cms-import-animaroll-wp

飼い猫が横になってお腹を見せるのはどうして?|横になる理由7つ

猫が横になってお腹を見せる理由5つ

どんな動物にとっても、お腹は急所であり、一般的に見せたり触られるのを嫌います。警戒心が強いと言われる猫にとってもおなじことです。

けれど、時々コロンと横に転がって飼い主さんにお腹を見せるときがありますね。とてもかわいいしぐさですが、猫にとってこれはいったい何のサインなのでしょうか?
猫が横になってお腹を見せる理由
  1. 自分がいる場所への安心感
  2. 飼い主への信頼
  3. 飼い主への欲求心
  4. 普段よりも暑い
  5. 安心している

猫が横になってお腹を見せる理由1:自分がいる場所への安心感

猫といえば、一般に警戒心が強い動物と言われるので、普段お腹を隠していることが多いです。

けれど自分が今いる場所に安心している場合には、ゴロンと横になってお腹を見せることがあります。ここでは、自分は安全に寝ていられる、危険が自分に及ぶことがないと判断した時に、猫はリラックスして横になりお腹を見せます。

猫が横になってお腹を見せる理由2:飼い主への信頼

また、飼い主さんと信頼関係ができている場合にも、横になってお腹を見せることが多いです。

飼い主さんが猫にとって、危険な存在ではなく、良い信頼関係が築けていると分かっているんですね。そこで猫は安心して弱点を見せることができます。

猫が横になってお腹を見せる理由3:飼い主への欲求心

飼い主に甘えたい時や、何かを要求したい時も横になってお腹を見せることがあります。

飼い主の近くに寄ってきて、目の前でゴロンゴロンとお腹を見せて横になったら、遊んでほしいとかかまってほしいとか、欲求があるはずです。

こんな時は、できるだけ要求に応えてあげましょう。少し遊んであげるととても喜んで、飼い主さんとの信頼関係が増すこと違いなしです!

猫が横になってお腹を見せる理由4:普段よりも暑い

居心地の良い場所を見つけて過ごすのが上手な猫ですが、それでも暑い時は我慢できないらしく、お腹を出して横になります。

いつもより暑い!と感じたら横になってお腹を上にして、体温を調節しています。

室内飼いの猫であっても、最近の夏は猛暑となる事が多いので、できるだけ室温に注意して、横になれる場所を用意しましょう。

猫が横になってお腹を見せる理由5:安心している

警戒心が強いと言われる猫。普段はあまり横になってお腹を見せることがありません。なのに横になってお腹を見せているということは、警戒していないということです。

つまりこれは安心している状態、リラックスしている状態と言えます。この場所で横になってお腹を見せてごろごろしていても、何も危険な目に遭わないと考えている証拠です。

こんな風に猫が安心して暮らせる場所を提供していきましょう。

猫の愛情表現の行動7つ

猫ってあまり気持ちを表現しないのでは、と思いがちですが、実は猫は行動でその気持ちを伝えています。

特に愛情表現はいろいろあるので、猫の行動をじっくり観察してみましょう。
猫の愛情表現の行動
  1. 喉を鳴らす
  2. からだを擦り付ける
  3. 尻尾を立てる
  4. 甘噛み
  5. 獲物を見せてくる
  6. 前足を軽く踏み続ける
  7. 短い鳴き声で鳴く

猫の愛情表現の行動1:喉を鳴らす

猫がごろごろと声を鳴らす時がありますね。猫が喉を鳴らすのは、相手のことを信頼してリラックスしている証拠です。

お母さん猫が子猫の横に寄り添って、喉を鳴らす時もあります。これは、母と子のコミュニケーションの一つと考えられています。

同じように、猫が飼い主さんにごろごろと喉を鳴らすのは、「大好きだよ、幸せだよ」と伝えているのでしょう。

猫の愛情表現の行動2:体を擦り付ける

猫には自分の縄張りや、お気に入りのものに自分のにおいをつける習性があります。

ねこにとっては、おうちの中が縄張りであることはもちろんですが、飼い主さんまで自分の所有物と考えてしまうため、マーキングしてしまうのです。

ですから、この行為は、大好きな飼い主さんは自分のもの!と周りにアピールしているのです。

猫の愛情表現の行動3:尻尾を立てる

猫が尻尾をピンと立ててこちらにやってくる♪とってもかわいい姿ですよね!

