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猫が突然暴れる5つの原因|攻撃的な興奮を抑える対処法としつけ方

猫が突然暴れる理由

猫が突然に暴れる行動を抑えるためにはまず、猫の特性を知る必要があります。そして猫がなぜ暴れるのか理由を知る必要もあります。

では、おとなしいはずの猫が、前触れもなく突然に暴れる時に考えられる理由についてまず考えてみましょう。そして、どこに原因があるのかを考慮してみましょう。
猫が突然暴れる理由
  1. 興奮している
  2. 狩猟本能によるもの
  3. 体力が余っている
  4. ストレス
  5. 遊んでいるだけ

猫が突然暴れる理由1:興奮している

猫は自分が興味を持ったものに執着するという特徴があります。それで、なにか自分の興味が持つものを見つけた場合、興奮してしまい、自分でも気づかないうちに暴れ出すことがあります。

例えば、突然揺れるカーテンや電気コードに興味を持つことがあります。その時に興味を持つ対象に夢中になって遊び出しますが、その姿はまるで暴れ出しているかのように見えます。

猫が突然暴れる理由2:狩猟本能によるもの

猫はもともと夜行性の生き物で、暗くなってから狩に出かける狩猟生活を送っていました。野生の猫は昼間にたっぷり寝て休み、夜になるとそのエネルギーを発散させるべく動き回ります。

飼い猫もこの野生の本能がまだ残っているため、昼間に昼寝をする猫が多いのですが、夜になるとそのエネルギーを発散させる場所がなく、いきなり暴れ出すという行動に出ることがあります。

もし猫を何匹かかっている場合、うなり声と共に一斉に暴れ出すこともあります。これは本来備わっている狩猟本能の影響です。

猫が突然暴れる理由3:体力が余っている

暴れる理由2で取り上げた狩猟本能に重複する点もありますが、昼間にたっぷりと休んだ猫は、体力の発散場所を探しています。

以前多くの猫は、外と家を自由に出入りできる環境で飼われることが多く、猫は外に出て自由に自分が行きたいところを行き来し、運動することができていました。

しかし今の時代は、交通事故や病気を心配する飼い主も多く、猫を自宅で飼っている飼い主も珍しくありません。

その場合、猫の行動範囲は家の中だけとなり、十分な運動をすることができないことがあります。そうなると猫は突然暴れあり余っている体力を発散させようとします。

猫が突然暴れる理由4:ストレス

猫は意外と繊細な生き物で、規則正しい生活を好みます。それで猫の周りの環境が変わることでストレスを感じることがあります。

例えば、家の引越し、部屋の模様替えなどにより自分が生活している環境が変わった時もそうですし、飼い主の機嫌の変化、新しい猫が入ってきたなどの環境の変化にも敏感になります。

飼い主も気づかないうちにストレスを溜め込んでしまった猫は、そのストレスが膨らみ暴れることによって爆発させることがあります。

猫が突然暴れる理由5:遊んでいるだけ

先ほども少しご紹介しましたが、猫は興味を持った対象物に対して執着する特徴があります。特に子猫や若い猫はエネルギーに溢れ遊びたい盛りで、対象物を見つけた時に興奮し遊んでいると暴れてしまいます。

本来子猫は母親や兄弟たちと成長し、その中から暴れてはいけないということや自分の感情をコントロールすることを覚えます。

しかし、幼い時に母親や兄弟と引き離された猫は、突然暴れることを悪いことだと思わず、遊んでいるだけだと認識します。そして飼い主に怒られても、ただ「構ってくれているだけ」だと誤解することもあります。

暴れないためのしつけ

猫が暴れる理由について理解できました。猫の気持ちや立場を考えながら猫が暴れないために対処することができます。

ここでは突然猫が暴れないためにできるしつけについて考えましょう。猫が暴れることを防ぐためのしつけを3つご紹介します。

暴れないためのしつけ1:昼に運動させる

猫は夜行性の生き物ですので、昼間はぐっすりと寝る傾向にあります。しかし、夜に猫を外に出さない場合、猫は体力の発散場所をなくしてしまい暴れることになります。

それで、対処法として昼間に運動させてあげましょう。例えばキャットタワーを設けてあげることができます。上下運動は猫の体力や筋力を使う良い運動になります。

また、動物用の低刺激のレーザーポイントを使って光を追いかける遊びをすることで、猫の狩猟本能を満たしてあげることもできます。

暴れないためのしつけ2:おもちゃで気を紛らわせる

家で飼っている猫の場合、運動不足になり、猫のエネルギーが余っている場合があります。それでストレスがたまり突然暴れ出すという行動に出ることがあります。

猫のストレスを軽減させるために、おもちゃで気を紛らわせることができます。猫じゃらしのようなおもちゃを使い猫にちょっとした運動をさせたり、先ほども紹介したような動物専用のレザーポイントを使って猫の興味を引く遊びをすることができます。

