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犬は汚い場所が好き?!汚いものを好む理由と人が犬を汚いと感じるとき7選

犬が汚いと思われる理由とは?

犬好きな人にとって、愛犬は可愛らしくとても大切な存在ですが、残念ながら犬のことを「汚い」「触りたくない」と考えている人も一定数存在します。

犬が汚いと思われる理由としてまず挙げられるのが、犬は人間のように毎日お風呂に入らないからということです。

そもそも、犬は汗をほとんどかかないため人間のように毎日お風呂に入る必要がありませんが、それによって犬特有の体臭がしてしまっているのは事実です。

また、犬は嗅覚が人間よりも発達しており、飼い主さんの靴下や汗・匂いの染みついた肌着を「よい匂い」と感じて収集したりなめたりする習性があることも、犬が一部の人から汚いと思われてしまう理由でしょう。

犬が汚いところが好きな理由3つ

犬が汚いと思われる理由のひとつに、土や砂場など汚れやすい場所を好むからということも含まれます。

では、そもそもなぜ犬は人間からすると「汚い」と思える場所を好むのでしょうか?犬ならではの習性を知らないことには、犬の行動の理由をよく理解することはできないでしょう。

ここからは犬が汚い所を好む理由について解説していますので、犬のことをただ汚いと思わず、ぜひその習性や考え方について理解をしてあげてみてください。

犬が汚いところが好きな理由1:汚いというより自分の匂いが好き

犬が汚いところが好きな理由としてまず挙げられるのが、汚い場所というよりもむしろ自分の匂いが好きだからということです。

よだれや体毛でぐちゃぐちゃになったブランケットやおもちゃは、人間からすると「汚い」と思えるでしょうが、犬からすると自分の匂いが染みついた安心できるお気に入りのものにほかなりません。

犬は嗅覚が発達しており、特に自分の匂いを心地よく感じるため、このようなものを好むのでしょう。

犬が汚いところが好きな理由2:自分の匂いで安心する

自分の匂いで安心するからというのも、犬が汚いところを好む理由のひとつとして考えられるでしょう。

人間からすると、自分のトイレ場所で寝る犬は汚いように思えますが、犬からすると自分の匂いがたっぷりと染みついた場所は決して汚くはなく、安心してリラックスできる居心地の良い場所です。

犬は自分の匂いをマーキングすることでテリトリーを主張する習性があるため、外敵が特にいなくとも自分の匂いがする場所に安心を感じるのでしょう。

犬が汚いところが好きな理由3:野生の本能

犬が汚いところを好む理由のひとつとして、野生の本能であるということも挙げられます。

犬はもともと群れを作って狩猟をして暮らしていた動物であり、その中で外敵から襲われることも少なくなかったため、自分の身を守るために狭くて自分の匂いが染みついた場所や四方八方を囲まれた場所を好む習性があります。

また、暑い季節には土を掘って寝床を作り、体温調整もかねて外敵から身を隠すこともあったため、このような野生時代の本能ゆえに今でも土や砂場・泥などの汚い場所を好むのでしょう。

犬が汚いと思われる原因3選

愛犬家からすると受け入れがたい事実ではありますが、犬のことを汚い不衛生な生き物だとネガティブなイメージを持っている人も存在します。

「犬は汚いから」という理由で犬嫌いになっている人もいることでしょう。では、このような人々はなぜ犬のことを汚いと思うのでしょうか?

ここからは、犬が汚いと思われてしまう主な原因をピックアップしてご紹介していきます。

犬が汚いと思われる原因1:人間のように靴を履く習慣がない

犬が汚いと思われる主な原因としてまずご紹介したいのが、人間のように靴を履く習慣がないからということです。

犬は毎日散歩が必要な動物ですが、人のように靴を履くことがないため、いわば裸足の状態で土や泥、汚れた道路の上を歩くことになります。

多くの飼い主さんは散歩が終わるとティッシュなどで手足を拭いてあげるものですが、それでも犬を飼っていない人からすると「裸足で歩く犬は汚れているから近寄りたくない」と感じてしまうことでしょう。

