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猫に水道水をあげるときの注意点|水を飲まない時の対処法をご紹介

猫に水道水をあげるときの注意点

日本は水道環境がかなり整っているので、猫が水道水を飲みすぎたとはいえ、何か害が出ることはありません。

しかし一部マンションやアパートの水道水は、猫にとってリスクがあるのは事実です。そこで猫に水道水をあげるときの注意点について、紹介します。
猫に水道水をあげるときの注意点
  1. 水の硬度
  2. 井戸水をくみ上げていないか
  3. 体に負担がかからない水を選ぶ

猫に水道水をあげるときの注意点1:水の硬度

猫に水道水をあげるときは、硬水ではなく軟水をあげて下さい。

水には大きく分けて、軟水と硬水があります。違いは硬度で、マグネシウムなどのミネラルが多い水が硬水、逆に少ないのが軟水です。

硬水の代表格はミネラルウォーターで、クセのある味が特徴です。ただしミネラルウォーターの中には、「クリスタルカイザー」や「六甲のおいしい水」のような軟水も含まれています。

なお水道水は自治体にもよりますが、ほとんどの自治体は軟水です。お住まいの自治体の水道水が軟水か硬水かを確認した上で、猫に水をあげて下さい。

猫に水道水をあげるときの注意点2:井戸水をくみ上げていないか

猫に井戸水をあげるのは、絶対にやめて下さい。もし井戸水を猫にあげてしまうと、取り返しのつかないことになります。

使用している井戸水が無味無臭であったとしても、保健所で水質調査されていなかったら、猫に飲ませるべきではありません。

一見すると綺麗な水であっても、中には猫どころか人間の体調を崩してしまいかねない、とんでもないものが潜んでいる恐れがあるからです。

だから井戸水を猫に飲ませるのは、絶対にやめて下さい。井戸水を飲ませるのなら、蛇口から出る水道水を飲ませた方が、猫のためになります。

猫に水道水をあげるときの注意点3:体に負担がかからない水を選ぶ

猫に水道水をあげる時は、なるべく体に負担がかからない水を選んであげて下さい。

体に負担がかからない水は、ミネラルが少ない軟水です。また日本の水道水はほとんど軟水になっているので、体に負担がかかることはありません。

しっかり消毒もされているので、長時間水を放置しても、雑菌が繁殖することはないでしょう。

ただし沖縄の水道水のように、硬度が高くなっている場合は、超軟水のミネラルウォーターをあげて下さい。もし軟水かどうかわからなければ、「ペット用」と書かれている水を選べば、間違いないでしょう。

猫の水対策

日本の水道水は世界でも有数レベルの安全性を誇っているので、猫に適量の水をあげても何の問題もありません。

しかし水道水を愛するペットにあげるのは、抵抗もあるでしょう。そこで猫に水道水を与える際の対策について、3つ紹介します。
猫の水対策
  1. 軟水化フィルター
  2. ウォーターサーバー
  3. ウォーターサーバー+軟水化フィルター

猫の水道水対策1:軟水化フィルター

お住まいの地域の水道水が硬水になっていたら、軟水化フィルターを使いましょう。

沖縄の水道水のように硬度84mg/Lもある硬水をそのまま猫に飲ませると、中に含まれているミネラルによって、結石ができる恐れがあります。もし結石ができてしまうと、人間よりも酷い状態になるでしょう。

でも軟水化フィルターを使えば、水の硬度が下がるので安全に飲めるようになります。軟水化フィルターはペットショップやネット通販で購入可能です。

猫の水道水対策2:ウォーターサーバー

カルキ臭い水道水を飲ませるのに不安があるのならば、ウォーターサーバーを使う手があります。

ウォーターサーバーの水が軟水になっているのなら、飲ませても問題ありません。

ただし、飲ませるのなら常に新鮮な水を猫にあげることを心がけて下さい。ウォーターサーバーには水道水と違い塩素が入っていないので、数時間水を放置すると、すぐに腐ってしまうからです。

