cms-import-animaroll-wp

猫の留守番用ゲージの必要性と種類の選び方|10選

猫のお留守番のゲージの必要性

猫に留守番をさせる際、留守番ケージは必須アイテムです。

留守番中、猫がどのように過ごしているか、気になる飼い主も多いでしょう。1日のほとんどを睡眠に費やす猫ですが、飼い主不在時にはイタズラしてしまう猫もいます。

事故や誤飲誤食を防ぐと同時に、飼い主にとって大事な家具などを守るために、留守番の際には、猫はケージに入れておくのがベストです。

猫のゲージ種類とメリットデメリット

ケージと一言で言っても、素材や大きさ、形状など、さまざまなタイプがあります。そのどれもにメリットがあり、デメリットがあります。

ケージを置く場所はもちろん、猫の年齢や体のサイズによって、一番いいタイプを選びましょう。各タイプのケージについて、メリットとデメリットをまとめましたので、参考にしてください。

猫のゲージ種類とメリットデメリット1:スリムタイプ(2段・3段)

長辺が70-75mm程度のものをいいます。狭いので、仔猫向きです。成猫や体の大きな仔猫には向きません。

縦に高くなるにつれ、揺れが生じます。また、衝撃で倒れる可能性が高くなりますので、周囲の物の位置に配慮したり、倒れないよう固定する必要が出てきます。

「猫の安全のためにケージに入れたのに、留守番させている間にケージが倒れてケガをしていた」ということのないよう、注意しましょう。

メリット

スリムタイプの1番のメリットは、やはり、場所をとらないことでしょう。ワンルームなど、部屋の中が狭い場合にぴったりです。

また、「キャットケージがあると、部屋の雰囲気が崩れてしまう」という場合にも、最適です。サイズが小さい分、目に付きにくいので、インテリアの邪魔になりません。

また、スリムタイプは他に比べて安価というメリットもあります。

デメリット

スリムタイプのデメリットは、中が狭いことです。仔猫や小さなサイズの猫には向きますが、成猫には向きません。

留守番中のキャットケージの中には、トイレや水飲み場、場合によってはベッドの設置も必要となります。それらを入れても十分に猫のスペースが確保しなくてはならないため、使用できるのは仔猫など体が小さい猫か、怪我などで動けない猫に限られます。

また、猫のストレスになるので、留守番時だけの使用にしましょう。

猫のゲージ種類とメリットデメリット2:スタンダードタイプ(2段・3段)

一番スタンダードなタイプは、長辺が80mm程度の物です。ケージの大きさや猫のサイズによっては、複数頭入れられるケースもあります。

トイレや水飲み場を設置できれば、留守番用ケージとしては合格といえます。部屋の広さや猫の状況によっては、上下左右に1部屋ずつ、合計4つのケージをくっつけて1つのケージとして使えるタイプなど、縦に重ねるだけでなく、横に広げられるタイプを購入するといいでしょう。

メリット

スタンダードタイプのメリットは、猫に十分なスペースを確保できる点でしょう。

人間から見ると狭いように感じることもありますが、縦に何段かあれば、留守番中の猫には問題ありません。猫は、横の広さより縦の高さを必要とする生き物だからです。

カラーや素材も豊富なので、気に入ったものを選べる確率は高くなります。猫にあったもの、部屋にあったものを選びましょう。

デメリット

スタンダードタイプには、「思ったより狭い」「思ったり圧迫感がある」という声があり、感想には個人差があります。スリムタイプより幅が広いので、当然ながら、設置後に圧迫感はあります。

また、「トイレや水飲み場を設置してみると、中が意外と狭かった」というケースもあります。トイレや水飲み場など、留守番時のケージ内へ入れる予定の物の大きさも考慮して、サイズを選びましょう。

猫のゲージ種類とメリットデメリット3:大型ゲージタイプ(2段・3段)

長辺が90mm以上あれば、大型タイプといえます。

複数の猫や、体の大きな成猫に向いています。また、大きいサイズのトイレや、水飲み場に敷くトレーなどを使用しても、十分な広さが残ります。

「持病で激しい運動はさせられないのに、猫自身が運動好きで動き回ってしまう」という猫にもです。縦の運動より横の運動の方が、体に負担をかけないからです。

メリット

このタイプは、猫が快適に過ごせるだけの十分な広さがあります。留守番用ケージというより、自由に出入りできる猫の部屋として使えます。

屋根付きのトイレや、水飲み場にトレイを敷いても問題ないほどです。また、水飲み場とトイレを同じ段に設置しても、距離がある分、トイレの砂が水に飛んで入ってしまう確率が低くなります。

