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サバトラ猫の性格とは?サバトラ猫とキジトラ猫の特徴と違い

サバトラ猫の特徴

サバトラとは、シルバーに黒い縞模様の入った猫、またはその柄のことです色が違っても、柄が違っても、サバトラ猫には分類されません。

サバトラ猫は、飼育下においては全体の7%を占めていますが、野生下ではほとんど見かけません。

サバトラ猫の色や柄など、見た目の特徴についてまず紹介します。

サバトラ猫の特徴1:模様

サバトラ猫とはシルバーのトラ模様の猫のことです。サバトラ猫の「サバ」は魚のサバから、「トラ」は縞模様から来ています。

サバトラ猫は英語で「シルバーマッカレルタビー」と呼ばれます。サバを英語で言うと「マッカレル」、縞模様は「タビー」となります。意味は日本語と同じく「サバみたいなシルバーの縞模様」です。

サバトラ猫の特徴2:毛色

サバトラ猫の毛色は、シルバーに黒い縞模様が入っていますこの色と柄が、魚のサバに似ていることから、サバトラと呼ばれるようになりました。

縞模様があっても、地がシルバーでなければサバトラではありません。また、シルバーでも縞模様がなければサバトラに分類されません。

よくキジトラと間違われますが、別の分類です。

サバトラ猫の特徴3:目・鼻・肉球

サバトラ猫の目はヘーゼルやアンバー、カッパーが多く、少数ですがグリーンもいます。鼻や肉球は黒またはチョコレート色です。

サバトラ柄はメラニン色素が豊富なため、目の色が濃く暗い色合いになり、鼻や肉球部分は黒くなるといわれています。

毛に白い部分が混じるにつれ、鼻と肉球はピンクになる確率が上がっていきます。

サバトラ猫の特徴4:アメリカンショートヘアに似ている

純血種のアメリカンショートヘアーは、シルバーベースに黒い縞模様が入っている点では、サバトラ猫といえます。

サバトラ猫は縞模様が細い線になっているのに対し、アメリカンショートヘアーの縞模様は、マーブルと呼ばれる太い渦巻のような模様となっているのが特徴です。

隣に並べて見比べてみれば一目瞭然でしょう。

模様の面積によって呼び方が変わる

猫の模様は、背中を起点に広がっていきます。

柄、または二色以上の色が入っている猫の中には、背中側には柄や色があり、首から腹にかけては白という猫がいます。背中側と腹側が逆になることはありません。

背中側はサバトラ柄なのに腹が白いなど、白い部分が残っている猫のことを「サバトラ白猫」と呼びます。サバトラ猫の一種ですが、厳密に分けていくとサバトラ猫ではなく、あくまでサバトラ白猫だとこだわる人もいます。

背中側に他の柄が入っているのに白い部分が残っている猫は「茶トラ白猫」「キジトラ白猫」などがいます。

サバトラ猫の性格

猫の性格は、毛の色や柄である程度の見分けがつきます。

柄や色、性格を決めるのはすべて遺伝子です。「この毛色の遺伝子を持っているということは、性格はこの遺伝子が作っている」と関連づけられます。
  1. 警戒心が強く慎重である
  2. 信頼した相手には人懐っこい
  3. 活発なことが多い
  4. 甘えん坊

サバトラ猫の性格1:警戒心が強く慎重である

サバトラは自然下では目立つ色なので、サバトラ猫は他の猫より危険にさらされる機会が多く、結果、警戒心が強く慎重な性格になったのではないかと言われています。

白も自然では目立つ色で、サバ色より目立ちます。そのため、サバトラ猫よりサバトラ白猫の方が警戒心が強く慎重な性格だといわれています。

サバトラ猫の性格2:信頼した相手には人懐っこい

サバトラ猫の性格は、警戒心が強い性格と人懐っこい性格に二極化するとされます。

外敵に狙われやすい色なので「隠れて生活するか」「人の保護下に入るか」、このどちらかを選ぶしかなかったのではないか、という説があります。

慎重な生活を選んだ方は警戒心が強くなり、人の保護を選んだ方は懐っこくなったとされています。

サバトラ猫の性格3:活発なことが多い

サバトラ猫は、猫の祖先といわれるリビアヤマネコに、遺伝子的に似ています。野生的な遺伝子を多く残しているため、サバトラ猫は運動量が多く、元気いっぱいに動き回ります。

