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子猫を保護する方法|自分で飼育ができる・できない時の対処法

子猫を保護する必要性がある時

道端で、子猫がミャアミャアと鳴いていたら、どうしますか。子猫だけしか見えない場合は、立ち去らずに保護してあげるべき状況のこともあります。

ここで紹介する状況と、子猫の置かれている状況を照らし合わせて、判断してください。

子猫を保護する必要性1:箱などに入れて捨てられている場合

箱などに猫が入れられて、周囲に飼い主らしき人間の姿もないのなら、それは捨て猫なので、保護してあげる必要があります。

箱に猫が入れられていたら、ほぼ捨て猫だと考えられますが、まれに猫の搬送中に何らかの理由で置いただけ、ということもあるので、少しだけ様子を見ましょう。

飼い主や親猫が現れなければ、保護しましょう。暑い季節や寒い季節は、猫の体調が心配なので、なるべく早く保護してあげましょう。

子猫を保護する必要性2:親猫がいない

箱などには入れられていないものの、子猫だけでいるところを見つけたら、これだけではまだ保護対象かわかりません。

子猫だけでいるからといっても、子猫が飼い主や親猫に捨てられて状態だとは判断できません。たまたま親猫が餌を探しに行っているだけという可能性もあります。

子猫だけでいるところを見かけたら、ひとまず見守りましょう。しばらく経っても、親も飼い主も現れなければ、保護してあげましょう。

子猫を保護する必要性3:保護施設で処分のされる可能性

見かけた子猫を保護せずに放置した場合、保護施設に収容され、野良猫として殺処分されてしまう可能性も高くなります。

子猫を見かけたら、そのまま通り過ぎるのではなく、保護することを検討してみてください。子猫の親や飼い主が現れなければ、自分で保護する方法を検討してみましょう。

必ずしも自分で飼う必要はないので、まずは「保護」することが大切です。集合住宅住まいで子猫を連れ帰ることができない人は、知人にも助けてもらいましょう。

子猫を保護する時の注意点

子猫を保護しようと決めたら、もう一度ここで紹介する注意事項を確認しておきましょう。

誤って飼い猫を「保護」してしまうと、飼い主さんを悲しませてしまいます。自由に出歩く猫に、飼い主がいるのか見定めるのは難しいことですが、子猫なら確認事項も狭まります。
子猫を保護する時の注意点
  • 迷い猫であるかないか
  • 母親猫がいないかどうか
  • けがなど身体の状態
  • 動物病院での受診

子猫を保護する時の注意点1:迷い猫であるかないか

迷い猫なのか、野良猫なのか、捨て猫なのかの見極めは難しいものの、子猫であれば行動範囲はそんなに広くないはずです。

生まれたばかりに近い状態の子猫の場合は、周囲に飼い主が見当たらなければ、飼い猫の可能性はほぼありません。しばらく見守って、親猫が現れなければ、迷い猫か捨て猫で決定です。

自分で動き回れる月齢の子猫でも、しばらく見守って、親猫や仲間が現れなければ、保護対象だと考えましょう。

子猫を保護する時の注意点2:母親猫がいないかどうか

保護対象だと思われる子猫を見かけたら、まずは周囲に母親猫がいないか、気を付けて見守りましょう。

仮に野良猫だとしたら、親猫と一緒に保護してあげるべきです。母猫が現れない場合は、子猫の命も危ういので、早急に保護し、動物病院で獣医師に診察してもらう必要があります。

