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猫の飼い方|費用/初心者/一人暮らし/室内/ケージ/2匹目

猫の飼い方|費用/初心者/一人暮らし/室内/ケージ/2匹目

最近は猫ブームで猫を飼う方が増えています。しかし、初めて飼う場合は費用や猫種、どのように飼えばいいのか分かりません。一人暮らしで飼うことができるのか、2匹目を迎え入れるための準備などをご紹介いたします。

猫の飼い方

猫の飼い方は基本的に「しなければいけない事」は決まっています。ここでは必ずするお世話から費用までをご紹介いたします。

ご飯

猫は生き物ですから当然食事が必要です。食事の与え方には2通りあり、決まった時間に与える方法と常にご飯が食べられるようにしておく方法です。決まった時間に与える場合、成猫ならば1日2回、生後半年までの子猫は1日3回、離乳後~半年までの子猫は1日4回です。しかし、猫にも個体差がありますので、厳密にこのとおりでなくても大丈夫です。

自由に食事ができるようにしておく場合は、ご飯がお皿から無くならないように注意していれば大丈夫ですが、太りやすい猫種や避妊、去勢後で体重が増え始めてしまった猫には注意が必要です。食べ過ぎて肥満が進むと病気になってしまいますので、太ってしまうようなら決まった時間に食事を与える方が良いです。

猫砂

猫は習性でトイレをした後に砂をかける仕草をします。これは排泄物を隠し、自分の居場所を知られないためです。家で飼っている猫もこの行動をとり、用意するトイレに猫砂を使用します。猫砂には「鉱物タイプ、紙タイプ、シリカゲル」などさまざまです。

一番多いタイプは鉱物タイプの砂で、ベントナイトという鉱物を使用しています。固まるタイプの砂がほとんどで、掃除はしやすいのですが重い事が欠点です。粒が細かく、猫の指の間に入ってトイレの外まで出てきてしまい、散らかってしまいます。しかし、砂としては一番安いタイプです。

紙タイプはシステムトイレでよく使用され、固まるタイプと固まらないタイプの両方があります。とにかく軽く粒が大きい事が特徴で、トイレの外に出てしまっても転がりにくい円柱状の形をしたものが多いです。しかし、紙なので鉱物に比べ耐久性が低く、トイレ回数の多い猫が使用すると想定回数より早く取り換える必要があります。

シリカゲルタイプは水分を吸収するものとしない物があり、固まるタイプはありません。水分を吸収し消臭するので、長期間取り換える必要が無い事と、糞だけ取り除けば良いというメリットがあります。形状は球体か角のあるもので、大きさもさまざまです。

猫にはそれぞれ好みがあるので、好みの猫砂を用意してあげましょう。

トイレ

猫を飼う上で必ず必要な物です。トイレで代表的なものは「直接砂を入れるタイプ」と「システムトイレ」です。直接砂を入れるタイプは昔からあり、鉱物タイプの砂やシリカゲルタイプなどの砂が水分を吸収するタイプの砂を入れて使用します。出入り口に扉が付いているものもあり、砂の飛び散り防止をします。

システムトイレは2層に分かれる構造になっており、上の部分に水分を吸収しない砂、下に吸収体を設置します。尿は砂を通り下の吸収体に、糞は砂に残るので専用の吸収体を使用していれば1週間取り換え不要と、毎日の糞の処理だけです。トイレシートを使用するタイプは毎日の交換が必要です。

最近では砂の飛び散り防止を考えた縦穴式や、人間用トイレに設置するものもありますが、ホームセンターで多く販売されているもので十分です。

費用など

猫を飼うには費用がかかります。子猫を買う場合は去勢、避妊手術、毎月のご飯代やトイレの砂、年に一度の予防接種など、掛かる費用を念頭に置かなければ猫を飼う事はできません。ここでは猫を飼う時に必要な費用を詳しく見ましょう。

去勢手術・避妊手術

子猫は生後6カ月以降になるとメスに発情が見られ、妊娠が可能になります。オスはメスの発情フェロモンを感知していつでも発情する事ができますので、オス猫とメス猫がいるときは去勢をしないと繁殖してしまいます。

片方だけを去勢しても良いのですが、発情期は体力が落ち、体と心にストレスがかかってしまいますので、子供を産ませる気が無いのならばどちらも去勢しましょう。

手術費用は病院ごとで異なりますが、オス猫は15000円~20000円、メス猫は25000円~35000円ほどかかります。オス猫は日帰りの場合がほとんどで、メス猫は一日入院になります。メス猫の避妊手術は入院費込みの価格になっていますので、追加料金はかかりません。