ケージのサイズが大きいと、扉部分も大きいので、ケージ内の清掃はやりやすいでしょう。

デメリット

1番のデメリットは、場所を取ってしまうことでしょう。広い部屋でないと、設置が難しい可能性があります。

留守中にだけ設置してまた回収するというのは手間ですから、ケージは基本的に出しっぱなしにする物です。部屋の広さを十分に考慮しないと、扉を全開にできなかったり、猫の出し入れなどに苦労する可能性があります。

また、他サイズと比べて高価という点もデメリットの1つでしょう。

猫のゲージ選びはサイズが大事

犬なら1段で構いませんが、猫は縦の段数が必要です。よく言われる言葉ですが、「猫は小さな犬ではない」ため、横に広いだけのサークルタイプは猫にとって快適なものではありません。

留守番中にしか使わないとしても、猫に必要な物を中に入れても十分な広さが確保できるよう、また、猫の好きな上下運動ができるよう、中の広さを十分に考慮しましょう。

設置場所の広さもあわせて、利用するサイズを選ぶことが大切です。

猫のゲージ商品10選

猫のケージは、各メーカーから色々なタイプが販売されています。

サイズのバリエーションだけでなく、木製やプラスチック製など素材によっても使い勝手は違いますし、キャスター付きケージや、必要に応じて部屋数を増やせるものなど、さまざまです。

留守番用だけでなく、普段から猫の部屋として使える物もたくさんあります。ここでは、ケージを10位までご紹介します。

猫のゲージの商品1:アイリスオーヤマ コンビネーションサークル 2段スペース付きセット

「アイリスオーヤマ コンビネーションサークル」は、カスタマイズ可、自由度満点の連結ケージです。

縦にも長く増やせばタワーのようになり、横に繋げていけば屋根付きサークルのようになるという、使い勝手のいい商品です。

1つずつ連結させられるので、左は2段で右は3段というように、変形のゲージも作ってあげられます。

ドアがスライド式なので場所を取らない上に、左開けか右開けかを組み立て時に選べるので、好きなように仕上げられます。

組み立ては女性1人でもできる程度に簡単で、キャスター付きなので移動可能です。
価格サイズ特徴
16,800 円W93×D65×H122cmカスタマイズ可で自由度満点

既存のケージで満足できない人・猫向け

いくつかつなげてカスタマイズすれば、留守番中だけではなく、普段から猫の部屋として使用できます。

後からパーツを増やして、部屋数を増やすことも可能なので、買ってみたものの狭かったというケースでも、リカバリーできます。上は3段まで重ねられます。

子猫時代は2段にしておいて、成猫になるにつれ縦横に増やしてあげたり、老猫になったら数を減らしてあげるなど、年齢や状況にあったケージを作ることができるケージです。

猫のゲージの商品2:マルカン キャットフレンドルーム スリム3段

「マルカン キャットフレンドルーム スリム」は、スタンダードな猫用ケージをスリムにしたケージです。猫初心者や、「自分でカスタマイズしたいのでシンプルなものが欲しい」という飼い主にです。

これくらいの高さがあれば、留守番中の猫のストレス軽減にも役立つでしょう。

棚板の位置は決まっていて、変更できません。キャスターがないので、移動不可の商品となります。

カギ用チェーンがシリコン製なので、揺れた際の音は静かです。

最下段には縁があるので、おしっこの飛び散りを防いでくれるようになっています。
価格サイズ特徴
7,500円W79.5×D50×H197cm高さが必要な猫に

シンプルなスリムタイプをお求めの方に

「マルカン キャットフレンドルーム スリム」はスリムタイプなので、狭い部屋向きのケージです。

また、スリムタイプということで中のスペースも狭めなので、子猫や体の小さな猫の留守番用ケージにちょうどいいサイズといえます。

色んなケージがあって迷ってしまうという人は、スタンダードなタイプを選んでみるのもいいでしょう。

猫のゲージの商品3:アイリスオーヤマ ペットケージ 3段 ホワイト

「アイリスオーヤマ ペットケージ 3段」は、上下運動大好きな猫の性質にピッタリな、縦長タイプのケージです。

このケージには各サークルに扉がついていますが、最下段はトイレを置く飼い主が多いので、最下段の扉は大きく作られています。

トイレの掃除は毎日するものですから、楽に済ませられるにこしたことはありません。扉が大きければ、トイレ内部が見えやすく、掃除もしやすいといえます。

キャスター付きで移動可能ですが、ストッパーがついているので、勝手に動くことはありません。

また、工具なしでも組み立てられます。
価格サイズ特徴
15,091円W93×6D3×H178cm広さ十分・複数猫に対応

運動好きの猫が喜ぶ高さがあります

猫は上下運動が必要な生き物ですので、留守番用ケージにも高さは必須です。

猫の性格にもよりますが、ケージに入っている間は運動らしい運動ができないので、ストレスが溜ってしまう猫もいます。

縦に高いケージを利用することで、少しでも上下運動をさせられます。ケージの外側から猫じゃらしなどのオモチャを上下させれば、ケージの中で上下に動いて追いかけさせられるので、猫の運動不足解消にもつながります。

