老猫が夜泣きする理由とは？猫の夜鳴きをする原因と対策方法

家猫の寿命は10年ほどでしたが、餌の品質向上、動物医療の技術発達などで長生きをする猫も増えています。しかし、老化は進みます。老化が進むと、若い頃とは違った理由で夜泣きをするようになることもあります。

若い猫は必要な量のご飯を食べても、お昼や夜に遊びすぎたことで、夜中にお腹が空いてしまって夜泣きをすることがあります。

しかし、老猫の場合は、食が細くなってしまって、1回の食事で必要な量の餌が食べられなくなってしまうことがあります。餌が食べたりていないので、夜中に再びお腹が減って夜泣きをしてしまうことがあります。

猫はトイレが汚れていると、そのトイレで排泄することを嫌がることがあります。そのため、トイレが汚れていると、鳴いて飼い主にトイレを綺麗にするようにお願いをしてくることがあります。

しかし、老猫になってトイレの回数が多くなる場合もあります。トイレの回数が増えることで、夜中に何度もトイレに行き、トイレを綺麗にしていても夜中のうちに猫がトイレの掃除をお願いするほどトイレが汚れてしまうこともあります。

そのため、飼い主が寝る間にトイレが綺麗でも、夜中にトイレを綺麗にしてほしいと、夜泣きをする老猫もいます。

基本手に猫は暗い時間帯に活動的になります。そのため、明るいうちは寝て過ごすことが多いです。そして、飼い主が仕事などから帰ってくる夕方以降になると活発に活動を始めます。

しかし、仕事などをしている人の場合は、帰宅したときには疲れていて、夜は寝なければなりません。そのため、猫が満足するまで遊んであげることができずに、運動不足や余ったエネルギーによって、夜泣きをしてしまうことがあります。

老猫の場合も、飼い主が猫の体を労わって、少ししか遊ばないと、もう少し遊んでほしいと夜泣きをすることがあります。

家猫の中には自分で扉を開けて、家の中を自由に動き回っている猫もいます。しかし、老猫になってくると、力が弱くなってくるため、扉が開けられなくなってしまいます。

そのため、移動をしたい老猫は夜泣きなどをして、扉を開けてもらおうとします。また、今は少なくなりましたが、家の外を自由に出られるようにして猫を飼っている家もあります。

しかし、老猫では外に出ることが危険なため、外に出さないようにするという家もあります。ですが、どうしても外にでたい老猫は夜泣きなどをして外に出られるようにして欲しいとお願いしてきます。

老猫になっても猫であることには変わりありません。そのため、発情期になると、大きな声で夜泣きをするようになることもあります。

発情期が夜泣きの原因であれば、数日ほどすれば治ることもあります。しかし、老猫がメスであった場合には、夜泣きが治っても、数日経つと再び発情期となって、大きな夜泣きをするようになってしまうこともあります。

また、発情期の夜泣きはオスの方が大きな声で鳴きます。さらに、スプレー行為などもしてしまうこともあるため、注意しましょう。

若い猫が夜泣きをすることもありますが、老猫も夜泣きをすることがあります。若い猫でも、老猫でも、夜泣きをすることには原因があるはずなので、その原因を把握して、適切な対処をしてあげましょう。

老猫は今までできたことができなくなったり、目や耳が衰えていくことに不安を感じていることがあります。これらが原因で不安感情が強くなることで、夜泣きをしてしまうことがあります。

そのため、飼い主はできるだけ老猫を撫でてあげたり、話しかけてあげたりなどして、いつも近くにいるということを伝えて、安心感を与えてあげなければなりません。不安要素がなくなることで、夜泣きの回数が減ることもあります。