猫が尻尾をプルプル振る理由とは?
猫の尻尾が震えるのを見たことがありますか。表情豊かな猫の尻尾を観察してみると、さまざまな感情を読み取ることができます。
猫の尻尾が震える理由は、ネガティブなものからポジティブなものまでさまざまです。
猫の尻尾が震える理由は、ネガティブなものからポジティブなものまでさまざまです。
尻尾の付け根は神経が集中した部分
猫の尻尾には大切な神経が集中しているため、決して引っ張ったりしないでください。
ふざけてやったつもりでも、それによって大事な神経を痛めてしまい、歩行障害や排尿障害など、重大な後遺症を招いてしまう危険性があります。
猫の尻尾の動きが非常になめらかで表情豊かなのは、この複雑な神経の役割があるからです。大切な猫を傷つけないためにも、むやみに尻尾で遊ばないようにしましょう。
ふざけてやったつもりでも、それによって大事な神経を痛めてしまい、歩行障害や排尿障害など、重大な後遺症を招いてしまう危険性があります。
猫の尻尾の動きが非常になめらかで表情豊かなのは、この複雑な神経の役割があるからです。大切な猫を傷つけないためにも、むやみに尻尾で遊ばないようにしましょう。
優しく揉まれているような状態になる
尻尾の付け根(腰のあたり)をトントンしてあげると、優しく揉まれているような状態になり喜びます。
神経が生殖器につながっているため、腰のあたりをトントンしたり、優しくなでてあげると気持ちがよくなります。特に発情経験のあるメスはこのような傾向が強いです。
ただし、敏感な部位なので嫌がる猫もいます。スキンシップは大切ですが、猫の様子を見ながら触るように気をつけましょう。
神経が生殖器につながっているため、腰のあたりをトントンしたり、優しくなでてあげると気持ちがよくなります。特に発情経験のあるメスはこのような傾向が強いです。
ただし、敏感な部位なので嫌がる猫もいます。スキンシップは大切ですが、猫の様子を見ながら触るように気をつけましょう。
猫が尻尾をプルプル振るときの8つの心理
- うれしい
- 甘えたい
- 遊んでほしい
- 興味を惹かれることやものがある
- 獲物を見つけて興奮している
- 機嫌が悪い
- おやつや餌がほしい
- リラックスしている
猫が尻尾をプルプル振るときの8つの心理
猫は尻尾を動かすことでさまざまな種類の感情を伝えることができます。
「うれしい」といったポジティブな感情を示すこともあれば、「機嫌が悪い」といったネガティブな感情も尻尾にはっきりと表れます。
尻尾のメッセージを正しく読み取ってあげることで、飼い主と猫の絆も深まります。猫の尻尾が震えるときの心理を学び、飼い猫とのコミュニケーションに活かしましょう。
「うれしい」といったポジティブな感情を示すこともあれば、「機嫌が悪い」といったネガティブな感情も尻尾にはっきりと表れます。
尻尾のメッセージを正しく読み取ってあげることで、飼い主と猫の絆も深まります。猫の尻尾が震えるときの心理を学び、飼い猫とのコミュニケーションに活かしましょう。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理1:うれしい
猫が尻尾をピーンと立てているときは、機嫌がいいときです。
飼い主が帰宅したときやご飯をあげるとき、猫の尻尾がピーンと立って震えるなら、それはうれしい気持ちの表れです。
尻尾の表情とともに、いつもより生き生きとした顔つきで飼い主を見上げてくるでしょう。
こんなときはたくさんコミュニケーションをとってあげましょう。猫は気まぐれと言われますが、機嫌のいいときをしっかり見極めてかまってあげることが大切です。
飼い主が帰宅したときやご飯をあげるとき、猫の尻尾がピーンと立って震えるなら、それはうれしい気持ちの表れです。
尻尾の表情とともに、いつもより生き生きとした顔つきで飼い主を見上げてくるでしょう。
こんなときはたくさんコミュニケーションをとってあげましょう。猫は気まぐれと言われますが、機嫌のいいときをしっかり見極めてかまってあげることが大切です。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理2:甘えたい
猫は甘えたいときもピーンと尻尾を立てます。
子猫が母猫に甘えたいとき、尻尾をピーンと立てて近づきます。大きくなった猫でも、飼い主に対して同じように尻尾を立てることがあります。
こういうときこそ、猫との絆を深める絶好のチャンスです。なでたり抱っこをしたり、たくさんスキンシップをしてあげてください。
ただし猫はすぐに飽きてしまうことが多いので、猫の興味がなくなったら必要以上にかまわないように気をつけましょう。
