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猫島で有名な田代島への行き方は?田代島のスポット5つを紹介

猫の楽園といわれる田代島はどんなところ?

宮城県の石巻市に属す田代島は、「猫の楽園」「猫の島」として有名で、牡鹿半島の仙台湾内にあります。田代島は「たっしょ」とも呼ばれます。

テレビで猫が多く住んでいる島として紹介されてから、またたく間に有名になり、国外からも注目されています。そのため、観光客は日本人だけではなく、国外からの観光客も増加しています。

島の人口は100人にも満たさず、住民のほとんどが高齢者で、島では人の数より猫の数が多いという結果になっています。

田代島の魅力とは?

田代島には多くの猫が住んでいますが、その猫達は野良猫と飼い猫の間のような存在になっており、住民との親交も深いので、人が近寄っても逃げることがなく、間近で猫を見ることができます。

また、田代島は気候がとても穏やかで、夏と冬の寒暖差が少ないため、どの時期に観光に行っても最適な場所です。自然も豊富なので、空気がとても綺麗で過ごしやすい環境になっています。

田代島にはいくつか観光スポットもあるので、猫に癒されながら観光スポットを回ることができます。日頃の疲れのリフレッシュにもなるでしょう。

田代島までの行き方と所要時間は?

田代島へは、各地から自家用車や高速バスなどを使って、まずは石巻駅まで移動する必要があります。仙台市からは、田代島への船は出ていません。

石巻駅からは各公共交通機関を使うか、徒歩で船着き場まで移動し、田代島まで向かいます。それでは、田代島までの行き方と所要時間をご紹介していきます。

フェリー・高速船で行く場合

田代島へのフェリーと高速船は「網地島ライン」と呼ばれており、1日に3便出ています。乗船場は、中央発着所と門脇発着所の2つがあります。

JR石巻駅から徒歩15分のところに中央発着所があるので、JR石巻駅から徒歩で行く場合は中央発着所を利用するのがです。

そして田代島へ向かいますが、フェリーと高速船は大泊港と仁斗田港のどちらにも寄港するので、あらかじめどちらで降りるか決めておきましょう。

フェリーの場合には50分ほどで田代島に到着し、高速船の場合には40分ほどで田代島に到着します。どちらも料金は1,230円です。

バスで行く場合

仙台駅からバスで向かう場合には、高速バスの「さくら野前33番のりば」から80分ほどかけて、まずは石巻駅まで移動します。料金は800円です。

JR石巻駅に到着したら、駅前のロータリーに移動して、路線バスの「ミヤコーバス山下門脇線」に乗車します。15分ほど乗って「中央一丁目」のバス停で降りるとすぐに中央発着所があります。

中央発着所に着いたら、フェリーか高速船に乗って田代島まで移動します。

自家用車で行く場合

自家用車で行く場合には、まず三陸自動車道に乗る必要があります。仙台東インターチェンジから40分ほどかけて、石巻河南インターチェンジまで移動します。

そして、石巻河南インターチェンジから網地島ラインの船着き場まで移動します。

石巻河南インターチェンジから10分ほどかけて、河口の近くにある門脇発着所まで移動すると、無料駐車場があるので、自家用車を利用する場合には門脇発着所に向かうのがです。

門脇発着所に着いたら、フェリーか高速船に乗って田代島まで移動します。

猫好きに!田代島のスポット5つ

猫島で知られる田代島には、数百匹の猫が暮らしています。どこに行っても猫には会えますが、田代島に来たからには行ってほしい、猫好きのための5つのスポットがあります。

この5つのスポットを巡れば、田代島を満喫できるとともに、猫がたくさん集まるスポットでもあるので、存分に猫に癒されることができるでしょう。

それでは、猫好きになスポット5つをご紹介します。
  • 大泊港周辺
  • 猫神社
  • にゃんこ共和国(島の駅)
  • 仁斗田港周辺
  • マンガアイランド

