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犬が見せるポーズやしぐさに意味はあるの?愛犬の気持ちと行動心理

犬の見せるポーズとその理由

犬が何気なくとるポーズには、実はさまざまな意味や犬の気持ち・メッセージが込められているということをご存知でしたか?

ここではまず、犬がよく見せるポーズとその理由や気持ちについてチェックしておきましょう。
犬の見せるポーズとその理由
  • お腹を見せて寝る:安心しきっている
  • 首をかしげる:音を聞き取ろうとしている
  • 足にしがみつく:構ってほしい
  • おじぎポーズ:遊びに誘っている
  • 前足で手招き:遊んでほしいなど飼い主さんへの要求がある
  • 伏せの態勢で寝そべる:退屈している、いつでも動けるようスタンバイしている
  • 目をそらす:敵意がないことをアピールしている
  • あくびをする:緊張をしている
  • 後ろ足で顔をかく:顔がかゆい、退屈している
  • 体をすりすりする:自分の匂いをつけて安心したい

犬の見せるポーズとその理由1:お腹を見せて寝る

犬がよく見せるポーズとしてまずご紹介したいのが、お腹を見せて寝るということです。お腹は、犬に限らず動物にとっての急所であり、外敵に襲われた時に最も守らなければならない場所でもあります。

急所であるお腹を無防備に見せながらごろんと仰向けになって寝るのは、犬が安心しきっている証拠です。

飼い主さんのことを信頼しているからこそ、お腹を丸出しにした状態で安心して眠ってくれるのでしょう。

犬の見せるポーズとその理由2:首をかしげる

首をこてんとかしげるというのも、犬がよく見せてくれるポーズのひとつとして挙げられるでしょう。

犬が首をかしげるのは、物音や人間の声をよく聞き取ろうとしているからです。また、飼い主さんの喜ぶところを見たくて、あえて首をかしげる犬も少なくありません。

以前飼い主さんから話しかけられた時に、その音を聞き取ろうとしてたまたま首をかしげたところ、飼い主さんが「可愛い」と喜んでくれたことで、首を意図的にかしげるポーズを学習したのでしょう。

犬の見せるポーズとその理由3:足にしがみついてくる

犬がよく見せるポーズのひとつとして、足にしがみついてくるということも挙げられます。

足にしがみついてくるのは、多くの場合「構ってほしい」「遊んでほしい」など、飼い主さんに対して何らかのリクエストがあるからです。

また、飼い主さんが自分を散歩に連れて行ってくれるそぶりを見せると、嬉しいという感情が爆発して「早く散歩に連れて行ってよ」と催促するように足にしがみつくポーズを取ることでしょう。

他にも、強い恐怖を感じている時などにも飼い主さんの足にしがみつき、助けを求めることもあります。

犬の見せるポーズとその理由4:おじぎポーズ

犬はよく上体を低く下げてお尻を高く持ち上げる「おじぎポーズ」をすることがあります。おじぎポーズは犬にとっての挨拶の一種であり、「遊ぼうよ」と誘う時に行うポーズです。

たとえば他の犬と遊びたい時などにこのようなポーズを取ることで、自分が相手に対して友好的であること、遊んでもらいたいことを伝えます。

飼い主さんなど人間に対しても、犬は遊びに誘う時におじぎポーズをするでしょう。ちなみに、飼い主さんがおじぎポーズをすると同じポーズをとって挨拶しかえしてくれる犬も多いです。

犬の見せるポーズとその理由5:前足で手招き

前足で手招きするような仕草も、犬がよく見せるポーズのひとつに数えられるでしょう。

前足でクイクイっと手招きするような仕草を見せるのは、多くの場合飼い主さんの関心を自分に向けたいからです。

たとえば、前足を使って飼い主さんの手や足をふみふみすることもあるでしょう。このようなケースにおいては「他のことに集中していないでこちらを見てよ」「構ってよ」とアピールしたいがために、あえてそのようなポーズをとっていると考えられます。

犬の見せるポーズとその理由6:伏せの態勢で寝そべる

伏せの態勢で寝そべるというのも、犬がよくとるポーズのひとつです。伏せ状態で寝そべるのは、いつでも立ち上がって行動できるようにスタンバイしたいからだと考えられるでしょう。

