猫が動かないのはどんな時?
大切な猫だからこそ、少しでも元気がないと「体調が悪いのかな?」「病気になったのでは?」と不安に感じるでしょう。
ここではまず、猫が動かずに元気がないように見える時の理由について、年齢別に簡単にチェックしておきましょう。
ここではまず、猫が動かずに元気がないように見える時の理由について、年齢別に簡単にチェックしておきましょう。
成猫が動かない時
では、成猫の場合はどうなのでしょうか。成猫は免疫力も体力もついて最も病気にかかりにくい年齢期に当たりますが、活発に動き回るので誤飲・誤食を起こしやすい年齢期でもあります。
おもちゃや飼い主さんのアクセサリーなどを飲み込んだせいでお腹に痛みが出て、動けなくなることも多いです。
食欲がないためにご飯を食べなくなったり、ふらつくようになったら受診が必須です。
おもちゃや飼い主さんのアクセサリーなどを飲み込んだせいでお腹に痛みが出て、動けなくなることも多いです。
食欲がないためにご飯を食べなくなったり、ふらつくようになったら受診が必須です。
高齢猫が動かない時
高齢猫は体力も筋力も落ち、活動量が低下する年齢期にあたります。高齢猫が以前に比べて動かず元気がないのは単なる老化現象であることが多いですが、なかには病気が原因であることも少なくありません。
「ただの老化だろう」と症状を甘く見てしまうと、病気を見過ごしたり寝たきりの状態を早めてしまう可能性もあります。
普段からスキンシップで健康チェックを行い、しこりなどがないか確認しましょう。普段と様子が違って見えたり、食事量や運動量が目に見えて減ったのならば、勝手な自己判断はせずにまずはかかりつけの動物病院で診てもらうことが必要です。
「ただの老化だろう」と症状を甘く見てしまうと、病気を見過ごしたり寝たきりの状態を早めてしまう可能性もあります。
普段からスキンシップで健康チェックを行い、しこりなどがないか確認しましょう。普段と様子が違って見えたり、食事量や運動量が目に見えて減ったのならば、勝手な自己判断はせずにまずはかかりつけの動物病院で診てもらうことが必要です。
猫が元気がないサインと原因
そもそも、どのような状態であれば「猫が元気がない」と判断すべきなのでしょうか。
以下では、猫に元気がない時のサインに加えて、その時に考えられる原因についてまとめているのでぜひチェックしてみてください。
以下では、猫に元気がない時のサインに加えて、その時に考えられる原因についてまとめているのでぜひチェックしてみてください。
猫が元気がないサイン1:食欲がない
猫に元気がないサインとしてまず挙げられるのが、猫のご飯の時間なのに食欲がなく何も食べないということです。
普段はご飯をおいしそうに食べるのに急に食べられなくなったり、お腹がすいているのに食欲がないならば、体調不良や病気の可能性を疑うべきでしょう。
なお、おやつは食べるけれどご飯は食べないのならば、ただ単に今のご飯に飽きただけでしょう。フードを変えれば食欲が復活することがほとんどです。
普段はご飯をおいしそうに食べるのに急に食べられなくなったり、お腹がすいているのに食欲がないならば、体調不良や病気の可能性を疑うべきでしょう。
なお、おやつは食べるけれどご飯は食べないのならば、ただ単に今のご飯に飽きただけでしょう。フードを変えれば食欲が復活することがほとんどです。
猫が元気がないサイン2:嘔吐する
食べたものをもどすというのも、猫に元気がないサインのひとつとして挙げられるでしょう。嘔吐の原因は非常にさまざまです。
ご飯を食べると吐き気をもよおしてすぐ吐く場合、栄養を十分に摂取することができなくなるため、ほおっておくとどんどん痩せることになりかねません。
嘔吐の頻度や程度がひどいならば、できるだけ早く動物病院に連れて行ってあげましょう。
ご飯を食べると吐き気をもよおしてすぐ吐く場合、栄養を十分に摂取することができなくなるため、ほおっておくとどんどん痩せることになりかねません。
嘔吐の頻度や程度がひどいならば、できるだけ早く動物病院に連れて行ってあげましょう。
猫が元気がないサイン3:下痢をしている
猫に元気がないサインのひとつとして、下痢がとまらないということも含まれるでしょう。
軽い下痢を一度起こしたくらいならばそこまで心配する必要はありませんが、下痢がとまらない場合や、下痢と嘔吐を繰り返す場合はできるだけ早く病院を受診しましょう。
また、獣医さんのアドバイスのもとで下痢のときの食事を工夫しましょう。
軽い下痢を一度起こしたくらいならばそこまで心配する必要はありませんが、下痢がとまらない場合や、下痢と嘔吐を繰り返す場合はできるだけ早く病院を受診しましょう。
また、獣医さんのアドバイスのもとで下痢のときの食事を工夫しましょう。
猫が元気がないサイン4:トイレに何度も行く
トイレに何度も行くというのも、猫が元気がないサインのひとつとして挙げられるでしょう。
ただ単にうんちが出ない、またはお腹を下していることが原因でトイレに何度も行く場合もあれば、排尿器系の病気でトイレに何度も行く場合もあります。
便に血が混じったり、トイレに何度も言っているのにおしっこやうんちが全くでないならば、病気にかかっている可能性もあるので、すぐさま病院を受診しましょう。
ただ単にうんちが出ない、またはお腹を下していることが原因でトイレに何度も行く場合もあれば、排尿器系の病気でトイレに何度も行く場合もあります。
便に血が混じったり、トイレに何度も言っているのにおしっこやうんちが全くでないならば、病気にかかっている可能性もあるので、すぐさま病院を受診しましょう。
