cms-import-animaroll-wp

子猫が脱走した時の探し方は?|プロに聞いた脱走猫の対処法と対策

子猫に限らず猫が脱走する理由とは

子猫に限らず猫が脱走する理由は、いろいろあります。

子猫に限らず、猫が脱走する理由はさまざまですが、今回は特に子猫が脱走してしまう理由や脱走してしまった時の対処方法を考えていきます。

猫好きな方や脱走対策を考えている方は参考にしてください。

好奇心

好奇心旺盛な性格の子猫は、外の世界に興味があります。

子猫の性格は個体によってさまざまですが、中には何にでも興味を示す好奇心旺盛な性格の子猫がいます。

このようなケースでは家の中だけでは飽き足らず、外の世界に興味を持ち脱走してしまう可能性があります。

もし、自身が飼っている子猫や猫がそのような性格の時は脱走に注意し、その子猫や猫に合った対策を考えてみましょう。

発情期

子猫や猫の発情期は、初春と早秋の頃に訪れます。

発情期とは、雄や雌などの性別を問わず、パートナーを見つけようとする行動を指しますが、この時期に外に出たがる子猫や猫が増えて脱走する可能性が高くなります。

対策としては去勢や避妊をすればおとなしくなりますが、それまでは脱走に注意が必要で特に雄は雌を求めて遠くまで移動することがあるため、そこで迷子になるケースもあるので注意が必要です。

猫の本能

猫の本能は、獲物を追って狩りをする狩猟動物です。

子猫や猫に限らず、本来は狩りをする動物の為、動くものは敏感に反応し、時に本能である狩猟動物の行動を起こす可能性がありその際に脱走してしまう事があります。

また猫の本能として夜行性動物の為、夜や深夜に活発に動き回ります。

対策としては日中は飼い猫とたくさん遊び、疲れさせることをします。そうすることで夜に動き回ることが少なくなります。

ストレス

子猫や猫のストレスの原因は、いろいろな事が考えられます。

子猫や猫は縄張り意識が強く、飼い猫では飼われている家が縄張りとなり、中でも猫専用の部屋や猫のお気に入りのスペースが縄張りとなります。

そこに相性の悪い他の猫や犬などがいた場合、猫には大きなストレスとなります。

他にもトイレが不衛生だったり、来客が多いなどの環境問題も子猫や猫にとっては大きなストレスとなり、そこから逃げ出したいと脱走を試みる可能性があります。

子猫が脱走して探しに行くときに必要なもの

子猫や猫が脱走した場合、捜索に必要なものを用意しましょう。

どんなに注意していても、子猫や猫が脱走することを完全に防ぐのは難しい問題であり、そうなってしまった時に慌てずに対応したいという方は多いことでしょう。

今回は脱走した際に何が必要かを項目ごとに説明していきます。
項目内容
猫の餌最も好きなものを選びましょう。
懐中電灯明るすぎない物を選びましょう。
猫の写真特徴を捉えたものを複数枚用意しましょう。
ペットキャリーバッグ普段使っているものを使用しましょう。

子猫を探すために必要なもの1:猫の餌

猫の餌は、最も好きなものを選びましょう。

十分に注意していたとしても、子猫や猫の脱走を完全に防ぐのは難しく、脱走してしまった時にどのように探すかが重要となります。そこで最初に用意したいのが、子猫や猫が最も好きな餌です。

その子猫や猫がいそうな場所を推測し、その場所に最も好きな餌を入れた捕獲器を置いてしばらく様子を見ると、おなかの空いた子猫や猫が入っている可能性があります。

子猫を探すために必要なもの2:懐中電灯

懐中電灯は、明るすぎない物を選びましょう。

子猫や猫は夜行性の為、夜に活発に動くと考えられますので、懐中電灯を用意する必要があります。

この時注意したいのが、あまり明るすぎない物を選ぶことです。目安としては、300ルーメンから400ルーメンが適切です。

あまり明るすぎる大光量の懐中電灯を使用すると、子猫や猫の目を傷めてしまう恐れがあり、また迷子の子猫や猫を驚かせてしまう為注意が必要です。

子猫を探すために必要なもの3:猫の写真

子猫や猫の写真は、特徴を捉えたものを複数枚用意しましょう。

大好きな子猫や猫の写真は、飼い主ならたくさん撮影していることでしょう。

彼らが脱走してしまい探す時の重要な手がかりとなるのがこの写真です。顔や全体、体の模様などの特徴を捉えたものを複数枚用意しましょう。

必要であれば、近所の方にも声をかけて写真を手渡すことで協力を仰ぐと一人で探すよりも早く見つかる可能性があります。

子猫を探すために必要なもの4:ペットキャリーバッグ

ペットキャリーバッグは、普段使っているものを使用しましょう。

子猫や猫も、脱走したものの慣れない環境や孤独から不安に感じている可能性もあります。飼い主としては一刻も早く探し出したいところですが、そこで必要になるのがペットキャリーバッグです。