同じく遺伝子的にリビアヤマネコに似ているキジトラ猫も、活発な個体が多いといわれています。

野性味を残した猫がタイプという人向けです。

サバトラ猫の性格4:甘えん坊

「警戒心が強い性格」か「人懐っこい性格」のどちらかの内、「人懐っこい」方に特化したサバトラ猫は、とても甘えん坊な性格をしています。

人間に守ってもらうことで生き延びてきたことが関係していて、人間の庇護を受けられるよう、ご機嫌を取っているともいえます。

人懐っこい猫を甘やかしたいという人向けです。

キジトラ猫との違い

サバトラ柄もサバトラ柄も、同じトラ柄に分類されます。

トラ柄の猫は、猫の祖先といわれるリビアヤマネコと遺伝的に近く、野性味を強く残した猫であることが多いです。

キジトラ猫の方が野性味が強い傾向があります。
  1. キジトラ猫は茶色ベースである
  2. キジトラの性格は活発で野生に近い

キジトラ猫との違い1:キジトラ猫は茶色ベースである

サバトラ猫がシルバーに黒い縞模様が入っているのに対し、キジトラ猫は茶色に黒い縞模様が入っています。キジトラ猫のキジは、鳥の「雉」です。

キジトラ猫の色は海外でも茶色と認識されていて、サバトラ猫が英語でシルバーマッカレルタビーと呼ばれるのに対し、キジトラ猫は「ブラウンマッカレルタビー」と呼ばれます。

キジトラ猫との違い2:キジトラの性格は活発で野生に近い

キジトラ猫は、サバトラ猫と同じく、猫の祖先といわれるリビアヤマネコと遺伝子的に近い猫く、活発な性格をしています。

リビアヤマネコはキジトラ猫にそっくりな色と柄をしているので、キジトラ猫の方が、サバトラ猫よりも野生に近く、活発な性格をしているといえます。

また、キジ色にはオス猫が多いことも関係しています。

サバトラ猫の飼い方

サバトラ猫を飼う際には、その性格を理解して飼うようにしましょう。

特に、サバトラ猫の中でも警戒心が強いタイプを飼う場合には、注意が必要です。猫の性格を無視していると、まったく懐かない凶暴な性格の猫になってしまう可能性があります。
警戒心の強いタイプ警戒心の弱いタイプ
野性味×
飼いやすさ×
活発さ
甘えん坊×

サバトラ猫の飼い方1:時間をかけて慣らしていく

サバトラ猫の性格は、警戒心が強い性格と人懐っこい性格に二極化していますが、警戒心が強い性格は、最初は人馴れしていないので飼い辛いでしょう。

どんな猫に対してもですが、人馴れしていない猫が一晩で人懐っこくなるということはほとんどありません。

時間をかけて解決していきましょう。

サバトラ猫の飼い方2:餌をあげるときは優しく声をかける

猫を人に馴れさせるには、食事の時間を利用するのが1番です。

エサの皿を置くときに優しく名前を呼んだり、「ご飯だよ」と声を掛けるなどして、こちらに敵意がないことを伝えます。

人前で食事をしないほどに馴れていないのなら、目の前で食事を取るようになってから声を掛けるようにしましょう。

サバトラ猫の飼い方3:触りすぎたりかまいすぎたりしないように心がける

人に馴れていない猫は、人間を怖がっています。人間は怖い存在でないと理解するまで、放っておいてあげましょう。信頼関係を築く前に触りすぎるのは、逆効果です。

そうでなくても、猫は気まぐれな性格の生き物です。気持ち良さそうにしているからといって、長時間触り続けるのは禁物です。

サバトラ猫の性格について知ろう

野生のサバトラ猫を見かけることは、ほとんどないでしょう。サバトラ猫は他の猫以上に警戒心が強い性格をしていて、なかなか人前に姿を見せません。保護猫の中でも割合が少ないといわれています。

ですが、人馴れしたサバトラ猫は、人懐こい猫であることが多いです。また、最初は警戒心むき出しで唸っていたようなサバトラ猫でも、人間を一度信頼すると甘えん坊な性格に変身します。

もしサバトラ猫を飼うことになったら、その性格を理解し、しっかりと信頼関係を築くことが大切です。
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