cms-import-animaroll-wp

捨て猫を見つけたらやるべきこと6つと飼えない時の対処方法

捨て猫を見つけた時に確認すること

もし捨て猫を見つけたらどうすれば良いのかわからないという方も多いのではないでしょうか。捨て猫を見つけたら、まずは確認すべきことがあります。

捨て猫を見つけたらチェックしなければいけないいくつかの項目をご紹介しますので参考にしてみて下さい。

子猫のそばに母猫がいないか

捨て猫を見つけたらまず確認すべきことはそばに母猫がいないかという事です。捨て猫が子猫だった場合、母猫がそばにいる可能性があります。

母猫とはぐれただけの野良猫の場合、母猫から引き離してしまうのはかわいそうです。周囲を確かめて母猫がいないかどうか状況を確認しましょう。

猫の行動範囲は意外と広いため、エサを探しに行っているだけの可能性も考えられます。捨て猫を見つけたら、ある程度時間に余裕がある場合は母猫が戻ってくるまで見守ってあげる事も大切です。

迷い猫ではないか

捨て猫を見つけたら、その猫が迷い猫かどうかも可能性として考えなければいけません。きちんとした飼い主がいる可能性がないかどうか、首輪や毛並みで判断する事もできるでしょう。

捨て猫を見つけたら、人懐こい猫や首輪などがある場合、飼い主がいる可能性が高いです。飼いネコであれば飼い主は必死になって猫を探しています。

首輪など目印となる捨て猫を見つけたら、まずは動物愛護センターや警察に届け出を出しておくと安心です。

3ヶ月して飼い主が現れない場合もありますので、その場合は拾った人が飼い主として貰う事ができます。

子猫の身体チェックする

捨て猫を見つけたら、まずは猫の身体をチェックしてあげましょう。保護した猫が子猫だった場合、身体にキズやケガなどをしていないか確認する事が大切です。

猫の健康状態は捨て猫を見つけたらまずチェックするべき事で、汚れたりしていないか、衰弱していないかなど外見からでも判断できる事はたくさんあります。

身体をチェックして気になる点があれば、できるだけ早い段階で動物病院に連れていくと安心です。

身体が汚れたりしていると見逃してしまう事もありますので、ハンカチなどを濡らして身体を拭いてあげるなどしてみて下さい。

怪我はないか

捨て猫を見つけたら怪我をしていないかどうかを確認してください。猫は二匹同じ縄張りにいると喧嘩をしてしまい、子猫だったりすると成猫に怪我をさせられてしまう事もあります。

ケガをしている子猫を見つけたら、すぐに動物病院へ連れていくようにしましょう。見た目からは猫の怪我のようすはわかりませんので、専門家に判断を仰ぐ方が賢明です。

子猫を拾ったらケガのチェックをする事を心がければ、小さな命は助かる確率が高くなります。

体温が冷えていないか

捨て猫を見つけたら、身体を触って冷え切っていないかどうかをチェックする事も大切です。極端に体が冷え切ってしまうと猫の命にかかわる危険性も考えられます。

捨て猫を見つけたらケガの確認と同時に体が冷え切っていないかどうかも確認し、タオルなどでくるんで動物病院へ連れていくようにして下さい。

子猫の場合体温調節を自分でする事ができませんので、すぐに暖めてあげる必要があります。暖めるものが何もない場合は早めに保護して動物病院へ連れていってあげましょう。

目ヤニや鼻水が出ていないか

捨て猫を見つけたら、目ヤニや鼻水が出ていないか確認しなければいけません。

猫にとって目ヤニや鼻水がでるというのは、人間の風邪症状とは違った、怖いウイルスや細菌によって引き起されたものである可能性も考えられます。

目ヤニの原因となる細菌は伝染する場合が多く、すでに飼い猫がいて保護する場合、拾い猫から飼い猫にうつされる危険性もあるでしょう。

鼻水は色でわかります。透明な鼻水の場合はあまり問題ありませんが、粘度が変化する場合や緑色、黄色などの鼻水が出る場合はすぐに動物病院に連れていってあげて下さい。

グッタリしていないか

捨て猫を見つけたらグッタリしていないかも確認しましょう。タダ寝ているだけの可能性も考えられますが、病気やケガなどで体調を悪くして動けなくなっている場合もあります。

