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【オス・メス別】猫の去勢・避妊手術費用の相場と補助金

更新日:2023年12月06日

猫を飼育する際に気になる「去勢・避妊手術」について。なぜこの手術が必要なのかご存知でしょうか。こちらの記事では、オス・メス別の手術内容や費用の相場、手術を行うメリット、さらに、各地域ごとの「去勢・避妊手術」にかかる費用への補助金制度を詳しくご紹介していきます。

【オス・メス別】猫の去勢・避妊手術費用の相場と補助金

オス・メス別 猫の去勢・避妊手術費用の相場とは?

猫の飼育を決めた飼い主さんがまず悩むのは、去勢・避妊の不妊手術についてではないでしょうか。手術の内容やその費用のほか、健康な身体に傷をつけると思うとためらってしまうこともあるでしょう。まずは、去勢・避妊手術のメリットとデメリットをご紹介します。

〈去勢・避妊手術を行うメリット〉
・命に関わる大きな病気の予防
・望まない妊娠をさける
・生殖行動を抑える

〈去勢・避妊手術を行うデメリット〉
・手術や麻酔のリスク
・太りやすくなる

望まれずに産まれてくる不幸な子猫がこれ以上増えることのないように、また、飼い猫の健やかな将来のためにも、去勢・避妊手術は獣医師からも推奨されています。

では、去勢・避妊手術の費用とは一体どのくらいかかるものなのでしょう。

オスの去勢手術費用の相場

オス猫の去勢手術の内容は「精巣の摘出」です。手術時間もメスに比べると短く、日帰りが可能なことがほとんどです。手術を行うことによって、精巣腫瘍などの病気の予防やマーキング行動を抑えることができます。

手術のタイミングとしては、生後5~6ヵ月を目安に獣医師と相談のもと行うと良いでしょう。正確な月齢が分からない場合は、体重や身体の大きさ・成熟の具合いなどをしっかり見定めてから手術を行います。

手術費用の相場は、「約1万円~2万円」です。

メスの避妊手術費用の相場

メス猫の避妊手術の内容は「卵巣と子宮の摘出」です。開腹手術となるため2日ほど入院が必要ですが、手術を行うことによって卵巣ガンや子宮内膜症・乳ガンの発症率を下げるといわれています。望まない妊娠を防ぐことも猫の身体を守ることに繋がるでしょう。

メス猫は、早いと生後3ヵ月頃から性成熟します。手術のタイミングとしては、生後5~6ヵ月を目安にといわれていますが、早めに獣医師と相談しておくと安心です。

手術費用の相場は「約1万5千円~3万円」ですが、「卵巣のみの摘出」か「卵巣と子宮を同時に摘出」するかによって手術費用も変わってきます。

猫の去勢・避妊手術の際のワクチンの費用

伝染病から猫を守るのがワクチン接種です。室内飼いか室外に頻繁に出るかで、病院からすすめられるワクチンの種類や費用も変わってきますが、きちんとワクチン接種を行うことが重要です。

子猫の場合は、去勢・避妊手術の2~3週間前に「1ヵ月間隔で2回以上」、成猫の場合は、「1年以内」の接種が望ましいとされています。

ワクチン費用の相場は、3種混合が「約3千円~5千円」。5種混合が「約5千円~7千円」です。飼育環境によって接種すべきワクチンを獣医師と相談しましょう。

ワクチン接種がない場合、去勢・避妊手術の影響で免疫力が低下し、院内感染など病気にかかる可能性が高くなります。手術をするのですから、健康体である方が良いに決まっています。少しでも手術や麻酔の負担を減らすため、日頃からワクチン接種を打ち忘れることのないよう気を付けましょう

猫の去勢・避妊手術の補助金の費用

平成26年度、殺処分された猫は約8万匹、犬は約2万匹です。

この数字が、2年後の平成28年度には猫は約4万5千匹、犬は約1万匹となりました。殺処分数の減少には、動物愛護団体の活動や動物愛護法の改正など、各方面からの働きかけがあったからこそですが、去勢・避妊手術費用の補助金制度が各地で始まったことも、その一因ではないでしょうか。

去勢・避妊手術費用の補助金の相場は、オスの去勢の場合は「約2千円~7千円」、メスの避妊の場合は「約3千円~1万円」と、お住まいの地域によって差があります。

飼い主がいない猫のみに補助金が出るという地域や、残念ながら補助金制度がすでに廃止されている地域もあります。飼い猫に補助金が出るという地域でも、先着順や世帯ごとに補助の出る猫は1匹までなど、地域ごとのルールがあるので市のホームページなどチェックしてみてください。

猫の去勢・避妊手術に関する保険の費用

今では、保険会社各社で「ペット保険」というものが数多く存在します。大きな怪我や病気で高額の治療費がかかるときなど、飼い主さんの経済的負担を軽減してくれるので、最先端の高度な治療も安心して受けられるでしょう。

しかし、去勢・避妊手術は怪我や病気ではないため保険はおりません。

「ペット保険」では去勢・避妊手術の保険適応はありませんが、怪我や病気のほか、手術・入院・通院など手厚いフォローを受けることができます。飼育中の猫の年齢によって保険費用は違いますが、年間約1万円から入ることのできる低価格の保険もあります。将来のもしものため、加入される飼い主さんが増えています。

地域別 猫の去勢・避妊手術の補助金の費用

地域ごとに差のある、猫の去勢・避妊手術費用への補助金について、オスとメスの補助金の違いや各地域特有の細かな決まりまで、詳しくご紹介します。

大阪

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初回公開日:2017年11月06日

記載されている内容は2017年11月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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