また、犬を室内飼いにしている人であっても、犬の足が汚いという理由で自分のベッドに犬を寝かせたがらない人も存在します。

犬が汚いと思われる原因2:人間のように排泄物の処理をしない

人間のように排泄物の処理をしないからというのも、犬が汚いと思われる原因のひとつとして考えられるでしょう。

犬は人間のように水洗トイレを使ってうんちやおしっこを自分で処理することはないため、犬に接し慣れていない人からすると犬は汚い動物に感じられます。

とりわけ室内飼いをされている犬に関しては、「部屋の中でおしっこやうんちをするなんて汚いし不衛生で考えられない」と考えている人も少なくないことでしょう。

犬が汚いと思われる原因3:どこでも舐める

犬が汚いと思われる原因のひとつとして、どこでも舐めるからということも挙げられるでしょう。

犬は他の犬がおしっこをした後の電柱や虫のついた草花を散歩中に頻繁に舐めるものですし、時には自分のしたウンチやおしっこの匂いを確かめつつぺろりとそれを舐めることもあります。

人間の感覚からすると、このような汚いものを舐めるというのはありえない行為ですので、犬のそのような行動を受け入れることができず「汚い」と感じてしまいがちです。

人が犬を汚いと感じるとき6選

では、どのような時に人は犬のことを「可愛い」ではなく「汚い」と感じてしまうのでしょうか?

ここからは、人が犬を汚いと感じる時についてパターン別にご紹介していきます。

犬嫌いな人を愛犬と会わせる時に汚いと思われてしまわないように、飼い主さんはぜひ以下をチェックしてみてください。

人が犬を汚いと感じるとき1:排泄物の処理がされていない

人が犬を汚いと感じるときとしてまず挙げられるのが、排泄物の処理がきちんとなされていないということです。

特に室内外をしている場合、飼い主さんが糞尿の処理を行っていなければどんどん汚くなってしまいます。

この場合、犬が悪いわけでは決してなく、その犬を飼っている飼い主さんに全ての責任があることを忘れてはなりません。

トイプードルなど綺麗好きな性格をしている犬は、排泄物の処理がきちんとなされていないトイレを使いたがらず、フローリングなどの上でやむを得ずトイレをすることも少なくありません。

それによって余計に「所かまわずトイレをして汚い」「不衛生だ」と感じてしまいかねないでしょう。

人が犬を汚いと感じるとき2:毛があちこちに落ちている

毛があちこちに落ちているというのも、人が犬を汚いと感じるときとして挙げられるでしょう。

とりわけダブルコートの犬は季節の変わり目に体毛が生え変わるため、毎日ブラッシングをしていても毛が大量に抜けて、ソファをはじめとする家具から床に至るまで、あらゆる場所を汚してしまいます。

潔癖症な人ならば、毛が少しでも衣服や体につくのが汚いと感じて我慢できなくなってしまうでしょう。

人が犬を汚いと感じるとき3:ふけが多い・体臭がする

人が犬を汚いと感じるときとして、ふけが多かったり体臭がするというパターンも含まれるでしょう。

飼い主さんがシャンプーやブラッシングなどのお世話を怠っている場合、犬からは強い体臭がしたりふけが多く出てしまいやすくなります。

なお、ふけが多く体臭がするというのは犬の責任ではなく、劣悪な環境で飼育をしてきちんと犬のお世話をしない飼い主さんの責任であることも知っておきたいものでしょう。

人が犬を汚いと感じるとき4:下に落ちているものを食べる

道路や床に落ちているものを平気で拾い食いするというのも、犬が人から汚いと思われてしまう理由のひとつでしょう。

もちろんきちんとしつけられた犬は拾い食いをすることはありませんが、しつけが不十分な犬や子犬は土や道路に落ちているものを拾って食べてしまいます。

人間の一般的な感覚からすると、落ちているものを食べるのは不衛生な行為にほかならないため、犬のこのような行動が理解できず汚いと感じてしまいがちです。

人が犬を汚いと感じるとき5:お尻を舐めた舌で顔をなめる

人が犬を汚いと感じるときとして、お尻を舐めた舌でこちらの顔を舐めてくるということも含まれるでしょう。

犬は自分のお尻や体を舐めた後に、愛情表現の一環として人間の顔や口元をぺろぺろと舐めてくれることがありますが、人間からすると「その舌はさっき汚い部分を舐めていたのに」と汚く感じてしまいます。

