cms-import-animaroll-wp

猫の行動でわかる信頼関係16選!信頼してもらうために気を付けること

猫から信頼してもらうために気を付けること

猫を飼い始めたけれど、いまいち猫が懐いてくれないと感じることはありませんか。

猫と信頼関係を築かなければ、懐いてもらうことはできません。

まずは飼い主が気を付けることを学び、猫との信頼関係構築に役立てましょう。

1:大きい声で怒らない

猫がいたずらをした時などに、大きな声で怒ったら逃げてしまった、という経験はないでしょうか。

大きい声で怒鳴られると、猫は「攻撃されている」と感じて怖がってしまい、信頼関係が築けません。

猫の聴覚は人間のよりも優れているため、大きな音は猫にとって恐怖でしかありません。怒鳴っても決してしつけにはならないので注意してください。

2:愛情を持って話しかける

大声で怒鳴るのではなく、猫に愛情を持って話しかける機会を増やしましょう。

猫は人間の言葉を理解しないとは言っても、優しく話しかければ親しみを持っていることは伝わります。

ただし大声を出してびっくりさせないように、あくまで優しく接することを心がけましょう。

猫はどうせわからないから、と言ってコミュニケーションをとらずにいると、猫の「かまってほしい」という気持ちに応えられないため信頼関係が築けません。

3:猫の感情や気持ちを理解してあげる

猫は犬などに比べて表情が硬く、感情表現がわかりにくいと感じている人もいるでしょう。

猫の感情や気持ちは、顔の表情よりも尻尾や耳の様子、鳴き方などに表れます。

飼い主が可愛がりたい時にだけ可愛がるのでは信頼関係は築けません。

猫がすり寄って来るときはかまってあげる、気が立っているときはそっとしておくなど、猫の気持ちに合わせたコミュニケーションをとりましょう。

4:猫が甘えたいときを見計らって撫でてあげる

コミュニケーションが大切とは言え、四六時中撫でたりかまったりしていると猫は嫌がってしまいます。

猫の方から寄ってきた時に積極的に可愛がるようにしましょう。

猫の気持ちに応えるようにしていると、やがて猫は安心してその人を信頼するようになります。

猫が寄ってきた時に冷たくしてしまうと、仲良くなるせっかくのチャンスを逃してしまうので気を付けてください。

5:好きな食べ物を把握して与えてあげる

人間にも好物があるように、猫にも食べ物の好き嫌いはあります。たとえば同じキャットフードでも、柔らかめが好きな猫もいればカリカリしたものが好きな猫もいます。

いつものキャットフード以外にも好きな食べ物を押さえておくと、ご褒美としてあげたり食欲がない時に役立ったりします。

飼っている猫の好きな食べ物を把握することでコミュニケーションが円滑になり、信頼関係につながります。

猫の行動でわかる猫との信頼関係16選

猫と飼い主の信頼関係のバロメーターについて知りましょう。

言葉を話さない猫なりに、仕草や視線、鳴き声で飼い主への信頼の度合いを伝えています。

飼い猫の様子を観察して、信頼関係が築けているか確認してみてください。
猫の行動でわかる猫との信頼関係16選
  • 身体をすりすりと擦り付けるのは愛情表現
  • 手や顔を舐めてくる
  • ゴロゴロと喉を鳴らす
  • 捕まえたものを見せる
  • ニャーと話しかけてくる
  • 傍に近寄ってきて寝る
  • ヘソ天で寝転がっている
  • 撫でても嫌がらない
  • どこに行くにも後を着いてくる
  • 作業すると邪魔してくる
  • 背中やお尻を見せてくる
  • ふみふみする
  • ずっと見つめてくる
  • 鼻キスしてくる
  • 寝転がってくねくねしている
  • 名前を呼ぶとニャーと返事する