子猫が母猫に甘えたいとき、尻尾をピーンと立てて近づきます。大きくなった猫でも、飼い主に対して同じように尻尾を立てることがあります。
こういうときこそ、猫との絆を深める絶好のチャンスです。なでたり抱っこをしたり、たくさんスキンシップをしてあげてください。
ただし猫はすぐに飽きてしまうことが多いので、猫の興味がなくなったら必要以上にかまわないように気をつけましょう。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理3:遊んでほしい
猫は遊んでほしいときもピーンと尻尾を立てます。
お気に入りのおもちゃで遊んであげると良いでしょう。特に子猫から1歳ぐらいまでの猫は遊び盛りなので、この機会を逃さないようにしましょう。
そのとき具体的に何を求めているかを知るには、飼い主さんとの普段からのコミュニケーションがモノを言います。猫が友好的な気分のときを見逃さないようにしておきましょう。
お気に入りのおもちゃで遊んであげると良いでしょう。特に子猫から1歳ぐらいまでの猫は遊び盛りなので、この機会を逃さないようにしましょう。
そのとき具体的に何を求めているかを知るには、飼い主さんとの普段からのコミュニケーションがモノを言います。猫が友好的な気分のときを見逃さないようにしておきましょう。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理4:興味を惹かれることやものがある
猫が何かに強く興味を惹かれたときは、尻尾が震えるというより、立ったまま尻尾を左右にゆっくりと揺らします。
たとえば、初めて何かを見たときです。人間の赤ちゃんや他の生き物と対面したり、飼い主が新しい家具を部屋に入れたときにもこのような反応を示すことがあります。
機嫌が悪いわけではないので、そっと見守りましょう。手を出してほしくないものが視線の先にある場合は、念のため片づけておいた方が無難です。
たとえば、初めて何かを見たときです。人間の赤ちゃんや他の生き物と対面したり、飼い主が新しい家具を部屋に入れたときにもこのような反応を示すことがあります。
機嫌が悪いわけではないので、そっと見守りましょう。手を出してほしくないものが視線の先にある場合は、念のため片づけておいた方が無難です。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理5:獲物を見つけて興奮している
猫は獲物を見つけて興奮しているときも、立ったまま尻尾を左右にゆっくりと揺らします。
「興味を惹かれたとき」と同じく、猫の好奇心のバロメーターです。たとえば虫が動いているのを見つけたとき、いきなり飛び掛かるのではなく尻尾をゆらゆらさせて様子を見ます。
猫はハンターなので、獲物を見つけると本能的に興奮します。こういった野性的な習性も猫の魅力の一つです。
「興味を惹かれたとき」と同じく、猫の好奇心のバロメーターです。たとえば虫が動いているのを見つけたとき、いきなり飛び掛かるのではなく尻尾をゆらゆらさせて様子を見ます。
猫はハンターなので、獲物を見つけると本能的に興奮します。こういった野性的な習性も猫の魅力の一つです。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理6:機嫌が悪い
猫が尻尾を左右にすばやくブンブン振るときは、機嫌が悪いときです。
もし抱っこしてこのような反応だった場合は、嫌がっている証拠なので放してあげた方がいいでしょう。はじめは機嫌がよかった猫が急にこのような態度を取ることもあります。
犬の場合、尻尾をバタバタ振るのは喜びのサインですが、猫は違います。猫が何もしていないとき、尻尾を左右に振って床をバンバン叩いていたらそっとしておくのが無難です。
もし抱っこしてこのような反応だった場合は、嫌がっている証拠なので放してあげた方がいいでしょう。はじめは機嫌がよかった猫が急にこのような態度を取ることもあります。
犬の場合、尻尾をバタバタ振るのは喜びのサインですが、猫は違います。猫が何もしていないとき、尻尾を左右に振って床をバンバン叩いていたらそっとしておくのが無難です。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理7:おやつや餌がほしい
うれしいとき、甘えたいときと同様、餌がほしいときも尻尾をピーンと立て震わせます。
特におやつや餌がほしいときは、尻尾が立って震えるだけでなくすりすりと飼い主に身体をぶつけてきます。