猫が元気がないサイン5:涙と鼻水が出ている
猫が元気がないサインのひとつとして、涙と鼻水が出ているということも含まれるでしょう。
いろいろな原因が考えられますが、早めに病院に行かれることをします
いろいろな原因が考えられますが、早めに病院に行かれることをします
猫が元気がないサイン6:狭い場所でじっとしている
狭い場所でじっとしているというのも、猫に元気がないサインのひとつに数えられるでしょう。
猫は体調が悪い時や体のどこかに痛みを感じている時、防衛本能が強く働き、弱った自分の体を隠そうとして狭い場所でじっと丸まるようにします。
猫は体調が悪い時や体のどこかに痛みを感じている時、防衛本能が強く働き、弱った自分の体を隠そうとして狭い場所でじっと丸まるようにします。
猫が元気がないサイン7:おもちゃに反応しない
猫が元気がないサインのひとつとして挙げられるのが、いつも喜んで遊ぶおもちゃに反応しないということです。
ただ単におもちゃに飽きたという可能性も存在しないわけではありませんが、多くの場合、体調に問題があって動くことができず、おもちゃに反応することができません。
ただ単になんとなく体調が悪いこともあれば、病気や骨折などの明確な原因があって動けない場合もあるので、猫のその他の行動をよく観察し、問題がありそうならば動物病院に連れて行くことが大切です。
ただ単におもちゃに飽きたという可能性も存在しないわけではありませんが、多くの場合、体調に問題があって動くことができず、おもちゃに反応することができません。
ただ単になんとなく体調が悪いこともあれば、病気や骨折などの明確な原因があって動けない場合もあるので、猫のその他の行動をよく観察し、問題がありそうならば動物病院に連れて行くことが大切です。
猫が元気がないサイン8:抱くと嫌がる
抱くと嫌がるというのも、猫が元気がないサインのひとつとして挙げられるでしょう。
ただ単に飼い主さんになついていないから、あるいは機嫌が悪い時に抱っこしてしまったから嫌がるという場合もなきにしもあらずです。
いつもは抱っこをさせてくれるのに、抱っこをすると変な鳴き声を出したり痛そうな仕草を見せるならば、体調に問題がある可能性が大でしょう。
他におかしいところが見られないかよく観察し、いつもと違って明らかに元気がないのならば受診が必要です。
ただ単に飼い主さんになついていないから、あるいは機嫌が悪い時に抱っこしてしまったから嫌がるという場合もなきにしもあらずです。
いつもは抱っこをさせてくれるのに、抱っこをすると変な鳴き声を出したり痛そうな仕草を見せるならば、体調に問題がある可能性が大でしょう。
他におかしいところが見られないかよく観察し、いつもと違って明らかに元気がないのならば受診が必要です。
猫が元気がないサイン9:毛づくろいをしない
猫が元気がないサインのひとつが、毛づくろいをしないということです。猫にとって毛づくろい(グルーミング)は欠かすことのできない日常的な行為であり、急にしなくなった時には体調不良や病気を疑うべきでしょう。
猫が毛づくろいをしない理由としては、ただ単に老化や具合が悪いだけの時もあれば、ストレスや特定の病気が原因である時もあります。
毛づくろいができないほど口の中に痛みを感じていることもありますので、すぐさまお医者さんに診てもらいましょう。
猫が毛づくろいをしない理由としては、ただ単に老化や具合が悪いだけの時もあれば、ストレスや特定の病気が原因である時もあります。
毛づくろいができないほど口の中に痛みを感じていることもありますので、すぐさまお医者さんに診てもらいましょう。
猫が元気がないサイン10:爪とぎをしない
爪とぎをしないというのも、猫に元気がないサインのひとつに数えられるでしょう。グルーミングに加えて、爪とぎも猫が日常的に行う行為のひとつです。
爪とぎはストレス解消になるため、ストレスの少ない猫はあまりしない傾向にありますが、普段爪とぎをする猫が急にしなくなったのならば注意すべきでしょう。
爪とぎをしない主な理由としては、爪が長くなりすぎたか巻き爪になって、爪をとぐと痛みを感じるということが挙げられます。
爪とぎはストレス解消になるため、ストレスの少ない猫はあまりしない傾向にありますが、普段爪とぎをする猫が急にしなくなったのならば注意すべきでしょう。
爪とぎをしない主な理由としては、爪が長くなりすぎたか巻き爪になって、爪をとぐと痛みを感じるということが挙げられます。
猫が元気がないサイン11:冷たい場所に行きたがる
猫に元気がないサインのひとつとして、冷たい場所に行きたがるということも含まれるでしょう。
呼吸が荒いことにくわえてだるい様子を見せているならば、水分不足を疑う必要があります。
冷たい場所に行きたがるということは、今暑さを感じているということにほかなりません。
アイスノンや冷たいタオルなどで首元や脇などをしっかりと冷やしてとりあえずの応急措置を取り、すぐさま動物病院に連れて行きましょう。
呼吸が荒いことにくわえてだるい様子を見せているならば、水分不足を疑う必要があります。
冷たい場所に行きたがるということは、今暑さを感じているということにほかなりません。
アイスノンや冷たいタオルなどで首元や脇などをしっかりと冷やしてとりあえずの応急措置を取り、すぐさま動物病院に連れて行きましょう。
猫の元気がない時の対処法
では、猫の元気がない時にはどうすればよいのでしょうか。ここからは段階別に猫の元気がない時の対処法についてまとめているので、「なんだか猫の様子がおかしいな」と感じた時にぜひ参考になさってみてください。
猫の元気がない時の対処法とは?
