cms-import-animaroll-wp

犬がピーピー鳴くのはどうして?5つの理由と対処法をご紹介

犬がピーピー鳴く理由

犬の鳴き方にはいろいろなパターンがあります。クンクン、くーんくーん、ワンワンなどをはじめ、その時の自分の心情を飼い主や周囲の人に伝えるため、多彩な鳴き方に分けて訴えてきます。それぞれの鳴き方をしっかり把握しておき、愛犬の気持ちを理解しましょう。
犬がピーピー鳴く理由
  1. 犬がピーピー鳴く理由1:かまってほしい
  2. 犬がピーピー鳴く理由2:緊張や不安を感じている
  3. 犬がピーピー鳴く理由3:体調不良
  4. 犬がピーピー鳴く理由4:天候や環境の変化
  5. 犬がピーピー鳴く理由5:発情期

犬がピーピー鳴く理由1:かまってほしい

基本的に犬のピーピー鳴くのは、その時に不安が募っている時、何らかの物事に対する恐怖心が高まっている場合が多く、その気持ちを飼い主に一刻も早く伝えたい時に鳴くことが多いとされています。

しかし、犬の個別によってはその鳴き方にしてもパターン分けされることがあり、その時の感情の変化や体調の不調を訴えていることも見られます。ピーピー鳴く理由は総じて「かまってほしい」という気持ちを訴えており、何らかの自分の調子を飼い主に伝えています。

犬がピーピー鳴く理由2:緊張や不安を感じている

先でも触れましたが、犬がピーピー鳴く最も多くのパターンは、この緊張している時・何らかの物事に対して不安を感じている場合がよく見られます。特に環境がガラリと変わった時や、自分の知らない人がお客さんとして来ている時などに見られるでしょう。

また雷や豪雨の時などの、気候の変化によってピーピー鳴くことも多く見られます。気象が激しい時というのは犬の気持ちを大きく揺さぶるきっかけになることが多く、そんな場合の愛犬の気持ちを汲んであげましょう。

犬がピーピー鳴く理由3:体調不良

次に体調不良時の訴えですが、この場合もピーピー鳴くことはよく見られます。しかしこの場合の鳴き方にはさらに特徴があり、あまり長時間の鳴き方をしない点です。ただでさえ体が苦しい時・ツライ時となるため、鳴く気力も弱まっていることが考えられます。

そのためこの体調不良時の鳴き方を把握する際には、その前後の犬の行動パターンをしっかり観察しておき、日常の行動と少し違う場合・動きがスローな場合などを識別し、その微妙な変化をくみ取ることが大切です。

犬がピーピー鳴く理由4:天候や環境の変化

先述でもご紹介しましたが、多くの犬にとって天候や環境の変化というのは非常な恐怖心を与えるもので、特に雷・豪雨の時などは、ほとんどの犬がピーピー鳴く仕種を見せることでしょう。これには小型犬・大型犬の区別なく、犬本来の習性からそうなります。

犬はもちろん言葉を話すことができないので、このような鳴き方をもってでしか飼い主に自分の気持ちを訴えられません。そのためこの場合も、愛犬の細かな行動パターンを把握し、その心情を読み取ることが大切です。

犬がピーピー鳴く理由5:発情期

次に発情期の時の鳴き方ですが、この場合は一定の調子でずっと鳴き続けるパターンが多く見られます。その鳴き声のトーンに変化がほとんど見られず、特定の犬の周囲を追い駆け回したり、あるいは同じ場所にずっとたたずみながらピーピー鳴く仕種が見られます。

これは時期が過ぎれば収まるので、しばらく観察しておき、大らかに見守っておくより手立てはありません。しかし、どうしても鳴き声が気になる場合は動物病院に連れていき、それなりの対処をしてもらうと良いでしょう。

ピーピー鳴く以外の犬の気持ち

犬がピーピー鳴く仕種を見せる場合、まずはその鳴き声のトーンに注意する必要があります。高音でピーピー無く場合は主に「不安を感じている場合」が多く、何らかの対象を怖がっていたり、不安に思っていたりする場合がほとんどです。

