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【種類別】猫の術後服の作り方3選|術後服を作る時の注意点

猫の術後服を手作りするメリット4つ

長く猫と生活をしていると、手術が必要となってしまうこともあります。また、去勢や避妊手術を受けることもあります。

手術を受ける場合、手術は病院が行ってくれますが、術後のケアは飼い主が行わなければいけません。特に、傷口を猫が舐めたりしないように、術後服は重要となります。

その術後服は購入することもできますが、手作りすることで得られるメリットがいくつかあります。
術後服を手作りするメリット
  • 費用がかからない
  • 簡単にできる
  • 身近にあるものを使える
  • 猫に合わせて作れる

猫の術後服を手作りするメリット1:費用がかからない

術後服を購入すれば数千円はかかります。また、せっかく術後服を購入しても、傷口などの術後の状態が落ち着くまでの短い期間しか使うことがなく、頻繁に使うような物でもありません。

そのため、いらなくなった服や布などを使って、自分で作ってしまえば、その術後服の費用がかからないというメリットがあります。

ただし、術後服を購入することにも、可愛いデザインがあったり、作る手間がないなどのメリットはあります。

猫の術後服を手作りするメリット2:簡単にできる

術後服は可愛い物を着せてあげたくて凝ったデザインの物を作ったり、首や足を通せるような複雑なデザインの物を作ったりなどしようとすると、それなりに難しい作り方となります。

しかし、術後服は猫が術後の傷口などを触ったり、舐めたりしないようにする物です。

そのため、お腹部分や首周りだけ覆えれば良い場合には、腹巻のようなグルッと巻きつけられる簡単なデザインにすれば、作り方も簡単です。

猫の術後服を手作りするメリット3:身近にあるものを使える

先に述べた通り、術後服はいらなくなった服や布などを使った作り方もあります。そのため、デザインなどが気に入っているが着られなくなった服や、もったいなくて捨てられないで眠っている服などを猫のためにリメイクすることができます。

服以外にも、ランチョマットやタオルなどを使った術後服の作り方もあるため、家にある物を無駄なく使って、術後服の購入費用も節約することができます。

猫の術後服を手作りするメリット4:猫の状態や大きさにあったものを作成できる

術後服を購入すれば、作る手間がなかったり、可愛いデザインの物を選んだり、しっかりした作りで安心して使うことができるなどのメリットがあります。

しかし、術後服を購入する場合は猫に合ったサイズの物を探さないといけません。もし、サイズが合っていないと猫が窮屈に感じたり、隙間から傷口を舐めたりなどすることがあります。

ですが、自分で術後服を作れば、猫のサイズにぴったりの術後服を用意してあげることができます。

【種類別】猫の術後服の作り方3選

術後服は頻繁に使う物ではないため、必要になれば飼い主が術後服を作ってあげるということもあります。術後服の作り方には、使わない服や布など、家にある物を使う方法もあります。

ただし、どのような物を材料にして術後服を作るかによって、術後服の作り方は少し変わってきます。また、猫の守ってあげる部分や、猫の大きさなどによっても、適した材料は変わってきます。

【種類別】猫の術後服の作り方1:長袖を使った場合

術後服を作る際に、着なくなったTシャツを使うという人は多いです。シャツであれば、術後服を作るためのまとまった布の量を確保しやすいです。

術後服と言っても、服から服へのリメイクのため、難しいのではないかと思ってしまう人もいますが、先に述べた通り複雑なデザインの物を作らないのであれば、意外と作り方は簡単です。

ポイント1:長袖の素材

Tシャツにはいろいろな素材がありますが、Tシャツであれば猫にとって問題となる素材でできている物は少ないので、基本的にどんなTシャツから作っても大丈夫です。

ただし、傷口が擦れるときの刺激が少ないように、できるだけザラザラとした摩擦力が高い物は避けるようにしましょう。

また、作り方は変わらないので、着せやすさや、猫が窮屈に感じないように、ストレッチ素材のシャツを使っても良いでしょう。

ポイント2:切り方

シャツのお腹や背中部分を、猫のサイズに合わせて四角く切り取ります。切り取った布を半分に折りたたみます。このとき、折り目の方が猫のお腹側になり、反対側が猫の背中側になります。

背中側になる部分からお腹側に向かって4箇所ほど切り込みを入れます。切り込みの深さは布の半分ほどです。

切り込みを入れることでヒモ状となり、背中側で結んで服を固定することができます。首周りも猫の形に合わせて切ってあげましょう。

ポイント3:穴の開け方

背中側はヒモ状になって結べるようになっているので、足を通さない腹巻のような形で使うのであれば、足を通す穴は必要ありません。

しかし、足を通す穴が必要な場合はお腹側に足を通せるように切り込みを入れてあげましょう。

猫の足の位置に合わせて穴を開けるように切り込みを入れるだけなので、位置調整さえ擦れば難しいことはありません。

【種類別】猫の術後服の作り方2:タイツを使った場合

先に述べたように、術後服を作る場合には、よく伸びる素材で作ってあげた方が猫に着せやすいです。そのため、伸縮性に優れたタイツを使って術後服を作る人もいます。

また、タイツを術後服の素材に使うメリットとして、始めから筒状になっているので、タイツと猫のサイズが合えば、非常に作り方が簡単ということがあります。ただし、タイツを使った術後服の作り方には注意すべき点もあります。

