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長毛種の猫の9選|お手入れのポイントと嫌がる時の対処法

長毛種の猫とは?

長毛種の猫は、ふわふわもふもふとした被毛の長い種類の猫です。全身が長い毛に覆われており、耳の毛や足の毛、足裏の肉球の間にある毛まで長く、短毛種に比べると毛量が非常に多いです。

長毛種の猫は外国産の猫に多く見られ、突然変異で生まれた種類とされています。いくつかの説がありますが、数世紀前の中央アジアで長毛種が誕生し、1550年ごろイタリアに輸出されました。

1871年にはロンドンで披露されました。

長毛種猫の習性と生態

長毛種の猫にはメインクーンやペルシャなどさまざまな種類がいますが、一般的におとなしくおっとりとした性格を持つ猫が多い傾向にあります。

これは長毛種の猫の多くが人の手が加えられ誕生したからで、野生に近い短毛種の猫の方が筋肉量が多く好奇心旺盛で活発に動きまわる猫が多い傾向にあります。

もちろんすべての長毛種の猫がおとなしくおっとりとしているわけではなく、個性があり活発に動く猫もいます。

長毛種の猫の9選

猫は現在有名な種類から珍種まで100種類以上いるといわれています。その中には長毛種もたくさんおり、ペットショップなどで見ることができます。

長毛種の猫の中には近年不動のを誇るスコティッシュフォールドだけでなく、さまざまな種類が存在しています。

ここでは長毛種の猫の中でも9種類をご紹介します。長毛種の猫の種類の名前を知り参考にして下さい。
な長毛種猫
  • ノルウェイジャンフォレストキヤット
  • ラグドール
  • サイべリアン
  • メインクーン
  • ペルシャ
  • ミヌエット
  • マンチカン
  • ラパーマ
  • スコティッシュフォールド

長毛種の猫の1:ノルウェイジャンフォレストキャット

ノルウェイジャンフォレストキヤットは寒さの厳しいノルウェー原産で、保温用の下毛と水を弾く上毛のダブルコートの被毛を持つセミロングの長毛種です。

猫としては大きめの身体をしており運動量が減ると太りやすい傾向にあります。木登りが好きなので、上下運動ができるような環境で運動不足にならないようするとよいでしょう。

長毛種の猫の2:ラグドール

ラグドールはアメリカのカリフォルニアで初期の種類が誕生した長毛種の猫で、顔や手足に紋が入る特徴的なセミロングの被毛を持っています。シルクのような柔らかい被毛はコシがなく、猫の動きに合わせて動き美しいです。

