子犬の乳歯の本数と生え変わる時期とは
子犬も、人間と同じように歯が生え変わります。犬の歯の生え変わり時期は、子犬にとっても苦しい時期で、飼い主さんにとってもさまざまな疑問や不安が生まれる時期になります。
この記事では「子犬の乳歯はいつ抜けるの?」「犬の歯が抜けたらどうすれば良い?」という疑問に詳しくお答えします。
正しいケアで、子犬との生活を楽しみましょう♪
この記事では「子犬の乳歯はいつ抜けるの?」「犬の歯が抜けたらどうすれば良い?」という疑問に詳しくお答えします。
正しいケアで、子犬との生活を楽しみましょう♪
子犬の乳歯の本数は、全部で28本です。乳歯は上顎と下顎にそれぞれ14本ずつあるので、合計28本となります。
乳歯が生える時期は生後2カ月くらいです。ペットショップにいる子犬は多くの場合、すでに乳歯が生え揃っている状態です。
乳歯が生え揃ってからしばらくすると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
生後4ヶ月〜7ヶ月くらいで子犬の乳歯は永久歯に生え変わります。
生え変わりが終わったあとの永久歯の数は、上顎に20本、下顎に22本で、合計42本になります。
乳歯が生える時期は生後2カ月くらいです。ペットショップにいる子犬は多くの場合、すでに乳歯が生え揃っている状態です。
乳歯が生え揃ってからしばらくすると、乳歯から永久歯への生え変わりが始まります。
生後4ヶ月〜7ヶ月くらいで子犬の乳歯は永久歯に生え変わります。
生え変わりが終わったあとの永久歯の数は、上顎に20本、下顎に22本で、合計42本になります。
子犬の乳歯が永久歯に生え変わる期間
子犬の歯は生後4ヶ月から7ヶ月ほどで乳歯から永久歯に生え変わります。まず切歯から生え変わりが始まり、奥歯の前方、犬歯、奥歯の後方といったように順に生え変わります。
下顎の歯が先に生え変わるのが通常ですが、個体差があるので生え変わる順番や時期が異なっても神経質になる必要はありません。
下顎の歯が先に生え変わるのが通常ですが、個体差があるので生え変わる順番や時期が異なっても神経質になる必要はありません。
子犬の乳歯の抜け方
まず切歯から生え変わりが始まり、奥歯の前方、犬歯、奥歯の後方というふうに順に生え変わります。生え変わりが始めると、子犬は口がかゆいと感じるようになります。
口をモゴモゴ動かすようになったり、おもちゃをしきりに噛むようになったら、乳歯が抜け始めたサインです。
いつの間にか乳歯が抜けてしまって、食べたものと一緒に飲み込むことも多いですが、便と一緒に排出されるので、心配する必要はありません。
口をモゴモゴ動かすようになったり、おもちゃをしきりに噛むようになったら、乳歯が抜け始めたサインです。
いつの間にか乳歯が抜けてしまって、食べたものと一緒に飲み込むことも多いですが、便と一緒に排出されるので、心配する必要はありません。
子犬の乳歯の歯磨き方法
歯の生え変わりの期間は、口の中に雑菌が増えるので、口臭が気になってくることがあります。
生え変わりの違和感の緩和や口臭の予防のために、この時期の歯磨きはとても大切です。子犬の歯磨き方法を4つ紹介しましょう。
生え変わりの違和感の緩和や口臭の予防のために、この時期の歯磨きはとても大切です。子犬の歯磨き方法を4つ紹介しましょう。
子犬の乳歯の歯磨き方法1:子犬のうちに習慣づけておく
小さい頃から歯磨きを習慣づけるため、生え変わりの時期に歯磨きをはじめましょう。歯の健康は他の病気の予防のためにも非常に大切です。
お散歩の前が歯磨きをするのにベストなタイミングです。歯磨きからお散歩までを一連の流れとして覚えさせましょう。
お散歩の前が歯磨きをするのにベストなタイミングです。歯磨きからお散歩までを一連の流れとして覚えさせましょう。
子犬の乳歯の歯磨き方法2:ガーゼからはじめる
子犬は歯ブラシを嫌がることも多いため、まずはガーゼでの歯磨きからはじめてみましょう。
多くの犬は口の周りを触られることを嫌がります。
日々のスキンシップの一環として、指や手のひらで子犬の口の周りを触る機会を増やし、口に触られることになれてもらうことも大切です。
多くの犬は口の周りを触られることを嫌がります。
日々のスキンシップの一環として、指や手のひらで子犬の口の周りを触る機会を増やし、口に触られることになれてもらうことも大切です。
子犬の乳歯の歯磨き方法3:市販のデンタルグッズを使う
歯ブラシが苦手な子には、歯磨き専用ガムや歯磨きおもちゃなど、市販のデンタルグッズを使うことも有効です。
歯磨き専用ガムは愛犬がおいしいと感じる味で、かつ効能が証明されているものを選びましょう。また、歯磨き専用ガムを噛ませているときは、できるだけ目を離さないようにして、1日に1本から2本と、数を決めて与えるようにしてください。