予防接種

猫は予防接種を受ける必要があります。室内飼いの場合も脱走するリスクがあるので、必ず受けさせましょう。予防接種を行う理由は、感染症の予防と症状を軽く抑えるためです。ワクチンで予防できる病気は猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症、猫白血病ウイルス感染症、クラミジア感染症です。

3種混合ワクチンでは猫ヘルペスウイルス、猫カリシウイルス、猫汎白血球減少症を、5種混合ワクチンは3種混合ワクチンに加え、猫白血病ウイルス感染症、クラミジア感染症を予防します。

3種混合ワクチンは5000円前後、5種混合ワクチンは7000円前後の費用がかかります。完全室内飼いの場合は3種混合ワクチンを、外に出る猫がいる場合は5種混合ワクチンを接種しましょう。ワクチンの抗体は1年ほどなので年一度受けさせます。

食事代

ご飯は毎日必要です。猫のご飯はドライフードとウェットフードがあり、値段もドライフードは300円~2000円前後、ウェットフードは65円~300円ほどです。価格にばらつきがありますが、これは内容量や素材の違いです。

高価なドライフードはヒューマングレードの素材を使用し、猫の健康を気遣う内容になっています。ウェットフードはパウチと缶詰めがあり、缶詰めで3缶パックなどになっているものは価格が高くなります。

ご飯は猫の嗜好が強く表れるので、すぐ飽きてしまう猫や特定のフードのみ食べる猫がいるので、食べる量と食べさせるフードの価格でひと月に必要な金額を計算しましょう。

トイレ砂

トイレ砂はどのトイレを使用するかで変わってきます。一般的なトイレを使用する場合は固まる砂ですので300円~600円、システムトイレは固まらない砂なので500円~1000円前後です。固まる砂は掃除の後に継ぎ足しをしなければいけませんので、月に1~2袋使用します。

固まらない砂は、砂自体は1袋で2カ月使用でき、1カ月取り換える必要が無いですが、下の吸収体やトイレシートのランニングコストがかかります。専用の吸収体は週に一度の交換で一袋600円前後、トイレシートは1000円前後です。

安くするなら固まる砂、少し高値でも手間をかけないなら固まらない砂が良いでしょう。どちらを選んでもメリット、デメリットがありますので、ご自分の生活スタイルや予算に合わせて選びましょう。

猫の飼い方で初心者が気をつけたいこと

はじめて猫を飼う場合は、接し方からしつけ方まで分からないことだらけです。ここでは初めて猫を飼う方が気を付けたい事をご紹介いたします。

糞の様子

猫を飼う場合は子猫から育てる事がほとんどですが、ペットショップで購入しても捨て猫を拾っても、まず糞の状態に注意しましょう。乳飲み子を拾った場合は離乳までの期間は糞が緩いですが、生後2カ月を超えた子猫の糞は固形です。

もし下痢をしているようなら寄生虫や病気になっている可能性があるので、すぐに病院に連れて行きましょう。そのままにしていても体調は良くなりませんし、脱水症状を起こしたり、最悪の場合は死んでしまいます。

なた、寄生虫の中でも線虫、条虫がお腹にいる場合は糞と一緒に体外に排出されます。白い糸状のものが付いていたら、その糞を持って病院に行きましょう。薬を飲めばすぐに駆除することができます。

コミュニケーション

猫飼い初心者の方は猫への触れかたにも気をつけましょう。猫は尻尾、お腹、手を触られる事を嫌います。しかし、手だけは小さいうちから慣れさせましょう。手を触る事に慣れていない猫は爪切りの時に嫌がり、手を引いてしまう事で怪我をする事があります。手に触る事を慣れさせておけば、事故を防ぐ事ができます。

また、猫を抱っこする時はお腹の下に手を入れて腕の付け根を持ち上げ、もう片方の手でお尻を持ちます。そのまま持ち上げますが、右手をお腹の下に入れた場合は仰向けに、正面から両手で脇の下を持ち上げた場合は縦抱っこになります。どちらの抱き方が良いかは猫の好みによりますので、猫の様子をよく見て抱っこしましょう。

猫は頭やあごの下、尻尾の付け根(腰)を撫でられるのが好きなので、触る際は気持ちよさそうな顔をする場所を撫でてあげます。撫でたり抱っこしたりする行為は、猫を飼う上で大事なコミュニケーションですので、毎日撫でてあげましょう。

脱走

室内飼いをする上で最も恐ろしいのが脱走です。それまで室内でしか生活していないので、外での過ごし方が分からずに事故にあってしまったり、思いがけず遠くまで行ってしまう事があります。怖さで硬直し、すぐに捕まえる事ができる場合もありますが、相手は生き物ですのでどんな行動に出るか分かりません。

