黄色の羽の成鳥はノーマルと言われ、コキンチョウの中で多く見られる種類です。値段はおよそ10,000円から20,000円で、色がはっきりしているかどうかでも値段が変わります。

成鳥で色がはっきり入っている場合

成鳥で色がはっきりと入っている場合はコキンチョウの中でも特に値段が高く、およそ30,000円から45,000円です。

特に羽にブルーやホワイトの色が入っているものは珍しく、値段が高くなる傾向があります。羽の色がはっきりしているものほど値段が高く、一般的にオスよりもメスの方が値段が高いです。

コキンチョウの種類3選!



コキンチョウは頭部の色によってキコキン、クロコキン、アカコキンの3種類に分類できます。ここでは、これら3種類のコキンチョウについて詳しく見ていきましょう。

キコキン

コキンチョウの中でも珍しく、野生の生息数も少ないと言われるキコキンは顔が黄色いという特徴があります。およそ3,000羽に1羽の割合で生息していると言われており、とても珍しいコキンチョウです。

クロコキン

クロコキンは野生のコキンチョウのおよそ4分の3を占めると言われるほど、多く見られるカラーです。黒色の顔面に青色のフェイスラインがあります。

緑色の背中に紫色の胸部、黄色の腹部をしており、色の境界線がはっきりとしているのが特徴です。

アカコキン

アカコキンは顔面の色が赤色をしているのが特徴です。アカコキンはコキンチョウ全体のおよそ4分の1を占めると言われています。

このほかにそれぞれの種類の色変わり個体もいるため、コキンチョウはとてもカラーバリエーションが豊富な鳥だと言えるでしょう。

飼育に必要なグッズ

コキンチョウを飼育する場合、どのようなものが必要になるのか知りたいという人もいるでしょう。コキンチョウはほかの小鳥と比較して飼育が難しいと言われているため、飼育に必要なものをきちんと揃えることが大切です。

ここではコキンチョウの飼育に必要なグッズについて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
  • 大きめなケージ
  • 保温グッズ

大きめなケージ

コキンチョウはスズメより小さい小型の鳥であるため、それほど大きくないケージで飼育することも可能です。しかし運動好きであるため、大きめのケージを用意してあげるようにしましょう。

また、コキンチョウに卵を産ませてヒナが欲しいと考えている場合は、巣箱を設置できる大きめのケージを用意してください。

保温グッズ

コキンチョウは寒さに弱いため、飼育する際は温度管理に注意しましょう。

コキンチョウを飼育するのに適した温度は、およそ15℃から30℃だと言われています。気温が低下する冬にはエアコンやペット用ヒーター、保温球などを使用して室温を保つようにしてください。

コキンチョウの餌はヒエ、アワ、キビなどのミックスシードがおすすめです。ミックスシードを与える際は、栄養価の高い殻付きのものを選ぶと良いでしょう。

また、ミックスシードだけでなく副食として小松菜などの青菜や果物、ボレー粉などを与えるのがおすすめです。

コキンチョウの飼育の注意点



先述したように、コキンチョウはほかの鳥と比べて飼育するのが少し難しく、飼育する際はいくつか注意すべき点があります。

ここではコキンチョウを飼育する際の注意点について紹介するため、参考にしてみてください。

ストレスを与えてはいけない

コキンチョウにストレスを与えないよう、飼育環境を整える際はケージの大きさに気をつけましょう。先述したように小鳥用のケージで飼育することも可能ですが、運動が好きなため広めのケージにすると喜びます。

また、手乗りにしたいと思う人もいるかもしれませんが、コキンチョウは触られることを好まないため、無理に触らないよう気をつけましょう。

寒さに弱い

オーストラリアに生息していたコキンチョウにとって、日本の冬の寒さはとても厳しいです。温度が15℃を下回ると体調に影響を及ぼすため、寒い季節には保温グッズを使用して温度を保つようにしてください。

手乗りは難しい

ヒナの頃から育てたとしても、手乗りにすることは難しいと考えておきましょう。

ごく稀にヒナの頃から慣らした手乗りコキンチョウが販売されていることもあるため、どうしても手乗りにしたいという人は、人慣れしたコキンチョウをお迎えするのがおすすめです。

放鳥しない

コキンチョウを放鳥すると、大きな音や人の動きなどに驚いて思わぬ事故につながる可能性があります。

コキンチョウは観賞用の鳥であるため、広めの飼育ケージで十分運動ができるようであれば放鳥する必要はありません。飼育ケージは大きめのものを用意して、放鳥しないようにしましょう。

近隣の動物病院を探しておく

コキンチョウは飼育が難しく、ほかの動物と同様に病気になることもあります。しかしコキンチョウのような小鳥に詳しく、的確に診察してくれる動物病院は少ないです。

コキンチョウを飼育する前に、コキンチョウを診察してくれる近隣の動物病院を探しておくようにしましょう。

コキンチョウのヒナ



コキンチョウのヒナのくちばしには、ダイヤモンドと呼ばれる光る突起があるのが特徴です。ここではコキンチョウのヒナの注意点や成長の流れ、容姿の違いなどについて詳しく見ていきましょう。

ヒナの注意点

コキンチョウは子育てがあまり上手くなく、飼育下では自分の卵を温めなかったり、ヒナを巣から捨ててしまったりすることもあります。

コキンチョウに卵を産ませてヒナを育てたい場合には、ジュウシマツに仮母となってもらい卵やヒナを育ててもらうことが必要です。

成長の流れ

コキンチョウは野生ではおよそ2週間で卵から孵化し、およそ3週間で飛べるようになります。巣立ちまではおよそ1カ月半と言われています。

幼鳥の頃は地味な色をしており、クチバシに光る突起があるのが特徴です。成長するにつれて鮮やか色へと変化し、光る突起もなくなっていきます。

ヒナの頃は容姿が違う

コキンチョウは鮮やかで美しいのが特徴ですが、ヒナの頃はくすんだ灰色や緑色などの地味な色をしています。

ヒナの頃の容姿が成鳥と異なるのは、外敵から見つかりにくくするためのカモフラージュです。成鳥になると、求愛のために鮮やかな色の羽へと生え変わります。

寿命はどれくらいか



コキンチョウの寿命は、飼育下でおよそ5年から7年と言われています。同じフィンチである文鳥の寿命がおよそ8年から10年であるため、コキンチョウの寿命は比較的短いと言えるでしょう。

コキンチョウは飼育が難しい鳥であり、寿命が来る前に死んでしまうことも少なくありません。コキンチョウを飼育する前に、診察してくれる動物病院を探しておくようにしてください。

コキンチョウの値段は高めだけど観賞用にはバッチリ!

コキンチョウの特徴や値段、飼育に必要なもの、飼育する際の注意点などについて詳しく解説しました。

コキンチョウの値段は高めですが、その鮮やかで美しい見た目は観賞用にぴったりです。鳥とのコミュニケーションを楽しむよりは、鑑賞したいという人におすすめの鳥と言えます。一緒に暮らせば、その美しい見た目に癒されるでしょう。

この記事で紹介した内容を参考にコキンチョウの値段や飼育の注意点を知り、コキンチョウに適した環境で飼育してあげてください。
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