噛み付いて遊ぶだけで歯磨きができるような歯磨き用おもちゃもあります。犬種にあったものを選ばなければ、歯がかけてしまう原因となるので注意してください。
歯磨き専用ガムや歯磨き用おもちゃでは、歯の細かい隙間まではケアできません。成犬になってからの虫歯予防のため、デンタルグッズに頼り切らず、歯ブラシに慣らす練習も続けてあげてください。
歯磨き専用ガムは愛犬がおいしいと感じる味で、かつ効能が証明されているものを選びましょう。また、歯磨き専用ガムを噛ませているときは、できるだけ目を離さないようにして、1日に1本から2本と、数を決めて与えるようにしてください。
噛み付いて遊ぶだけで歯磨きができるような歯磨き用おもちゃもあります。犬種にあったものを選ばなければ、歯がかけてしまう原因となるので注意してください。
歯磨き専用ガムや歯磨き用おもちゃでは、歯の細かい隙間まではケアできません。成犬になってからの虫歯予防のため、デンタルグッズに頼り切らず、歯ブラシに慣らす練習も続けてあげてください。
子犬の乳歯が生え変わる時期の注意点4つ
子犬の乳歯が生え変わる時期に、飼い主さんが注意しなければならないことをまとめました。正しい知識で不安や疑問を解消して、生え変わりの時期を楽しく乗り切りましょう♪
子犬の乳歯が生え変わる時期の注意点1:噛んでも怒らない
子犬が何かを噛んでも怒らないようにしてください。乳歯が生え始める生後1ヶ月ごろから永久歯に生え変わる生後6ヶ月頃まで、子犬はいろいろなものを噛むようになります。
乳歯がグラグラしてくると、歯茎がかゆくなるため、かゆみを解消するためにいろいろなものを噛むのは自然なことです。
噛むという行動は犬にとって必要なものなので、それを取り上げるのは望ましくありません。噛んでも良いおもちゃなどを与えてあげましょう。ただし、人の手などを噛む場合はしつけが必要です。
乳歯がグラグラしてくると、歯茎がかゆくなるため、かゆみを解消するためにいろいろなものを噛むのは自然なことです。
噛むという行動は犬にとって必要なものなので、それを取り上げるのは望ましくありません。噛んでも良いおもちゃなどを与えてあげましょう。ただし、人の手などを噛む場合はしつけが必要です。
子犬の乳歯が生え変わる時期の注意点2:ドッグフードが食べにくくないか様子をみる
子犬がドッグフードを食べにくそうにしていないか様子を見てあげてください。
子犬は、歯が抜ける時期になると、口の中の違和感やかゆみが原因で食欲が落ちたり、生えたばかりの永久歯が小さすぎるために歯並びがアンバランスになってドッグフードを食べにくそうにしたりすることがあります。
その場合は、ドライタイプのドッグフードならふやかしてから与えるか、ウエットフードを与えると良いでしょう。ドッグフードをふやかすときはぬるま湯を使います。
水だとふやかすことができない上に犬がお腹を壊してしまい、熱湯だとドッグフードに含まれる栄養素が破壊されてしまうためです。ぬるま湯でふやかしたとき、温かいままだと匂いが強烈になるため、一度、常温まで冷ましてから与えるようにしましょう。
子犬は、歯が抜ける時期になると、口の中の違和感やかゆみが原因で食欲が落ちたり、生えたばかりの永久歯が小さすぎるために歯並びがアンバランスになってドッグフードを食べにくそうにしたりすることがあります。
その場合は、ドライタイプのドッグフードならふやかしてから与えるか、ウエットフードを与えると良いでしょう。ドッグフードをふやかすときはぬるま湯を使います。
水だとふやかすことができない上に犬がお腹を壊してしまい、熱湯だとドッグフードに含まれる栄養素が破壊されてしまうためです。ぬるま湯でふやかしたとき、温かいままだと匂いが強烈になるため、一度、常温まで冷ましてから与えるようにしましょう。
子犬の乳歯が生え変わる時期の注意点3:デンタルチェックを受ける
子犬の間は、1ヶ月に1回くらい獣医さんでデンタルチェックを受けましょう。犬は、乳歯も永久歯も人間により本数が多く、わずか3日で歯石が作られてしまうため、細やかなデンタルケアが必要になります。
3歳以上の犬の80%以上が歯周病または歯周病予備軍だというデータもあるように、犬は歯周病になりやすい動物です。歯周病は、内臓の大きな病気の原因にもなるので、子犬の頃からの徹底的な予防が欠かせません。
定期的に獣医さんで、専門的なデンタルチェックを受けましょう。
3歳以上の犬の80%以上が歯周病または歯周病予備軍だというデータもあるように、犬は歯周病になりやすい動物です。歯周病は、内臓の大きな病気の原因にもなるので、子犬の頃からの徹底的な予防が欠かせません。
定期的に獣医さんで、専門的なデンタルチェックを受けましょう。