顔つきも、目をくりくりさせてかわいさをアピールしているような表情になります。普段はクールな猫でも、こういうときの甘え方は心得ています。
かわいさのあまり思わずたくさんおやつをあげてしまいそうになるので、気をつけましょう。
特におやつや餌がほしいときは、尻尾が立って震えるだけでなくすりすりと飼い主に身体をぶつけてきます。
顔つきも、目をくりくりさせてかわいさをアピールしているような表情になります。普段はクールな猫でも、こういうときの甘え方は心得ています。
かわいさのあまり思わずたくさんおやつをあげてしまいそうになるので、気をつけましょう。
猫が尻尾をプルプル振るときの心理8:リラックスしている
猫がリラックスしているときは、寝転がって尻尾をゆったりと振ります。
ときどきピタッと動きが止まったり、またゆっくり動かしたりを繰り返します。そのまま寝てしまうこともあります。
安心してくつろいでいる証拠なので、邪魔しないでそっとしておいてあげましょう。同じ振り方でも、何かをじっと見つめているときは珍しいものに興味を惹かれているときです。
ときどきピタッと動きが止まったり、またゆっくり動かしたりを繰り返します。そのまま寝てしまうこともあります。
安心してくつろいでいる証拠なので、邪魔しないでそっとしておいてあげましょう。同じ振り方でも、何かをじっと見つめているときは珍しいものに興味を惹かれているときです。
状況別!猫の尻尾が震えている時の対処法
震える尻尾からわかる、猫の豊かな感情表現についてお話ししました。ここからは、状況別の対処法について解説していきます。
猫の機嫌が良いときでも、猫の方から寄って来ないなら、かまいすぎないことがポイントです。
猫の機嫌が良いときでも、猫の方から寄って来ないなら、かまいすぎないことがポイントです。
尻尾の先を震わせている時
尻尾が震えるとき、飼い主に対して何も関心を寄せていなければ、放っておくのが無難です。
機嫌が悪いときも、リラックスしているときも、基本的に猫は「邪魔されたくない」と感じています。特に猫の方から近づいてこないときはその可能性が強いです。
ついつい近づいて触ってみたくなりますが、そこは我慢した方がよいでしょう。
機嫌が悪いときも、リラックスしているときも、基本的に猫は「邪魔されたくない」と感じています。特に猫の方から近づいてこないときはその可能性が強いです。
ついつい近づいて触ってみたくなりますが、そこは我慢した方がよいでしょう。
邪魔をしない
猫が獲物を狙っているときや飼い主以外のことに興味を惹かれているときは、自由にさせてあげてください。
一緒に遊んであげたくなりますが、せっかく集中しているので様子を見ながら参加するのがです。
このような姿の猫を見守るのも、猫を育てる上での楽しみの一つです。
一緒に遊んであげたくなりますが、せっかく集中しているので様子を見ながら参加するのがです。
このような姿の猫を見守るのも、猫を育てる上での楽しみの一つです。
必要以上にかまわない
機嫌が悪いときに無理にかまうと、ひっかかれたり噛まれたりすることもあります。
なでたり遊んだりして機嫌を良くしてあげたい、という気持ちはわかります。でもほとぼりが冷めるまでそっとしておく方がよいでしょう。
なでたり遊んだりして機嫌を良くしてあげたい、という気持ちはわかります。でもほとぼりが冷めるまでそっとしておく方がよいでしょう。
飼い主を見ながら震わせている時
飼い主を見ながら猫が尻尾を震わせているときは、「かまって」の合図です。
猫は気まぐれなので、飼い主がかまってあげたいときにはなかなか寄って来ません。だからこそ、猫の方から寄って来たときにチャンスを逃さないようにしましょう。
ピーンと尻尾が立って震えるとき、「うれしい」「甘えたい」「ごはんがほしい」といったメッセージが込められています。
猫は気まぐれなので、飼い主がかまってあげたいときにはなかなか寄って来ません。だからこそ、猫の方から寄って来たときにチャンスを逃さないようにしましょう。
ピーンと尻尾が立って震えるとき、「うれしい」「甘えたい」「ごはんがほしい」といったメッセージが込められています。
ごはんをあげる
尻尾を立ててすり寄って来るときは、たいていごはんがほしいときです。
ごはんの時間や飼い主が餌を扱っているとき、このような仕草で近づいてくる場合が多いです。単に甘えたいときとの違いは、顔を見ればすぐにわかります。
ごはんの時間や飼い主が餌を扱っているとき、このような仕草で近づいてくる場合が多いです。単に甘えたいときとの違いは、顔を見ればすぐにわかります。
かまってあげる
飼い主が何かに集中しているときに限って、猫は尻尾を震わせて近づいてきます。
