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犬の妊娠期間とその間に飼い主が注意すること5つ|出産の兆候は?

犬の妊娠適齢期は?

犬の妊娠適齢期はどのくらいなのか、大切な愛犬の子供が欲しいけれど何歳くらいから大丈夫なのか。

犬の個体差もありますが小型犬の方が大型犬より初めての発情は早くて7カ月から9カ月頃になります。初めての発情では精神的にもまだ幼いため2回目の発情が定期的にくれば体もしっかりとしているので安心して出産に望めるでしょう。

無出血での発情もあるので、妊娠させたいと考えている場合には動物病院で調べてもらう事も可能ですので相談してみてください。

お腹の子供も、もちろん大切な母体もしっかりと管理する事が大切になりますので、犬の妊娠で注意すべきことを理解しておきましょう。

妊娠適齢期は1歳半から5歳程度が一番母体に負担がかからないで出産できると言えます。

犬の妊娠期間

愛犬に出産を考え中の方、実際に受精卵が子宮に受精し着床するまでの妊娠から出産までの犬の妊娠期間はどのくらいあるのかご存知でしょうか。

妊娠して子犬が産まれるまでの日にちは60日前後ととても短い期間で生れてきます。

しかも妊娠の兆候があまり現れないまま1カ月を経過してしまう子もいるので、気が付いたら30日後には出産なんてことも考えられますので色々と妊娠の症状なども理解しておく事が大切になります。

犬の妊娠初期症状

犬の妊娠期間も初期・中期・後期とありそれぞれの妊娠期間の症状を理解しておく事は大切になります。

妊娠初期には余り症状が現れず、妊娠して1週から3週間程度経過すると、食欲不振などの症状が出てきます。

食べたものを戻し嘔吐が現れ、人間と同じようにつわりが起こり元気がなくなる事もありますがいずれ無くなりますので心配はありません。

飼い主さんは慌てずに、症状を見ながら日にちを確認していきましょう。

犬の妊娠期間の注意点5つ

犬の妊娠が確実になった時、飼い主さんはどのような対応をすればいいのか、不安もあり、無事に出産するにはどう手助けするのか心配です。

そこで妊娠期間中の食事や運動、ワクチンや母体のケアや管理、出産場所の準備について詳しく説明して参ります!

犬の妊娠期間から出産までに注意すべきことが何点かあるので確認して、安心して出産を迎えられるように妊娠期間にしっかりと準備しましょう♪

犬の妊娠期間の注意点1:食事

犬の妊娠期間にあげる食事は、お腹の子供に栄養が必要になる時期もあるため、しっかりと母親に栄養を摂らせることが重要になります。

そこで、妊娠した場合にどのタイミングで食事を調整をすればいいのかについて説明していきます。

妊娠初期

初期の犬の妊娠期間と呼ばれる時期は、まだ受精卵が着床するまでの期間となるため、不安定な時期とも言えます。

妊娠しているかどうか、確実ではありませんので今までのごはんでも問題はありません

妊娠の兆候としては人間と同じくつわりのような症状が現れて、3週目あたりから嘔吐や食欲不振が起こる時期でもありますのでよく観察してあげて下さい。

妊娠中期

中期の犬の妊娠期間と呼ばれる時期は、1カ月を超えた頃、5週から8週目あたりには受精卵が子宮に着床し、安定時期に入ります。

つわりの時期を過ぎて食欲旺盛となり高カロリーフードを上げる必要が出てきます。

いきなり今までのごはんから切り替えてしまうと、お腹を壊してしまう事もあるので少しずつアダルトフードからパピーフードへ切り替えをしながらあげていきましょう。

犬の妊娠期間の食事の調整は難しいので、しっかりと管理していく必要があります。

妊娠後期

後期の犬の妊娠期間に入ると、お腹が徐々に大きく膨らんできます。そのため子宮に胃が圧迫されて食事量が摂りにくくなることもあります。

体内の子供も大きくなり始めて、食欲は旺盛になる時期で、お腹の子犬に栄養を送るため、1日4.5回少ない量をわけてあげる事をお勧めします。

犬の妊娠期間の注意点2:運動

犬の妊娠期間の運動はどうすればいいのか?

