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なぜ猫はのびるポーズをするの?のびた時の気持ちを知りたい!

なぜ猫はのびるの?動作の意味や心理状態

起きている時も昼寝をしている時もさまざまな表情を見せてくれる猫。飼い猫のちょっとした仕草を見るだけで、癒されます。

猫は、よくのびるポーズをします。猫がのびる時にはどのような理由があるのでしょうか。ここでは、猫がなぜのびるのか、のびる動作の意味や心理状態についてご紹介します。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態1:気分を変えたい

猫は、気分転換をする時に伸びをすることがあります。人間がパソコン作業をしていて、気分を変えたい時に「ぐー」と腕を伸ばして簡単にストレッチを行うことがあります。ストレッチを行うことで、気分をリセットする効果がありますが、猫がのびるのも同じです。

どこかで遊んでいる途中でのびる動作をして、また違う場所で違う遊びを始めたり、興奮しすぎた時に伸びる動作をして、自分の気持ちのバランスを保ったりします。このように猫も気分転換のためにのびる動作を行います。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態2:筋肉をほぐしている

猫はのびる動作を行うことでストレッチをしています。もともと猫はとても柔軟性の良い動物です。狭いところも潜り抜けることができますし、高いところから落ちても平気です。

猫は高いとこから低い場所へいきなりジャンプしたりと、身体能力がありますので、日頃の生活で身体能力を発揮するためにいつも伸びる行動をして筋肉をほぐしています。

身体能力の高い運動選手は毎日のストレッチを欠かしませんが、身体能力の高い猫も日頃からストレッチを欠かさず行い、筋肉をほぐしているといえるでしょう。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態3:血圧をあげるため

昼寝をしている間や同じ場所でリラックスしている間、猫の血圧は下がります。それで、起き上がって新たな行動を取ろうとしている猫は一度、のびる行動をすることで、血圧をあげています。

のびると血圧が上がりますが、それによって血流が増え、脳や筋肉により多くの血液を送り出すことができます。その効果によって、すっきりと目覚めることができます。

猫がこのサイクルについて十分に理解しているとは言えませんが、生きるための野生の本能が働いていると言えるでしょう。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態4:血液の流れをよくしている

心理状態3「血圧を上げている」と重複しますが、猫はのびる動作をすることによって、下がった血圧を上げています。

血圧が上がると心臓からより多くの血液を送り出すことができますので、血液やリンパの流れが良くなります。人間と同じで猫の体内にも二酸化炭素や老廃物が溜まります。血行が良くなると体に蓄積した老廃物を外に出すデトックス効果が期待できます。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態5:自分の身を保護するため

今やペットとして大の猫ですが、もともと野生動物として生活をしていた猫は、小さく捕食動物の格好の餌食になる可能性がありました。

それで、体を自由自在に伸び縮みさせ、狭いところに隠れたり、高いところにジャンプして逃げたりと、高い身体能力が必要でした。

ペットとして人間に飼われてきた猫にもこの野生的な本能は残されていますので、自分の身を保護するために伸びる動作をすることがあります。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態6:リラックスしている

猫はリラックスしている時にのびる動作をします。特に飼い主の前や寝ている時に伸びている場合、その場所が猫にとってとても居心地がいいことを意味します。

飼い主に対する信頼を表す行動だということができます。反対に猫が丸まって縮んだ状態で寝ている場合、猫が何かに警戒しているということの現れです。

猫が生活している環境にストレスを感じている可能性がありますし、飼い主が猫にストレスを与えている可能性もあります。寝ている状態をチェックし猫の心理状態を確認してみましょう。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態7:甘えたがっている

大好きな飼い主に甘えたい時に猫は、のびる動作をすることがあります。仕事から飼い主が帰ってきて嬉しくて興奮している時や、飼い主と一緒に遊びたくて興奮している時などのシュチュエーションがあります。

