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犬が赤ちゃんに嫉妬する原因3つ|嫉妬した時の行動とその対処方法

犬が赤ちゃんに嫉妬するって本当?

犬も赤ちゃんに嫉妬することがあるということはご存知でしたでしょうか。

犬が赤ちゃんに優しく接する姿は、テレビやインターネットの動画サイトなどで良く見ることができますし、とても微笑ましい光景です。

ですが、実は犬も赤ちゃんに嫉妬してしまうことがあります。今回は犬が赤ちゃんに嫉妬してしまう理由と、その対処法についてご紹介します。

犬が赤ちゃんに嫉妬する原因3つ

犬が赤ちゃんに嫉妬してしまう理由はいくつかあります。

今回は、その原因を3つに分けて紹介します。

犬が赤ちゃんに嫉妬する原因1:飼い主がかまってくれない

まず一つは、飼い主があまりかまってくれないことです。

赤ちゃんが生まれたことで、それまで犬にかまっていた時間がどうしても赤ちゃんを世話する時間に割かれてしまいます。

そうすると、犬は自分と飼い主との時間を赤ちゃんに取られたと考えてしまい、赤ちゃんに嫉妬してしまうのです。

そうすると、たくさんかまってほしくて、赤ちゃんや飼い主に対して吠えてしまったり、赤ちゃんと飼い主の間に入ってきたりして、飼い主と赤ちゃんの間を邪魔しようとしたりします。

犬が赤ちゃんに嫉妬する原因2:生活環境の変化

赤ちゃんが来たことで家の環境が変わることで嫉妬をすることもあります。

赤ちゃんがきたことで、今まで上がれていたベッドに犬を上げないようにしたり、夜はサークルに入れるようにしたりなど、赤ちゃんがきたことにより、犬の生活環境が急に変化してしまいます。

そうすると、犬はストレスを感じ、赤ちゃんに対して吠えたり、赤ちゃんの世話をするのを邪魔する行動をとったりしてしまうことがあります。

犬が赤ちゃんに嫉妬する原因3:群れの中での自分の序列が変わる危機感

赤ちゃんが来たことで、自分の序列が変わってしまうという危機感から、赤ちゃんにやきもちを妬いてしまうこともあります。

基本的に、犬は序列に重きを置く生き物です。そのため、たとえば犬を飼うときに甘やかしすぎると、飼い主よりも自分の方が序列が上だと判断し、飼い主のいうことを全然聞かなくなったりしてしまう犬もいます。

赤ちゃんが急に来て、飼い主から大事にされているところをみて、それまでは飼い主、自分という順番だったところに、急に赤ちゃんが入ってきたことで、自分の序列が脅かされるのではないかと思い、赤ちゃんに対してヤキモチを妬いてしまうのです。

犬が赤ちゃんに嫉妬する場合の行動

赤ちゃんに嫉妬してしまった犬は、様々な行動をとって飼い主の気を引こうとします。

それは、大きく攻撃行動、破壊行動、甘え行動に分けられます。それぞれの行動について詳しくご紹介します。

攻撃行動

嫉妬で吠えたり噛みついたり、うなったりすることがあります。

初めて赤ちゃんが生まれて、飼い主が赤ちゃんにつきっきりになっていると、犬は嫉妬して攻撃行動をとってしまうことがあります。

例えば吠えたりうなったりして赤ちゃんに対して威嚇することもありますが、場合によっては噛みつこうとすることもあり危険なため、よく注意する必要があります。

破壊行動

赤ちゃんに対する嫉妬心からくるストレスを、物を破壊する行為で発散しようとしてしまう場合もあります。

赤ちゃんへ嫉妬することによって、犬にはストレスが溜まってしまいます。

そのため、その嫉妬の対象に対してだけ攻撃的になるわけではなく、物に対して当たってしまうこともあります。

例えばリモコンやスマホ、コードなどをかじったり、ごみ箱を倒してみたり、いろいろなものに

甘え行動

自分の方をもっとかまってほしくて、甘えてくる犬もいます。

赤ちゃんにつきっきりの飼い主にもっとかまってほしいため、いつもより甘えてくる犬もいます。顔や口をしきりになめてきたり、飼い主に腕や足に前足をのせてきたりしてアピールしてきます。

