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犬の鳴き方がおかしいのはなぜ?愛犬の吠え方に隠された意味を理解しよう

犬がおかしい鳴き方をする理由とは?

愛犬が「ワンワン」と高い声で泣いたり、「ウーッ」と低い声で鳴いたり、おかしい鳴き方で鳴いたりすることがあります。

もし鳴き方で犬の気持ちがわかれば愛犬との絆が深まります。そこで今回は鳴き方に秘められた理由を理解しましょう。
犬がおかしい鳴き方をする理由7つ
  1. 「ワワワワワン」警戒しているから
  2. 「キャンキャン」嬉しくて興奮しているから
  3. 「キャン」痛いことがあったから
  4. 「キュンキュン」甘えているから
  5. 「ワウワウワウ」焦らさないで欲しいから
  6. 「グーグー」ふてくされているから
  7. 「キューンキューン」外でトイレがしたいから

犬がおかしい鳴き方をする理由1: 「ワワワワワン」警戒しているから

犬がおかしい鳴き方で、テンポの速い連続した低い声「ワワワワワン」と鳴くのは警戒心をいだいているからです。

例えば、自分の苦手な人や知らない人が来たり、玄関のチャイムが鳴ったとき、お散歩中に苦手な人や見知らぬ人に合ったときや聞いたことのない音や異変を感じたときに、警戒心から威嚇のような意味で力強く吠えます。

このようなおかしい鳴き方をしているときは、犬が危険を察知し、耳を立て周囲を警戒している様子がみられます。

犬がおかしい鳴き方をする理由2: 「キャンキャン」嬉しくて興奮しているから

犬が唸るとき、嬉しいときは、興奮して「キャンキャン」とおかしい鳴き方をするときがあります。

例えばいつも遊んでくれている人が来たときや、飼い主さんが仕事から帰ってきたときには「キャンキャン」と高い声でおかしい鳴き方をします。

嬉しい気持ちをあらわしており、このときにはじゃれて飛びついたり、思い切りしっぽを振っているなど、全身で喜びを表しています。

犬がおかしい鳴き方をする理由3: 「キャン」痛いことがあったから

犬が「キャン」と甲高い声でおかしい鳴き方をするときは、どこかに痛みがあるときです。

キャンと鳴くのは、ぶつけたりしたときや足を踏まれたときで、人間でいうと「イタッ」という声と同じことです。

特に心配することはありませんが、継続的に鳴いたり、甲高い声で「キャンキャン」「キャイーン」と繰り返しおかしい鳴き方をする場合は、ひどい痛みがある可能性があります。