ポイント1:タイツの素材

タイツは伸縮性に優れています。そのため、タイツで術後服を作ると猫に着せやすいです。また、形が筒状となっているため、作り方も簡単です。

ただし、あまり薄手のタイツを使ったり、目の荒い物を使ったりなどすると、猫が傷口などを術後服の上から舐めてしまったり、術後服を破ってしまう可能性があります。

そのため、タイツを使う場合には、厚みのある物を使い、傷口などは絆創膏で守ってあげるようにしましょう。

ポイント2:切り方

タイツを術後服に使う場合には、つま先を切り落とし、猫のサイズに合わせてスネやヒザの辺りで切ります。もし、腹巻のようなタイプの術後服で良いのであれば、これだけで完成となるため、作り方が非常に簡単です。

ただし、タイツは切り口がほつれやすかったり、猫を締めつけて窮屈に感じさせてしまうことがあります。そのため、こまめに猫と術後服の状態を確認してあげるようにしましょう。

ポイント3:穴の開け方

タイツを術後服の素材とする場合は、つま先とスネやヒザ部分で切り落とすだけで、ひとまず猫に着せられる形が出来上がります。

もし、足を通すような形の術後服にしたい場合も、足の位置に合わせて切り込みを入れるだけです。

足を通す切り込みが浅いと、猫が歩きにくそうにしたり、窮屈に感じてしまうことがあるため、様子を見ながら穴の大きさを調節してあげるようにしましょう。

【種類別】猫の術後服の作り方3:靴下を使った場合

タイツでは少し薄そうで心配という人は靴下を使うことで厚みの心配を解消することができます。また、猫とサイズが合えば、靴下はタイツよりも作り方が簡単です。

ただし、靴下を使うのであれば、小さなサイズの猫にしか使うことができません。大きな大人の猫の場合は靴下の代わりにレッグウォーマーなどを使っても良いでしょう。

ポイント1:靴下の素材

靴下はある程度の厚みがある物が多いため、サイズさえ合えばどのような靴下でも術後服の素材として使うことができます。ただし、靴下に合うサイズの猫は小さな猫と限定されてしまいます。

大人の猫の場合はレッグウォーマーを使うと良いでしょう。レッグウォーマーは厚みがあり、作り方もタイツと似ているため、簡単に作ることができます。

ポイント2:切り方

靴下の場合はつま先を切り取るだけで、ひとまず腹巻のようにして猫に着せることができるようになります。

靴下のゴムの部分が術後服が脱げないように固定をしてくれます。しかし、ゴムの部分の締め付けで猫が窮屈そうにしていないか、確認するようにしましょう。

レッグウォーマーの場合はタイツと同様に、猫のサイズに合わせて切り取ります。レッグウォーマーを使えば術後の寒さ対策にもなります。

ポイント3:穴の開け方

靴下を術後服の素材にする場合も、切り込みを入れるだけで足を通せるようになります。素材に限らず、足の通せる術後服を作る際には、前脚や後ろ脚だけが脱げても危険がないような作りにしましょう。

服が脱げたことでパニックなってしまったり、服をどこかに引っ掛けたりなど、事故を起こす危険性があります。

また、飾りも物に引っ掛けたり、誤飲してしまったりなどの危険性があるので避けるようにしましょう。

術後服を作る際の注意点3つ

術後服は頻繁に必要となる物ではなく、凝った物でなければ作り方も難しくないため、自分で作るという人もいます。

しかし、術後のデリケートな猫に使う物なので、作り方にはいくつかの注意すべき点があります。もし、術後服の作り方で注意すべき点に注意できていない場合には、猫の体調を悪化させてしまう可能性もあります。

術後服を作る際の注意点1:素材に注意する

術後服は術後に傷口などを猫が舐めたり、掻いたりなどしないようにするために着せます。傷口への刺激や衝撃は、傷の治りを遅くしてしまったり、ひどい場合には傷口が開いてしまうこともあります。

そのため、術後服はできるだけ傷口に刺激を与えない物が好ましいです。

傷口に刺激を与えない術後服は、作り方ではなく素材に注意しなければなりません。あまり硬すぎたり、ザラザラするような素材は避けるようにしましょう。

術後服を作る際の注意点2:傷口を傷めない

上記で述べた通り、術後服は傷口に刺激を与えない素材で作ることが好ましいです。傷口を刺激から守るために絆創膏を貼ることもありますが、通気性が悪くなってしまうため、傷の治りが遅くなってしまうこともあります。

また、絆創膏をしていなくても、通気性の悪い素材で術後服を作ってしまうと、傷口が空気に触れず、治りが遅くなることもあります。

夏場であれば群れて傷口が傷んでしまう可能性もあるので、注意しましょう。

術後服を作る際の注意点3:試着させて細かく調整する

術後服を自分で作るメリットして、猫のサイズに合わせて作ることができるということがあります。しかし、素材や作り方を間違えてしまったり、足を通す位置が悪かったり、締め付けなどで猫が窮屈に感じたりなどしてしまうこともあります。

術後の猫はデリケートなため、ストレスを与えないようにしないといけないため、快適に切れるように、作り方を細かく確認して、試着をさせながらサイズなどをうまく調整するようにしましょう。

術後服を作るときは猫に負担が掛からないようにしよう

術後の猫はデリケートです。そのため、ストレスなどの負担をかけないようにしなければなりません。しかし、術後服は必要なので、しっかりと猫に合った術後服を作ってあげるようにしましょう。

また、作り方を確認しながら作り、できるだけ試着回数を減らして完成までにかかる猫の負担も減らしてあげるようにしましょう。
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