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びびり猫の特徴4つとは?上手くコミュニケーションを取ろう!

更新日:2024年04月12日

十人十色という言葉がありますが、個性があるのは人間だけではありません。猫にもそれぞれに性格があり、特別に臆病なビビリ猫が存在します。飼い猫のビビりっぷりに心を痛める飼い主も多いでしょう。ビビリ猫はなぜビビるのか、ビビリ猫との距離のつめ方を紹介していきます。

びびり猫の特徴4つとは?上手くコミュニケーションを取ろう!

びびりな猫とは?

猫には、色んな性格があります。

人懐っこい猫もいれば、おおらかな猫もいます。一方、慎重な性格の猫や、臆病な猫もいます。

猫の性格を決めるの要因は、遺伝以外に飼育環境もその1つです。特に生後2ヶ月までの間は社会化期といわれ、母猫や一緒に生まれた兄弟猫とのふれあいで社会性を学びます。

また、生後1ヶ月以内に人間との肯定的な接触を持つ猫は人慣れしやすく、そうでない猫は人を警戒するといわれています。生後1ヶ月以内に人間を警戒するべき存在と学んだ猫でも、その後人間と暮らすにつれ、警戒心を解くことがほとんどです。

びびりな猫の特徴4つ

びびりな猫とは、言葉どおり「怖がり」「臆病」な猫のことです。

持って生まれた性質以外にも、人の存在に慣れていなかったり、過去に怖い思いをすると臆病で怖がりな「びびりな猫」になってしまいます。

また、外で自活している野良猫は、ほとんどが「びびりな猫」です。

「びびりな猫」とはどういう猫なのか、その行動から判別します。

びびりな猫の特徴4つ

  • 来客時必ず隠れる
  • 病院に連れて行くとおもらしする
  • すぐに威嚇する
  • 人前で食事をしない

びびりな猫の特徴1:来客時必ず隠れる

来客があると必ず姿を隠してしまう猫は、びびりな猫といえるでしょう。

飼い猫にとって、部屋の中は自分のテリトリーです。そのテリトリー内に見知らぬ存在が入ってくると、びびりな猫は恐怖を感じます。

猫同士のテリトリー争いは、喧嘩によって決着がつきます。ですが、びびりな猫は、猫同士の喧嘩すらせず、隠れて相手の猫をやり過ごすことがあります。

自分のテリトリーに入ってきた知らない人間に対しても、襲い掛かって追い出すことができず、隠れてやり過ごそうとしています。

びびりな猫の特徴2:病院に連れて行くとおもらしする

病院は猫にとって不快な場所です。

事前に「病院に行くよ」と声をかけられても、猫に人間の言葉は理解できません。猫にとっての通院は「いきなり嫌な場所に連れて行かれ、勝手に体をいじくりまわされる」不愉快な思い出でしかありません。一度でも嫌な思いをした場所を、猫はよく覚えています。

人間でも恐怖の限界を超えると失禁するのと同じく、猫も恐怖の限界を超えると失禁します。

病院で固まったり暴れたりする猫は多くいますが、限界のラインが低いびびりな猫は、失禁してしまいます。

びびりな猫の特徴3:すぐに威嚇する

「弱い犬ほどよく吼える」という言葉がありますが、これは人間や猫など、犬以外の動物にも当てはまります。びびりの猫がすぐに威嚇するのは、まさにこの言葉のとおり「その猫が弱い」からです。

自分の身を守るため、敵を威嚇して、自分の方に近づけさせないようにしています。

本当に強いなら、相手が近づいてきても撃退することができます。それをする自信がないからこそ、びびりな猫は相手に近づかれないように威嚇しています。

どこかで音がしただけで誰に向けてでもなく「シャー」と威嚇音を出し、隠れる猫もいます。

びびりな猫の特徴4:人前で食事をしない

食事中、猫は無防備になります。トイレと同じく意識を集中させるため、周囲に注意を払えなくなるからです。

人前で食事をしない猫は、食事中に襲われることを恐れています。人がいなくなってからノソノソと出てきて食事を始める猫は、確実にびびりな猫といえます。

もし飼い猫が目の前で食事をしないなら、飼い主が信頼されていない証拠ともいえます。

飼い猫がこういう行動をしていたら、無理はさせず、食事を別室でさせてあげるといいでしょう。食事の入った皿を猫のいる部屋におき、頃合いを見計らって皿を回収に行くようにします。

びびりな猫と上手くコミュニケーションを取るには

びびりな猫は、常に警戒している状態といえます。

1度も通院せずに生涯を終える飼い猫は稀ですし、爪切りや耳掃除などの普段のお手入れも必要でしょう。猫がびびりだと、そういった場面で、自宅でも必要以上にストレスを感じてしまいます。

飼い猫が今いる場所が、猫にとって安全であると認識してもらうことが大切です。また、飼い主を安心できる存在だと信じてもらえるように、育てていきましょう。

近づいてきたら存分に匂いをかがせる

猫の五感は人間とは違います。猫は、人や猫、物を匂いで判別します。その存在に危険がないかどうかを判断するのは、嗅覚です。そのため、猫はよく匂いを嗅いでいます。

びびりな猫が近づいてきたら、好きなだけ嗅がせててあげましょう。こちらに興味を持っている証拠なので、信用を得るチャンスです。

猫が傍にいるときに急に動くと、「興味を持って近づいてみたものの、やっぱり怖い存在だった」と思われるので、猫が離れるまで動きを止めて音を出さずにいるのがベストです。
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初回公開日:2019年08月08日

記載されている内容は2019年08月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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