猫用の体温計と測り方は?
体温の測り方
①動物用または人間用の体温計を猫専用しにして使用します。
②体温計の先端にベビーオイルやグリセリンなどを塗布して滑りやすくして、やや上向きに肛門から体温計を2㎝ほど差し込みます。
検温中、たいていの猫は嫌がって動こうとするため、2人一組で押さえながら行うと良いでしょう。暴れると体温が上昇してしまうため、保定方法を工夫したり猫に語りかけて安心させてあげましょう。
②体温計の先端にベビーオイルやグリセリンなどを塗布して滑りやすくして、やや上向きに肛門から体温計を2㎝ほど差し込みます。
検温中、たいていの猫は嫌がって動こうとするため、2人一組で押さえながら行うと良いでしょう。暴れると体温が上昇してしまうため、保定方法を工夫したり猫に語りかけて安心させてあげましょう。
体温計は?
「動物用直腸式体温計」と「ペット用電子耳体温計」があります。動物用直腸式体温計は、先端が柔らかい物もあり10秒ほどで検温できるため、素人でも簡単に行うことができます。ただし、猫の肛門に直接入れるため体内を傷つけないよう、体温計を入れる角度や衛生管理をしっかりと身に着けましょう。
ペット用電子耳体温計は、耳に入れて1秒で検温できますが価格が少し高めです。こちらは、誰でも簡単に猫の体温を測る事ができます。猫の性格によりますが、なかなかジッとできない猫には直腸式体温計は難しい可能性があるので、電子耳体温計がです。
ペット用電子耳体温計は、耳に入れて1秒で検温できますが価格が少し高めです。こちらは、誰でも簡単に猫の体温を測る事ができます。猫の性格によりますが、なかなかジッとできない猫には直腸式体温計は難しい可能性があるので、電子耳体温計がです。
子猫の体温が高い理由は?
子猫の体温は、38.3度~38.8度と成人の猫に比べると少し高い体温です。猫は、眠たくなると体温が上昇します。子猫は、人間の赤ちゃんと同じでよく寝て過ごすので、常に体温が高めになっています。
猫の体温調節の方法は?
猫は、皮膚の大部分に汗腺がなく汗による体温調節ができません。そのため、長時間の活動には不向きですが、代わりに皮下には毛根に沿うように発達した皮脂腺があるため、猫の毛は脂質で覆われています。この脂質は、毛に光沢を与え外気の寒さや水滴などの寒さから体を保護します。
反対に暑い場合、猫は全身の毛をなめて唾液で湿らせ、唾液が蒸発するときに奪われる気化熱で体を冷やします。暑さをひどく感じている場合は、口を開け呼吸が荒くなる事もあります。これは、呼吸器を使って風を起こし、気化熱を利用して体温を下げる行為です。
反対に暑い場合、猫は全身の毛をなめて唾液で湿らせ、唾液が蒸発するときに奪われる気化熱で体を冷やします。暑さをひどく感じている場合は、口を開け呼吸が荒くなる事もあります。これは、呼吸器を使って風を起こし、気化熱を利用して体温を下げる行為です。
猫の平熱は何度なのか?
猫の平熱は、38度~38.5度で人間に比べると少し高めの体温です。39度を超えると微熱、40度は高熱といえるでしょう。高齢の猫になると、平熱が少し低めになります。反対に、子猫は平熱が成人の猫に比べると高めです。
猫の体温を上げる・下げる方法は?