猫のゲージの商品4:アイリスオーヤマ スリム キャットケージ 2段 ホワイト

「アイリスオーヤマ スリム キャットケージ 2段」は商品名のとおりにスリムなケージなので、スペースを取らず、狭い部屋にも設置可能です。

こちらのケージには、棚板が左右交互に設置されるので、右へ左へと運動しながら、無理なく上まで登れるようになっています。

上の扉にはチェーンがついていて、扉を開けて固定できますし、カギとしても使えます。下の扉は大きく、つまみがついていますので、留守番中に猫が扉を開ける心配がありません。

転倒防止になる、固定用チェーンもついています。キャスターは付いていません。
価格サイズ特徴
7,670円W74.5×D47×H133.5cm子猫向き

奥行きがない場所に最適

扉の位置から考えて、幅が狭いというよりは奥行きがない・薄いという形式なので、設置場所に横幅は必要です。

スリムタイプなので、子猫向きです。老猫以外の成猫の場合、ケージ外での運動を意識的にさせるようにしましょう。

縦長で横幅が短いのケージの場合、揺れには弱くなります。留守番に、猫が外に出たがって暴れた際、ケージごと転倒してしまう可能性も考慮しましょう。

転倒防止チェーンは利用した方がいいでしょう。

猫のゲージの商品5:アイリスオーヤマ キャットランドケージ ホワイト

「アイリスオーヤマ キャットランドケージ」は、麻縄が巻きつけられた爪とぎポールをケージ内に設置した、キャットタワーのとケージが合わさったような商品です。

猫が喜ぶものがそろえてあるので、留守番時だけでなく、普段から猫の部屋として使用できるでしょう。

爪とぎポールは、留守番時だけでなく、普段からストレス発散の道具として使えます。最下段の扉は大きく開くので、トイレの掃除も楽にできます。ドアロックはつまんで解除するタイプなので、片手で開け閉め可能です。
価格サイズ特徴
18,600円W69×D54.5×H169cmタワーとゲージのいいとこどり

タワーとケージの1つ2役

「ケージだけでなくタワーも欲しいけど場所がない」という飼い主には、嬉しい商品です。

棚板は合計4枚あり、好きな位置に取り付けられます。板と板の距離を見ながら、猫の成長や状況にあわせて設置してあげるといいでしょう。

ハンモックが設置されていますが、こちらは1匹用なので、多頭飼いで仲良くお昼寝するタイプの猫たちには、ハンモックを支える部分の補強をしてあげましょう。

猫のゲージの商品6:アイリスオーヤマ キャット ケージ ミニ ホワイト

「アイリスオーヤマ キャット ケージ ミニ」は、子猫や小型種の猫向きのミニケージです。

高さがなく、天井の扉が開くタイプなので、上から猫の出し入れが可能です。全体的に扉が広いため、掃除が楽にできるようになっています。

キャスターが付いているので、移動ができます。キャスターには受け皿がついているので、固定も可能です。

組み立てにはプラスドライバーが必要です。ドアロックはつまみ式なので、片手で簡単に開けることができます。
価格サイズ特徴
8,498円W69×D54.5×H115cm天井扉が開閉可

子猫時期の留守番用に

ミニサイズではありますが、留守番時などの短時間でしたら、猫が十分にくつろいで過ごせる大きさがあります。ただし、普通サイズの成猫には狭いので、あまり向かないでしょう。

子猫が成猫になるまでの1年間の消耗品として、またはほんの数分の外出時のみ成猫を留守番させるためなどに使用する飼い主が多いとされています。

猫のゲージの商品7:ボンビアルコン ウッドワンサークルキャット ミニ

ボンビアルコン ウッドワンサークルキャット ミニの特徴は、インテリアとも合うオシャレなデザインのケージです。ところどころに天然木を使用した、温かみのある雰囲気のケージになっています。

扉は一箇所ついています。縦に長いので、大きく開けば猫の出し入れも簡単に行えます。キャスターはついていませんので、移動不可となります。

中はさほど広くないので、子猫または小型猫の留守番にケージです。子猫なら2匹まで、成猫なら1匹までがちょうどいい頭数でしょう。
価格サイズ特徴
11,510円W68.5×D53×H83.5cmハンモック付き

