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犬が信頼する主人にしかしない行動|しぐさからチェックしてみよう!

「犬の行動にはどんな意味がある?」
「主人を信頼しているしぐさは?」
「犬と信頼関係を築く方法はある?」
犬を飼ううえで気を付けたいことはたくさんありますが、このような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

本記事では犬との信頼関係の必要性と、犬が信頼する主人にしかしない行動について解説しています。犬から信頼を得るための方法も合わせて解説していますので、これから信頼を築いていこうという方にもおすすめです。

この記事を読むことによって犬に信頼されているかどうかを確認することができ、より良い信頼関係を築くことができるようになるでしょう。

犬の行動の意味や気持ちが知りたいとき、主人として信頼関係を築けているか確認したいときに、ぜひ参考にしてみてください。

なぜ犬との信頼関係が必要なの?

犬と暮らすうえで必要なのはしつけですが、しつけを行うには信頼関係が築けているかどうかが重要です。

ところかまわずトイレをしてしまったり、主人や他人を噛んでしまったりと困りごとが多ければ一緒に暮らすことはできません。散歩中に急に走り出したり道路に飛び出したりしてしまえば、危険にさらされることにも繋がります。

犬は元々群れで生活をしていた動物です。群れには必ずリーダーが存在し、同じ群れの仲間たちはリーダーに従い、リーダーはその群れの仲間たちを守るという役割を持っています。自分以外が信頼できるリーダーになってくれることで、犬は安心して過ごすことができるのです。

信頼関係を築き、犬のリーダーとなることでしつけをスムーズに行い、主人や周りの人だけでなく、犬自身も快適に、安全に過ごせる環境を作りましょう。

犬が信頼する主人にしかしない行動

目をみつめてきたり寝るときに寄りかかってきたりと、しぐさの中には犬が信頼する主人にしかしない行動があります。その行動にはどのような意味があるのでしょうか。

ここでは犬が信頼する主人にしかしない行動を紹介します。当てはまる行動が多ければ、犬から信頼されている主人と言えるでしょう。

お尻をくっつけ背を向ける

お尻など体の一部を密着させる行動は、主人の温もりを感じ安心できるからと言われています。背中は自分では守ることのできない部分です。知らない相手や敵に対して背を向けることは危険なため行いません。

無防備な背中を主人に向けるということは、犬が信頼する主人にしかしない行動のひとつと言えるでしょう。

頭を押し付けてくる

主人に頭を押し付ける行動は、愛情表現のひとつであると考えられます。甘えたい気持ちや撫でて欲しい気持ちが表れたものでしょう。

スキンシップを取りたがっている場合も考えられるので、アイコンタクトを取ったり撫でたりと愛情を返してあげるのも大切です。

寝るときに寄りかかってくる

動物にとって、寝るときが一番無防備で危険な状態です。無防備な状態のときに寄りかかって眠るということは、信頼の証であると言えます。

犬は元々群れで生活し、寄り添って眠ることで安心感を得ていました。寄りかかることで主人からの愛情を感じ、安全に眠れると感じているのでしょう。

目の前で仰向けになる

目の前で仰向けになる理由として、リラックスしている状態であることや、甘えたい心理があることがあげられます。柔らかいおなかは犬の弱点のひとつです。急所を見せるくらい主人を信頼し、安心感を抱いていると言えます。

体の敏感な部分も触らせる

犬が黙って体を触らせてくれるのは、主人を信頼している証拠です。口や口の周り、足先といった特に敏感な部分は触られるのを嫌がる犬もいます。そういった部分を触らせてくれる場合、信頼関係が築けていると言えるでしょう。

主人の膝に顎を乗せる

犬はリラックスしているときに顎を乗せることが多く、甘えたい、安心したいという感情も含まれています。犬の顎は外敵などの振動を察知する大切な部分でもあり、主人の膝に顎を乗せた場合、信頼や安心を感じているサインです。

顎ではなく両前足を乗せ、主人の上に乗るような姿勢になっている場合は注意が必要です。犬自身が主人よりも優位な立場であることを示している行為であると考えられます。

口の周りを舐めようとする

口の周りを舐めるという行為は、子犬のときに母犬に対して甘えるしぐさの名残と言われています。主人を母犬のように慕っている場合、ご飯をもらうために口の周りを舐めようとすることがあるでしょう。

口の周りを舐めることで、主人への愛情や信頼の気持ちをあらわしていると考えられます。

どんなシーンでも名前の呼びかけに振り向く

信頼している人や大好きな人に名前を呼ばれたら喜ぶものですが、どんなシーンでも名前の呼びかけに振り向くとしたら、犬が信頼する主人にしかしない行動と言えるでしょう。

例えば興奮している状態のときなど、名前の呼びかけに振り向くのであれば信頼度は高いと言えます。主人からの呼びかけが、何よりも大事だと認識している証です。

主人と離れてもリラックスしている

犬は群れで生活をしていた名残から、群れから離されると不安になる傾向があります。主人との信頼関係が築けていれば、主人が外出時なども吠えて取り乱すようなことはないでしょう。

主人が側にいなくてもリラックスして過ごせるのは、主人が必ず戻ってくると信頼しているからこそです。

お気に入りのものを持ってくる

お気に入りのものを持ってくる行動には、主人へのプレゼントや一緒に遊ぼうと誘っている場合があります。

また、狩猟犬だった時代の名残で、獲物を見つけて主人に持ってきている可能性も考えられます。おもちゃを獲物のように捕らえ主人の元へ持ってくることで、褒めてもらおうとしているのでしょう。