普段使用しているものでしたら、飼い主や自分の匂いがついているので、子猫や猫が不安に感じていれば安心して中に入ってくれる可能性があります。
猫探偵のプロ、アニマルサーチが迷い猫捜索に使用する5つの道具

脱走した子猫を探す方法

子猫や猫が脱走した時に探す方法は、いくつかあります。

子猫や猫を探す方法はいくつかありますが、大事な事は飼い主が動転する気持ちを抑えてどうすれば見つかるかを考え抜くことです。いくつか方法を紹介しますので一緒に考えてみましょう。
脱走した子猫を探す方法
  1. 名前を呼びながら探す
  2. 昼~夕方にかけて探す
  3. 猫の行動範囲
  4. 雨上がりがチャンス
  5. 見つからないときはプロに依頼する

脱走した子猫を探す方法1:名前を呼びながら探す

子猫や猫は、飼い主の声を聴くと安心します。

子猫や猫は、基本的に飼い主の声やにおいを覚えており、愛情もって育てれば育てるほど子猫や猫も飼い主を信用して懐いてくれます。

脱走して餌を捕まえることができず、空腹で不安に感じている時、飼い主の声を聴けば子猫や猫は安心します。

そのため、子猫や猫を探す時はなめを呼びながら探すと効果的です。飼い主の声を聴いた子猫や猫がそれに反応し、出てくる可能性があるからです。

脱走した子猫を探す方法2:昼~夕方にかけて探す

昼から夕方にかけて、自宅周辺をくまなく探しましょう。

子猫や猫は、脱走したとしてもいきなり遠くへ逃げる可能性は低いので、まずは自宅周辺を昼間から夕方にかけてくまなく探すと効果的です。

子猫や猫は夜行性の為、昼間は自宅周辺で休んでいる可能性が高いからです。

子猫や猫がいそうな軒下や植え込みの周辺などを、名前を呼びながら探すと反応がある可能性もあるので、時間や場所を変えながら探すと良いでしょう。

脱走した子猫を探す方法3:猫の行動範囲

子猫や猫の行動範囲は、自宅周辺の100メートル前後です。

子猫や猫は、普段から自宅周辺を散歩している犬とは違いはじめから土地勘があるわけではありません。その為、脱走したとしてもその行動範囲は自宅周辺の半径100メートル前後であることが多いです。

子猫や猫が脱走し、心配になるのは当然ですが焦ることなく彼らの普段の行動を分析し、どこにいそうかを推測しながら探すと効果的です。

まずは自宅周辺の半径100メートル前後を重点的に探しましょう。

脱走した子猫を探す方法4:雨上がりがチャンス

子猫や猫は、雨に濡れるのが苦手です。

子猫や猫は水が苦手な場合が多く、特に脱走した後の雨の日は、身体が濡れないように物陰に隠れてじっとしていることが多いと言われています。

その為、雨上がりがチャンスと言われており雨が上がれば、空腹を満たす為餌を求めて子猫や猫が活発に動き回るからです。

まずは自宅周辺の隠れやすいところを重点的に探し、以前見かけた場所には、捕獲器と彼らが好きな餌を用意してみましょう。
【飼い猫がいなくなったらすること8選】効率的な探し方教えます!

