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かぎしっぽの猫は常に痛いと思っている?日本に多い理由も解説

「猫のかぎしっぽって何?」
「かぎしっぽって痛みを感じているの?」
そう疑問に思ったことはあませんか?かぎしっぽの猫を飼っている方にとっては、気になることは多いでしょう。

かぎしっぽの猫を飼っている方は少なくないので、疑問や不安を抱いている方は多いと思われます。

そこで、本記事では猫のかぎしっぽについて詳しく解説します。かぎしっぽとは何か、猫はかぎしっぽに常に痛いと思っているのか、かぎしっぽであることのデメリットなど、かぎしっぽについて解説していくので、猫のかぎしっぽが気になっている方は参考にしてください。

本記事を読むことで、かぎしっぽに対して理解が深まり、ご自身が飼っているかぎしっぽの猫に対しての愛着が湧くことでしょう。ぜひ参考にしてください。

かぎしっぽとは?

しっぽの先端が曲がっていたり、短いしっぽがくるっと丸まっていたりする猫のしっぽが、かぎしっぽです。

猫の尻尾は一般的に18から20個ほどの骨が繋がって構成されています。その骨の一部が少なかったり、骨同士がくっついていたりすると、かぎしっぽの状態になります。

日本の猫にかぎしっぽが多い理由

かぎしっぽの猫は特定の遺伝子を持っていると言われています。その遺伝子を持ったかぎしっぽの猫の原産地は、東南アジアや中国南部の辺りだと考えられています。

江戸時代に行われた長崎県の出島でのオランダとの交易の際に、船に乗せられたインドネシアの猫たちが日本にやって来ました。そこから長崎県で繁殖していき、日本全土に広がっていったため、日本の猫にかぎしっぽが多いのです。

猫のしっぽがかぎしっぽになる原因

かぎしっぽになるのには、2つの原因があります。遺伝子が関係する先天的な原因、事故や怪我による後天的な原因です。原因によっては、痛いと感じている場合もあります。

それぞれ解説しますので、ご自身が飼っているかぎしっぽの猫に照らし合わせて、かぎしっぽの原因を考える際や、痛いと感じてないかを判断する際の参考にしてください。

先天的理由

先天的理由としては、猫のしっぽをかぎしっぽにする遺伝子を持っているからだと考えられます。一般的には、遺伝子の変異によってかぎしっぽになっているという説が定説です。

しかし、近頃ではかぎしっぽを作る要因になる「第三の遺伝子」が存在している可能性もあると考えられています。

先天的理由のかぎしっぽの場合は、痛いと感じてないことが多いようです。

後天的理由

後天的理由で考えられるのは、子猫の頃に母猫にしっぽを押しつぶされたり、物と物の間に挟まれたりなどの事故です。

子猫の時期であれば、成長中で骨が柔らかいため影響は少ないですが、成猫の場合は神経を痛めてしまうなど、障害の原因になりかねないため注意しましょう。

後天的な理由の場合、痛いと感じていることも多いようです。

かぎしっぽは常に痛い?

猫はかぎしっぽに痛みを感じているか心配をしている方もいるでしょう。しかし、ご安心ください。かぎしっぽは、よくものに引っかかるなど不便なことはあるものの、痛いと感じる症状はないとされています。

かぎしっぽだから痛いということはなく、猫のしっぽ自体が敏感なのです。

猫のしっぽが敏感である理由

猫のしっぽのなかには、尾骨神経という太く重要な神経が通っています。そのため、しっぽの先を自由に動かしたり、フリフリと大きく動かしたりできます。

この神経は、骨盤の神経や下腹部の神経などの、猫の体にとって大切な神経と繋がっているため、しっぽはとても敏感なのです。そのため、痛みも感じやすいため、扱いには注意しましょう。

猫がしっぽを痛いと感じるとき

先述で解説した通り猫のしっぽはとても敏感なため、痛いと感じやすいのです。そのため、しっぽを引っ張ったり、強く触ったりしてしまうと痛いと感じてしまいます。

また、痛いと感じるだけでなく、内臓や後ろ足に障害を起こすなど、良くない影響が出てしまう可能性があります。それだけデリケートな部分なので、かぎしっぽでない猫のしっぽでも痛いと感じさせないためにも、なるべく触らないようにしましょう。

さらに、猫がしっぽを気にしてなめるときは、しっぽ周りのケガや病気が考えられるので注意が必要でしょう。

かぎしっぽで猫が困ること

かぎしっぽであることで、猫自身にとって困ることもあります。まず、猫同士のコミュニケーションに影響が出ることです。

猫はしっぽでコミュニケーションをとる生き物なので、かぎしっぽの猫は他の猫に気持ちを伝えにくいこともあるようです。

他にも、ものに引っかかって痛いと感じてしまう場合がある、トイレの際に汚れがつきやすいなどが、かぎしっぽで困ることと言えます。

猫のかぎしっぽが幸運の印と言われている理由

日本や中国では、かぎしっぽの形が錠前のように見えるため、「財産を守ってくれる存在」として商売繫盛のお守りのように扱われてきました。

また、ヨーロッパでは、そもそもかぎしっぽの猫が少ないこともあり見かけるだけで運が良いと言われていて、かぎしっぽの形が「幸運を引っかけてきれくれる」と縁起がいいとされています。

かぎしっぽを英語で表現する場合

かぎしっぽは英語で「kinked Tail」と言います。これは、よじれたしっぽ、曲がったしっぽを意味する単語です。

英語でかぎしっぽを表現する際には、鍵を意味する要素は出てこないため、かぎしっぽという表現は日本特有なのでしょう。

猫はかぎしっぽだからといって常に痛いわけではないと知っておこう

本記事を読んで、かぎしっぽが常に痛いわけではないことを理解いしていただけたでしょう。ただ、猫のしっぽは敏感で痛いと感じやすいため、大切に扱ってあげてください。

また、かぎしっぽの猫は縁起がいいとされているので、もしご自宅でかぎしっぽの猫を飼っている方は、何かいい運を猫が運んできれくれるかもしれません。ぜひ、大事に可愛がってあげましょう。
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