母親猫がいる場合は、うかつに子猫に触って人間の匂いがついてしまうと、母親猫が戻ったときに育児放棄をする危険性があります。

しばらく待って、母親猫が現れないことを確認してから保護をしましょう。

子猫を保護する時の注意点3:けがなど身体の状態

親猫や飼い主が現れないことが確認でき、保護を決めたら、子猫の状態確認を行います。しばらく放置された子猫は、けがをしていたり、衰弱していたりする可能性があります。

子猫の簡単な身体チェックを行って、動物病院に連れて行ったり、動物保護のボランティア団体に連れて行ったりする際は、子猫を箱などの入れ物に入れて運びましょう。

子猫自身のケガを防ぐこともでき、子猫を運ぶ人間への感染などを防ぐこともできます。

子猫を保護する時の注意点4:動物病院での受診

保護した子猫が健康そうに見えても、すぐに連れ帰るのではなく、動物病院で健康状態を調べてもらうことをします。

生まれたてに近い子猫は、自力で体温の調節をすることが難しいので、捨てられたり迷ったりしている中で体温が低下している可能性もあります。

湯たんぽや使い捨てカイロ、お湯を入れたペットボトルなどを運搬に使う箱に入れ、体を温めながら動物病院へ連れて行くのがです。

保護した子猫を飼う方法

街や道端で、かわいい小猫を見かけたら、迷うことなく「連れて帰って飼いたい」と思ってしまう人もいるでしょう。

子猫を保護して、自宅で飼おうと思ったときは、ここで紹介する事項をよく考えて行動に移しましょう。
保護した子猫を飼う方法
  • 捕獲のための準備
  • 迷い猫かどうかを確認
  • 動物病院で受診
  • 食事
  • お風呂
  • トイレ
  • 睡眠

保護した子猫を飼う方法1:捕獲のための準備

見つけた子猫を保護し、家に連れて帰りたいというときは、その子猫をどう捕獲するかを考えてみましょう。

生後2ヶ月以内くらいの子猫の場合は、まだ警戒心が強くないので、簡単に捕獲し保護できますが、生後2ヶ月を過ぎると子猫は活発になり、警戒心も強くなります。

保護してあげようとしても逃げられる可能性もあるので、子猫が近寄ってきてくれないときはペースト状のウェットフードや猫用ミルクなどのエサで、興味を引いて捕獲するのがです。