猫の行動でわかる猫との信頼関係1:身体をすりすりと擦り付けるのは愛情表現

猫が身体をすりすりと擦り付けてくるときは、甘えたい時やごはんがほしい時です。

猫が信頼していない人にわざわざ近寄ってくることはないので、擦り寄ってきた時はしっかり応えてあげましょう。

忙しい時に限って足元にまとわりついてきたりしますが、あまり邪険にせず返事をしたり撫でてあげたりしてください。

ごはんをあげる場合は、甘えてくれて嬉しいからとついついあげすぎないように気を付けましょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係2:手や顔を舐めてくる

猫が自分の身体を舐めるのはいつものことですが、たまに飼い主の手や顔も舐めてくることがあります。

猫の舌はざらざらしていて少し痛いですが、飼い主としては嬉しい瞬間でしょう。

親子やきょうだいで身体を舐め合ってきたように、飼い主のことも信頼して舐めてくれている可能性があります。

ただし、飼い主が外から帰って来た時にしつこく舐める場合、「知らない匂いを消したい」という意図が隠れていることもあります。

猫の行動でわかる猫との信頼関係3:ゴロゴロと喉を鳴らす

猫がゴロゴロと喉を鳴らすのを聞いたことがあるでしょうか。猫が喉を鳴らすのは、主にリラックスしている時や、母猫と子猫がコミュニケーションをとる時です。

飼い主に対してゴロゴロと喉を鳴らすなら、飼い主のそばで安心している証拠でしょう。

信頼関係の表れなので、そんな時はぜひ撫でるなどスキンシップをとってあげてください。

猫の行動でわかる猫との信頼関係4:捕まえたものを見せる

猫にはハンターの習性がありますが、獲物を捕まえて、それを家に持って帰ることがあります。これは飼い主に見せるためだと言われます。

飼い主としては気味が悪いので叱りたくなってしまうのも無理はないですが、決して怒らないであげてください。

飼い主に獲物を自慢したいか、狩りを教えてあげるために見せるという説があります。

単純に家の中に獲物を隠しておこうという場合もありますが、いずれにせよ信頼されている証拠です。

猫の行動でわかる猫との信頼関係5:ニャーと話しかけてくる

猫の方からニャーと話しかけてくる時があります。軽い鳴き方ならただの挨拶程度ですが、しつこく鳴くなら何かしてほしい時や甘えたい時、不安な時などが考えられます。

挨拶にせよ要求にせよ、信頼している飼い主だからこそ話しかけてきているので、優しく返事してあげましょう。

コミュニケーションのチャンスなので、無視して信頼関係を損なわないように気を付けてください。

猫の行動でわかる猫との信頼関係6:傍に近寄ってきて寝る

猫は寝ているときが一番無防備なため、よほど安心できる場所でなければ眠りません。

わざわざ飼い主の傍に来て寝るということは、この人なら安心だと信頼されている証拠です。

子猫の時に母猫の傍で寝ていたように、飼い主のことを保護者と認識している可能性があります。

ただし、猫が一緒に寝たがらない時は無理に引き寄せようとせず、自由にさせてあげましょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係7:ヘソ天で寝転がっている

猫がお腹を上に向けて寝る様子、いわゆる仰向けの状態を「ヘソ天」と言います。

猫の急所でもあるお腹を見せて寝転がることは、住んでいる家や飼い主を信頼していなければできません。

熟睡してヘソ天している猫もいれば、飼い主と遊びたいという意思表示か、単純に暑いからという理由もあります。

いずれにしても、お腹を触られるのはどの猫もあまり好きではないため、気を付けましょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係8:撫でても嫌がらない