大きい個体で9kgほどになるので3年から4年かけてゆっくりと身体が大きくなります。

長毛種の猫の3:サイベリアン

サイべリアンはロシア東部で自然発生した種類であるといわれており、西暦1000年ごろ誕生した歴史ある猫です。

ほかの長毛種の猫と違いダブルコートだけでなく珍しいトリプルコートを持つ種類もおり、寒さや水分、乾燥に強くなるように硬めの毛質をしています。

非常に温和で賢く従順で忍耐強い性格をしています。

長毛種の猫の4:メインクーン

メインクーンは体重10kg、体長1mにもなる最大の家猫で、おとなしく社交的な性格からジェントル・ジャイアント(穏やかな巨猫)といわれています。

メインクーンは柔らかくなめらかで密度の高いサラサラな毛並みも特徴です。

猫は水が嫌いな子が多いですがメインクーンは水遊びが大好きで、前足を使って水遊びをします。

長毛種の猫の5:ペルシャ

ペルシャ猫は純血種の中でも最も古い品種のひとつとされており、ペルシャ地方が起源とされヨーロッパに渡りさまざまな猫種のもととなりました。

ふさふさとした長毛が全身を覆っており、足は短めで体重は3kg~5㎏程度になります。毛色は有名なしろい色だけでなく、ブルー、クリーム、レッドなどさまざまです。

長毛種の猫の6:ミヌエット

ミヌエットは1996年に初めて誕生した猫種で、ペルシャとマンチカンの交配で生まれました。

ナポレオンという名前でしたが、2015年に名称変更されミヌエットになりました。

マンチカンとペルシャの性格を受け継いでおり、長毛種の中でも小柄でロングヘアとショートヘアの2種類の毛質、ダブルコートの被毛を持ちます。

長毛種の猫の7:マンチカン

マンチカンは1940年代にイギリスなどで発見された種類で、短い足がイメージですが足長や中足もおり必ずしも足が短いわけではありません。

また毛の長さも長毛だけでなく短毛もおり、同じ柄の猫は存在しないといわれるほどバリエーション豊富な毛色をしています。

好奇心旺盛で人懐っこいですが大人しい性格をしています。

長毛種の猫の8:ラパーマ

ラパーマは比較的新しい品種で突然変異で誕生した、特徴的なカールしたセミロングの毛を持つ長毛種の猫です。

子猫の時には縮れ毛やストレートの被毛をしている場合がありますが、成長するにつれて独特なカールができあがります。

明るく活発な性格をしていますが、飼い主に忠実で甘えん坊な一面もあり可愛らしいです。

長毛種の猫の9:スコティッシュフォールド

近年不動のを誇るスコティッシュフォールドは、スコットランドが原産の耳の折れた猫です。

スコティッシュフォールドは一般的に短毛のイメージですが、人の手によりセミロングの毛を持つ長毛タイプも作り出されています。

他の猫よりも運動量が少なめであるためおとなしく穏やかな印象を与え、甘えん坊で懐きやすいです。

長毛種の猫のお手入れに必要なポイント

長毛種の猫はトリミングに連れていくだけでなく、日ごろからブラッシングやカットなど自宅でのお手入れが必要になります。

お手入れはどのように行えばいいのか、必要なポイントをみていきます。
長毛種の猫のお手入れに必要なポイント
  • シングルコートとダブルコートの違い
  • ブラシなどのケアグッズを上手に使う
  • 一部分ずつケアする

ロングヘアの猫種の特徴と飼う時の注意点

長毛種は短毛種の猫より寒さに強い反面暑さに弱かったり、毛玉ができやすいなどの特徴があり定期的なケアが必要です。

肉球の間にも毛が生えるのでフローリングで滑ってけがをしないようにカットが必要ですし、毛が多く蒸れやすいので毛の根元や皮膚の状況の確認も必要です。

シングルコートとダブルコートの違い

猫の被毛にはシングルコートとダブルコートがありますがどんなちがいがあるのでしょう。

シングルコートは少しコシがあるオーバーコートと同じ長さの少しの柔らかな毛で構成されています。

一方ダブルコートはオーバーコートに密度の高い保温効果のあるアンダーコートで構成されており暑くなる時期にはたくさん抜け落ちます。

長毛種のブラッシングやカットのポイント

長毛種の猫は毛玉ができやすく毛を飲み込むリスクが高いため1日2回のブラッシングと定期的なシャンプー(1か月に1回程度)、必要に応じてカットを行います。

シャンプーやカットはプロにお願いしてもいいですが環境の変化や長時間知らない場所にいることをストレスに感じることもあるので自宅でできるようにしましょう。

ブラシなどのケアグッズを上手に使う

長毛種の猫は、コーム・ピンブラシ・ラバーブラシ・抜け毛ブラシ・スリッカーブラシを用意しておくとスムーズなブラッシングができます。

毛玉があるからと力いっぱい引っ張るのではなく力加減に注意し、短時間から慣らしていくようにします。

ブラシが使いづらいならグローブタイプもありますので活用してみるといいです。

一部分ずつケアする

長毛種に限らず猫にブラッシングを行う場合は触られても嫌がらない部分から少しずつ行います。

膝の上にのせ猫がリラックスした状態で首→背中→腰→しっぽという順番で毛の流れに沿って行います。お腹の毛やおしりの毛は触られのを嫌がる子もいますので様子を見ながら行いましょう。

長くても3分程度で終わるようにします。

長毛種猫がトリミングを嫌がる時の対処法

猫は触られることを嫌がる子も多くトリミングを嫌がる場合もあります。無理にして一度嫌なことという認識ができると道具を見ただけで逃げてしまいます。

猫が嫌がる時には、無理にやらず猫が落ち着ける環境で一部分ずつ短時間で行い、おとなしくできたらおやつを与えほめ、嫌なことではないという気持ちになるようにします。

長毛種猫のお手入れのコツを知っておこう

長毛種の猫は長くふわふわとした被毛やおとなしく穏やかで人懐っこい性格から非常にの猫種です。

しかしその可愛らしい長い毛があることで毛玉ができやすかったり、暑さに弱かったりという弊害もあり、カットやブラッシングなど日ごろのケアが必要です。

猫は触られることを嫌がることも多くブラッシングなどを拒絶する場合もありますので、お手入れのコツを知っておきましょう。
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