脱走した子猫を探す方法5:見つからないときはプロに依頼する

猫探しのプロは、彼らの性質を熟知しさまざまなノウハウを持っています。

子猫や猫が脱走し、毎日探しても全く手がかりがなく気持ちが焦りいてもたってもいられなくなることもあるでしょう。そんな時は猫探しのプロに依頼するのも解決への有効な手段です。

猫探しのプロは、猫の性質を熟知し脱走した時もどの付近にいるかといった効率的な発見方法をしてくれるので、悩める飼い主にとっては、心強い味方となってくれるでしょう。

中でもジャパンロストペットレスキューはです。
ペット探偵のジャパンロストペットレスキューで迷子の犬・猫を捜索
プロに依頼するときの注意点
  1. プロに依頼する際の費用の相場
  2. 悪質業者も存在する
  3. 必ず見つかるという保障はない

プロに依頼する際の費用の相場

プロに依頼する金額は、決して安いものではありません。

子猫や猫が脱走した時、数日探しても見つからない時は心配でいてもたってもいられなくなることがあります。そんな時プロに依頼すると効果的ですが、決して安くはありません。

相場としては、3日間の24時間捜索で約60,000円から80,000円、6日間48時間捜索で80,000円から160,000円となっています。

これに出張代や交通費、チラシ制作代、印刷代やポスター代がプラスされるため、6日間の捜索で200,000円を超える可能性もあります。

悪質業者も存在する

猫捜索のプロの中には、残念ながら悪徳業者も存在します。

子猫や猫が脱走して自身で探しても見つからず、心身ともに憔悴した中で最後の手段で頼んだプロの中にも人の弱みに付け込む悪徳業者が残念ながら存在します。

悪徳業者を見分けるにはいくつか方法があります。

契約書を交わさなかったり、捜索道具を持ってこないのは論外ですが、他にもインターネットから分かる情報として、発見事例の記載がなかったり、料金の記載がない業者は悪徳業者である可能性が高いので注意しましょう。

必ず見つかるという保障はない

猫捜索のプロでも、発見できる可能性が100パーセントではありません。

子猫や猫探しのプロといえども、必ず見つかるという保障はありません。

例えば脱走してからすぐであれば発見できる可能性は高いですが、依頼する時間が遅くなるにつれて発見できる可能性が低くなります。

その為、猫捜索のプロに依頼する際は脱走してからできるだけ早い期間に彼らに依頼することをします。

万が一に備えてもし脱走した時に事前に調べてこの業者に依頼すると決めておくと良いでしょう。
迷子猫のプロ、ペット探偵。サービス内容や相場、悪徳業者の見抜き方

脱走した子猫を見つけた時の正しい捕まえ方

脱走した子猫や猫を発見した時は、冷静に対応しましょう。

子猫や猫は音に敏感で、大きな音や大声には驚いて逃げてしまう習性があり、発見した時はうれしい気持ちを抑えて冷静に対応することが大切です。ここで大声を出してしまえば、折角発見した子猫や猫はまた逃げてしまいます。

彼らの好きな餌やおもちゃを用意して、優しく名前を呼びながら近づいてくるのをじっと待ちます。近く迄きたら、洗濯ネットで捕獲するのが効果的です。

子猫が脱走してから数日経過した場合の対処方法

子猫や猫が脱走して数日経過した場合は、各機関へ連絡しましょう。

子猫や猫が脱走して数日経過すると、飼い主は憔悴しきっていたとしても、ここで諦めてはいけません。ここでは、その対策として必要な各機関への連絡や情報収集について説明します。
項目内容
住んでいる自治体の警察署へ連絡脱走後、届け出をしないと迷い猫ではなく野良猫扱いとなります。
保健所へ連絡収容された後、どのようになるのかを確認しましょう。
動物病院へ連絡子猫や猫を発見した後、動物病院へ預ける人もいます。
インターネットやSNSで情報収集掲示板を利用するのがお薦めです。
チラシの配布やポスター貼り近隣の人から情報を得られるので有効です。