たとえば飼い主がテレビを見ているときや仕事をしているときも、猫は甘えたくなったらおかまいなしです。
自分勝手と言えば自分勝手ですが、この気ままな性格こそ猫の魅力でしょう。猫が近づいてきたときこそ、しっかりかまってあげましょう。
たとえば飼い主がテレビを見ているときや仕事をしているときも、猫は甘えたくなったらおかまいなしです。
自分勝手と言えば自分勝手ですが、この気ままな性格こそ猫の魅力でしょう。猫が近づいてきたときこそ、しっかりかまってあげましょう。
左右に大きく震わせている時
猫の尻尾がせわしなく左右にバタバタと揺れているときは、イライラして気が立っているときです。
もし尻尾の毛が逆立ち、膨らんでいるなら、相手に対する威嚇や攻撃的な気持ちを表しています。飼い主としては心配になってしまいますが、特に子猫や若い猫にはよくあることです。
このような場合の対処法について学びましょう。
もし尻尾の毛が逆立ち、膨らんでいるなら、相手に対する威嚇や攻撃的な気持ちを表しています。飼い主としては心配になってしまいますが、特に子猫や若い猫にはよくあることです。
このような場合の対処法について学びましょう。
攻撃的になっているため落ち着くまで待つ
猫が攻撃的になっているときはそっとしておくのが鉄則です。
ついついなだめてあげたくなりますが、触ろうとするとかえって興奮をあおってしまうことがあります。
特にはじめて見るものや出会うものが多い子猫や若い猫にとっては、驚いたり興奮することは日常茶飯事です。猫に危険が迫っているのでなければそっと見守りましょう。
ついついなだめてあげたくなりますが、触ろうとするとかえって興奮をあおってしまうことがあります。
特にはじめて見るものや出会うものが多い子猫や若い猫にとっては、驚いたり興奮することは日常茶飯事です。猫に危険が迫っているのでなければそっと見守りましょう。
気持ちよさそうに震わせている時
猫の方から、「触ってほしい」と言わんばかりにすり寄って来るときがあります。ごはんがほしいときとは違って、リラックスした表情をしています。
リラックスしているとき、猫の尻尾はゆったりと動きます。
こんなときは優しくなでてあげたり、抱っこしてあげると喜ぶでしょう。たくさんスキンシップをとって絆を深めてください。
リラックスしているとき、猫の尻尾はゆったりと動きます。
こんなときは優しくなでてあげたり、抱っこしてあげると喜ぶでしょう。たくさんスキンシップをとって絆を深めてください。
優しく揉んであげる
猫が気持ちいいと感じるポイントを揉んであげましょう。
特にアゴの下や首回り、額、背中、耳の付け根などを優しくなでてあげると、ゴロゴロと喉を鳴らして気持ちよさそうにします。
また、尻尾の付け根近く(腰のあたり)をトントンと軽く揉んであげると気持ちよくなってお尻を高く上げます。
触りすぎたり、なで方が強すぎたりすると嫌われてしまうので、あくまで優しくすることを心がけましょう。
特にアゴの下や首回り、額、背中、耳の付け根などを優しくなでてあげると、ゴロゴロと喉を鳴らして気持ちよさそうにします。
また、尻尾の付け根近く(腰のあたり)をトントンと軽く揉んであげると気持ちよくなってお尻を高く上げます。
触りすぎたり、なで方が強すぎたりすると嫌われてしまうので、あくまで優しくすることを心がけましょう。
尻尾を引っ張らない
尻尾には大切な神経が集まっているので、刺激を加えてはいけません。
いくら揉んであげると気持ちよくなって尻尾を動かすからと言って、尻尾そのものを揉んだりするのは厳禁です。
特に引っ張ると重大な下半身の障害につながる場合があるので、気をつけましょう。
いくら揉んであげると気持ちよくなって尻尾を動かすからと言って、尻尾そのものを揉んだりするのは厳禁です。
特に引っ張ると重大な下半身の障害につながる場合があるので、気をつけましょう。
猫がしっぽをプルプル振る時の気持ちや理由を理解しよう
猫の尻尾から気持ちを読み取れば、もっと猫と仲良くなることができます。
震える尻尾、ゆらゆら揺れる尻尾、膨らむ尻尾、そのさまざまな表情を毎日観察していれば、きっと猫の気持ちが今よりもっとわかるようになるでしょう。
猫の気持ちを理解すれば、猫との信頼関係も深まります。飼い猫とのコミュニケーションをより豊かなものにしていきましょう。
震える尻尾、ゆらゆら揺れる尻尾、膨らむ尻尾、そのさまざまな表情を毎日観察していれば、きっと猫の気持ちが今よりもっとわかるようになるでしょう。
猫の気持ちを理解すれば、猫との信頼関係も深まります。飼い猫とのコミュニケーションをより豊かなものにしていきましょう。