犬は安心しきって眠る時にはお腹を丸出しにした状態で寝るものですが、周囲を警戒していたり、「もしかすると飼い主さんが遊んでくれるのでは」と何かに期待している時などには深い眠りにつかず、いつでも起き上がれる姿勢で寝ます。

犬の見せるポーズとその理由7:目をそらす

犬がよく見せるポーズのひとつとして知っておきたいのが、目をそらすということです。

犬に限らず、動物にとって相手の目をじっとみつめるのは明確な敵意があるからであり、目をそらすということは相手に対して「敵意がありませんよ」ということをアピールしています。

自分より強い相手と接した時に、多くの犬は目をそらすことで自分のほうが立場が下であることを認め、相手に服従の意を伝えると言えるでしょう。

犬の見せるポーズとその理由8:あくびをする

あくびをするというのも、犬がよく見せるポーズのひとつとして含まれます。もちろん眠気を感じた時にも犬はあくびをしますが、緊張や恐怖を感じた時にもあくびを見せます。

とりわけ飼い主さんに叱られてしまった時には、叱られた恐怖を和らげるべく、あるいは「ごめんなさい」「反省しています」という気持ちを伝えるべく、あくびをすることでしょう。

決して飼い主さんに反抗しているわけではなく、むしろその逆ですので、犬があくびをした時には許してあげましょう。

犬の見せるポーズとその理由9:後ろ足で顔をかく

犬の見せるポーズのひとつとしてご紹介したいのが、後ろ足で顔をかくということです。

単純に顔がかゆいから後ろ足で顔をかくこともあれば、緊張や退屈を感じていて、その気持ちを紛らわすために後ろ足で顔をかくというケースもあります。

頻繁に後ろ足で顔をかくならば、その犬はかなりのストレスが溜まってしまっている可能性があると言えるでしょう。

早急にストレスの原因を突き止め、それを適切な形で解消してあげる必要があります。

犬の見せるポーズとその理由10:体をすりすりこする

体をすりすりこすりつけるというのも、犬の見せるポーズのひとつに数えられるでしょう。犬は自分の匂いを広げて安心感を得たい時に、よく床やものなどに体をすりすりとこすりつけます。

たとえばシャンプーをされた直後の犬は、体から自分の匂いが消えてしまったことに居心地の悪さを感じ、体を床などにこすりつけることで自分の匂いを少しでも増やそうとします。

また、飼い主さんに対する愛情表現の一環として、体をすりすりするポーズを取ることもあるでしょう。

帰宅時に玄関でお出迎えしてくれる理由

犬がよく見せるポーズや行動のひとつとして、飼い主さんや家族の帰宅時に玄関前でお出迎えをしてくれるということも挙げられるでしょう。

ここからは、帰宅時に犬がお出迎えしてくれる理由についてご紹介していきます。

帰宅時に玄関でお出迎えしてくれる理由1:帰りを待っている

犬が帰宅時に玄関でお出迎えをしてくれる理由としてまずご紹介したいのが、飼い主さんや家族の帰りを待ち遠しく感じ、帰りを待っているからということです。

犬は家族が大好きであり、飼い主さんや家族と少しでも早く会うために、いつもの帰宅時刻が近づいてきたならば玄関前で待機しておきます。

犬の体内時計は驚くほど正確であり、また家族のちょっとした仕草や行動・言葉などから「他の家族のメンバーが帰ってくる」ということを敏感に察知することができます。

そのため、「そろそろ帰ってきそうだ」と感じたならば玄関前で帰りを健気に待つことでしょう。

帰宅時に玄関でお出迎えしてくれる理由2:早く一緒に遊びたい

早く一緒に遊びたいからというのも、帰宅時に玄関で犬がお出迎えしてくれる理由として考えられるでしょう。

特に遊びたい盛りの子犬などは、飼い主さんにできるだけ早く遊んでもらいたいという一心で、まだかまだかと玄関前でその帰宅を待ち受けます。

飼い主さんがいざ帰宅したならば、お気に入りのおもちゃを持ってきて「これで遊んで」とアピールすることでしょう。

帰宅時に玄関でお出迎えしてくれる理由3:褒められたい

犬が帰宅時に玄関でお出迎えしてくれる理由のひとつとして忘れてはならないのが、飼い主さんに褒められたいからということです。

お出迎えをしたことで撫でてもらったり、「ありがとう」「いい子だね」と声をかけられることで犬はとても嬉しく感じ、また飼い主さんに褒めてもらいたいという気持ちから、それ以降も玄関でお出迎えをするようになります。

