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猫を飛行機に持ち込みたい!機内持ち込みの料金と注意点3つ

猫を飛行機に乗せることは可能なのか?

猫を飼っている皆様の中には引っ越しや長期間の旅行をする際、猫をどのように連れて行こうか悩んだ経験があるのではないでしょうか。

猫になるべくストレスをかけずに移動するにはどの方法で連れて行くのが最善か、頭を悩ませる問題です。

あまり知られていませんが、猫を飛行機に乗せることは可能です。長距離を短時間で移動できる飛行機ですが、良い点だけでなく注意したい点もありますのでご紹介します。

機内に持ち込むことは可能なのか

国内線では猫の機内持ち込みはできません。

猫は空調のきいた貨物室に預けられます。しかし客室とは違い外気温の影響を受けやすくなっていますので、特に夏季や冬季には注意が必要です。

国内線では残念ながら猫を機内に持ち込む事はできませんが、国際線には猫を機内へ持ち込む事のできる航空会社があります。国際線をご利用の際はぜひ検討してみてください。

猫を飛行機に乗せる時の料金は?

国内線の場合は1区画1クレート(ケージ)につき3,000円~6,000円の間で設定されています。

基本的には一律料金ですが、航空会社によって一部路線(北海道内路線や沖縄など)は金額が変わる場合があります。

猫1匹に対して1クレートですので、複数の猫を飛行機に乗せる場合は、猫の数分クレートと料金が必要になります。

猫のサイズによって金額はかわる?

猫とクレートの総重量やクレートのサイズが既定を超えてしまうと、超過料金がかかったり貨物の扱いになります。

ANAではLLサイズのクレート(幅65×奥行95×70(cm))以上は貨物になる場合があります。JALでは総重量20kg以上から超過料金がかかり、32kg以上は貨物になります。

SKYMARKは総重量が32kg以上であったりクレートのサイズが51cm×69cm×48cmを超えると預けられません。

猫を飛行機に乗せることは可能!

ANAやJAL、SKYMARKなどの主要な航空会社で猫を飛行機に乗せる事ができます。しかし、バニラエアやジェットスターなどの格安航空会社では猫を飛行機に乗せる事はできません。

また飛行機に乗せることのできる航空会社でも、妊娠している猫や呼吸器に疾患のある猫、高齢の猫や若年の猫などは受け付けてもらえませんので注意が必要です。

航空会社によって料金や乗せ方は異なるの?

航空会社によって料金や乗せ方は違います。今回は国内線主要三社であるANA・JAL・SKYMARKの料金などを比較をしていきます。

1便あたりに預けられる数に制限があり、制限数に達した場合は後続便に振り替えされる事があります。予約が可能かどうかも見ていきましょう。

国際線では国ごとに受け入れ条件が異なりますので、事前に渡航先の検疫所・大使館・領事館などに確認しましょう。

ANAの場合

ANAの料金は一区画あたり一律6,000円(北海道内路線や沖縄など一部路線は4,000円)です。

事前予約が可能となっています。クレートの予約もできますので、借りる予定のあるかたはご利用ください。

クレート(ケージ)の貸し出しは無料です。ほとんどの猫が使用するSサイズのクレートは幅40×奥行55×40(cm)となっていますので、参考にしてください。

JALの場合

JALの料金は1区間あたり3,000円~6,000円(路線により料金が異なる)です。JALは事前予約と事前支払いが可能ですので、当日の手続きをスムーズ進めるため利用する事をします。

クレート(ケージ)の貸し出しは無料です。ほとんどの猫が使用するSサイズのクレートは幅43cm×高さ40cm×奥行54cmで、本体重量は3㎏になっていますので、参考にしてください。

SKYMARK AIRLINESの場合

SKYMARKの料金は路線に関わらす一区画あたり一律5,000円です。事前予約はできませんので、当日カウンターで直接手続きをしてください。

クレート(ケージ)の貸し出しは無料です。ほとんどの猫が使用する小サイズのクレートは31cm×47cm×25cmで、本体重量 1.5kgになりますので、参考にしてください。