また、飼い主の周りをうろうろしたり、ずっとついてきたりすることもあります。

そういった行動をするときは、もっと自分をかまってほしいとアピールしているときなので、少し手を止めて、犬にかまってあげましょう。

犬が赤ちゃんに嫉妬した場合の対処方法5つ

犬が赤ちゃんに嫉妬してしまった時は、対処法を試してみましょう。

今回は対処法として、5つの方法をご紹介します。

犬が嫉妬してしまったとき、赤ちゃんに危害を加えてしまったり、犬自身がストレスをかかえてしまったりしないように、適切な対応をして、赤ちゃんと犬と仲良く暮らせるようにしてあげましょう。

対処方法1:犬専用の部屋を用意する

部屋数に余裕があるときは、犬専用の部屋を用意してあげましょう。

できれば、赤ちゃんの気配を感じなくて済む、犬専用の部屋をつくってあげましょう。

寝るのもごはんをたべるのも、トイレもできるように部屋を整えてあげて、赤ちゃんの見えないところで犬とたくさん遊んであげるようにします。

そうすれば、犬も赤ちゃんの存在を気にせず飼い主と過ごすことができます。

妊娠初期から赤ちゃんのことを紹介する

犬が赤ちゃんに嫉妬しない様に、生まれる前から赤ちゃんのことを犬に紹介してあげましょう。

犬は突然やってきた赤ちゃんに対して、戸惑いもあり、嫉妬し、やきもちをやいてしまいます。妊娠しているときから、赤ちゃんがお腹にいて、生まれてくることを語りかけてあげましょう。

人間の言葉はわからないかもしれませんが、赤ちゃんが生まれても犬のことを大事に思っていること、赤ちゃんは犬にとっても新しい家族であることを教えてあげましょう。

対処方法3:ストレスを発散させる

赤ちゃんに対する嫉妬でうまれたストレスを発散させてあげましょう。

ストレスがたまっていると、余計赤ちゃんに対して当たりが強くなってしまう可能性があります。

赤ちゃんが外に出られるようになったら散歩にもたくさん出て、たくさん歩かせてあげましょう。このとき、いつもと違うコースを歩いてみると、犬にとっても刺激的で、よりストレスを発散できるでしょう。

また、犬用ガムなどを与えてあげるのも良いでしょう。

対処方法4:スキンシップを十分に

急な赤ちゃんの登場で、犬にはストレスがたまっている場合もあります。赤ちゃんが寝ている間にたっぷり可愛がってスキンシップの時間を増やしてあげましょう。

赤ちゃんが来たために、どうしてもいままで犬と一緒にいた時間が赤ちゃんにさかれがちです。時間はなかなか難しいかもしれませんが、赤ちゃんが寝たときは犬とふたりきりになって、たくさんかまってあげましょう。

できれば家の中でも赤ちゃんが目に入らない場所で犬とかまってあげると、犬もより満足してくれます。

対処方法5:コミュニケーションをとる

犬が嫉妬してしまわないように、たくさんコミュニケーションをとってあげましょう。

赤ちゃんがきたことで、犬とのコミュニケーションが減ってしまいがちになり、赤ちゃんに対して嫉妬してしまうことがあります。

妊娠中から、犬と一緒にいる時間に、お腹に赤ちゃんがいること、犬にとっても新しい家族ができることを話して、いっぱい触れ合ってあげましょう。

生まれてからも、危なくない程度に、赤ちゃんと合わせてコミュニケーションをとれると良いでしょう。

赤ちゃんへの犬の嫉妬には愛情を持って接しよう

赤ちゃんへ嫉妬しないよう、犬にも愛情を持ってたくさん接してあげましょう。

犬が赤ちゃんに嫉妬してしまう原因は、赤ちゃんが生まれたことで生活環境が変わり、飼い主がかまってくれない、自分への愛情が赤ちゃんに取られてしまったのではないかと感じてしまうからです。

赤ちゃんとの時間はもちろん大切なものですが、赤ちゃんと犬がこれからも良い家族として仲良くしていけるよう、犬に対しても変わらぬ愛情を注いであげるようにしましょう。
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