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猫がしっぽをプルプル震わせるのはどうして?猫の気持ちについて考える

猫がしっぽをぷるぷる震わせる仕草の理由とは

「なんでしっぽをぷるぷる震わせるんだろう?」と猫の仕草に疑問を感じたことのある飼い主さんも多いのではないでしょうか。

ここではまず、猫がしっぽを震わせる主な理由についてご紹介していきます。以下ではリストに理由をまとめているので、ぜひご覧ください。
猫がしっぽを震わせる理由とは?
  • マーキングがしたい
  • 嬉しい
  • 興奮している
  • 不機嫌で怒っている

猫がしっぽを震わせる理由1:マーキング

猫がしっぽを震わせる理由としてまず考えられるのが、マーキングを行っているということです。

猫はとても縄張り意識が強い生き物であり、ゲージやその周辺だけではなく飼い主さんに対してもマーキングを行い、自分の匂いをしっかりとつけたがります。

しっぽを震わせることで効率的にマーキングすることができるます。そのため、自分の匂いが薄れてきたと感じた時や、初めて足を踏み入れた場所などでしっぽを震わせることでマーキングをしようとしているのでしょう。

猫がしっぽを震わせる理由2:嬉しい気持ち

嬉しいと感じているというのも、猫がしっぽを震わせる理由のひとつとして考えられるでしょう。

犬と同じように、猫も嬉しい・楽しいと感じた時にしっぽを震わせることでその感情を表現しています。

たとえばおもちゃで遊んであげた時や好きなおやつやごはんをあげた時などには、しっぽを小刻みに震わせることでしょう。

また、大好きな飼い主さんから優しく撫でてもらった時にも安心感と同時に嬉しさを感じ、ゆっくりとしっぽを震わせることでその気持ちを表現します。

猫がしっぽを震わせる理由3:興奮状態

猫がしっぽを震わせる理由のひとつとして、興奮状態にあるということも挙げられるでしょう。

猫は他の猫に会った時や急に動くものを見つけた時、あるいは大きな音を聞いてびっくりした時など、良くも悪くも驚きを感じて興奮状態になった際にしっぽを震わせると言われています。

目の前の物事に興味を持ち軽く興奮している状態ならば軽くしっぽが揺れる程度ですが、強いショックを受けてかなりの興奮状態にある時には、わなわなと体を震わせると同時にしっぽも左右に大きく揺れ動きます。

猫がしっぽを震わせる理由4:不機嫌

不機嫌であるというのも、猫がしっぽを震わせる理由のひとつに数えられるでしょう。猫は楽しい時や嬉しい時にも尻尾を震わせるものですが、その反対の不機嫌な時や怒っている時にも尻尾を震わせます。

嬉しい時には尻尾をくねくねと緩やかに震わせるのに対し、不機嫌な時にはしっぽを床にたたきつけるようにしてやや強めに震わせるため、比較的簡単に両者の違いを見分けることができるでしょう。

飼い主さんになついていなかったり、スキンシップが嫌いな場合には軽く触られただけでも不機嫌になって尻尾を震わせることもよくあります。

猫がしっぽをピーンと立てている理由

猫のしっぽは猫の感情をとてもよく表すものです。時にはしっぽを震わせるだけでなく、ピーンと細長く立てることもあるでしょう。

ここからは、猫がしっぽをピーンと立てる理由やその時の気持ちについてご紹介していきます。
猫がしっぽをピーンと立てているのはなぜ?
  • 攻撃的になっているから
  • 怖がっているから
  • 嬉しくてご機嫌だから