腐った水を放置すると臭いが立ち込めてしまい、猫はもちろん人間にもよくありません。ウォーターサーバーの水を与えるのなら、こまめな手入れが必要です。

猫の水道水対策3:ウォーターサーバー+軟水化フィルター

ウォーターサーバーの水が硬水だった場合は、軟水化フィルターと併用しましょう。

ウォターサーバーの水は、硬度が高いものになると85mg/Lと超硬水のものもあります。もしそのまま猫に与えてしまうと、取り返しのつかないことになるでしょう。

ウォターサーバーの水が硬水であれば、軟水化フィルターを通してあげた方が安全です。

ただしウォーターサーバーの中には、硬度1mg/Lと超軟水も含まれています。軟水化フィルターを使うのなら、硬水のものだけに留めておいて下さい。

猫が水道水を飲まない時の方法と対処法

実は猫が一日に飲む水の量は少ないので、水道水を飲まないと変に心配する必要はありません。しかし水を飲まないままでいると、体を壊してしまう恐れがあります。

そこで、猫が水道水を飲まない時の方法と対処法を7つ紹介しましょう。

猫が水道水を飲まない時の対処法1:給水器の材質を変える

猫が水を飲まなかったら、いつも使用している猫の給水器の素材と別のものに変えてみましょう。

もしもいつも使用している給水器がプラスチックやシリコン製の場合、臭いがきつすぎて水から遠ざかっていることが考えられます。

猫は警戒心の強い動物なので、少しでも変な臭いがすると、口にすることはありません。

給水器の材質は猫の好みにもよるので、一概に言えないのが正直なところです。猫の意見に耳を傾けて、最適な給水器を使って水をあげて下さい。

猫が水道水を飲まない時の対処法2:給水器の場所を変える

猫が水道水を飲まなかったら、給水器の場所を移動して環境を整えてあげましょう。

猫はとても気まぐれな性格をしているので、気に入らない場所にある水を飲もうとはしません。例えば家族の往来が激しい所だと落ちつかず、下手をすれば水から遠のいてしまいます。

給水器の場所を変えるのなら、静かで落ち着いた場所や、猫がよくいる場所に置くようにしましょう。

猫が水道水を飲まない時の対処法3:給水器の数を増やす

給水器の数を増やすのも、猫が水道水を飲んでくれない時に取る対策法の1つです。多頭飼いでも1匹しか飼っていなくても、給水器の数を増やしてあげましょう。

猫はきまぐれな動物のため、水をいつどこで飲むかは自分で勝手に決めます。だからもし飲みたい場所に水がなかった場合、諦めて水に口をつけようとしません。

飲みたい時になったらいつでも飲めるように、給水器の数を増やして下さい。そして猫がよくいる場所を中心に給水器を置けば、水を飲んでくれるはずです。

猫が水道水を飲まない時の対処法4:蛇口から流れる水で遊ばせてみる

猫が水を飲もうとしないのなら、蛇口から流れる水道水で遊ばせてみましょう。

猫の水入れにある水を飲まなかったとしても、水道蛇口からなら水を好んで飲む傾向にあります。なぜなら水道蛇口からの水は、猫にとってはとてもミステリアスで見たことがないものだからです。

猫はミステリアスなものに関しては興味津々で、もし毒がないものとわかったら、口を近づけて飲むこともあります。

猫が水道水を飲まない時の対処法5:飲み口が広い給水器を選ぶ

猫が水を飲もうとしない理由は、飲み口が狭い給水器を使っているからでしょう。

飲み口が狭い給水器で水を飲むと、ヒゲが器に当たってしまします。ヒゲは感知レーダーの役割があり、少しでもヒゲに物が当たると、猫は警戒するでしょう。

感知レーダーが反応すると、「この水は危険なもの」となってしまい、近づこうともしません。

そこで飲み口が広い給水器に変えれば、ヒゲが器に触れずに水を飲むことができます。猫のヒゲは、想像以上にデリケートです。

猫が水道水を飲まない時の対処法6:エサのにおいのしない場所におく

エサの近くに水を配置しているのなら、エサの臭いが邪魔をして水を飲まないことが考えられます。

猫のためにと、エサ場の近くに水を置いている方も多いでしょう。しかし元々猫は、エサから遠く離れたところで水を飲む習性があります。理由は、水にエサの臭いや残骸が入り込むからです。

諸説あるので確実なことは言えませんが、衛生的によくないのは紛れもない事実と言えます。

猫が水道水を飲まない時の対処法7:給水機

猫が水を飲まない理由として、給水機そのものに原因があると考えても良いでしょう。

例えば自動給水器を使っていた場合、こまめに手入れをしなければ、水が変質を起こしてしまいます。すると猫は水を飲まないどころか、近づこうともしなくなるのがオチです。

自動給水器は、猫に新鮮な水を与えることができるメリットがあります。でも猫のことをおもうのなら、手入れはこまめに行なって下さい。

猫に新鮮な水を与えよう

今回は、猫に水道水をあげるときの注意点と、水を飲まない時の対処法について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

猫にとって水道水は毒でも何でもないので、常に新鮮な水を与えてあげれば、いつまでも健康な体でいてくれるでしょう。
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