犬の愛情表現ポーズ5選

玄関でのお出迎え以外にも、犬はさまざまな形で私たち人間に愛情を精一杯伝えてくれています。

ここからは、犬の主な愛情表現とその際に取るポーズについてチェックしておきましょう。

1:お尻を向けてくっつける

犬の愛情表現のポーズとしてまずご紹介したいのが、背中を預けるようにしてお尻をくっつけてくるということです。

犬にとって急所であるお尻や背中を向けるのは、飼い主さんのことを心から信頼しているからにほかなりません。

信頼していない相手だと、後ろ姿を見せると襲われてしまう可能性がありますが、信頼する飼い主さんならばそんな心配は一切ないからです。

2:嬉しすぎてうれしょんする

嬉しすぎてうれしょんするというのも、犬が見せる愛情表現のひとつとして挙げられるでしょう。

たとえば長期の出張から帰ってきた飼い主さんと久々に会えた犬は、嬉しい気持ちが爆発して感情を抑えられなくなってしまい、思わずうれしょんしてしまいます。

うれしょんをされると思わず嫌な気持ちになってしまう人もいるでしょうが、犬からの愛情表現ですので、怒らずに優しく撫でてあげましょう。

3:顔をペロペロ舐める

犬の代表的な愛情表現のひとつが、キスをするかのように顔をペロペロとなめてくるということです。

犬は子犬時代に母犬への愛情表現の一環としてその口元をよく舐めますし、大人になってからも群れに属する仲間への挨拶や愛情表現として相手の顔をなめます。

このような犬の習性から、大好きな飼い主さんに「大好きだよ」「一緒にいられてとても嬉しいよ」という気持ちを伝えるべく、顔をぺろぺろと舐めるのでしょう。

4:涙を舐めてくれる

涙をなめてくれるというのも、犬の愛情表現のひとつです。

犬はたとえ飼い主さんや家族でなくとも、全くの見ず知らずの人であったとしても、悲しんでいる人がいるとその様子から相手の気持ちを読み取ります。

犬は人の気持ちがわかるのであり、悲しんでいる人がいると近寄ってペロペロと涙をなめるなどして、慰めようとする優しさや思いやりをもっていることで知られています。

部屋の隅っこに隠れて涙をひっそりと流していても、犬はすぐにそれに気づき、近くにやってきて「どうしたの?」「ここにいるから大丈夫だよ」と言うように涙を優しく舐めて慰めてくれるでしょう。

5:しっぽを振って寄ってくる

犬の愛情表現として最も分かりやすいのが、しっぽを振って寄ってくるということです。

しっぽには犬のさまざまな感情がよく表れますが、しっぽを振る理由は「嬉しい」「楽しい」という好意的な感情を抱いているのがほとんとです。

たとえば大好きな飼い主さんが帰宅すると、犬はとても嬉しく感じ、しっぽを大きく振って玄関のほうまで走って行くでしょう。

6:じっと見つめてくる

じっと見つめてくるというのも、犬の愛情表現のひとつとして挙げられます。相手の目をじっと見つめるのは犬の敵対行為であることもありますが、愛情表現な場合もあります。

犬は大好きな飼い主さんに対しては、リラックスした表情でその目をじっと見つめてきます。

大好きな相手だからこそ、じっと見ていたいと考えているのでしょう。

普段何気なく見せるしぐさやポーズに犬の気持ちが隠れている

今回は犬が見せるポーズに隠された犬の気持ちについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

何気ないように思える犬のポーズや仕草にも、犬のさまざまな気持ちやメッセージが込められていますので、犬の行動の意味を知ることで犬の気持ちをもっときちんと理解できるようになりたいものでしょう。
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