1:「フーッ」とため息をつく

犬がフーッとため息をつくように鳴く場合、それは主にリラックスしている場合か、特定の物事をあきらめている場合の鳴き方になります。この鳴き方の違いは非常に微妙なものになり、また声のトーンもほぼ同じになるため、なかなか見分けがつきません。

このように鳴く場合でもやはり犬の行動を観察することが大切で、その鳴き方をずっと続けている場合は、とりあえずかまってやったり、散歩などに連れていって発散させてやると良いでしょう。

リラックスしている

犬がフーッと鳴く場合は、たいていがリラックスしている状態にあります。体が温められて安心し、寝る直前にこの鳴き方をすることも多く、その犬が置かれている状態を確認してみるとすぐにわかるでしょう。

リラックスしている時の犬はその表情に安堵感が出やすいもので、飼い主に寄り添っていたり、また特定の場所で仰向けに寝ていたりする場合がよく見られることでしょう。

あきらめている

ぱたんと床にお腹をつけながら、フーッと鳴くことも犬の行動には多く見られるでしょう。この行動は何かをあきらめた場合の行動に表れやすく、その行動をもって「残念」の気持ちを飼い主に伝えようとしています。

散歩に行けなかった時や、エサを与えてくれるかと思いきやくれなかった場合などを含め、気持ちが消沈する場合の鳴き方のパターンに見られるでしょう。稀にこの時でもピーピー鳴くことがあります。

疲れている

これはまさにため息をつく感じでフーッと鳴く様子です。散歩から帰ってきて体が疲れた時、何らかの体調不良の状態にある時、また特に暑い日などによく聞かれる鳴き方になります。この場合はピーピー鳴くことはほとんどなく、たいてい鳴き声自体が小さくなります。

また鳴く回数も少なくなるもので、体を動かすたびにフーッと鳴く素振りをしますが、それ以外のタイミングではほとんど鳴きません。このような犬特有の行動パターンを把握して犬の心情を察知してあげましょう。

2:「フン」と鼻を鳴らす

よく犬が口を閉じたまま鳴いたり、「ゴフッ」と中途半端な感じで鳴くことがありますが、これは基本的に自分の存在をアピールしている時の仕種・鳴き方となり、かまってほしい気持ちの訴えになります。

しかしその気持ちはそれほど大きなものではなく、「できればかまってほしい、もしどこかに行くなら自分も連れて行ってほしい」といった程度の、ライトな気持ちの現れになります。この場合もピーピー鳴くことはほとんどないでしょう。

かまってほしい

犬が鳴く場合は一般的に2パターンあります。1つ目のパターンは「かまってほしいアピール」をする時で、2つ目のパターンは「体調不良」を訴えている時です。この場合は当然1つ目のパターンが多く見られやすく、ピーピー鳴く場合もこの気持ちがよく見られます。

かまってほしい時の犬の鳴き方は実にさまざまなもので、その犬の個別性・性格によって大きく変わります。そのため、ピーピー鳴くからといって一概に「かまってほしいアピール」とは決めつけられず、やはりこの場合も前後の行動の観察が大切です。

存在のアピール

犬も猫と同じように、絶えず飼い主にかまってほしい気持ちを訴えているもので、そのアピールは主に鳴き声や体動によって示されます。この場合はフーッと鳴くパターン・ピーピー鳴くパターンなどをはじめ、いろいろなパターンによって鳴き方が変えられます。

特に自分が散歩へ行きたい時などはクルクル回りながら鳴いたり、わざわざ飼い主にすり寄って鳴くパターンが増えるもので、ピーピー鳴くよりもこの場合はワンワンと声高らかに吠える感じの鳴き方が多いでしょう。

3:「クーン」と鳴く

犬が「クーン」と鳴く理由の多くは、甘えたい場合・寂しがっている場合がほとんどです。この場合も飼い主がかまってやったり、あるいは飼い主の友人や、来客がかまってやるだけでも気持ちが収まることが多く、とにかく何らかのスキンシップを取ることが大事です。

犬は猫以上に寂しがり屋な生き物なので、絶えず飼い主が自分のそばにいないとダメな犬、また定期的に自分にかまってほしいという気持ちが強い犬などが多く、その気持ちをしっかり汲んであげることが大切です。