保護した子猫を飼う方法2:迷い猫かどうかを確認

見つけた子猫を保護して、飼い始めようとする場合は、その子猫が本当に迷い猫ではなく、野良猫や捨て猫で、「飼い主がいない」猫であることを再確認しましょう。

万が一、飼い猫がいる場合は、どこかで飼い主が探している可能性もあります。

保護する際に、周囲に飼い主らしき人がいないことを確認したうえ、保護した後もSNSやちらしなどで、保護した子猫を探している人がいないか、確認しましょう。

保護した子猫を飼う方法3:動物病院で受診

子猫が野良猫や捨て猫である場合は、生まれてから一度も獣医師に健康診断をしてもらっていないと考えられます。

何かの病原菌に感染していることも考えられるので、獣医師に診察してもらうのは必須といえます。

迷い猫なのか、保護したまま自分で飼っても良い猫なのかの見極めには時間がかかることもありますが、子猫の健康状態のチェックは早急に行うべきことです。

子猫を捕獲し、保護できたら、まずは動物病院へ行って受診しましょう。なじみの動物病院がない場合は、病院ブログや口コミが参考になります。

保護した子猫を飼う方法4:食事

保護したばかりの子猫は、たいていの場合、飢えている状態です。子猫を保護したら、おおよその月齢にあわせた食事を与えてあげましょう。

保護されるまでに時間が経っていた場合は、キャットフードを食べられる月齢の子猫でも、弱っていて食事を受け付けない可能性があります。

生まれたての子猫用のミルクや、離乳食ごろのやわらかめのキャットフードを与えて様子をみましょう。あまり食事が進まず、心配な場合は、動物病院で相談してみましょう。

保護した子猫を飼う方法5:お風呂

猫はそもそもお風呂や水自体を苦手としているので、保護したばかりで汚いからといって、すぐにお風呂にいれるのはではありません。

保護されて見知らぬ場所へ連れてこられたうえに、嫌いな水につけられたら、子猫にとって強いストレスになります。

ノミやダニなどの衛生面が心配だとしても、シャンプーで害虫をとりきることはできないので、無理にシャンプーをすることはありません。

害虫対策は、動物病院で駆除薬を処方してもらいましょう。

保護した子猫を飼う方法6:トイレ

保護した子猫を飼い始める場合は、生まれたてに近い子猫なら、トイレのお世話をしてあげる必要があります。

生まれたてでない場合も、子猫の場合は「トイレのお世話」をすると考えておいた方がよいでしょう。離乳前の月齢の子猫は、自力で排泄ができません。

親猫がなめて排泄を促す代わりに、ぬるま湯につけて軽く絞ったティッシュやコットンなどで、飼い主がお尻を優しく拭いて刺激を与えてあげましょう。

自分でトイレができるようになったら、猫砂を用意し、猫のトイレに敷いてあげましょう。新聞紙を細かく裂いたものでも代替できます。

保護した子猫を飼う方法7:睡眠

保護した子猫は、生命力も心理面も不安定なので、睡眠時の環境も整えてあげる気配りが必要です。

子猫の体温が低下してしまうことを避けるため、汚れてもいい毛布やバスタオルなどを用意して、寝床をつくってあげましょう。

子猫が寝床になじめないようなら、寝床にした毛布やバスタオルと一緒に、箱に入れてあげると落ち着いてきます。

子猫にとって安心できる環境をつくってあげると、徐々に子猫も安心し、新たな飼い主さんや、新しい住処となる飼い主さんのお部屋にも慣れてきます。

保護した子猫を飼えない時の対処方法

見かけた子猫を見捨てておくことはできず、保護したものの、自宅ではどうしても飼うことができないと人は、ここで紹介する対処法のいずれか、もしくはすべてを試してみましょう。

保護して、せっかく救ってあげた命なので、子猫が幸せに暮らせる段取りまで見届けましょう。
保護した子猫を飼えない時の対処方法
  • 警察やSNSで迷い猫かどうかを調べる
  • 動物ボランティア団体に相談する
  • 里親を募集する

飼えない時の対処方法1:警察やSNSで迷い猫かどうかを調べる

子猫を保護したからといって、かならずしも捨て猫や野良猫などの「身寄りのない猫」とは限りません。たまたま飼い主からはぐれてしまった「迷い猫」の可能性もあります。

子猫を保護したら、その子猫を探している人がいないか、警察に行って届け出を確認したり、SNSに写真を掲載するなどして問い合わせてみましょう。

地域の放送などがある場合、依頼して迷い猫の放送を流してもらうのも有効です。昔ながらの貼り紙でお知らせする方法もあります。

飼えない時の対処方法2:動物ボランティア団体に相談する

迷い猫か確認する間も、自宅で保護することができないという場合もあるでしょう。短期間であっても自宅で保護することができない場合は、最初から動物ボランティア団体に相談してみましょう。

動物ボランティア団体ですぐに子猫を引き取ってくれるとは限りませんが、適切な対処を仰ぐことができるはずです。

自宅で保護できない場合でも、子猫を見捨てるようなことはせず、専門家に対処方法を仰ぎましょう。

飼えない時の対処方法3:里親を募集する

子猫を保護して、自宅では飼えないものの、短期間であったら自宅で保護していられる余裕がある場合は、子猫の里親を募集して、子猫の安住の場所を確保してあげましょう。

里親募集は、動物ボランティア団体に相談したり、自分のSNSを活用したり、現代では方法がたくさんあります。

自ら里親を募集する場合は、子猫を本当にかわいがってくれそうな人物を見極めて譲渡することができます。

子猫を保護して悩んだ場合は第三者に相談しよう

子猫を道端などで見かけて、「かわいい」とは思っても、「自宅では飼えない」とそのまま素通りしてしまうという人も少なくはないでしょう。

しかし、子猫を放置してしまうと、そのまま野良猫化してしまったり、命を落としてしまったりする可能性が高くなります。

子猫を見かけたら保護し、自分で飼えない場合などは、悩むのではなく、動物ボランティア団体などの第三者に相談して、適切な対処が行えるようにしましょう。
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