妊娠初期の3週目までは、安静にする時期になるので長い距離を歩く散歩や、飼い主さんとボール遊びなど激しく動くような運動は避けておきましょう。

3週目以降は妊娠中期となり安定期に入るため、通常の散歩をしても問題はありません。

遊びたいのに動けない状況を作る事で返って母犬にストレスが溜まる事も考えられるので、適度に遊んでストレスを解消させてあげてください

次第にお腹が大きくなり、なかなか歩く事も大変になるので、様子を見ながら運動を行う事が大切になります。

犬の妊娠期間の注意点3:母体のケア

犬の妊娠期間の母体のケアはどうするのか?

妊娠3週目以降になれば安定期に入るため、出産の準備をしましょう。

シャンプーをして大丈夫ですので、出産に備えて母乳が与えやすいようにお腹周りの毛をバリカンで剃る事をお勧めします。

出産後は神経質になり体に触らせてくれなくなる場合もあるため、この時期にケアをする必要があります。

長毛犬は顔周りなども切ってあげておくと子犬をお世話する時にも邪魔にならないので綺麗にしておきましょう。

犬の妊娠期間の注意点4:ワクチンは避ける

犬の妊娠期間にはワクチンなどの予防接種を打つことは避けましょう。

ワクチン接種はホルモンバランスにも影響があるので、妊娠中の犬、子犬を出産後の授乳中の場合にも接種を避けましょう。

前もって予防接種は飼い主さんが確認しておき、万が一予定の時期に妊娠した場合には獣医さんと相談すればアドバイスをもらえるので安心してください。

犬の妊娠期間の注意点5:出産場所の確保と準備

犬の妊娠期間で最も注意したいことは、出産間近の準備です。
安心して愛犬が子供を産めるよう、飼い主さんも一緒に準備をしていきましょう。

お腹の膨らみと共にソワソワと落ち着かなくなりますので、落ち着いて出産に臨めるように、箱のような囲われた空間を作り、目隠しになるタオルなど掛けてあげましょう。

床には柔らかいクッションやタオルを敷いて、一番下にはペットシーツなど水分を吸収するものを敷いておく事をします。

念のため、出産日などをかかりつけの動物病院に知らせておき、万が一帝王切開などの対応も可能なのか事前に確認しておく事もです。

犬の出産の兆候は?

いよいよ愛犬のお腹も大きくなり始め出産が近くなると、そわそわ落ち着かなくなったり、ご飯を食べなくなったりと兆候が見られます。

飼い主さんが、愛犬の様子を観察し、出産に備える手助けをしましょう。

体温低下

出産の兆候として体温の低下が見られます。個体差や愛犬の環境によっても状況が違うため、3日ほど前から愛犬の体温を測り平熱を確認しておきましょう。

通常成犬の体温は38度程度ですが、直腸温度が37度まで下がってくると10時間以内に出産が始まると言われています。

犬の妊娠期間でもある58日から63日の間を目安に、母体の体温低下が出産兆候となるので定期的に計測しタイミングを見ながら、飼い主さんも心構えしておきましょう。

営巣行動

ご飯を食べなくなり、息づかいがハァハァと荒くなり、常に落ち着かず部屋の中をうろうろと頻繁に歩き回る様なら出産が近づいている徴候です。

準備しておいた出産場所へ連れて行き、タオルなど前足で掘り返すような営巣行動を繰り返します。普段より甘えてくる子もいれば、神経質になる子もいますので、しばらく見守りましょう。

一般的に犬の妊娠期間は交配後60日前後という事を頭に入れ、母体の出産前の兆候によく注意してあげてください。

愛犬が安心して出産できるようにしっかりと準備しよう

犬の妊娠期間を通して妊娠中・出産・出産後のケアなど、注意したい点についてご紹介してきましたが、犬の妊娠期間はたったの2カ月です。

準備する事もたくさんありますので出産前にしっかりと確認し、安心して出産が迎えられるよう用意しましょう。

飼い主さんにできる事は安心して出産に望める環境を準備する事ですので、一緒に頑張って可愛い犬の子供を万全な体制で待ちましょう。
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