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チャボ(矮鶏)の生態や飼育法は?ニワトリとの違いを解説!

チャボとは?

ニワトリによく似た、チャボ(矮鶏)という鳥をご存知でしょうか。名前を聞いたことがある、小学校でお世話した、という方もいるのではないでしょうか。

実はチャボはニワトリの一種で、ニワトリの中でも愛玩用として品種改良された種類です。

元々愛玩用とされていたため、おとなしい性格をしており、ニワトリと比べて一般家庭でも飼いやすい動物と言えます。

チャボは漢字で矮鶏と書きますが、矮の文字には「短い、背が低い」という意味があるように、チャボは足が短いという特徴があります。

チャボとニワトリの違い

チャボとニワトリの違いは、チャボのほうがニワトリより小さく、おとなしい性格をしています。

私たちがニワトリと聞いてイメージする、一般的な鶏の種類は体重が2000gあるのに対し、チャボは600~700gと小柄です。

闘鶏用の軍鶏を始めとして、ニワトリは気性が荒いものが多いのに対し、チャボはおとなしい性格をしています。

一般的なニワトリは白色がほとんどですが、チャボは観賞用のためさまざまな羽色のものがいます。

また、チャボは卵を抱いて孵化させるのが上手で、キジやアヒルなど他の鳥の卵を人間が与えて孵化させることもあります。

チャボの習性・生態まとめ

チャボはニワトリの一種で、愛玩用として品種改良されたため体が小さく、おとなしい性格をしていることがわかりました。

愛玩用・観賞用として親しまれてきたチャボには、どんな習性・生態があるのでしょうか。また、チャボを飼いたいと思った場合、どのような場所で購入すれば良いのでしょうか。

ここでは、チャボの習性や生態、購入場所をまとめてご紹介していきます。
チャボの習性・生態まとめ
  1. チャボの卵は食べることができる
  2. チャボのオスは大きな声でコケコッコーと鳴く
  3. チャボの平均寿命
  4. チャボはどこで買えるの?販売価格は?

チャボの卵は食べることができる

チャボはニワトリの一種なので、チャボの卵はスーパーで売っているニワトリの卵と同じように、食べることができます。

チャボの卵は普通のニワトリの卵より栄養がある、などの言い伝えもありますが、実際にはチャボとニワトリの間で卵の栄養に差は無く、卵の栄養素はチャボにどんなエサを与えどのような育て方をしたか、によって決まります。

またチャボは体が小さいため、卵も一般的なニワトリのものより一回り小さいサイズになります。

チャボのオスは大きな声でコケコッコーと鳴く

チャボのオスは、大きな声でコケコッコーと鳴きます。チャボはニワトリの一種なので、他のニワトリと同じように、早朝に大きな声で鳴いて朝の訪れを知らせます。

チャボはニワトリより体が小さいので鳴き声は小さくなりますが、ニワトリより甲高い声で鳴くため、住宅地で飼うと近所迷惑になる恐れがあります。

メスはオスのようにコケコッコーと鳴くのは珍しく、通常はコッコッコと小刻みに鳴きます。多頭飼いしている場合は、オスメス共にコッコッコと声を合わせて大合唱することもあります。

チャボの平均寿命

チャボの平均寿命は8~10年で、これはニワトリの寿命と同じです。

ただしチャボに限らずニワトリはヒヨコの時期に死んでしまう確率が高く、また家畜として飼っている場合は病気が発生すると全体に広がりやすいため、平均寿命を引き下げています。

ヒヨコの時期から健康に気を配る、事故や病気に注意する、放し飼いをしてストレスのたまらない環境を整えるなど、愛情を持って育てれば15年から20年と長生きするチャボも居ます。

チャボはどこで買えるの?販売価格は?

チャボは一部のペットショップで買え、販売価格は数千円のものから2~3万円のものまでさまざまです。価格はチャボの性別や月齢、羽色の美しさや品種の珍しさによって決まります。

ただしチャボは普通のペットショップでは取り扱いが無い場合が多く、鳥専門のペットショップやチャボ販売店、家畜を販売している牧場などで見かけることができます。

また、購入するほかにインターネットなどでチャボの里親募集を探して、譲り受けることもできます。

チャボを飼育するために必要なもの3つ

チャボの卵は食べることができ、オスはニワトリと同じようにコケコッコーと大きな声で鳴くこと、平均寿命は8~10年で、鳥専門のペットショップや家畜を販売している牧場で購入できることが分かりました。

ペットを飼うには、事前にエサや寝床などを準備しておくことが重要です。実際にチャボを飼育するにあたり、どんなものを用意しておけば良いのでしょうか。

ここでは、チャボを飼育するために必要なもの3つをご紹介していきます。
チャボを飼育するために必要なもの
  1. ケージ
  2. エサ
  3. 運動できる空間

チャボを飼育するために必要なもの1:ケージ

チャボを飼育するために必要なものは、ケージです。

チャボを室外で飼育する場合は、広くて高さのあるケージを用意します。

イタチなどの生き物にケージを壊されないよう、作りが頑丈なものにしましょう。室内で飼育する場合は、大型犬用の大きなケージを用意します。

室内外共に、ケージはできるだけ広く高さのあるものにすると、チャボがケージ内で動くことができストレスが軽減されます。

またケージ内に休むための止まり木を設置してあげる、時々ケージから出してお散歩してあげるなどして、チャボにストレスが溜まらない工夫をしましょう。

チャボを飼育するために必要なもの2:エサ

チャボを飼育するために必要なものは、チャボのエサです。

ニワトリ用のエサでも構いませんが、チャボ用のエサはチャボが食べやすいサイズになっているので、できればチャボ用のエサを用意してあげましょう。

トウモロコシや大豆などを配合した配合飼料と水を、朝夕新しいものに取り換えて与えます。

配合飼料には色々な栄養素が含まれているため、普段与えるエサは配合飼料のみで大丈夫ですが、葉物野菜も食べられるため、時おりキャベツの切れ端などの野菜を与えると良いでしょう。

チャボを飼育するために必要なもの3:運動できる空間

チャボを飼育するために必要なものは、運動できる空間です。できるだけ広いケージを用意することをしましたが、ケージ内で飼うだけでは運動不足です。

チャボにストレスが溜まらないように、必ずケージの外に出しお散歩させる時間を持ちましょう。

室外で飼っている場合は土の地面の上に放すと、地面を足でかき回したりくちばしでつついたりといった、チャボ本来の動きをすることができストレス発散になります。

十分に運動することで、人間と同じようにチャボも健康になり、病気に強くなります。

チャボの生態をよく知ってから飼おう!

チャボはニワトリの一種で、愛玩用として品種改良されたため、ニワトリと比べて体が小さくおとなしい性格をしています。

またチャボの卵は食べることができ、平均寿命は8~10年で、鳥専門のペットショップや家畜を販売している牧場で購入できます。

チャボを飼うにはなるべく広くて高さのあるケージ、エサである配合飼料、運動できる空間が必要です。

これからチャボを飼おうと考えている方は、チャボの生態をよく知ってから飼うようにしましょう。
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