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猫が足元で寝る時の理由とは?猫が眠る位置でわかる9つの信頼関係

猫が足元で寝る時の理由

「猫が自分の足元で寝る」ということは「無防備な状態をあなたに預ける」といった信頼関係の表れです。

一見、何気ない行動のようですが、飼い主にとってはとても喜ばしい事実が隠されています。

ここからは猫が足元で寝る理由について迫っていきます。
猫が足元で寝る時の理由
  1. 布団の上が好き
  2. いつも飼い主さんの側にいたい
  3. 好きだけどまだ信頼が薄い
  4. 寒くて暖をとりたい
  5. 安心する

足元で寝る時の理由1:布団の上が好き

猫が足元で寝る理由の1つ目は、「布団の上が好きだから」です。布団の手触りや匂い、あたたかさが好きである故に、布団の上で寝るようになります。

また、そこが「安心できる場所」と認識しているために、布団の上を好んでいる可能性もあります。

単純に布団が好きというだけではなく、あなたが作り出した空間として布団の上を気に入っているということです。

少なくともあなたの足元、すなわち側で寝ることに問題はないと感じています。

足元で寝る時の理由2:いつも飼い主さんの側にいたい

猫が足元で寝る理由の2つ目は、「いつも飼い主さんの側にいたいから」です。

あなたに対し信頼と安心を感じている証拠、そして愛情を抱いていることの表れです。寂しがり屋の猫や甘えん坊の猫は、いつでも飼い主さんの側にいたいと考えています。寝るときでさえも、あなたの存在を感じていたいということです。

あなたが布団に入ってしまったその後は、あなたの足元に寄り添うようにして眠っていることでしょう。

足元で寝る時の理由3:好きだけどまだ信頼が薄い

猫が足元で寝る理由の3つ目は、「好きだけどまだ信頼が薄いから」です。足元で寝るということは、少なからず好意があることに間違いありません。

ただし、足元はあなたから目に見えない場所であることから、猫にとっては自分の身を守るための距離と考えられます。

そのため、大きくなってから引き取った猫など、信頼関係がまだ築けていない場合には足元で様子を見ている場合もあります。

足元で寝る時の理由4:寒くて暖をとりたい

猫が足元で寝る理由の4つ目は、「寒くて暖をとりたいから」です。

特に冬場に限った観点にはなりますが、「あなたの足元が一番あたたかいから」という理由で、足元に寝ることがあります。

とは言え、あなたの足元で寝るということは、「あなたの側で寝ていても大丈夫」という認識があるということです。猫からの信頼は少なからず得られていると言えるでしょう。

そんな猫が、夏場になって一緒に寝ることがなくなったという場合なら、「寒かったから」という理由が有力です。

足元で寝る時の理由5:安心する

猫が足元で寝る理由の5つ目は、「安心するから」です。あなたを信頼している気持ちが表れています。

「寝る」という行為は、体を脱力させて無防備な状態になることです。そのため、猫は安全を確保できる場所、すなわち安心できる場所でのみ睡眠をとります。

あなたの足元で寝るということは、猫にとってあなたの足元が一番安心できるということです。あなたの側に危険はない、あなたが身を守ってくれると信頼しています。

猫が眠る位置でわかる信頼関係

これまで見てきたように、猫があなたの足元で眠る理由は、信頼と警戒のためでした。では、どの位置で眠っていれば信頼が厚いと言えるのでしょうか。

足元以外の、色々な場所に着目して信頼関係を分析して行きましょう。
猫が眠る位置
  1. 枕の上や顔の近く
  2. 飼い主のお腹の上
  3. 股の間
  4. 足元
  5. お尻をくっつける
  6. 少し離れた場所
  7. 見えない場所
  8. 布団の中

猫が眠る位置でわかる信頼関係1:枕の上や顔の近く

猫が「枕の上」や「飼い主の顔の近く」で眠る場合、信頼と安心感を強く表しています。

猫が寝る場所に関しては、飼い主の顔に近いほど信頼感を表すと言われています。「あなたに無防備な姿を見せても大丈夫」という認識であり、家族のように感じている証拠です。

また、寂しがり屋やで甘えん坊の猫に多く、あなたを親のように感じているような、子供気分の猫が顔の近くで寝る傾向にあります。

猫が眠る位置でわかる信頼関係2:飼い主のお腹の上

猫が「飼い主のお腹の上」で眠る場合、飼い主に対する信頼と愛情を表します。

あなたのことを体の一部だと認識している場合もあれば、あなたと触れ合いたいという気持ちを表している場合もあります。いずれにしてもあなたへの好意的なサインですので、飼い主としては喜ばしいことです。

