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野良猫がなつく方法6つ|野良猫にやってはいけないことと注意点

野良猫がなつく人の特徴

野良猫は基本的に警戒心の強い存在ですが、好奇心や人好きの程度には個体差があります。

民家の近くをうろついていることから人馴れしている個体も多いのですが、その中では野良猫がなつく人・なつかない人がいることに気付きます。

猫好きが多い世の中ですので、野良猫にも好かれたいと思っている方は珍しくありません。

しかし接し方によってはお近づきになるのが難しくなることもあるため、なつく方法を知る一環として、まずは野良猫がなつく人の特徴を参考にしてみましょう。

優しい女性

野生動物は男性よりも女性を選ぶとよく言われますが、女性でも好かれなかったり男性でも仲良くなれるケースもよくあります。

統計的に優しい振る舞いの女性が好まれるのが事実ですが、男性も同じことであり、さらに言えば性別問わず高い声の人の方が猫に好まれます。

猫の耳の感度は高音域なら6万〜10万Hzで、甲高いくらいの音を心地良く感じると言われています。

男性は一般的に声が低いので野良猫に声をかけるのは逆効果になりがちですが、比較的に声の高い女性やボーイソプラノの男性は猫が好む声色なので近寄ってきやすいと考えられています。

ゆったりとした人

猫は耳の感度が良いために大きな音・突然の音が苦手であり、視覚的にも敏感で急に動くものに対して驚きと警戒心が芽生えやすいと言われています。

そのため、大きな音を出さず動きもゆったりとした人の方が猫に好まれます。

猫が大きな音と感じるのは戸の開閉音・物を置く音・声・歩行音・着席音などで、いずれも静かでない場合に猫は不快と警戒を覚えます。

人間ではそれらの音を嫌う人と気にしない人に分かれますが、猫は全般的に嫌うので好かれたいなら気を付けましょう。

子供や赤ちゃん

猫は耳の感度が高くて甲高いくらいの音を好むため、一般的に大人よりも声が高めな子供や赤ちゃんの声色も心地良く感じるそうです。

高音キーの奇声を上げる子供もいますが、あの音は人にとって不快でも猫にとっては不快にならないと言われています。

しかし、自分であちこち自由に動けるようになった子供は野良猫の特性も考えずに近付いてしまうことがしばしばあります。

野良猫は飼い猫よりも距離感を考えずに近寄ってくる物体に対して警戒心と恐怖心を抱きやすいため、結果的に野良猫に避けられる子供が少なくないことは現実です。

野良猫がなつく方法

猫は犬と同じ感覚で接しても仲良くなることはできませんので、野良猫になつかれたい時には犬と区別してなつく方法を考えてみましょう。

また、飼い猫と野良猫でも感覚が異なる場合が多いため、野生動物との接し方についても視野に含めてください。野生動物のほとんどは、「目を合わせてはならない」とよく言われます。

強い香りがするものを身に付けない・音や色を目立つものにしない・すぐに触ろうとしないなど、なつく方法において気を付けるべき点はいくつかあるため確認しておきましょう。
野良猫がなつく方法
  1. 興味がないふりをする
  2. 自分から近づこうとしない
  3. 猫の見る目の位置に気をつける
  4. 驚くような音をたてない
  5. 触れようとしない
  6. 香水などを使わない

野良猫がなつく方法1:興味がないふりをする

野良猫がなつく方法、1つ目は「興味がないふりをすること」です。野良猫と人間が対面する時には野良猫側の方が警戒心と恐れが強いため、野良猫のペースで進めた方が嫌われません。

そこでまず試したいなつく方法は、興味がないふりをすることです。

野良猫も得体の知れないものには警戒あるいは興味を持つ傾向があるため、人間側から積極的にアプローチして避けられるよりも、野良猫側からのアプローチを待つ消極的で受け身な態度でいた方が賢明と言えます。

野良猫がなつく方法2:自分から近づこうとしない

の種古がなつく方法、2つ目はは「自分から近づこうとしないこと」です。

人間のパーソナルスペース同様に猫には猫の距離感覚が存在し、互いに知らない猫と猫の間では半径2m以内に入らないよう意識しています。

顔馴染みの距離感・親しい距離感といったものが人間同様に存在し、物理的な距離と心の距離(心に感じる信頼性や安心感の程度)が比例するのも人間と同じです。

野良猫はただでさえ人間に警戒心があり、人側から近付くと怖がられますので、最低でも半径2mは距離を置いて野良猫側から来るのを待ちましょう。

野良猫がなつく方法3:猫を見る目の位置に気をつける

野良猫がなつく方法、3つ目は「猫を見る目の位置に気をつけること」です。

動物は目が合う=睨み合うことに繋がるケースが多く、特に野良猫は警戒心が強いために視線により敏感ですので、目をじっと見つめたり猫を目で追いかけてばかりいると「威嚇されている・・・」「狙われてる・・・」と警戒されます。