捨て猫の場合、見た目で判断できない病気を患っている可能性が高いです。捨て猫を拾ったら動物病院に行って処置をしてもらいましょう。

自分自身が拾ってきたのではなくても、家族の誰かが猫を拾うとすれば、動物病院に連れていってあげる事が優先されます。

捨て猫を見つけたらまずは動物病院へ連れていく

捨て猫を見つけたらまずは動物病院へ連れていく事を考えなければいけません。捨て猫を見つけたら確認すべき事として、ケガや病気に罹っている可能性があるためです。

捨て猫を見つけたら、近所の動物病院を探しましょう。

捨て猫の検査費や診察料の相場

動物病院の診察料がわからない場合はいくつかの動物病院に連絡して金額を確認してから向かう事をします。

野良猫を保護したら、どうしたらいいのかなと考える前に、最寄りの動物病院へ足を運びましょう。動物病院では一般的に初診料を合わせても触診や視診だけであれば1,000円前後で診てくれます。

飼うつもりがなく動物保護センターに預けるとしても、命にかかわるような場合は動物病院に連れていってあげましょう。

野良猫の保護だけではなく飼い猫にする場合にはワクチン接種や去勢、避妊手術も必要になります。
検査費・診察料料金相場
初診・聴診・触診・視診1,000円前後
糞便検査1,000円前後
去勢・避妊手術16,000円から30,000円前後
ワクチン5,000円前後

捨て猫を見つけたらやるべきこと6つ

捨て猫を見つけたら保護しなければ、捨て猫の命が失われてしまう可能性が高くなるでしょう。

捨て猫を見つけたら、飼う事はできなくても一時的に保護してあげて猫の里親探しをして上げれば失われずに済む命を助ける事ができます。

1:猫の寝床作る

野良猫を見つけたら、まずは住処となる寝床を作ってあげましょう。

猫を引き取ってくれる施設を探す事も大切ですが、かわいそうな猫が安心して寝れる場所を作ってあげて下さい。拾った猫は体調を崩している可能性も考えられます。

段ボールなどで根床を作りますが、寒さが気になる場合は、ペットボトルなどにお湯を淹れたりして湯たんぽを作ってあげましょう。

湯たんぽは直接肌に触れないように段ボールに敷いたタオルなどの下に入れるようにしてみましょう。

2:生後間もない子猫は保温をする

生後間もない子猫を拾った場合、子猫は自分で体温調節が難しく、保温を第一に考えてあげなければいけません。飼育するための段ボールなどの箱を用意し、タオルや毛布を敷いてあげます。

子猫の身体が冷たい場合はペットヒーターなどがあると便利ですが、ない場合は人用のホッカイロなどでも暖める事ができるでしょう。直接触れないように十分に配慮して下さい。

暖め過ぎて乾燥してしまう事も避けたいので、濡れたタオルなどを近くに干しておくと適度な湿度を保つ事ができます。

3:生後間もない子猫にはトイレケアが必要

子猫を保護したらやらなければいけない事として、トイレのケアも重要な事です。生後間もない子猫は自分で排泄する事ができず、母猫から促されてようやく排泄する事ができます。

生後間もない子猫を保護した場合、排泄のサポートをして上げなくてはいけません。母猫は舐める事で排泄を促しますので、同じように濡れた脱脂綿などで子猫をお尻を拭きます。