不安や恐怖を感じている

また「クーン」と鳴く場合のもう1つのパターンとしては、自信がない時・何かに恐怖している場合などがあります。この不安や恐怖感というのは、気持ち的な不安・恐怖の場合と、物理的な外部刺激から得られる不安・恐怖の場合とがあります。

環境が変わってしまった場合や、ぽつんと自分1人きりになってしまった場合などを含め、とにかく誰かがそばに居てほしい場合にこの鳴き方をします。

服従している

さらにこの「クーン」と鳴く際の犬の気持ちとして、飼い主に服従しているアピールを改めて示す場合、また何らかの強い生き物に降伏の気持ちを示す際などに聞かれます。主に野生の犬がこの鳴き方をする場合は服従の心を示す行動になるでしょう。

しかし、家庭でずっと過ごしている犬がこの服従心を示す場合はやはり「飼い主に対する自分の気持ち」を強くアピールし、飼い主との信頼関係をさらに深めたい場合の鳴き方になります。

おねだりしている

また何かをおねだりする際にも、「クーン」と鳴く場合があります。しかしこの場合は先述の場合とは違い、一定時間が過ぎればとたんに鳴き止むことがほとんどです。これは状況によってすぐわかる犬の心情になりますが、場合によっては理由がわからなくなります。

そのため、何をおねだりしているのかをしっかり把握することも大事で、犬のその鳴き方をし始める前後の行動をしっかり観察しておき、原因を突き止めておくことが重要になります。この場合でも、ピーピーと鳴く犬はちらほら見られます。

犬がピーピー鳴く時の対処法

犬がピーピー鳴く場合というのは、先でもご紹介しましたようにだいたい「かまってほしいアピール」をしている時か、何らかに対する「不安・恐怖」を示している場合になります。そのため、その理由をしっかり把握し、スムーズな対処法を会得しましょう。

犬がピーピー鳴く時の対処法1:叱らない

まず、犬がピーピー鳴く場合は飼い主への純粋な気持ちのアピールであることが多いため、安易に叱ったりしないことが大切です。その鳴き方を見ればわかりますが、その鳴き方をしている時の犬の表情や動きは、絶えず飼い主の顔をずっと見る上、そばに付き添います。

そんな時にすぐに叱ったりすると、犬としては「もう自分にかまってくれない」というあきらめの心が生まれたり、また絆・信頼関係にヒビが入ることがあるため、その点への注意が必要です。鳴いているその原因を突き止めましょう。

犬がピーピー鳴く時の対処法2:コミュニケーションをとる

犬が鳴く時はたいていかまってほしい気持ちのアピールが多いので、そんな時はできるだけスキンシップを図り、たくさんコミュニケーションを取ることが大切になります。特に散歩の時間を確保する上で、レジャーを楽しむ時間を作ってやると喜ぶでしょう。

犬は人間の生活に共存する上で、「自分の時間」をどういう形で確保するかが非常に重要になります。飼い主とのスキンシップの時間によって心境のバランスを図るため、コミュニケーションを常に取っておくことはどんな犬にとっても重要なポイントです。

犬がピーピー鳴く時の対処法3:不安を取り除いてあげる

そもそも犬が鳴く行為というのは、ピーピーでもクーンクーンでも、それなりの原因があるからに他なりません。つまり、その鳴いている原因そのものを除去しないことには収まらず、また繰り返しのパターンによって鳴く行為が続けられるだけのことになります。

そのため飼い主としては一刻も早く「鳴いている本当の原因」を見つけ出し、その原因・理由を解決してあげることが大事になります。これはそれぞれの犬の日常の行動パターンを把握することで発見しやすく、そのためのふれあいが必要です。

犬がピーピー鳴く時は叱らずコミュニケーションをとろう

いかがでしたか、今回は「犬がピーピー鳴くのはどうして?5つの理由と対処法をご紹介」と題して、「犬がピーピー鳴く理由と対策」についての詳細をはじめ、その際に参考にできる5つの理由と対処法とその注意点・環境設定の方法などについてご紹介しました。

犬がピーピー鳴く時というのは主に「かまってほしいアピール」と、「不安・恐怖を訴えている場合」がほとんどとなります。しかし、稀に違う気持ちで鳴いていることもあるので、その辺りの情報はスキンシップや日頃の観察によって補う必要があるでしょう。
モバイルバージョンを終了