信頼していない人の傍には近寄らないように、猫は嫌いな人や苦手な人に対して無防備に触らせることはありません。

撫でても嫌がらないということは、「この人は危害を加えない」と認識されているからでしょう。

ただし調子に乗ってやたらに撫でまわさず、額やアゴ、首回りなど、猫が気持ちいと思うポイントを撫でてあげるようにしてください。

猫の行動でわかる猫との信頼関係9:どこに行くにも後を着いてくる

猫が飼い主の後をしつこく着いてくる時があります。普段そっけない猫がそのような行動を取ると、より一層可愛く思えるでしょう。

飼い主の後を着いてくるのは、母猫のように慕っていたり、遊んでほしいというサインです。

信頼されている証なので、安心してかまってあげてください。単にごはんがほしいだけの場合もありますが、どちらにしても信頼関係がなければ後を着いてきたりはしません。

猫の行動でわかる猫との信頼関係10:作業すると邪魔してくる

猫の行動には不思議なものが多いですが、中でも作業中に邪魔する行動はユーモラスです。

新聞やパソコンの上にのってきたり、テレビの前に陣取って視界を遮るなど、迷惑だけど可愛らしい行動を取ります。

作業を邪魔する理由は、いつもと違う飼い主に対する不安や、飼い主が夢中になっているものに対する好奇心や嫉妬の表れだそうです。

飼い主のことを強く意識している証拠なので、信頼関係が築けていると言えるでしょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係11:背中やお尻を見せてくる

野生動物にとって、敵に背後を向けることは命取りです。猫も野生の習性を持っていますから、警戒心のある相手に対しては決して背中を向けません。

猫があなたに背中やお尻を見せてくるということは、「この人は何もしてこない」という安心感があるからです。

飼い主との信頼関係の表れです。そうは言っても、急に後ろから抱き寄せたり撫でたりするとびっくりしてしまうので、気を付けましょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係12:ふみふみする

猫がマッサージをするように、布団や飼い主を前足でふみふみすることがあります。

とても可愛い仕草ですが、この仕草は子猫の時代に母親のお乳がよく出るよう、乳房を押していた時の名残です。

飼い主のことをまるで母猫のように信頼しているからこそ出てくる仕草です。

成猫になってからも、猫によっては眠い時や甘えたい時にふみふみします。猫の甘えたい気持ちに応えて、優しく受け入れてあげましょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係13:ずっと見つめてくる

猫を飼っていると、猫の視線を感じることがあります。猫は人間の言葉が話せないので、こうして視線で飼い主に訴えます。

じっと見つめる理由は色々ありますが、何かしてほしい時やかまってほしい時、寂しい時など、たいてい飼い主に対する信頼を示しています。

飼い始めたばかりの時は猫の訴えを読み取るのは難しいですが、慣れてくると「遊びたいのかな」「ごはんがほしいのかな」と予想できるようになるでしょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係14:鼻キスしてくる