野良猫は第一に自分より大きな人間を危険な存在だと認識するため、じっと見つめられた時には反抗的になるよりも逃走を図り、距離を離そうとする様子がよく見られます。

なつく方法を実践する時には意気込まず、猫の目も姿も見続けないことです。

野良猫がなつく方法4:驚くような音をたてない

野良猫がなつく方法、4つ目は「驚くような音をたてないこと」です。

聴覚が優れている猫は大きな音・突然の音に驚きやすいため、猫のようにできる限り音を立てないようにすると野良猫から向けられる警戒心が薄くなるでしょう。

逆に驚かせるように急に音を出したり大きな音を立てれば、とにかく警戒される=嫌われます。

野良猫に好かれたくない・来られたくないなら大きく急な出すのは大変効果的ですが、なつかれたいのであれば普段の行動の中で自分が起こす音を消音モードに切り替えましょう。

野良猫がなつく方法5:触れようとしない

野良猫がなつく方法、5つ目は「触れようとしないこと」です。

まだ慣れていない段階で野良猫に触れようとする行為は野良猫側が怖がるだけなので、なつく方法の話においてはタブーな行為と言われています。

まずは野良猫が近寄っていてもこちらから触らず、野良猫の思うままにさせてあげましょう。

ゆっくりしゃがんだり体育座りの姿勢をとることで距離が近くなり、親近感が湧きやすくなると言われていますが、とにかく焦らず野良猫側のペースで距離を縮めることが大事です。

野良猫がなつく方法6:香水などを使わない

野良猫がなつく方法、6つ目は「香水などを使わないこと」です。

猫は嗅覚も人間より優れているため、香水・洗剤・柔軟剤・お香・アロマなど(特に柑橘系)は刺激の強い香り=危険と認識され、野良猫から避けられる原因となります。

なつく方法を実践して野良猫との距離感を縮めたいのであれば、香りのするものを見に纏わないようにしましょう。

使用しているデオドラント剤が香り付きの場合も使用を避けた方が良いので、なつく方法を行う時だけは無香料製品の使用あるいは何も使用しないことをします。

野良猫にやってはいけないことと注意点

人が野良猫に接する時には、やってはいけないこと・注意すべきことがあります。法律や健康問題に関することもありますので、確認と把握をして、その内容を守るようにしましょう。

野良猫にやってはいけないことと注意点1:餌付け

餌付けをしてはいけない理由は「法律」と「責任」にあります。

地域により糞尿トラブルを防ぐため法的に餌付け(野生動物への餌やり)が禁止されていることがあるため、どうしても餌を与えたい場合には「糞尿は処理し近隣の迷惑にならない場所で定時に与える」などの行動が必要です。

野良猫は餌をもらえた時間に来ますので、与える時間が不規則になると餌やりした周辺で待機する可能性があり、それにより他の野良猫が寄ってくることにもなりかねません。

餌付け・餌やりをするなら、定時に継続して与えること・糞尿や残飯は綺麗に片付けることが大事であり、できれば野良猫が増えないように去勢避妊手術をさせる検討も必要です。

野良猫にやってはいけないことと注意点2:むやみに触らない

野良猫は猫好きや動物好きにとって可愛い存在ですが、野生動物にはあらゆる健康問題リスクが潜んでいる可能性が高いため、むやみに触ってはいけません。

動物の病気は人にうつらないと勘違いされていることもありますが、動物から人へ、人から動物へうつる病気もあります。

だからといって汚いもの扱いをしてはいけませんが、現実的なリスクを考えてむやみに触れるのは避けた方が良いでしょう。

野良猫にやってはいけないことと注意点3:必ず手を洗う

健康問題リスクを軽減する方法として、最も簡単で効果的なのは手を洗うことです。

石鹸(薬用が好ましい)をつけてしっかり洗い、その後は流水で洗い流すという方法をとれば、ほとんどは流れ落ちます。

空気を介して伝染する可能性も少なからずあるため、動物と接した後や帰宅後はうがいも習慣にすると良いでしょう。

また、野良猫などの野生動物が接触した衣類も、その日のうちに洗濯した方が安全です。

野良猫にやってはいけないことと注意点4:自分の匂いを覚えさせ過ぎない

猫は匂いで「誰なのか?」を認識する生き物なので、自宅領域で生涯保護と飼育をする気がない場合には仲間のように匂いを覚えさせない方が良いでしょう。

また、触るとその猫に人の匂いが移りますが、人の匂いがする猫は他の野良猫から警戒されて生活しづらくなります。

そのため、野良猫には人の匂いがするものを安易に触れさせないことです。

特に野良の子猫を見つけた時にはすぐに触ってしまいがちですが、親猫がいた場合人の匂いがする子猫を警戒して近付かなくなることがあります。

育児放棄を促進しないためにも子猫には安易に触れてはいけません。

なつく方法を覚えて野良猫と仲良しになろう!

なつく方法は猫や野良猫の特性に基づくものですが、個体によりなつく方法が通用しやすい個体と通用しにくい個体が存在します。

今回ご紹介したようななつく方法を実践すれば必ず仲良くなれるわけではないため、個体それぞれの性格も推測しながら根気よく試してみることです。

また、野良猫と関わることには、法律や制度が関係してくることもあります。

安易に餌を与えたり飼ったりはできない存在ですので、ただの「可愛い」だけで接するのではなく、命あるものとして永続的にかけるべき責任と愛情も忘れないようにしてくださいね。
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