ナチュラルカラーでぬくもりのある空間に

「ボンビアルコン ウッドワンサークルキャット ミニ」は、「猫を飼いたいが猫の物を置いて部屋の雰囲気を壊したくない」という方に留守番ケージです。

狭さが気になるなら、棚板とベッドを置く代わりにハンモックを取り付けたり、棚板を四角ではなく三角にしてコーナー部分に取り付けることで、中のスペースを広げてあげましょう。

猫のゲージの商品8:マルカン キティケージ 1400 グレー 猫用

「マルカン キティケージ 1400」は、成猫向けの3段タイプのケージです。子猫でも問題なく使えますので、子猫の頃からこのケージを使い続けるという留守番方法もいいでしょう。

こちらのケージの特徴は、最下部トレイの深さです。10cmあるので、トイレの砂がケージ外へ飛び散ってしまうのを防げます。

設置方法は、折り畳みのフェンスを広げて、それを積み重ねるだけなので、とても簡単です。
カギ用のチェーンにシリコンを使われていますので、衝撃で揺れても音を立てることがありません。

キャスターと、転倒防止のチェーンもついています。
価格サイズ特徴
13,812円W69×D54×H141cm成猫2匹でも大丈夫

年齢にあわせてカスタマイズしましょう

コンパクトサイズですが、3段あるため、猫のお留守番用ケージとして問題ないといえます。

組み立てが簡単な商品ですが、取り外しも簡単なので、1段に減らして使うこともできます。飼い猫が介護が必要になった際など、1段にして使う人も多くいます。

1段の場合は、老猫だけでなく、そんなに動き回れない赤ちゃん猫の保護場所としても利用できます。

猫のゲージの商品9:ヴィラフォートキャットサークル

「ヴィラフォートキャットサークル」は、シックな色合いなので、自宅インテリアとあわせられるケージです。

扉が上についているので、飼い主は猫を上から出し入れできます。また、猫用に一回り小さい扉が扉部分についていますので、猫を普段から自由に出入りさせてあげたい人にはケージです。

猫用扉にはカギをかけられますので、留守番をさせる際にはロックをしましょう。

キャスター付きなので、移動可能です。
価格サイズ特徴
17,980円W71×D57.5×H114cm棚板に深さ有り

棚板を使って内部をカスタマイズ

「猫を留守番中に閉じ込めて、絶対出したくない」という方は、猫用扉のロック忘れないようにしましょう。

この商品の棚板には縁部分がありますので、2つの内1つを上下さかさまにし、被せれば、猫の隠れ家になる穴ぐらができ上がります。

また、この棚板は取り外しが簡単なので、好きな位置につけて使用することができます。

猫のゲージの商品10:SEIKOH キャットケージ 1段タイプ

「SEIKOH キャットケージ 1段タイプ」は、しっかりしたつくりで場所を取らないため、動物病院や保護施設などでも利用されています。

中が狭いので、動き回りたい子猫や元気な成猫ではなく、老猫や怪我をしている猫など、動かないで欲しいタイプの猫向けのケージです。

普段から過ごす場所というよりは、安静が必要な猫の留守番時にピッタリなケージです。キャスター付きで、移動ができます。ドアはスライド式で、片手でロックができます。

また、組み立てに工具が必要ではありませんので、簡単に組み立てられます。
価格サイズ特徴
8,010円W92×D62×H64cm動かないで欲しいときに

安静や保護が必要な猫に

この商品には、ペットシーツ用の取り付け穴があるので、ペットシーツやタオルを挟んで固定できます。

小さくか弱い赤ちゃん猫や子猫には、温度調節が必要です。部屋の中に出したままだと、いくら保温性のあるもので体を包んでも、留守番中に猫が他の場所へ行ってしまう可能性があります。

また、このケージは、介護が必要な老猫や、ケガをしているのに動き回りたくてしょうがない猫など、安静が必要な猫にもです。

猫にお留守番させるためには準備が大切

猫だけで留守番をさせる際、どんなに短時間でもケージには入れておきましょう。「出掛ける際にはスヤスヤ眠っていたから安心してそのまま外出」ということは危険です。

猫は、自由な生き物です。誰にも咎められない状況だと判断した猫は、心の赴くままに行動します。その結果、最悪の事態にもなりえます。

留守番中の猫の安全確保は、飼い主の義務です。ケージ内に快適な環境を用意し、猫に気持ちよく留守番してもらいましょう。
モバイルバージョンを終了