嬉しくて興奮した猫は一度自分の気持ちを抑えコントロールするために、のびる動作をします。気分転換のために伸びる動作をするのと同じような意味合いです。

しばらく家を留守ににしていて帰宅した時、猫がこの動作をしている場合、とても喜んでいる証拠ですので、可愛がってあげてください。

猫がのびる動作をしたときの意味や心理状態8:眠りたがっている

私たち人間も眠たい時や、寝る前にのびをして眠りにつくことがありますが、猫も同じです。眠いと感じた時にのびる動作をすることがあります。

またリラックスしている状態と、眠たい状態が同時に重なることもあります。リラックスしていたらそのまま眠たくなってしまったという状態です。

のびた状態でウトウトうたた寝している猫を見ていると、かわいくてこちらも癒されるのではないでしょうか。

猫がとるのびのポーズ4つ

猫がのびる動作をした時の理由や、猫の心理状況についてご紹介しました。では、猫は具体的にどのようなポーズでのびる動作をするのでしょうか。

人間と同じように猫にも個性がありますので、猫はいろいろなポーズでのびます。ここでは猫がのびる動作をする時にとる具体的なポーズを4つご紹介します。

猫がとるのびのポーズ1:後ろ足をぎゅーとのばす

のびのポースの中に、後ろ足をぎゅーとのばすというポーズがあります。このポーズの時の特徴は猫が歩きながら片方ずつ行うことです。とても器用な猫の一面を見ることができます。

これは猫が「のびをしている間、外敵に襲われないように注意している」という野生的本能が働くためです。家の中で飼われている猫の中には、両足一緒にのびるポーズをすることもあります。

猫がとる伸びのポーズ2:前足をぎゅーとのばす

猫が比較的リラックスした時に行うのびのポーズは、前足をぎゅーとのばすことです。目をつぶっていたり、あくびをしていたりと猫とても気持ちよさそうにしている様子を一緒に見ることができることが多いです。

猫の中には、前足をぎゅーとのばしている間、前足の指を大きく開いていることもあります。このようなポーズをとっている猫の気持ちはリラックスしていると見ることができます。

猫がとるのびのポーズ3:背中をまるめる

猫は自分の背中の柔軟性を伸ばすために、背中を丸めてのびるポーズをすることがあります。この時は背中がぎゅーとまるまります。

この時猫は、背中の筋肉とともに、背中の骨をほぐしています。人間のアスリートが念入りにストレッチを行なっているのと同じように猫もいつも丁寧に体の隅々をストレッチしている様子を垣間見ることができます。

猫がとるのびのポーズ4:体全部をのばす

体全体を伸ばす伸びのポーズは、どの猫も頻繁に行う一般的なのびのポーズです。この時猫は、前足と後ろ足を一緒に体をめいいっぱいにのばします。

寝た状態でのびる行動を行う猫もいますが、びっくりするほどに猫の体が長くなっていることがあります。

中には、立ってのびをする猫もいますが、背伸びをしているように見えます。このように全身ののばし方は猫によって違いますし、その時の状況によっても違います。

猫の体はどれぐらい伸びるの?

猫の体が本当によくのびるので「こんなにのびるものなの」とびっくりします。実際に猫の体はどれくらいのびるのでしょうか。

ここでは、猫はどれくらいの長さまでのびるのか、またどうして猫の体はのびることができるのかについてご紹介します。

猫はどのぐらいの長さまで伸びるの?

猫の背中は、その猫の2倍の長さにのびると言われています。猫の背中の関節は特に柔らかく、その関節と関節の間が2倍ほどにのびると言われているためです。

もちろん猫がどれくらいのびるのかは猫によって異なりますが手足を合計すると、猫の元々の大きさの1.5倍ほどになるとされています。猫を抱っこしようとしたら思いの外猫が伸びてびっくりしたという飼い主も珍しくありません。

どうして猫の体はのびることができるのか

猫の内臓部分は他の哺乳類と違い、それほど多くありません。そのため、背骨で内臓を支える必要がなく背骨の関節もとても柔らかい作りになっています。

また猫の骨は関節が多く、体を曲げたり縮めたり、いろいろな動きをするのに対応しています。また猫の皮もとても柔らかく余裕があります。そのため、体がのびる縮するための余裕があります。

猫が伸びのポーズをしているときは自由にしておこう!

猫が気持ちよさそうにのびるポーズをしている姿はとても可愛いので、飼い主としてはつい構いたくなります。

しかし、今日考えたように猫がのびのポーズをするのにはそれぞれの理由があります。それで猫がのびるポーズをしている時に不必要に構うのをやめてそっとしておいてあげましょう。

猫が気持ちよくリラックスして、昼寝したり、気分転換をしたりするのを見守ってあげ、猫がその気になった時に一緒に遊んであげましょう。
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