甘えん坊な猫ほど、自分の存在をアピールするために飼い主のお腹の上で寝ることがあります。

猫が眠る位置でわかる信頼関係3:股の間で寝る

「飼い主の股の間」で眠る場合は、包まれることを好む猫が多いでしょう。

飼い主への好意はもちろん、包まれることを好む猫は股の間で眠ります。狭く囲われた場所に安心感を覚えるという猫は、特に飼い主の股の間で寝ることを好みます。

それに加えて、あなたの匂いや存在そのものに包まれたいという気持ちの表れでもあります。

ただし、あなたの目の届かない場所であるという面で考えると、足元の場合と同様で、信頼関係が充分でない可能性もあることも覚えておきましょう。

猫が眠る位置でわかる信頼関係4:飼い主の足元

「飼い主の足元」で眠るという場合、上で既に述べているように、好意と警戒の両方が内在しています。

あなたの側で寝るというだけでも、猫にとっては信頼や愛情の表れですが、あなたに見られるのは良しとしない距離感があると考えることも可能です。

ただし、ある程度成長してから引き取った猫や、クールで大人っぽい性格の猫であれば、足元に寝ることで最大の信頼を表している可能性もあります。

猫が眠る位置でわかる信頼関係5:おしりをくっつける

「飼い主におしりをくっつけて寝る」あるいは、「背中を向けて寝る」という場合、猫はあなたへの信頼を表しています。

猫にとって背後は死角、すなわち弱点です。それをあなたに見せるということは、あなたからの攻撃はないという信頼に基づいています。

飼い主としては顔を見せて欲しいと感じるものですが、猫にとっては顔を見せないことこそ、より深い信頼の証と言えます。

猫が眠る位置でわかる信頼関係6:少し離れた場所

猫が「飼い主から少し離れた場所」で寝る場合、その猫の自立心が強く、1匹の方が落ち着けるという心理を表しています。

特に保護猫や拾い猫など、人間と共に暮らしてこなかった猫であれば、当然人間と寄り添うことに抵抗があります。少なからず信頼関係はあっても、家族とまでは考えられないような場合、猫は人間と一緒に寝ることができません。

ただし、どこにいるかわかる程度の距離であれば、ある程度の好意や信頼はあると考えられます。

猫が眠る位置でわかる信頼関係7:見えない場所

猫が、側に寄り添っているでもなく、どこにいるのか分からないような場所で寝る場合、あなたとの信頼関係が不十分であることを表します。

寝ている姿を見られたくない、あなたに対し「危険」であると認識し警戒している状態です。現在の猫との関係に、何か問題がないか確認しましょう。

保護猫や拾い猫などは、人間そのものに警戒心を抱いている可能性も高いです。時間を掛けて関係を修復していきましょう。

猫が眠る位置でわかる信頼関係8:布団の中

猫が「布団の中」で眠る場合、あなたに対する信頼や愛情が強いと言えます。

もちろん、布団の重みや狭さに居心地の良さを感じている場合もありますが、あなたに対する好意が強いことには間違いありません。

布団の中は、すぐに身動きを取れるような場所ではないため、あなたが居るのを承知で潜り込むということは、あなたの存在に危険はないと認識している証拠です。

また、あなたの匂いに包まれたいという甘えん坊な心理もあります。

猫が足元で寝る際の寝相によって気持ちが異なる?

前述のように、猫が足元で寝るのは「信頼」の証です。しかし、足元というだけでは程度も分かりにくいと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。