- 好きな餌やおやつをあげて様子を見る
- お気に入りのおもちゃで遊んであげる
- またたびで反応を見る
- 動物病院に連れて行く
猫の元気がない時の対処法1:好きな餌やおやつを与えてみる
猫の元気がない時には、まずは好きな餌やおやつを与えてみてください。食欲があるかどうかは、猫の体調を判断する上で重要な要素となるので、好きな餌やおやつを食べるようであれば特に心配する必要はありません。
反対に、いつもは喜んで飛びついてくるはずなのに口にしようとしないのならば、体調に問題がある可能性が高いでしょう。この場合は病院の受診が必要です。
反対に、いつもは喜んで飛びついてくるはずなのに口にしようとしないのならば、体調に問題がある可能性が高いでしょう。この場合は病院の受診が必要です。
猫の元気がない時の対処法2:好きなおもちゃで遊んであげる
好きなおもちゃで遊んであげるというのも、猫の元気がない時に対処法のひとつです。
猫の元気がないのは猫のストレスサインである場合もあるので、好きなおもちゃに反応するかどうかでストレスが原因なのか体調面での問題が原因なのかを判断しましょう。
なお、餌を食べないのは運動量が少なかったりストレスがたまっていることが原因である場合も多く、好きなおもちゃでたっぷりと遊んであげることで解決することもあります。
猫の元気がないのは猫のストレスサインである場合もあるので、好きなおもちゃに反応するかどうかでストレスが原因なのか体調面での問題が原因なのかを判断しましょう。
なお、餌を食べないのは運動量が少なかったりストレスがたまっていることが原因である場合も多く、好きなおもちゃでたっぷりと遊んであげることで解決することもあります。
猫の元気がない時の対処法3:またたびで反応を見る
猫の元気がない時の対処法のひとつとして、またたびで反応を見るということも挙げられるでしょう。
体調面で問題がないのならば、猫はまたたびを見るとそれに反応してじゃれつくように遊びます。
もしもまたたびに反応しないのならば、体のどこかに痛みを感じている可能性があると言えるでしょう。
なお、ただ単に老化で体を動かすのがつらいという場合もあり得ます。
体調面で問題がないのならば、猫はまたたびを見るとそれに反応してじゃれつくように遊びます。
もしもまたたびに反応しないのならば、体のどこかに痛みを感じている可能性があると言えるでしょう。
なお、ただ単に老化で体を動かすのがつらいという場合もあり得ます。
猫の元気がない時の対処法4:獣医の診察を受ける
急に食欲がなくなったり原因不明の体調不良を起こした場合には、すぐさま獣医の診察を受けましょう。
素人判断で「たぶん大丈夫だろう」と判断してしまうのは非常に危険ですので、いつもと明らかに違った様子で元気がないのならば、できるだけ早く動物病院を受診し、診察を受けて薬などを出してもらう必要があります。
素人判断で「たぶん大丈夫だろう」と判断してしまうのは非常に危険ですので、いつもと明らかに違った様子で元気がないのならば、できるだけ早く動物病院を受診し、診察を受けて薬などを出してもらう必要があります。
日頃からよく触れ合って猫の変化にいち早く気付けるようにしよう
今回は猫の元気がない時について特集してきましたが、いかがでしたでしょうか。
日ごろから猫と触れ合いその様子をよく観察しておけば、急な体調不良にもすぐに気づくことができますし、獣医さんに診てもらって早く治すことができます。
猫が元気がないときにはできるだけ早くかかりつけのお医者さんに診てもらい、専門家のきちんとした判断を受けることが必要でしょう。
日ごろから猫と触れ合いその様子をよく観察しておけば、急な体調不良にもすぐに気づくことができますし、獣医さんに診てもらって早く治すことができます。
猫が元気がないときにはできるだけ早くかかりつけのお医者さんに診てもらい、専門家のきちんとした判断を受けることが必要でしょう。