体温を下げる方法、看病方法
飼っている猫の発熱がわかった場合は応急処置をいくつか紹介します。
①保冷剤をタオルでくるみ内股や脇の下、首の後ろなど熱がたまりやすい箇所を冷やしてあげます。熱が38度台に下がった場合は、すぐに保冷剤を取りましょう。※猫の体温は、冷やし過ぎは良くありませんので、経過観察をしっかりしましょう。
②熱がある分、消費するエネルギーも多くなるので活動性が落ちます。少しでも負担を軽減させるため、猫が落ち着く静かな場所に移してあげましょう。
①保冷剤をタオルでくるみ内股や脇の下、首の後ろなど熱がたまりやすい箇所を冷やしてあげます。熱が38度台に下がった場合は、すぐに保冷剤を取りましょう。※猫の体温は、冷やし過ぎは良くありませんので、経過観察をしっかりしましょう。
②熱がある分、消費するエネルギーも多くなるので活動性が落ちます。少しでも負担を軽減させるため、猫が落ち着く静かな場所に移してあげましょう。
③熱がある時は人間同様、脱水症状に陥りやすいので、水をこまめにあげましょう。
④ウイルス感染がある場合は、伝染する恐れがありますので、多頭飼いをしている家庭ではすぐに病気の猫を隔離しましょう。そして、排泄物からの感染率も高いので、寝床やトイレの消毒も忘れずにしましょう。
④ウイルス感染がある場合は、伝染する恐れがありますので、多頭飼いをしている家庭ではすぐに病気の猫を隔離しましょう。そして、排泄物からの感染率も高いので、寝床やトイレの消毒も忘れずにしましょう。
体温を上げる方法
冷えた体を高温で急に温めると、低温やけどの恐れがありますので、温める時は毛布やブランケットなどを寝床に置き、少しづつ猫の体温が上がるように調整します。猫用のゲージを設置している場合は、ペットヒーターを使用しするのもいいでしょう。飼い主のもとへ寄ってくる場合は、抱っこしたり膝の上に乗せブランケットや毛布をかけます。
人間の体温で温めると、じっくりと温まる上に安心感も得られますので、猫にとっては一石二鳥でしょう。
人間の体温で温めると、じっくりと温まる上に安心感も得られますので、猫にとっては一石二鳥でしょう。
猫が風邪をひいた時の基準体温は?
安静時にも拘らず猫の体温が39.5度以上ある場合は、熱があると考えていいでしょう。直接体温を測る以外にも「震えている」「冷たい所にずっと寝ていて動かない」「呼吸が荒い」「尿の量が少ない」といった症状も発熱を示唆する所見と言われています。
くしゃみや鼻水も人間同様風邪や鼻炎の代表的な症状です。くしゃみは「時々出るもの」「常に出ているもの」「濃のような鼻水が出る」など状態はさまざまです。
くしゃみや鼻水も人間同様風邪や鼻炎の代表的な症状です。くしゃみは「時々出るもの」「常に出ているもの」「濃のような鼻水が出る」など状態はさまざまです。
比較的若い猫(0~4歳)が鼻水やくしゃみが出てる場合は、鼻炎、気管支炎、肺炎といった呼吸器官系に関わるものがあります。呼吸器官系の病気は放っておくと、高熱を出し重病になりかねません。ただの鼻水やくしゃみでも、いつもと様子がおかしいと異変を感じたら、体温を測りましょう。体温が上がりつつありそうであれば、すぐに病院へ連れていく必要があります。
猫の体温を測りやすい体の場所は?
耳
猫の体温を測るのは、肛門からが一般的ですが、知識がなく抵抗がある方も多いでしょう。抵抗がある方は、少し価格が高くなりますが、ペット用電子耳体温計であれば耳に1秒程入れるだけで検温ができます。
ペット用電子耳体温計であれば、なかなか保定できない猫にも使えますので便利です。耳に1秒入れるだけなので、猫への負担もとても少ない上に安全に検温をする事ができます。
ペット用電子耳体温計であれば、なかなか保定できない猫にも使えますので便利です。耳に1秒入れるだけなので、猫への負担もとても少ない上に安全に検温をする事ができます。
目は健康のバロメーター
目の異常でいろいろな病気を知らせてくれます。人間と同じで猫も寝起きに目ヤニがつくことがありますが、それ以外で目ヤニが多い場合「細菌感染症による結膜炎」「角膜炎」「眼瞼炎」などの目の病気の他「風邪」や「猫ウイルス性鼻気管炎」などの病気も、目ヤニによって症状が現れる事があります。ここでは、目ヤニの色を大きく3つに分けてご説明します。