田代島のスポット1:大泊港周辺

田代島は、島の北部にある大泊港と、島の南部にある仁斗田港の2つの港があります。仁斗田港のほうが猫は多いですが、大泊港周辺にも猫はたくさんいるので、大泊港周辺は穴場の猫スポットです。

仁斗田港は猫が多いこともあり、観光客は仁斗田港に集まります。そのため、大泊港に集まる観光客は少なく、猫好きにとってはいろいろな猫たちを独り占めできます。

田代島のスポット2:猫神社

島のほぼ真ん中にある猫神社は、大泊の集落からは歩いて15分ほどのところにあり、仁斗田の集落からは歩いて30分ほどのところにあります。田代島に来たら猫神社は外せないスポットです。

かつて、島の漁師の食べ残しを求めて猫が集まったことがきっかけで、人間と猫の関係が深まり、猫の様子で天気や魚の獲れ具合を予測する風習がありました。

ある時、漁に使うために石を砕いていた時に、その石に猫が当たって、重症を負わせてしまったことに心を痛めた住民たちが、猫の安全と大漁を願って神社に祀ったのが「猫島と呼ばれるようになった始まり」とされています。

田代島のスポット3:にゃんこ共和国(島の駅)

田代島の小中学校の跡地を修繕し、島の駅として2016年9月より運営をはじめました。島の駅では、猫をモチーフにしたグッズや、海産物の販売をしており、食事もすることができます。

2011年3月11日に起きた東日本大震災の津波によって、田代島は漁業に大きな被害を受けました。

田代島にゃんこ共和国は、田代島での復興を目指して、地元の漁師が立ち上げたプロジェクトのことを言い、島の駅は復興活動のひとつです。いまや、島の住人や観光客の交流の場所にもなっています。

猫じゃらしも用意されているので、島内を散策した後に休憩として島の駅に入っても、猫と一緒に戯れることができます。

田代島のスポット4:仁斗田港周辺

仁斗田港周辺では、集落の路地や道路上など、探す必要もないほどいろいろな場所で猫の可愛らしい姿を見ることができます。

何匹か集まってじゃれている猫や、日向ぼっこをしている猫など、普段の街中では見ることのないような姿を見せてくれます。

仁斗田港周辺の中でも、集落の西側にある「阿部ツ商店」は猫の集まりやすいスポットなので、お気に入りの猫を見つけることができるでしょう。

田代島のスポット5:マンガアイランド

仁斗田港から歩いて15分ほどの高台にあるマンガアイランドは、漫画家のちばてつやと里中満智子などの、計5人の漫画家がデザインした猫型のロッジがあるアウトドア施設です。

有名な漫画家が描いた猫の絵も展示されているので、漫画が好きな人にとっては足を運ぶだけでも楽しむことができます。

また、マンガアイランドにはベンチとテーブルが設置されているので、休憩しながら猫の姿を眺めたり、晴れた日には持参したお弁当を広げるのもいいでしょう。

田代島に行くときの注意点

豊かな自然とたくさんの猫に囲まれた田代島ですが、いくつか注意しなければならない点があります。この注意点を覚えておかないと、自分にとっても田代島にとっても困ったことになってしまいます。

それでは、田代島へ行くときの注意点を見ていきましょう。

猫に餌をあげない

田代島にいる猫への餌やりは禁止されています。猫たちの餌は、田代島の住民の方が普段からあげているので、たくさんの観光客が餌をあげてしまうと、猫たちは餌の食べすぎになってしまいます。

猫たちの健康維持のためにも餌やりはやめましょう。

田代島には、黒い猫のオブジェの「餌の預かりボックス」があります。餌を持参してきた人は、餌の預かりボックスに餌を入れておくことで、田代島の住民の方が猫たちの餌に活用してくれます。