猫がしっぽを立てている理由1:少し攻撃的な状態

猫がしっぽを立てている時に多い理由が、少し攻撃的になっているということです。

警戒心の強い猫も多く、ちょっとした物音や初対面の人に対して攻撃的になり、その感情がピーンと立ったしっぽに表れていることも多いでしょう。

この場合、しっぽの立ち方だけでなく猫の表情にも注目すれば、眉間にしわを寄せていたり目が鋭くなっているため、攻撃的になっていることがわかるでしょう。

また、攻撃的な状態が強まれば体全体の逆毛が立ち、膨らむようにしてわなわなと震えます。

猫がしっぽを立てている理由2:怖がっている

怖がっているというのも、猫がしっぽをピーンと立てる理由のひとつとして考えられるでしょう。

人に慣れていない猫やか弱い子猫の場合、ちょっとした物音にも敏感に反応して恐怖心を抱き、ピーンとしっぽを立てる子も少なくありません。

怖くてしっぽを立てている場合、同時に体をブルブルと震わせていることが多いでしょう。また、触ると嫌がったり威嚇のために噛む猫もいます。

しっぽの動きや猫の仕草の意味を読み取り、恐怖心を感じているようであれば対象となる物を猫の周辺から取り除いてあげましょう。

猫がしっぽを立てている理由3:ご機嫌な時

猫がしっぽを立てている理由のひとつとして、ご機嫌であるからということも含まれるでしょう。

猫は嬉しい時や楽しい時、ピーンとしっぽを立ててその感情を表現します。

たとえば仲の良い猫と遊んでいる時や、お気に入りのおもちゃ・おやつなどをもらった時にしっぽをピーンと立てて喜びをあらわにするでしょう。

怒っている時や怖がっている時と違い、体をブルブルと震わせたり眉間にしわをよせて威嚇することもないので、そのような仕草から嬉しいという猫の気持ちがわかるでしょう。

猫の愛情表現5選

しっぽだけでなく、猫のサインからも猫のきもちを十分に読み取ることができます。では、猫は普段どのような仕草で愛情表現をしてくれているのでしょうか。

ここからは、猫の愛情表現について詳しくチェックしていきましょう。
猫の愛情表現とは?
  • 甘噛みする
  • プレゼントを持ってきてくれる
  • 一緒に寝てくれる
  • 手などを舐めてくれる
  • お腹を見せてくれる

猫の愛情表現1:甘噛み

猫の愛情表現としてまずご紹介したいのが、甘噛みしてくるということです。猫は好きな人に対して「大好きだよ」という気持ちを伝えるために、指などを軽く甘噛みして甘えます。

猫は嫌いな人や恐怖を感じている人に対しても噛みつきますが、この場合は痛みを感じるほど強く、また瞬間的に噛みつきます。

これに対して愛情表現である甘噛みの場合は、体を擦り付けるようにして優しくゆっくりと指などを噛み、とてもリラックスした様子です。

猫の愛情表現2:プレゼントを持ってくる

プレゼントを持ってくるというのも、猫の愛情表現のひとつとして挙げられるでしょう。

猫は好きな人に対して仲間意識を持っているため、自分のお気に入りのおもちゃなどを飼い主の近くに持ってきて、プレゼントしてくれることがあります。

また、「このおもちゃで遊んでよ」と飼い主さんに対して遊んでほしいがために、おもちゃをプレゼントしてくることもあるでしょう。

猫の愛情表現3:添い寝してくる

猫の愛情表現のひとつとして挙げられるのが、添い寝してくるということです。

眠っている時は最も無防備になるものですので、添い寝してくれるということは飼い主さんのことを信頼し、心から気を許してくれていることの証拠です。

また、飼い主さんの匂いがついた枕の上で寝る、あるいは首元で寝るという行動も、猫の愛情表現のひとつだと言えるでしょう。

猫の愛情表現4:舐めてくる

手や顔をなめるというのも、猫の愛情表現のひとつです。猫は愛着を感じているものや好意を抱いている人に対して、舐めるという行為を通じて愛情表現を行います。

食べ物を扱った直後の手を舐めてくるならば、ただ単においしい匂いにつられているだけですが、そうではないのに頻繁に手を舐めてくれるならば、あなたに対して愛情を伝えているのでしょう。

猫の愛情表現5:お腹を見せる

猫の愛情表現のひとつとして、仰向けになって飼い主さんのほうにお腹を向けるということも含まれるでしょう。

猫に限らずお腹は動物にとっての急所であり、そのような重要な部分を警戒心もなくこちらに向けてくるというのは、猫が心から信頼してくれている証にほかなりません。

ただ単にお腹を見せてくれるだけでなく、お腹を触っても嫌がらずにリラックスした表情を見せるならば、猫との信頼関係はばっちりだと言えるでしょう。

猫が嬉しそうにしっぽを震わせているのは愛情表現

今回は猫がしっぽを震わせる理由などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

しっぽの仕草や猫の行動・態度などから、猫がどのような気持ちでいるのか、さまざまなことがわかります。

嬉しそうにしっぽを振ってスキンシップを許してくれるならば、あなたに対して愛情表現をしているのでしょう。
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