Search

検索したいワードを入力してください

猫が毛づくろいをする理由とは?猫のグルーミング方法とルール

更新日:2024年04月02日

「猫が顔を洗うと明日は雨が降る」という言葉は有名ですが、実はこれはきちんと理由があることなんです。猫が顔を洗う、毛づくろいをする理由とは何なのか、主にどんなタイミングで毛づくろいするのかを知ることで、より猫の気持ちに近づいていきましょう。

猫が毛づくろいをする理由とは?猫のグルーミング方法とルール

猫の毛づくろいとは

猫を見ていると、野良猫であっても時たま、一心不乱に毛づくろいをしている姿を見ることがあります。この毛づくろいは、猫にとって非常に大切な役目を持っています。

猫の毛づくろいにはどのような意味があるのか、見ていきましょう。

体を舐める意味

猫が自分の体を一生懸命に舐めているのは、体を清潔に保ったり、臭いを消したり、また暑い時には体を舐めて濡らすことで体温調整をするなど重要な意味があります。

猫は野生では狩をして生活している動物であるため、自分の体を清潔に保ったり臭いの対策に熱心です。

猫を複数飼いしている場合は、猫同士で毛づくろいをしている場面を見ることもあります。この場合は、お互いに毛づくろいをしている猫同士がとても仲がよいことが理由です。

グルーミングの重要性

猫が自分でグルーミングをすることは大事ですが、飼い主が行うグルーミングも猫の体調不良を早めに察知したり、猫が自分ではお手入れしにくい部分の毛づくろいをするため重要です。

とくに長毛種の猫の場合、毛づくろいだけでは足りない場合があるので、ブラッシングで余分な毛をとってあげましょう。

猫にとってやりにくい場所、耳後ろなどは飼い主さんがグルーミングしてあげると心地よさげにしていることが多いです。

猫が毛づくろいをする理由7つ

ここからは、猫が毛づくろいをする理由について7つほど解説します。

猫の毛づくろいは、猫が顔を洗うとも言われてきました。猫が洗うと雨が降るとも言われてきましたが、これには雨が降る時は湿気が増えるなどの理由があるためとされています。

猫が毛づくろいをする理由

  • 体を清潔に保つため
  • 体の臭いを消すため
  • 舐めて体温を調整するため
  • 栄養補給のため
  • 他の猫とのコミュニケーションのため
  • 親愛表現のため
  • 気持ちを落ち着けるため

猫が毛づくろいをする理由1:体を清潔に保つ

猫が毛づくろいをする理由1つ目は、猫のザラザラした舌で体を舐めることにより、体毛についた汚れをとって体を清潔に保つためです。

猫は本来、体や手を洗う必要はありません。野生の猫は自分の体は自分で毛づくろいをすることで綺麗に保っています。

お風呂を嫌がる猫が多いのもこの理由のためで、本来はお風呂に入ったりしない動物なのでお湯や水が苦手です。ただそれでも、ペットとして飼っていて汚れがひどい時はお風呂に入れる必要がある場合があります。

猫が毛づくろいをする理由2:臭いを消す習性

猫は本来、野生では狩をして生活している生き物であるため、自分の体についた臭いを毛づくろいでとるという習性があります。

よく口や鼻など同じ場所を毛づくろいしている場合がありますが、これは口元や口周辺についてしまった食べ物をとって、その臭いを消すために行っていることです。

自分の体臭で狩の獲物が逃げてしまわないように、猫は毛づくろいをして体臭を消臭することを覚えているんです。ペットとして飼われるようになった後も、その習性が残っています。

猫が毛づくろいをする理由3:体温調整

猫が毛づくろいをする理由の3つ目は、体毛を舌で舐めて濡らすことで暑い日中に水分蒸発による体温調整をするため、という理由になっています。

気化熱を利用した温度調整では、人間が行う打ち水も有名です。猫は人間のように汗をかいて体温調整をすることはできないため、毛づくろいで対応します。

また湿気が高い時もヒゲのハリを戻すためによく毛づくろいをします。猫が顔を洗うと明日は雨が降る、という言葉はこうして生まれたものだと考えられます。

猫が毛づくろいをする理由4:栄養補給

猫が毛づくろいをする理由の4つ目は、太陽を浴びることで猫の体に作られた栄養(ビタミンD)を補給するため、とも言われています。

またこの他にも、ザラザラした舌で体を舐めることで血行促進をしている、という説もあります。どちらの理由にしても、猫が毛づくろいをしているのは体の健康のためという理由になるでしょう。

猫が毛づくろいをする理由5:猫同士のコミュニケーション

次のページ:猫の毛づくろいのやり方|グルーミングのルール5選

初回公開日:2019年08月02日

記載されている内容は2019年08月02日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related