こんな時の猫は、楽しい、嬉しい、甘えたい!という気持ちが丸見えです。ご飯が欲しかったり、一緒に遊んで欲しかったり、飼い主さんに何かを要求しています。

猫の愛情表現の行動4:甘噛み

猫はスキンシップとして、親子や兄弟間で甘噛みをします。飼い主さんに対しても、愛情表現として甘噛みをすることがあります。

ご飯が欲しい時や、気持ちいいところを撫でられたお返しにも、甘噛みをしてきます。

一方で、気持ちよさそうに撫でられていた猫が、突然強めに甘噛みしてくる時もあります。気ままな猫の特徴とも見えますが、この場合は、嫌がって噛んでくるので少し様子が違います。すぐに手を離すのが賢明でしょう。

猫の愛情表現の行動5:獲物を見せてくる

猫がねずみや虫をくわえて、飼い主さんのところへやってくることはありませんか?

そんなとき、決して怒ったりしてはいけません。なぜなら、それも立派な飼い主さんへの愛情表現なのですから。いつも自分にお世話を焼いてくれる飼い主さんに、自分が捕まえた獲物をプレゼントしているのです。

ですから、猫が「見て!あなたのために捕まえた!」と得意げに獲物を見せたときには、にっこり笑顔で、そのプレゼントを受け取りましょう。

猫の愛情表現の行動6:前足を軽く踏み続ける

これは猫が赤ちゃんのころに、母猫のおっぱいを飲む仕草と言われています。子猫は前足で母猫の乳を押しながらおっぱいを飲みます。

飼い主さんのことをまるで母猫と思っているのでしょう。母猫は子猫にめいっぱい愛情を注ぎますし、子猫もお母さんのことが大好きです。

子猫のころから一緒にいる飼い主さんのことを、お母さんのように信頼している証拠です。

猫の愛情表現の行動7:短い鳴き声で鳴く

基本的に猫は鳴かない動物と言われ、鳴くのは子猫のときに母猫に何かを要求する場合に見られます。

大きくなってから鳴くのは「甘え・要求」「恐怖・不安」「発情・威嚇」を表していますが、野生の猫であれば、甘えや要求で鳴くことはありません。

猫が飼い主さんに向って短く鳴くのは、「おはよう」などのあいさつと言われています。信頼している人への愛情表現の一つですね。

お腹を撫でるときの注意点4つ

猫がおなかを出して横になり、リラックスした様子を見せたら、なでてもいいのかな?と思ってしまいますよね。

いくら横になってリラックスしているからといって、いつでもなでていいわけではありません。

猫というのは、だいたいほっといてほしい、そっとしてほしい生き物なのです。少し注意すれば、猫と飼い主さんの関係がずっと良くなる場合があります。
お腹を撫でるときの注意点
  1. シャーと言った時は触らない
  2. 撫でるタイミング
  3. 撫ですぎない
  4. 撫でた時にしこりがないか確認する

お腹を撫でるときの注意点1:シャーと言ったときは触らない

猫が横になってお腹を出している時ときたら。もう、あまりにも可愛いので、ついついお腹の柔らかいふわふわした場所を触りたくなりますね。

でも気をつけてください。機嫌の悪いときに触ってはいけません。

特に「シャーッ」と鳴いた時は威嚇する猫の鳴き声なので、すでに怒っています。そんな時にいくら横になっていても、しつこく触ったら噛みつかれたり、嫌われたりしますよ!

お腹を撫でるときの注意点2:撫でるタイミング

飼い主さんにとっては、ついつい愛猫のふわっふわのお腹を撫でたくなってしまうものです。

けれど、ちょっと待ってください!そのタイミング大丈夫ですか?猫のお腹を撫でるなら、機嫌の良い時やリラックスしているタイミングを見計いましょう。

もともと猫はお腹を触られたくないので、よほど飼い主さんのことが大好きか、お腹を触られること自体が好きでなければ触らせてくれません。くれぐれも機嫌の悪い時に触らないように!

お腹を撫でるときの注意点3:撫ですぎない

いくら横になって気持ちよさそうにしているからといって、しつこく撫ですぎるのは禁物です。

猫は神経質な生き物なので、ちょっと気持ちのいい場所がずれたり、長いこと撫でられたりすると、怒って噛みついてきたりします。こんな時は黙って手を引っ込めて、しばらく様子を見てみましょう。

お腹を撫でるときの注意点4:撫でた時にしこりがないか確認する

これは猫の気分の問題ではありません。お腹を撫でるついでに病気のサインがあるかどうかを見極めるためです。

お腹を触ったときに痛がる様子を見せたり、しこりのような違和感を見つけた場合は、早めにかかりつけのお医者さんに相談しましょう。

猫が横になる場合、時には重い病気のことがあるからです。

猫の仕草から気持ちを読み取ろう

こうしてみると、猫は仕草によっていろいろなことを飼い主さんに伝えようとしているのが分かります。

お腹が空いた、大好き、ありがとうなど、猫のきもちをぜひ読み取ってください。
モバイルバージョンを終了