暴れないためのしつけ3:睡眠リズムを人間に合わせる

もともと夜行性の生き物である猫を人間と同じ睡眠リズムに合わせる方法もあります。例えば人間が寝る前に猫をたっぷり運動させてあげ、猫も眠たいという気分にさせることができます。

猫の体力持続時間は平均約15分と言われています。それで、人間が寝る時間を計算し、猫に寝て欲しい1時間前に猫と遊ぶ運動の時間を設けましょう。

たっぷりと遊んでもらった猫は、乳酸がたまり、スムーズな睡眠につながります。このようにして猫が夜に寝るサイクルを作ってあげると良いでしょう。

猫のしつけのNG集

猫が突然暴れることを防ぐために、日頃からしつけをするのは大切なことですが、猫のしつけの中で絶対にやってはいけないNGポイントがあります。

ここでは、猫のしつけでやってはいけないNGポイントについてご紹介します。もしやっていたことがあったとしたらすぐにやめましょう。

猫のしつけのNG集1:叩く

猫が突然暴れる場合、叩いてしつけようとするのはやめましょう。猫は叩かれることで恐怖心しか残りません。それで、飼い主のことを警戒するようになる可能性があります。

飼い主のことを警戒するようになると飼い主を見ただけで、恐怖心が増しますます突然暴れる状況が増える可能性もあります。叩いてしつけるのは絶対にやめましょう。

猫のしつけのNG集2:怒鳴る

突然暴れ出した猫に対して、怒鳴って怒りたくなる飼い主の気持ちも理解できますが、怒鳴ってしつけるのもNG行為です。

怒鳴ってしつけてはいけない理由は、叩いてはいけない理由と同じです。猫は臆病な生き物なので、大きな音に敏感です。

それで、飼い主が大きな声で怒鳴ると飼い主に対して恐怖心を抱きます。恐怖心を抱いた猫は飼い主を見たらますます暴れるようになる可能性があります。

猫のしつけのNG集3:おやつを与える

おやつを与えて、なだめようとする行為もNG行為です。猫はとても賢い生き物です。突然暴れる時におやつを与えられたら「暴れるといいものをもらえるのだ」と間違っててしまいます。

そして「ご褒美のおやつをもらいたい」という目的で、何度も突然に暴れる行動をとるようになります。

それで、「猫が暴れることは悪いこと」だとしっかりと分からせるためにも、おやつを与えないようにしましょう。

落ち着かせる対処法

叩いたり怒鳴ったり、おやつを与えない代わりに、猫が突然暴れ出した時にできる対処方法があります。

ここでは、猫が突然暴れ出した時に猫を落ち着かせるためにできる対処法について3つご紹介します。猫が突然暴れる行動をとった時に試してみましょう。

落ち着かせる対処法1:首の後ろをつかむ

猫は首の後ろを掴まれることで大人しくなる習性があります。これは、母猫が子猫を移動させる時に首の後ろを加えて運ぶ習性に由来しています。

子猫は母猫から首の後ろを加えられると背中を丸め、大人しく移動させます。この習性を利用することで猫を大人しくさせることができます。

ただ、大人になった猫の首根っこを掴むことは虐待だという意見もあります。力の入れ具合を考え、猫の首の負担にならないようにしてあげるようにしましょう。

落ち着かせる対処法2:外に出す

しばらく外に出すことも1つの方法です。猫を外に出すことで孤独にし、猫の頭を冷やすことができます。

猫を家の中で飼っていて、外に出さない場合、外の代わりに猫を孤独にできる場所に連れて行くことができるでしょう。

そうすることで外に出しているのと同じ環境を作り出し、猫の頭を冷やすことができます。暴れる行為をとると飼い主は相手をしてくれないのだということを猫は理解するようになるでしょう。

落ち着かせる対処法3:無視をする

暴れている猫を見て飼い主の方もパニックになったり大騒ぎしたりしていては、猫もますます興奮してしまいます。

また、飼い主が喜んでいると勘違いして猫の方も喜んで暴れる行動をエスカレートする可能性があります。

それで、猫が突然暴れ出した時に無視をして構わないようにするのも良い方法です。暴れている猫は、飼い主が相手にしてくれないのを見てつまらないと感じ、暴れるのをやめることがあります。

猫が暴れないようにしっかりしつけをしよう

いかがでしたか。猫は突然暴れることがありますが、これにはちゃんと理由がある場合が多いので、まずはなぜ猫が暴れるのか理由を理解することが大切です。

そして、猫の習性を考慮に入れ、猫が暴れないようにしつけをしましょう。母猫と離れて暮らしていた猫に、家族として正しいマナーを教えてあげる気持ちでしつけていきましょう。
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