排泄をしないからと焦って刺激し過ぎないようにしないと、子猫の柔らかい皮膚が傷ついてしまいますので注意しましょう。

4:2ヶ月から成猫であればウエットフードを

生後2か月を過ぎているのであればウェットフードを食べさせることも可能です。子猫の場合は子猫用のミルクを用意してあげるよう必要があります。

捨て猫の場合、きちんとした食事ができていないことも多く、栄養失調に陥っている事も考えられますので、食べやすいウェットタイプのエサを用意してあげましょう。

固形タイプのエサは胃に負担をかけてしまう可能性もありますので、まずはウェットフードでようすを見ると良いのではないでしょうか。

5:生後~1カ月までは子猫用ミルク

生まれたての子猫や、生後2か月を過ぎていないような子猫を拾った場合、エサは固形やウェットフードなどではなく、猫用のミルクを用意してあげる必要があります。

猫用のミルクも種類があり、子猫用のミルクもありますが、手に入らない場合は猫用ミルクの分量に従って子猫が飲めるように作ってあげましょう。

用意できるのであれば子猫用の哺乳瓶も一緒に用意してあげると、ミルクを飲ませやすくなりますし、煮沸消毒などもできますので生成的です。

牛乳はNG

子猫用のミルクが手に入らないからといって、家にある牛乳を与えてはいけません。猫用のミルクと牛乳では含まれている成分に多少の違いがあります。

牛乳を飲んで下痢を起こしてしまう可能性もありますし、その場合、捨て猫はますます衰弱してしまうでしょう。猫用のミルクは糖分がカットされています。

乳製品がダメな猫もいますので、猫の体調を第一に考えるのであれば牛乳を与えるのは控えた方が猫にとってもです。

水の用意

子猫用のミルクは基本的に水で溶かす粉ミルクとなっていますので、新鮮な水を用意しておく必要があります。猫に用意してあげる水は常に清潔なものを用意してあげましょう。

猫のために用意する水は水道水でかまいません。ミネラルウォーターは避けて下さい。

猫に用意するお水は常温で、ミルク用に使うのであれば人肌に暖めたお湯を使うようにしましょう。

6:元気で2ヶ月以上であればお風呂へ

捨て猫を見つけて元気な状態であれば、生後2か月以上の猫はお風呂で洗ってあげてもよいでしょう。

衰弱しているような猫をお風呂で洗ってあげると、体力を奪われてより負担をかけてしまう事になりますので気をつけなければいけません。

元気になるまでは濡れたタオルなどで身体を拭いてあげる事からはじめおます。お風呂で洗う時は猫用のシャンプーを用意してください。

お風呂では簡単なノミの駆除をする事もできますので試してみると良いでしょう。

ノミの駆除

ノミの駆除方法は洗面器などに38度くらいのお湯を張って猫を浸しておこないます。もちろん猫の耳に水が入らないように顔はお湯には付けません。

お湯の中で猫が暴れないように、両手で優しく包んであげるようにすると猫も落ち着くでしょう。ノミはお湯の中に浮かんできますので、とかした洗剤につけてから処理するようにします。

あくまでも応急処置としての駆除方法ですので、動物病院にすぐに連れていく事ができない場合におこなってください。

捨て猫を保護して飼えない時でもできることはある

捨て猫を見つけたら保護してあげたくなりますが、飼うことができないとあきらめてしまう方も少なくありません。

捨て猫を見つけたら飼うことができなくても、一時的に保護してあげたうえで、できる事はいくつかありますので試してみましょう。

保護して飼えない時1:近所の人に声がけしてみる

捨て猫を見つけて保護したとしても、猫を飼うことができない場合にはまず近所の人に声掛けをしてみてはいかがでしょうか。

現在猫を飼っているという方の場合、多頭飼いを望んではいない方もいますが、猫の里親となってくれる可能性がありますし、里親募集や野良猫保護の経験がある事も考えられます。

すぐに引き取りますと言ってくれる方は少ないでしょうけれど、猫のために協力を得られる方を増やす事も里親探しの第一歩です。

保護して飼えない時2:民間の動物愛護団体へ相談する

捨て猫を見つけたら、民間の動物愛護団体へ相談してみる事も一つの方法です。自分で飼うことができないと判断した場合は動物愛護団体を調べて相談の電話をし、指示を仰ぎましょう。

市町村の保健所などに連絡すると殺処分されてしまうのではないかと心配される方もいらっしゃいますが、連絡すれば信頼できる民間の動物愛護団体を紹介してくれる可能性が高いです。

一時的に保護をしてくれる猫ボランティアもおこなっている団体もありますので相談してみましょう。

保護して飼えない時3:動物病院やフリーペパーなどで募集をする

捨て猫を見つけて動物病院に連れていくと、動物病院によっては里親を募集してもらえる場合もあります。

動物病院に連れて行った際には捨て猫である事、飼うことができない事もきちんと伝えておきましょう。

他にも地域のフリーペーパーなどの投稿欄で子猫の里親を探しているという呼びかけをしてみる事も可能ですので情報誌をチェックしてみて下さい。

保護して飼えない時4:里親探しの募集サイトやSNSでも募集をかける

インターネットでは里親探しをしているサイトがいくつかありますので、インターネットを活用して里親探しをしてみる事もいいでしょう。

サイトを利用する際には利用規約やこれまでの里親募集はどの程度成立しているのかなども確認する必要があります。

SNSなどで里親募集をしても問題ありませんが、出会い目的の可能性もありますので十分に注意しましょう。

里親に出す際には猫の里親詐欺に注意

捨て猫を見つけたら保護してあげて里親を探す事もありますが、「里親詐欺」という事も考えられますので注意しなければいけません。

里親詐欺かどうか、おかしいと感じたらあげないようにするなど、猫の幸せを考えてあげましょう。

もしも捨て猫を見つけたら保護してあげよう

捨て猫を見つけたらやるべきことや、対処方法についてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。捨て猫を見つけたら、「飼うことができない」からとあきらめるのではなく、一時的にも保護してあげましょう。

飼い主として飼えなくても、捨て猫を見つけたら動物病院に連れていくだけでも、失われずに済む命を助けることができます。

捨て猫を見つけたら、飼えなくても猫の里親探しサイトなどで里親を探してみましょう。
ペットショップ「Coo&RIKU」|全国に150店舗以上
モバイルバージョンを終了