猫の気持ちは寝る場所だけでなく、寝る際の寝相にも表れています。

仰向けで手を広げて寝ているときの気持ち

猫が仰向けで手を広げて寝ているときは、「安心感」を強く表しています。仰向けで手を広げるということは、お腹を晒すということです。

猫にとってお腹は内蔵の詰まった場所であり、本来は隠しておきたい急所と言えます。つまり、これを見せるように寝るのは、この場に危険はないと安心しきっている証拠です。

あなたの存在はもちろん、あなたとの空間すべてにおいて信頼をしているという心理を表します。

横になって手を伸ばして寝ているときの気持ち

猫が横になって手を伸ばして寝ているときは、「リラックスしていること」を表します。お腹を隠さず体を伸ばしている状態は、仰向けに次ぐ安心感のサインです。

弱点であるお腹を特に守る様子もなく、全身の力を抜いて寝ているということですので、信頼や安心感がなければできません。

猫が充分に脱力して寝ているのは、あなたとの生活に満足感を得ているという証拠です。

丸くなって寝ているときの気持ち

猫が丸くなって寝ているときは、「体を守りたい」という気持ちがあります。猫としては最もポピュラーな寝相で、弱点を隠して眠りに付きます。

ただし、周囲を強く警戒しているわけではありません。猫が警戒しているときには、腰を下ろして眠ることがないからです。一般的な寝相として捉えましょう。

また、「寒い」と感じている場合に丸くなることがありますので、冬場であれば特に気温には注意をしてあげてください。ストレスの原因にもなります。

お尻を向けて寝ているときの気持ち

猫がお尻を向けて寝ているときは、「あなたへの信頼」を表しています。

猫にとって腰からお尻は死角であり、本来であれば守るべき場所です。これをあなたに向けるということは、あなたからの攻撃はないという信頼に他なりません。

猫にとってお尻を見せるという行為は嫌がらせや嫌悪の意思表示ではなく、あなたへの信頼と愛情のサインです。邪険にしたり、悲観したりすることなく、その好意を受け取ってあげてください。

癒される猫の寝相

猫は安心感を覚えると、リラックスして色々な寝姿を見せてくれます。見た目の可愛らしさはもちろん、信頼しきった無防備な姿が、見る人に癒しを与えてくれるでしょう。

以下に、可愛らしい猫の寝相をご紹介します。

癒される猫の寝相1:お腹をみせるヘソ天

癒される猫の寝相の1つ目は、「お腹を見せるヘソ天」です。

「ヘソ天」とは、仰向けになり足を広げるような、最大限の無防備を表した姿を言います。

飼い主への信頼を表す寝相であり、その愛くるしさと警戒心のなさに笑いさえ誘います。猫の様子から満足気な心理が溢れんばかりに読み取れますので、見ている方も思わず頬が緩んでしまうでしょう。

何よりも猫が安心して暮らせている証拠ですので、飼い主としては喜ばしいことです。

癒される猫の寝相2:香箱座り

癒される猫の寝相の2つ目は、「香箱座り」です。

「香箱座り」とは、四足を体の中に折り畳むようにして座っている状態を言います。非常にコンパクトにまとまった姿が可愛らしく、見ている者に癒しを与えます。

体勢を崩していない香箱座りは、一見警戒しているかのようにも思われますが、猫の心理としてはとても安心している状態です。

四足を折り畳んでいる状態では、すぐに体勢を立て直すことができません。そんな不都合な姿勢をとるのは、周囲に危険がないと安心している証拠です。

癒される猫の寝相3:ごめん寝相

癒される猫の寝相の3つ目は、「ごめん寝相」です。

「ごめん寝相」とは、香箱座りのような状態で前足を前に出し、その上に頭をもたげるようにして寝ている姿を言います。まるで頭を下げて謝っているように見えることから、「ごめん寝相」と呼ばれるようになりました。

とても可愛らしい寝相ですが、猫にとっては眩しさを回避するためにとっている場合もあります。光が猫のストレスにならないように気をつけてあげましょう。

癒される猫の寝相4:お尻向け寝相

癒される猫の寝相の4つ目は、「お尻向け寝相」です。あなたに対してお尻を向ける、あるいはお尻を押し付けるような寝方を指します。

上に述べたとおり、猫がお尻を見せるのは「信頼」の証です。信頼や安心を受け取って喜ばしいという意味で癒される人も多いでしょう。

それだけでなく、純粋に猫の後ろ姿に癒されるということもあります。丸みのあるシルエットに耳がピョコンと出ている姿はなんとも愛らしい事でしょう。

癒される猫の寝相5:アンモニャイト

癒される猫の寝相として、5つ目は「アンモニャイト」です。「アンモニャイト」とは、化石「アンモナイト」のようにまん丸になって寝ている姿のことを言います。驚くほど丸になっている寝姿には、可愛らしくも笑ってしまうような癒しがあるでしょう。

ただし、猫の心理としてはあまり良い状態ではありません。寒さや警戒心を抱いている可能性があります。室内温度や生活環境を見直してあげましょう。不用意に猫を刺激することのないようにしてください。

猫が一緒寝てくれるのは信頼されている証拠

猫は非常に警戒心の高い動物で、本来であれば、ひとり気ままに生活することを好みます。

そんな猫があなたの足元などで寄り添って眠るということは、それだけあなたのことを信頼しているという証です。家族として認めてくれていることは間違いないでしょう。

足元に限らず、体にぴったりとくっつかれると寝づらいなど、問題は多少ありますが、猫なりの愛情表現ですので、無下に扱うことのないようにしてあげてください。

猫の気持ちを理解し、お互いにとって幸せな関係を築いていきましょう。
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