そこで脱走しない、できないように対策することが大切です。出かけるときにリビングと玄関の間に扉がある場合は、必ず閉めてリビングに猫がいる状態にしてから出かけます。扉が無い場合は猫用のケージを使用するか、扉を設置する必要があります。猫は1.5m~2mほどジャンプしますので、犬のように下だけを防ぐのでは脱走を止められません。

扉の設置といっても大がかりな物でなく、背の高いパーテーションや仕切りをつけるだけで効果があります。大切な飼い猫が脱走しないように予防しましょう。

食べさせてはいけない物

猫はキャットフードから栄養を補給し、キャットフードのみの栄養で事足ります。ですがおやつの中にはチーズやカニカマなどもあり、人間の食卓に並ぶ食材も多くあります。基本的に人間の食べ物は猫にとって味付けが濃いのであげてはいけませんが、毒になる食べ物もあります。

食べさせてはいけない物(中毒や最悪死に至るもの)
・チョコレート
・ネギ類
・カフェイン
・アルコール
・レーズン、ブドウ
・アボカド
・香辛料

食べると危険な物
・人間用の薬
・人間用のサプリメント
・鳥の骨
・生の豚肉
・アワビ、サザエ
・イカ、スルメ
・甘いお菓子、生クリーム

命に関わるものは特に注意が必要で、呼吸困難や中毒で死んでしまう事があります。食材を直接食べなくても、残り汁やエキスにも成分は溶け込んでいますので注意しましょう。生の豚肉は人畜共通感染症のトキソプラズマの感染源になります。妊婦さんが感染すると胎児に影響が出る可能性もありますので、猫に感染させないように気をつけましょう。

一人暮らしに猫の飼い方

一人暮らしだと猫が一人で過ごす時間が長くなります。一人暮らしでも飼いやすい猫種や、飼い方をご紹介いたします。

ロシアンブルー

ロシアンブルーは泣き声も小さく、自立心が強い猫です。飼い主に忠実で信頼関係を築きやすく、ベタベタに甘えてくる子が多いです。しかし小心者で人見知りが激しい一面もあり、来客が多い方には不向きです。

警戒心が強く、知らない人が来ると隠れてしまいますので、来客がある時は猫にストレスがかからないように気を配ってあげましょう。お留守番も得意で、飼い主がいない時にはずっと寝て過ごしているので、とても飼いやすい猫です。

ブリティッシュショートヘアー

ブリティッシュショートヘアは丸顔で鼻が低い猫です。自立心が強く、お留守番が得意な子が多いです。飼い主にはとても甘え、のんびり屋で穏やかな性格です。しかし、性格とは裏腹に、運動が好きな子が多く、運動ができるスペースは必要です。アパートなどで場所が無い場合は、キャットタワーや棚に段差を出してあげると上下運動ができます。

筋肉質な猫なので、食事も高カロリー高タンパク質なものを用意してあげましょう。少し小心者な一面がありますので、静かな環境で飼育し、ストレスを与えないようにします。

爪とぎ

猫は獲物を狩るために、常に爪とぎをします。飼い猫になってもその習性は残っており、壁や柱で爪とぎをしてしまいます。賃貸ですと補修費が必要になってしまいますので、必ず爪とぎを用意して、小さいうちから爪とぎを使うようにしつけましょう。

爪とぎは段ボールや麻縄でできており、単体やキャットタワーの柱として販売されています。段ボールのものは爪とぎをするとカスが出ますので、ケース付きのものを用意すると掃除しやすいです。麻縄の平置きできるものもあり、麻縄はカスが出にくいのが特徴です。

室内での猫の飼い方

室内ではどう飼えばいいのでしょうか。室内で猫を飼う場合の注意点もあわせてご紹介いたします。

マンションなど

マンションで猫を飼う場合は、下の住人の方に気を使わなければなりません。猫は走り回るだけでなく、上下運動も激しく行います。室内で飼っている場合は上下運動が必要ですが、高い所から降りた時に床に大きな衝撃があります。完全防音の部屋ばかりではないので、床に防音マットを敷きましょう。

本格的な防音マットでなくとも、防音効果のあるカーペットを敷いたり、クッションマットを敷く事で階下への音は軽減できます。音はご近所トラブルの元なので、猫を飼い続けるためにも必ず用意しましょう。

ケージでの猫の飼い方

猫をケージで飼うメリットは、いたずら防止ができる点です。猫のケージは多段式の縦長になっているもので、ケージ内だけで上下運動ができる造りになっています。夜寝る時や留守番をさせるときに使用しましょう。

猫は夜行性の動物なので、放し飼いのまま寝室に出入り自由だと、寝ている周りや体の上を走りまわられ、長年猫を飼っている人でも睡眠不足に悩まされている方もいます。猫と飼い主の生活サイクルを整えるために、夜間猫をケージに入れておきます。