足を引きずったり歩き方に違和感を感じた場合は、獣医師に相談しましょう。

犬がおかしい鳴き方をする理由4: 「キュンキュン」甘えているから

犬が甲高い声で「キュンキュン」とおかしい鳴き方をするときは甘えたい気持ちがあるからです。

キュンキュンとおかしい鳴き方をしているときは、寂しいことが多く、そのときは寂しさを解消してあげる工夫が必要です。わがままで要求していることもあります。

しかし、可愛さのあまりわがまま放題にしてしまうと、むだ吠えが多くなってしまうので注意が必要です。飼い主の毅然とした態度が必要になるときもあります。

また、甘えているときは鼻を鳴らすだけではなく、尻尾を大きく振ったり体をすり寄らせたり、全身を使って気持ちを表現します。

犬がおかしい鳴き方をする理由5: 「ワウワウワウ」焦らさないで欲しいから

甲高い声で「ワウワウワウ」とおかしい鳴き方をするのは、焦らさないで欲しいとおもっているからです。

特に食事のときによくする鳴き方です。「早くちょうだい」「焦らさないで」という意味で、姿勢は若干前のめりで、その場で足をパタパタと足踏みします。

また、「フンフン」と鼻をならすときもあります。これも「焦らさないでほしい」という意味があります。

このときの犬は、モジモジと落ち着かないそぶりをしていることが多いので、合わせて判断してみましょう。

犬がおかしい鳴き方をする理由6: 「グーグー」ふてくされているから

おかしい鳴き方で「グーグー」と鳴いている場合は、ふてくされているからです。鳴き声というよりは、鼻を「グーグー」と鳴らす感じです。

床にペッタリと伏せて上目遣いをしたり、目を合わせなかったりなどして、飼い主を無視したり、寝たふりをするなどといった行動が見られます。

これは、すねているサインで「甘えたい」アピールでもあります。

犬がおかしい鳴き方をする理由7: 「キューンキューン」外でトイレがしたいから

犬が「キューンキューン」とおかしい鳴き方をするのは、おねだりしたいときです。

例えば、「外でトイレがしたい」「こっちにきて遊びたい」「おやつが欲しい」などの要求の意味が含まれ、飼い主の気を引きたいときです。

犬が可愛らしく鳴いているところを見ると、つい甘やかしてしまいたくなりますが、この鳴き声に頻繁に飼い主が反応してしまうと、「鳴けば飼い主が構ってくれる」と学習してしまうため、注意が必要です。

犬の鳴き声によって起きる問題点と対処法とは?

犬にとって鳴くことは感情表現で、飼い主にアピールしている証拠です。おかしい鳴き方をすると飼い主は「どうしたんだろう」と思います。

しかし、その鳴き声が問題をおこすこともあります。犬の鳴き声によって起きる問題点と対処法についてみていきましょう。
犬の鳴き声によって起きる問題点4つと対処法
  1. 隣人からの苦情
  2. むだ吠えに繋がる
  3. トイレの失敗
  4. 他の犬と喧嘩

犬の鳴き声によって起きる問題点と対処法1:隣人からの苦情

犬を飼っていると、どうしても鳴き声が響いてしまいます。犬が大好きな人はそんなに気になりませんが、あまり好きじゃない人は騒音だと感じてしまいます。

場合によっては、隣人から「犬の鳴き声がうるさい」と苦情を言われることがあります。

そうならないために、防音カーテンや壁に吸音パネルをはるとよいでしょう。その上で、無駄吠えや夜遅くに吠えることはしつけでやめさせる必要があります。

犬の鳴き声によって起きる問題点と対処法2: むだ吠えに繋がる

むだ吠えをするのには、要求・警戒・不安・興奮などさまざまな理由があります。まずは愛犬がなぜおかしい鳴き方で鳴いているのかを考え、適したしつけ方法で改善していきましょう。

例えば、要求吠えの場合、大体が甘やかしてワガママになっている状態です。吠えて催促をしても叶えてもらえないと学習させることが大切です。

警戒心からくる吠えは、まず愛犬を座らせ落ち着かせてからおやつをあげましょう。落ち着いていれば良いことがあると教えてあげましょう。

犬のむだ吠えは、甘やかしや警戒心が一番の原因なので、きちんとしつけましょう。

犬の鳴き声によって起きる問題点と対処法3:トイレの失敗

飼い主にべったりの犬は、飼い主がいなくなってしまうと、寂しさで不安になって大きな声で鳴くことがあります。

犬は、そんな寂しさから部屋中をいたずらでくちゃくちゃにしたり、トイレに失敗してしまうことがあります。

「粗相をすると叱られるけど構ってもらえる」と犬が勘違いしてしまい、行動がさらに続いてしまう可能性があります。

そうならないために、甘やかさずに適度な距離感を保つことが大切です。少しずつ寂しさを我慢できるようにしつけましょう。

犬の鳴き声によって起きる問題点と対処法4:他の犬と喧嘩

犬同士が大きな声で鳴いて喧嘩しているところを見たことがある方もいらっしゃるでしょう。散歩で出会う犬にすぐ喧嘩を売ってしまう犬は、臆病で怖がりな性格であり、そして社会性に欠けています。

また、主従関係の順位を付けるために喧嘩をすることもあります。さらに、遊びの延長でじゃれ合って喧嘩のようなことをする場合もあります。

このような場合、飼い主の「待て」や「来い」などの命令に従うようにしつけをしておけば、他の犬が攻撃してきたときにも、飼い主が制止して回避できます。

犬の鳴き方が普段と違う時は、放置せず犬の気持ちを理解するよう努めよう

犬のおかしい鳴き声は、犬の感情の表れです。ワンワンやキャンキャン、低い声や高い声など、それぞれいろいろな鳴き方があります。

犬の鳴き方が普段と違うときは、放置せずに犬の気持ちを理解するようにすると、さらに親しみがわき可愛く思えるでしょう。

しかし、かわいいからと甘やかすと、むだ吠えしてしまうので気を付けなければなりません。犬と適度に距離感を保って、接することを心がけましょう。
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