猫は嗅覚が優れているため、出会った猫や人に対して、鼻を近付けてクンクンし、相手の状態をうかがいます。いわゆる挨拶と言えるでしょう。

相手に敵意がある場合は鼻キスをすることはありませんから、ある程度信頼関係がある証拠です。

ただし猫に鼻キスする気がない時に無理やりすると、ご機嫌を損ねてしまう可能性があります。

また、猫の口の中には人間にとって危険な細菌がいっぱいなので、口にキスするのは絶対にやめましょう。

猫の行動でわかる猫との信頼関係15:寝転がってくねくねしている

猫がお腹を出して寝転がり、くねくねすることがあります。

「ヘソ天」のところでも解説したとおり、お腹を出すのは信頼されている証拠です。

ヘソ天同様、「遊びたい」「かまってほしい」という気持ちの表れの場合もありますが、くねくねの場合「背中がかゆいから掻いている」というパターンもあります。

また、雌猫の場合は発情した時もくねくねをします。

猫の行動でわかる猫との信頼関係16:名前を呼ぶとニャーと返事する

ほとんど鳴かない猫もいますが、猫によっては名前を呼ばれて返事をしたり、「ごはんよ」という呼びかけに対して返事をする場合があります。

猫が返事するのは、飼い主とのコミュニケーションが成立していることを示します。

猫の返事を聞いて満足するのではなく、反対に猫の方があなたを呼んだ時や甘えてきた時にはしっかり応えてあげてください。信頼関係が深まります。

猫の寝方で分かる飼い主との信頼関係

猫の寝相は見ていて飽きません。寝方によって、飼い主との信頼関係がわかるのをご存知でしょうか。

いかに無防備な姿勢で寝ているかを見ることで、飼い主への信頼度がわかります。

飼い猫の寝方をチェックしてみましょう。

お腹を見せて寝る

「ヘソ天」や「くねくね」は起きているときにお腹を見せる行動ですが、飼い主を信頼し切っている場合、お腹を見せたまま寝てしまうことがあります。

急所であるお腹を見せて寝ることは、あなたを信頼している証拠です。

もしこのような格好で寝ている場合は、急にお腹を触って驚かさないようにしてください。触られるのが平気な猫もいますが、寝ている時はそっとしておきましょう。

お尻を向けて寝る

背中やお尻を向けるのは信頼の表れだと解説しましたが、飼い主を本当に信頼している場合、お尻を向けたまま寝てしまうこともあります。

背後を預けて寝てしまうという行動は、よほど安心できる人に対してでなければできません。

お腹を出している時と同様、いきなり背後から抱きついたり、わっと撫でたりしないように気を付けましょう。

香箱座りで寝る

香箱座りとは、猫がお腹を床につけ、前足を折りたたんで身体の下にしまった状態で座る様子を言います。

その様子が香を入れる箱に似ていることからその名がついたと言われます。

すぐに次の動作に移れない姿勢のため、外敵がいないなど、リラックスしている時にする座り方です。

お腹やお尻を向けて寝ている姿勢に比べれば、上体は起きているので警戒心はやや残されているものの、ある程度安心していることの表れです。

猫に信頼される方法3選

猫との信頼関係を築くため、具体的にできることについて知りましょう。

猫に信頼されたいからと言って、かまいすぎると逆に嫌がられてしまいます。

適度な距離の取り方を学び、猫との信頼関係を今以上に深めましょう。

猫に信頼される方法1:猫の気持ちを考えて嫌がることはしない

「猫の行動でわかる猫との信頼関係」から、仕草や表情、鳴き声などを観察すれば猫の気持ちを読み取れることがわかりました。

ポイントは、猫が愛情を求めてきた時は積極的に応じ、その気がない時は無理強いしないことです。

寝ている姿がいくら可愛くても、人間の身勝手で抱き上げて、眠りを邪魔してしまっては猫のためによくありません。

程よい距離を保って、猫からの信頼を得られるようにしましょう。

猫に信頼される方法2:適度なスキンシップ

猫を見るとつい触りたくなってしまいますが、いつもいつも撫でまわしていては猫が疲れてしまいます。

猫が近寄ってきた時や甘えたい時に触るようにし、嫌がったらすぐに離すようにしましょう。

無理やり触ると、信頼関係を築くどころかぶち壊してしまいます。「この人はいつも無理やり触る」と認識されれば、場合によっては避けられるようになるでしょう。

猫に信頼される方法3:お世話を欠かさない

当たり前の話ですが、生き物を飼う以上、可愛がるだけでなくお世話をしなければなりません。

特にトイレやごはんのお世話をしてくれる人に対して、猫は信頼を寄せる傾向があります。

ごはんの時間を忘れたり、トイレを汚いまま放置していたりすると、いくら可愛がっていても猫との信頼関係は築けません。

猫を飼い始めたら、家族のように、子供のように接してあげることが大切です。

猫の行動から信頼されているかチェックしてみましょう

猫からの信頼を得る方法や、猫から信頼されているかチェックする方法がわかったでしょうか。

個体差はもちろんありますが、基本的に猫との関係で重要なのは適度な距離感です。

もし飼っている猫からいまいち信頼されていないことがわかっても、これから気を付けて接するようにすれば大丈夫です。

根気強く、愛情を持って猫と付き合っていきましょう。
モバイルバージョンを終了