【黄色・薄緑色・茶色】
この色の場合、ベタベタした目ヤニで目の全周にわたり付着していることが多く、主に細菌感染が原因といわれていますが、多くはウイルス感染からの二次感染となります。マイコプラズマ、黄色ブドウ球菌などに起因する結膜炎が原因で炎症が生じ、涙の粘稠が高くなり濃のような状態となり排出されます。
【灰色~白色】
目頭にたまる粘性の高い灰色~白色の目ヤニには、生理的な場合が多く問題はないと言われています。
この色の場合、ベタベタした目ヤニで目の全周にわたり付着していることが多く、主に細菌感染が原因といわれていますが、多くはウイルス感染からの二次感染となります。マイコプラズマ、黄色ブドウ球菌などに起因する結膜炎が原因で炎症が生じ、涙の粘稠が高くなり濃のような状態となり排出されます。
【灰色~白色】
目頭にたまる粘性の高い灰色~白色の目ヤニには、生理的な場合が多く問題はないと言われています。
【水っぽい透明色】
涙が主成分となっており、逆さ睫毛などの刺激やウイルス感染症の初期などに見られます。その後、細菌などの感染により色が茶色っぽく変色していきます。目ヤニは放っておくと症状が悪化したり二次感染する恐れがありますので、濡らしたガーゼで優しくふき取りましょう。
【黄色・薄緑色・茶色】【水っぽい透明】の目ヤニに関しては、使ったガーゼの取り扱いに注意しましょう。(熱湯消毒か廃棄)そして、検温することも大切ですが、このような色の目ヤニが出て猫の体調が悪いと感じたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。
涙が主成分となっており、逆さ睫毛などの刺激やウイルス感染症の初期などに見られます。その後、細菌などの感染により色が茶色っぽく変色していきます。目ヤニは放っておくと症状が悪化したり二次感染する恐れがありますので、濡らしたガーゼで優しくふき取りましょう。
【黄色・薄緑色・茶色】【水っぽい透明】の目ヤニに関しては、使ったガーゼの取り扱いに注意しましょう。(熱湯消毒か廃棄)そして、検温することも大切ですが、このような色の目ヤニが出て猫の体調が悪いと感じたら、すぐに病院へ連れて行きましょう。
内股
猫をいつものように撫でていて「少し体温が高い」と気付いた時は、内股の毛の薄い部分を触ってみてください。普段から触っていないとわからないでしょうが、触ってみてあきらかに猫の体温が高い場合は体温計での検温をしましょう。
鼻
猫の鼻の先端の毛の生えていない部分(鼻鏡)は、通常は冷たくしっとり湿っています。しかし、熱が発熱や脱水症状に陥ると鼻鏡が乾燥することが多いので「猫は鼻が乾燥していると体調が悪い」と言われています。もし、飼っている猫の鼻が乾燥していたら、体温が高くないか検温してください。
鼻が乾く原因は、体調不良以外に加齢が原因となる場合もあります。加齢が原因の場合は、普段から乾燥しています。また、眠っている時や運動した後は乾燥していることがあるので、万が一んも体調不良にすぐに気付けるように、普段の状態をよく把握しておきましょう。
鼻が乾く原因は、体調不良以外に加齢が原因となる場合もあります。加齢が原因の場合は、普段から乾燥しています。また、眠っている時や運動した後は乾燥していることがあるので、万が一んも体調不良にすぐに気付けるように、普段の状態をよく把握しておきましょう。
猫の体温調節は飼い主が管理しましょう!
猫は人間のように汗腺が少なく、体温調節が難しい生き物です。そして、人間のように不調を訴える事ができないので、大切な猫だからこそ普段から体温がいくらぐらいなのかを把握しておきましょう。毎日、体温計を使用して把握するのは大変なので、保定して撫でたり、内股を毎日触っているだけで飼っている猫の体温がどのくらいか把握することができます。
体温が高すぎたり低すぎると感じた場合は、すぐに体温計を使って検温しましょう。体温に変化があり、具合が悪そうだったら病院へ連れていきましょう。
体温が高すぎたり低すぎると感じた場合は、すぐに体温計を使って検温しましょう。体温に変化があり、具合が悪そうだったら病院へ連れていきましょう。