猫を飛行機にのせるときの注意点

国内線の場合、猫はクレート(ケージ)に入れて空調のきいた貨物室に乗せることになります。

飛行機への移動や乗り降りは屋外ですので、室内や飛行機の中との気温差が生じます。温度変化に弱い猫が夏季や冬季に利用する際は、注意が必要です。

飛行機に乗せるために必要な物や注意しておきたい熱中症や乗り物酔いの対策について確認していきましょう。

注意点1:熱中症

猫は空調の効いた貨物室に乗せられますが客室とは異なります。貨物室は外気温や反射熱に影響されて高温になることも考えられますので、熱中症対策が必要です。

特に夏季に飛行機を利用する場合は、外気温の影響を受けやすい日中の時間帯の利用は避けるようにしましょう。

飛行中に水分補給ができるように、給水器をペットクレートに設置しましょう。設置する給水器は、ケージに固定できて水漏れのしないノズル式の物を選んでください。

注意点2:乗り物酔い

猫は飛行機でも乗り物に酔う可能性があります。乗り物に酔うと、嘔吐やお漏らしをしてしまう事があります。

猫は胃の中に食べ物が残っていると酔いやすくなります。食事は出発する2~3時間前までに済ませておきましょう。

市販の動物用酔い止めシロップやサプリメントなどもあるのですが動物病院で処方してもらう事もできますので、かかりつけ医に相談してみてください。

注意点3:許可証や証明書・検査

国内線では許可証などの提出は必要ありません。国際線での猫の出入国手続きは国ごとにルールが決まっており、必要な書類や検査が異なります。

輸出入に必要な書類には(健康証明書、輸入証明書(パーミット)、マイクロチップ装着の証明書、輸出検疫証明書、出入国許可書、予防接種証明書など)があります。

国によっても異なりますので、事前に渡航先の検疫所・大使館・領事館などに確認をしてください。

注意点4:ケージやキャリーに入れる

飛行機に猫を乗せるためには、クレート(ケージ)に入れる必要があります。クレートは硬いプラスチックや金属など強度のある素材で作られた、屋根のついた頑丈な物である必要があります。

猫がケージの中で動き回るスペースがあるもので、通気が十分にされるものを選びましょう。

購入する際、心配なかたはIATA(国際航空運送協会)の規定に適合したケージを選ぶと安心です。また航空会社によってはレンタルもできます。

猫を機内に持ち込み可の航空会社

国際線ではデルタ航空やユナイテッド航空などのいくつかの航空会社で、猫の機内持ち込みが可能です。

ストレスのかかる長い飛行中に飼い主さんが近くにいるのは、猫にとってとても心強いです。また、飼い主さんは猫の様子が確認できるので安心できるでしょう。

それでは猫を機内に持ち込める航空会社を確認していきましょう。
猫を機内に持ち込み可の航空会社
  • デルタ航空
  • ユナイテッド航空
  • アシアナ航空
  • 大韓航空
  • アメリカン航空など

猫を飛行機に乗せるまでの流れ

国内線の場合は予約は必要ありませんので、当日カウンターで手続きをしてください。事前の予約は必要ありませんが、心配なかたは予約できる航空会社もありますのでご確認ください。

当日はカウンターで確認書や同意書の確認、ペット料金の支払いをします。遅くても搭乗便出発時刻の30分前までに手続きをしてください。

目的地に到着しましたら、ロビーや手荷物受取エリアで係の人から猫をうけとってください。

正しい知識を持ち猫との旅行を楽しみましょう

今回は猫を飛行機に乗せる時にかかる料金や、注意点などをご紹介しました。少しでも疑問がある場合は、航空会社に確認することをします。

あまり紹介できなかった国際線については、国内線とは違い検査が必要であったり国ごとに必要な書類が違ったりと下調べが必要です。準備不足で飛行機に乗れない事の無いように気を付けてください。

当日は時間と心に余裕を持って行動をしましょう。大切な猫との快適な空の旅をお過ごしください。
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