小さいうちから夜間のケージに慣れさせておけば、夜間に寝るものだと学習します。同様に留守番の時のケージに慣れさせれば、一人でいる時のいたずらと事故防止になります。ケージを使用して飼う場合は、夜間や留守番の時だけにし、出してあげたら目いっぱい可愛がってあげましょう。

猫の飼い方についての本

猫を飼うときはサイトを見るのも手ですが、子猫の育児から成猫の飼い方、病気の一覧などが載った飼育本を一冊持っておくと安心です。ここでは飼育本をご紹介いたします。

はじめてのネコ

はじめて猫を飼う方の不安や、しつけ方が詳しく掲載されています。必要な知識や人に聞けない悩みも、解決策が掲載されているので安心です。

・まだ猫を飼うかは分からないのですがこの本が大変参考になりました飼うならメスでもオスでもそれなりに世話は大変なのが良く分かりました、動物を飼うには責任が伴うので安易に飼えないです。 ・トピック的に書かれていることがとても役に立ったりして、おすすめです。 ・昔の飼い方では、いけないと思い購入しました。勉強になりましたし、読んでいても楽しい本です。

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はじめての猫

飼い方や基本的なしつけ方法が記載されており、病気の事も詳しく掲載されているので、猫を初めて飼う方に入門書です。

・知らなかったことがたくさん出ていました。買ってよかったです。 ・写真がたくさん使われているので、とてもわかりやすくてためになった。 ・内容はとてもバランスよくまとまっていて、タイトル通り初めて猫を飼う方にぴったりだと思います。

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2匹目の猫の飼い方

猫をすでに飼っていて二匹目を迎え入れる場合、先住猫が成猫なのか子猫なのかで状況が変わります。先住猫が生後半年以内の子猫の場合は、ほとんど衝突もなく受け入れられます。まだ縄張り意識がありませんので、他の猫が来てもすぐに慣れます。

先住猫が成猫の場合は注意が必要です。猫は縄張り意識がありますので、すぐには新しい猫を受け入れません。顔合わせは短時間から徐々に行い、先住猫に慣れてもらいましょう。まれにどうしても相性が悪く、同居させる事ができない場合がありますので、その際は部屋を分けて飼うかなど居住スペースを分けて飼うことが必要になります。

二匹目の猫の飼育方法に違いはありませんが、一匹目の猫を立ててあげる必要があります。ご飯の順番や可愛がる順番などは、一匹目を優先してあげましょう。

子猫の飼い方

生後三カ月未満の子猫を飼う場合は、捨て猫を拾うか、知り合いから譲ってもらうことになります。子猫が来る前にキャットフード、トイレ、キャリー、爪とぎなどの用意をしておきましょう。子猫が家に来たら、まずは健康診断のために病院に連れて行きます。自宅から通いやすい主治医を見つけましょう。

子猫のうちは寝る事と食べることが仕事です。体力も少ないので、あまり構いすぎず、寝てる時は起こさないようにしましょう。また、この時期は体温調節も苦手です。ペットボトルにお湯を入れて湯たんぽを作り、子猫からは離して置きましょう。子猫が暑くなった時に逃げるスペースが無いと熱中症になってしまいます。

離乳している場合は子猫用の離乳食を、乳飲み子の場合は粉ミルクを与えることになります。食事は2~3時間おきにあげましょう。

3ヶ月など

3か月の子猫は離乳食か子猫用キャットフードを食べています。食事の間隔も4~5時間に開き、食べる量も増えます。運動量もぐっと増え、いたずらが始まる時期です。乳歯から永久歯に生え換わり始めるので、目に付いたものに手当たり次第噛み付きます。

特にコード類は噛みちぎられやすいのですが、電気が流れているので感電の恐れがあります。保護カバーを付けて、噛み癖が付かないようにしつけをしましょう。歯固め用のぬいぐるみを与えるのも良いです。壊されて困るものはしまい、誤嚥などの事故を防ぎましょう。。

この時期の子猫はぜんまい仕掛けのように、大騒ぎしたと思ったら突然動かなくなる事があります。まだ自分の体力が分からずに、寝てしまうのが原因です。はじめて見るときはビックリしますが、様子を見て寝ているようなら大丈夫です。

子猫が一番可愛い時期なので、遊びに誘われた時はたくさん構ってあげましょう。

猫と共に暮らそう

猫は平均15年ほど生きます。人間にとっては短く感じますが、猫がその期間を幸せに暮らせるように考え、行動に移せるのは飼い主以外いません。色々書いてきましたが、猫にも性格があり、個性があります。

全ての猫に当てはまるものではないので、本やネットの情報を過信せずに、猫自身をよく観察しましょう。他の猫や情報と違っても、その猫には今の状態がベストという事が多々あります。あまりがんじがらめにならずに、猫と楽しい生活を送りましょう。
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