首を傾げるしぐさをする

犬が首を傾げるしぐさをしているときは、集中力が高まっている状態です。犬は首を傾げることで耳の位置や角度を調節し、音がどこから聞こえてくるのかを確かめようとします。

興味や関心を持っている相手の言葉を聞き取ろうとしたり、理解しようとしたりしているサインです。しつけをするタイミングとも言えます。

目を見つめてくる

人間と長く暮らしてきた犬たちは、アイコンタクトでのコミュニケーションが発達してきたと言われています。犬が主人を見つめたり見上げたりするのは、コミュニケーションをとろうとしていると考えられるでしょう。

仲間として認識している相手をじっと見つめる行為は、相手に愛情や信頼を伝えています。犬が見つめてきたときは、優しく見つめ返してあげましょう。愛情が深まりやすくなります。

餌を食べた後にすり寄ってくる

動物にとって、食事を摂ることは一番重要な行動です。食事のすぐ後にする行動は、犬の中で特に重要な行動であると言われています。

一番重要な行動の後に主人に寄って来ることは、主人のことを最も重要な存在として認識しているからこその行動であると言えます。ご飯を食べ終わった、という報告や、感謝の気持ちも表しているのでしょう。

犬から信頼を得る方法

犬が信頼する主人にしかしない行動を紹介してきましたが、いくつ当てはまったでしょうか。犬と生活するうえでお互いに信頼関係が築けていなければ、一緒に快適な毎日を送ることは難しくなります。

犬の信頼は、食事や散歩などの世話、危険な目に合わせていないか、一緒に楽しく遊んでいるかなど、日々の生活から少しずつ生まれるものです。

ここでは犬から信頼を得る方法を紹介します。当てはまる行動がなかった場合でも、今からでも遅くはありません。ポイントを押さえ、これから犬との信頼関係を築いていきましょう。

犬の嫌がる行動をしない

犬に信頼されるためには、まず犬の嫌がる行動をしないことが重要です。人間でも、嫌なことばかりする相手を信用することはできません。

犬にも個性があり、嫌がる行動はそれぞれです。例えば大きな声を嫌う犬もいれば、構われ過ぎるのを嫌う犬もいます。無理やり抱っこされるのを嫌がる犬もいるでしょう。

犬の嫌がる行動を見極め、主人側が控えるようにすることが大切です。

犬から発信されるボディランゲージを逃さない

言葉を発しない犬とコミュニケーションを取るのは難しいことです。そのため、犬の行動を読み取ることが大切です。

犬が見つめてきたときは、アイコンタクトで返しましょう。日頃からアイコンタクトを取ることを意識し、しっかりと目を見ながら話しかけたり名前を呼んだりすることも重要です。毎日少しずつでもスキンシップを取ることで、信頼と愛情が深まります。

一緒にいる時間を楽しむ

犬と主人が一緒に遊んだりスキンシップを取ったりと楽しんで触れ合う経験をすることで、犬は主人と一緒にいるだけで嬉しくなり満たされた気持ちになります。

フリスビーやアジリティなど、共通の目標を持って一緒に取り組むことも信頼関係を築くのにおすすめです。嗅覚を使うノーズワークは犬種や年齢に関係なく主人とコミュニケーションを取りながら行え、ストレスを発散する効果も期待できます。

決めたルールは常に守る

社会性の強い犬にとって、一貫性のない接し方はストレスを招きます。気分や感情によってルールが変わったり、そのときどきによって叱られることが違えば犬は混乱します。混乱した結果、無気力になったり行動が悪化したりといった事態を招く可能性があるのです。

決めたルールは常に守り、一貫性を持たせることで犬からの信頼を得ることができます。例えばソファーに乗るのがダメであれば、どんなときもダメとし、特別は作らないようにしましょう。

ストレスサインを見逃さない

犬がストレスや不安を感じたとき、それをボディランゲージで主人に伝えようとすることがあります。

例えば、あくびをしたり鼻先を舐めるしぐさなどは緊張や不安を感じているサインです。口を開けて荒い息をしたり、吠えたり咬みつくそぶりを見せたりといった威嚇行動もストレスを感じているサインでしょう。

主人はそのストレスサインに気づき、犬が何に対してストレスや不安を感じているかを理解するよう努めることが大切です。犬の不安を取り除き安心させてあげることで、信頼関係につながります。

叱り方に気を付ける

犬がやってはいけないことをしたとき、感情に任せて怒っても犬には伝わらない場合がほとんどです。犬にやってはいけないことを教える場合、叱り方とタイミングが重要になります。

犬がやってはいけないことをしたタイミングで、短い単語で叱りましょう。間を開けて後から叱っても、長い言葉で説明しても、犬には理解できません。犬への?り方を誤った場合、信頼関係を壊すことにもなりかねないので注意が必要です。

犬が発信するサインを理解して信頼関係を築こう

犬が信頼する主人にしかしない行動やしぐさの意味、犬から信頼を得る方法を紹介してきました。犬は人間の言葉を発することはできませんが、体全体で感情をあらわしています。しぐさや行動には意味があり、主人が読み取ってあげることが重要です。

子犬のころから信頼関係を築くことが大切ですが、成犬だからと諦める必要はありません。犬の性格を理解し、嫌がることや喜ぶことを知ることが信頼される主人になるための第一歩です。犬が発するサインを見逃さず、正しい信頼関係を築いていきましょう。
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