住んでいる自治体の警察署へ連絡

子猫や猫は、脱走後警察へ届け出をしないと野良猫の扱いになります。

野良猫の扱いになると、発見された時も迷い猫ではなくなる為保健所へ引き渡され、最悪の場合殺処分となってしまう可能性があります。

それを防ぐ為にもまずは、住んでいる自治体の警察へ届け出ましょう。該当無しと言われてもまめに連絡を取り、手掛かりがないかを確認することが大切です。

保健所へ連絡

保健所では、収容された後どうなるのかを確認しましょう。

保健所は、自治体によって動物の扱いが異なる為、収容された後どのようになるのかを確認しておくことが大事です。

数日保護した後に殺処分という場合が多いですが、大人しい動物を里親に渡すところもあるので、確認は重要です。

飼い主が持ち込んだ動物の場合、即日殺処分というケースもあるので、飼い主と偽って持ち込みされると危険です。

動物病院に連絡

子猫や猫を保護した後、動物病院へ預ける発見者もいます。

子猫や猫が迷い猫として第三者に発見された場合、足などに怪我をしている可能性があります。

心優しい方に保護された場合、動物病院に預けられていることもあります。その為近隣の動物病院には連絡をしておくことをお薦めします。

動物病院の医師は、動物の生態に詳しいので、発見のヒントになるようなことを聞き出せる可能性もありますので、まめに連絡を取りましょう。

インターネットやSNSで情報収集

インターネットやSNSは、掲示板を利用するのがです。

インターネットには、迷子動物の情報を書き込める掲示板があるので、そこで飼い猫の特徴を書き込むと良いでしょう。

あとで追跡調査をするためにも、どのサイトにいつどんな情報を書き込んだかを記録しておくことが大切です。

SNSでは、TwitterやFacebookを利用すると良いでしょう。特にTwitterは拡散力がある為、短時間で多くの人に情報を提供することができます。

チラシの配布やポスター貼り

チラシ配布やポスター貼りは、近隣の人から情報を得られるので有効です。

子猫や猫を探す時に、飼い主一人だけで行うのは効率が悪い為、近隣の人にも協力してもらえるように、チラシ配布やポスター貼りを行ってみましょう。チラシを配布する際は近隣にポスティングを行うと良いでしょう。

ポスター貼りは人がたくさん集まったり、通ったりする人通りの多いエリアを選びそこに重点的にはりましょう。
ペットが迷子になった時、確認・実行すべきこと_迷い猫NET

子猫を脱走させないための脱走対策

子猫や猫を脱走させないための脱走対策は、いろいろあります。

子猫や猫を脱走させない為には、普段から対策を立てておくことが重要で全く対策を立てないよりは遥かに効果があります。いくつか事例を紹介するので一緒に対策を考えてみましょう。
子猫を脱走させない為の脱走対策
  1. 玄関脱走防止にベビーゲート
  2. 脱走防止窓ネットDIY
  3. 脱走防止庭柵
  4. マイクロチップの装着

玄関脱走防止にベビーゲート

ベビーゲートは、猫の身体に合ったものを選びましょう。

玄関からの脱走防止用にベビーゲートは有効ですが、猫のサイズに合ったものを選びましょう。大きすぎれば間を抜けられますし、小さすぎれば簡単に飛び越えられてしまいます。

猫の運動神経には、とても人間の能力で対応できませんので、このベビーゲートの様な有効な対策を打つことが大切です。

脱走防止窓ネットDIY

子猫や猫は、玄関だけではなく窓からも脱走する可能性があります。

子猫や猫が外の景色を見ている時、つい虫の動きが気になってしまい、気づいたら脱走してしまっていたなどということが起こる可能性があるのが窓からの脱走です。

特にマンションの高層階等に住んでいる方は注意が必要です。

猫の身体の大きさに合わせて制作し、猫がぶつかっても怪我をしないような素材を選んで作ると効果もあって長持ちすることでしょう。

脱走防止庭柵

脱走防止庭柵は、自宅に庭から猫が外に脱走しないための柵です。

子猫や猫を完全室内飼いではなく、自宅の庭までは出入り自由にしているという飼い主もいることでしょう。そこで活躍するのが自宅の庭からの脱走を防ぐ脱走防止用庭柵です。

これを設置することで、庭から外への脱走を防止することができる為飼い猫を外へ出したくない飼い主にとっては有効です。

マイクロチップの装着

マイクロチップの装着は、子猫や猫の身分証明となります。

子猫や猫は言葉を話すことができないため、迷子になってしまうと探す手立てが限られて難点がありました。

これは、マイクロチップを装着することにより改善することができます。マイクロチップは、子猫や猫の身分証明になります。

一度埋め込みをしてしまえばずっと使用できますし、費用も猫の場合ですと数千円ほどで済むので検討することをします。

日頃から脱走を防ぐために工夫することが大事

子猫や猫の脱走を防ぐ手段はいろいろあります。

ここまで、子猫や猫が脱走する理由や、脱走した時の対応や探し方、どこに届け出るかなどの解説をしてきましたが、大事なことは、普段から脱走対策に気を払い、工夫することです。

飼い猫が脱走してしまうと、大きな喪失感と不安感が飼い主を襲い、飼い猫にも孤独感や空腹感を体験させてしまうため、お互いに良いことはありません。

日々情報収集を行って脱走対策を工夫しましょう。
P’s-first
モバイルバージョンを終了