食事は持参が

田代島には「島の駅」に軽食はありますが、食堂はないので、日帰りで田代島へ観光に行く場合は、お弁当やおにぎりなどの食事を持参しましょう。

JR石巻駅の中にコンビニがありますが、JR石巻駅から船着き場までの道にはコンビニはありません。そのため、「行き道にあるコンビニで食事を購入しよう」と考えている方は、遅くてもJR石巻駅で購入しましょう。

決まった場所にしかゴミは捨てられないので、出たゴミは持ち帰る覚悟をしておきましょう。ポイ捨てはしないようにしてください。

飲み物は、仁斗田港の近くと「阿部ツ商店」に自動販売機があります。

トイレの場所を把握しておく

田代島内にはトイレは3箇所しかないので、事前に調べておきましょう。

1つ目は「仁斗田港の近く」にトイレがあります。東日本大震災の後に建てられた公衆トイレなので、きれいです。

2つ目は「丘の上にあるマンガアイランドの管理棟の裏手」にトイレがあります。きちんと清掃が行き届いているトイレです。

3つ目は「島の駅の敷地内」に観光客用のトイレがあります。島のほぼ中央にある猫神社からも歩いて200mほどです。

大泊港付近には公衆トイレはないので、注意してください。

時間に余裕があったら石巻へ戻って観光しよう

宮城県の中で仙台市の次に大きいのが石巻市です。石巻市は、豊かな自然と歴史を感じさせてくれる観光地が多く存在します。

日帰りで田代島に行き、残った時間は石巻市で観光をしてみると、さらに充実した一日を過ごすことができるでしょう。

それでは、数多くの石巻市の観光地の中でも、有名な4つの観光地をご紹介します。

石ノ森萬画館

「石ノ森萬画館」は、「仮面ライダー」や「ロボコン」などの有名な作品を誕生させた漫画家の石ノ森章太郎の記念館で、日本最大級のマンガミュージアムでもあります。

仮面ライダーに変身できるアトラクションや、石ノ森萬画館でしか購入できないグッズが販売されており、子どもから大人まで楽しむことができます。

1階の映像ホールと2階の展示室は有料ですが、その他のエリアは入場料無料となっています。

仙石線の石巻駅から歩いて12分かかり、三陸自動車道の石巻河南インターチェンジから車で15分かかります。

いしのまき元気いちば

「いしのまき元気いちば」は、1階では地元の農産物や新鮮な海産物を取り揃えてあり、2階は「元気食堂」と呼ばれるフードコートになっていて、新鮮な海産物を使用した海鮮丼や、定食をいただくことができます。

石巻市にお越しの際は、いしのまき元気いちばで存分に石巻市の海産物を味わい、お土産を買って帰ってはいかがでしょうか。

JR石巻駅から歩いて10分かかり、三陸自動車道の石巻河南インターチェンジから車で10分かかります。

COMMON-SHIP橋通り

「COMMON-SHIP橋通り」は、飲食店が立ち並ぶだけではなく、演奏をするためのステージや、作家の作品を展示している展示ブースがあります。

お酒を片手に食べ歩きをしている若者や、走り回っている子ども達など、いろいろな世代がそれぞれの楽しみ方をしています。

老若男女問わず、それぞれの夢や希望を語り合うことができる素敵な場所です。

金華山(きんかさん)

「金華山」は、東北三大霊場のひとつとして知られており、大自然を感じられる観光地です。山道を歩いていると、野生の鹿や猿に出会うこともあります。

また、松尾芭蕉の「奥の細道」に登場していることでも有名です。

金華山には、金運の神様が祀られている黄金山神社があります。金華山神社は「3年連続でお参りをすれば一生お金に困らない」という伝説がある金運スポットです。

金華山へは、鮎川港か女川港から、毎週日曜日のみ定期船が発着しています。

田代島でたくさんの猫と一緒にマッタリしよう!

田代島では多くの島猫が暮らしています。そのため、疲れた時などに田代島に行って癒やされることで、心も体もリフレッシュすることができます。

可愛らしい猫達の姿を実際に見に行き、まったりとした時間を過ごしてみるのはいかがでしょうか。
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