生まれたての赤ちゃん猫の育て方とは？拾った生まれたての子猫の対処

動物には「発情期」というものがあるので、1年通して出産が行われるわけではありません。かわいい小猫がみられる「猫の出産期」はいつ頃なのでしょう。

ここでは、生まれたての猫がみられる時期を紹介します。

猫は、生まれて6〜10ヶ月ほどで出産可能な「大人」になります。仔猫を産むためには、月齢だけでなく、身体の成熟も必要なので、体重2.5kgほどになって初めての発情期を迎えると言われています。

出産可能な年齢は12歳あたりとされていますが、リスクの少ないいわゆる「出産適齢期」は7～8歳です。個体差があるので、これらの月齢・年齢は平均的な値と考えてください。

猫が「恋愛OK」の状態になる「発情期」は、「繁殖期」の1ヶ月前くらいから始まると言われています。猫の繁殖期は2月から4月上旬と6月から8月の間にピークを迎えます。

発情期がこの時期である理由として、「猫の発情が日照時間に関係がある」という説がありますが、根拠がない説ではありません。

メス猫は、1日に12～14時間、500ルックスの光にあたることで発情しやすく、発情期とされる期間はまさにこの条件をクリアしているためです。

仔猫が生まれやすい時期は、春と秋の年２回あります。猫の繁殖期は、2月から4月と6月から8月の2回です。

猫の妊娠は交尾後、受精した卵子が2日から4日以内に卵管を通り、4から5日目には子宮にたどり着き、10日目で着床します。猫の妊娠期間は63日程度です。

生まれたての子猫を探すなら、春から晩夏にかけてがねらい目といえるでしょう。

生まれたての子猫というのはとても手がかかります。あえて手がかかる時期である、生まれたての子猫を飼い始めた理由にはどのようなものがあるのでしょう。

生まれたての子猫を育てる理由はひとそれぞれですが、多く見受けられる理由を紹介します。

猫は1年に2回の発情期・繁殖期があり、妊娠期間も短いので、避妊手術をしていないと子猫が生まれやすくなります。

こうして生まれた、生まれたての子猫を知人や知人のツテから譲り受けたというケースもあります。猫は多胎性で、1回の出産で3匹から6匹も子猫を産みます。

飼い主の予期せぬ妊娠で子猫が生まれてしまって、困った飼い主から猫好きの人が引き取ってあげるというパターンが多よく聞かれます。

かつてより野良猫の数は減っていますが、まだすべてが飼い猫というわけではありません。野良猫は避妊手術を受けていないため、繁殖期になると子猫が生まれます。

野良猫から生まれた子猫は、母猫が守っていますが、子猫だけでいるところを通りがかりの人に発見されることもあります。　

また、飼い猫から生まれた猫でも、飼い主が生まれたての猫の世話をできず、「捨て猫」という形で放置されることもあとを絶ちません。

通りがかりに、生まれたての状態でさらされている子猫を発見し、保母を兼ねて飼い始めるというケースも多く見られます。

ペットショップやブリーダーから子猫を買い受ける場合は、多くの場合、生まれたてではなく、飼い主が世話をしやすい程度に成長した猫を購入することになります。

しかし、飼い主がどうしてもと希望した場合は、生まれたての子猫を購入することもできます。

生まれたての子猫は、世話は大変ですが、その愛らしさはかけがえがない時期だと考える人も多く、一番愛らしい姿のときから飼いたいと望むのでしょう。

生まれたての子猫は、まだ抵抗力も弱く、ある程度月齢の経った猫に比べると、育てるのに注意が必要です。

ここでは、生まれたての子猫を育てる際に、特に注意すべきポイントを紹介します。かわいい子猫をきちんと育ててあげられるように、覚えておきましょう。