子犬の乳歯が生え変わる時期の注意点4:乳歯は飲み込んでも問題ない
子犬の乳歯は飲み込んでも問題ありません。
子犬の乳歯は遊んでいる途中や、食事の途中で抜けてしまうことが多いため、抜けても子犬はそのまま飲み込んでしまいます。
しかし、抜けた乳歯は飲み込んでしまっても、便といっしょに排出されるので、問題ありません。普段より多く出血していたり、口をモグモグさせていたりしたら、それは乳歯が抜けたサインです。
飲み込んでしまう前に抜けた乳歯を見つけられたら、保存しておくと良い記念になります。
子犬の乳歯は遊んでいる途中や、食事の途中で抜けてしまうことが多いため、抜けても子犬はそのまま飲み込んでしまいます。
しかし、抜けた乳歯は飲み込んでしまっても、便といっしょに排出されるので、問題ありません。普段より多く出血していたり、口をモグモグさせていたりしたら、それは乳歯が抜けたサインです。
飲み込んでしまう前に抜けた乳歯を見つけられたら、保存しておくと良い記念になります。
子犬の乳歯が抜けて血が出たときの対処法
子犬の入試が抜けて血がでたときはどうすればよいのでしょうか。出血は少量で、すぐに止まるので心配する必要はありませんが、いくつか注意しておくべきことがあります。
子犬の乳歯が抜けて血が出たときの対処法1:お口の中をチェックする
子犬のお口から血が出ていたら、必ずお口の中をチェックして、歯茎が腫れていないかどうか確認するようにしたください。
乳歯が抜けたことによる出血は問題ありませんが、歯茎が腫れている場合は、他の原因で出血している可能性があります。考えられるのは、歯周病や口内炎で出血している場合です。
腫瘍や怪我で出血している場合もあります。他の病気につながる恐れもあるので、乳歯が抜けたこと以外の原因でお口から出血している場合は、早めに適切な治療を受けることが大切です。
乳歯が抜けたことによる出血は問題ありませんが、歯茎が腫れている場合は、他の原因で出血している可能性があります。考えられるのは、歯周病や口内炎で出血している場合です。
腫瘍や怪我で出血している場合もあります。他の病気につながる恐れもあるので、乳歯が抜けたこと以外の原因でお口から出血している場合は、早めに適切な治療を受けることが大切です。
子犬の乳歯が抜けて血が出たときの対処法2:血液を付着したままにしない
子犬の乳歯が抜けたとき、口の周りやおもちゃに付着した血液をそのままにしないようにしましょう。犬の血液を媒介して人間に感染する病気もあります。
愛犬との暮らしを衛生的なものにするためにも、血液は付着したまま放置せず、きちんと拭き取るようにしましょう。
愛犬との暮らしを衛生的なものにするためにも、血液は付着したまま放置せず、きちんと拭き取るようにしましょう。
子犬の乳歯が抜けて血が出たときの対処法3:大量の場合は獣医さんへ
出血があまりに大量で、止まらない場合は、迷わず獣医さんへ行きましょう。乳歯が抜けたことによる出血は、ふつう少量で、それが凝固すればすぐに止まります。
出血が大量、またはなかなか止まらないという場合は、他の原因が考えられます。歯周病や口内炎などの口腔内の病気もあなどれません。
口腔内の病気は、放っておくと雑菌が血管に入り込んで、他の臓器の病気を引き起こす原因にもなるので、いつもとは違う症状に不安を覚えたら迷わず獣医さんに診てもらいましょう。
出血が大量、またはなかなか止まらないという場合は、他の原因が考えられます。歯周病や口内炎などの口腔内の病気もあなどれません。
口腔内の病気は、放っておくと雑菌が血管に入り込んで、他の臓器の病気を引き起こす原因にもなるので、いつもとは違う症状に不安を覚えたら迷わず獣医さんに診てもらいましょう。
子犬の乳歯は生え変わった後のケアが肝心
子犬の乳歯は生え変わった後のケアが大切です。
「歯牙脱換期」と呼ばれる生え変わりの時期が終わると、28本あった乳歯が抜け、新しく42本の永久歯が生えてきます。
14本も本数が増えた永久歯は、犬にとって非常に大切な存在です。生存に関わると言っても過言ではありません。
この永久歯を失うことは、犬にとって「死」を意味します。これから愛犬と楽しく暮らすために、永久歯のケアは飼い主さんのとても大切な役目だということを覚えておきましょう。
「歯牙脱換期」と呼ばれる生え変わりの時期が終わると、28本あった乳歯が抜け、新しく42本の永久歯が生えてきます。
14本も本数が増えた永久歯は、犬にとって非常に大切な存在です。生存に関わると言っても過言ではありません。
この永久歯を失うことは、犬にとって「死」を意味します。これから愛犬と楽しく暮らすために、永久歯のケアは飼い主さんのとても大切な役目だということを覚えておきましょう。