また、グルーミングをしたところを見ていなかったとしても、犬からぺろぺろと顔を舐められることに汚いと抵抗感を感じる人も少なくないでしょう。

人が犬を汚いと感じるとき6:犬が嫌い

そもそも犬が嫌いであるというのも、人が犬を汚いと感じる原因のひとつに数えられます。

犬好きの人からすると愛犬の体臭はとても心地よくいい匂いに感じられる物ですが、犬嫌いな人からすると犬の匂いは悪臭に思えてしかたがないでしょう。

また、犬は土や泥の上を平気で歩いて散歩をしたり、おしっこやうんちをしたシートの上を踏んでしまうこともあるため、犬嫌いな人からすると犬はとても不衛生な生き物に思えてしまいます。

犬が苦手な臭い

犬は人の何十倍も何百倍も優れた嗅覚を持っているため、匂いにも敏感です。では、犬はどのような匂いを嫌うのでしょうか?

ここからは犬が嫌いなにおいについて徹底解説していきますので、犬を飼っている方は以下で取り上げるような匂いはできるだけ避けてあげるようにしましょう。

犬が苦手な臭い1:香水や洗剤・消臭剤・芳香剤

犬が嫌いな匂いとしてまず挙げられるのが、香水や洗剤・消臭剤・芳香剤といった人工的な香料が使われているものです。

人間からすると「いい香り」「心地よい」と感じる香料であっても、犬からするときつくて気分がくらくらと悪くなるような悪臭にほかなりません。

犬が寝る時に使うブランケットやベッドを香りの強い柔軟剤や洗剤で洗ってしまうと、犬は悪臭ゆえにそれらを使ってくれなくなるでしょう。

また、寝室に香りのするリネンスプレーや芳香剤などを置くと、犬が一緒に寝てくれなくなることもよくあります。

犬が苦手な臭い2:アルコール

アルコールも犬が苦手な匂いのひとつに数えられるでしょう。

犬はお酒といったアルコール類を飲むと体を壊してしまうため、犬は本能的にアルコールの匂いを嫌います。

そのため、飼い主さんがお酒をたくさん飲んで帰ってくると、いつもは喜んでぺろぺろと舐めてお出迎えをしてくれる犬であっても飼い主さんから距離を取ろうとすることもあります。

犬が苦手な臭い3:メントール

犬が苦手な匂いのひとつとして、メントール類も挙げられるでしょう。メントールをはじめとして、ハッカ油やミントなど清涼感が強すぎるものは犬の嫌う匂いです。

虫よけスプレーとしてこのような香りのアイテムを犬の散歩時に使おうと考えている飼い主さんも少なくありませんが、犬用に香りが調整されたものでなければ犬は嫌がってしまうでしょう。

犬が苦手な臭い4:酢

犬が嫌う匂いのひとつとして忘れてはならないのが、お酢です。

お酢は酸っぱく酸味がありますが、酸っぱい匂いは腐った食べ物を連想させるため、犬は本能的にこのようなものを嫌います。

というのも、野生だった頃に生肉などから酸っぱい匂いがただよってくるということは腐っていて食べると体に悪影響を及ぼすということを学んでいるからであり、その本能が今も犬をお酢嫌いにさせるのでしょう。

犬が好きな臭い

以上では犬の嫌いな匂いについてご紹介してきましたが、では反対に、犬の好きな匂いとはどのようなものなのでしょうか。

ここからは犬が好む匂いについてご紹介していきますので、犬をもっと快適に過ごさせるためにも、犬を飼っている方はぜひチェックしてみてください。

犬が好きな臭い1:自分の匂い

犬が好きな匂いとしてまず挙げられるのが、当然ながら自分の匂いです。

犬は自分の匂いがする場所を自分にとっての安全地帯と認識し、リラックスすることができます。

そのため、旅行・出張などでペットホテルや知人の家にどうしても預けなければならない時には、少しでも犬の不安感を和らげるために犬の匂いのついたおもちゃやブランケットを持参しておくとよいでしょう。

犬が好きな臭い2:人間の汗

人間の汗も、犬が好む匂いのひとつに含まれるでしょう。人間の汗はしょっぱくその人の体臭がよく表れているため、犬にとって好きな人であればあるほどその人の汗は心地よいものに感じられます。

とりわけ、汗のしみ込んだ肌着や靴下からは大好きな飼い主の匂いがするため、犬は飼い主が脱いだ服を脱衣所などからゲットして自分の寝床に持っていくこともよくあります。

犬が好きな臭い3:美味しい料理の匂い

犬が好きな匂いのひとつとして、美味しい料理の匂いも挙げられるでしょう。

犬は人間よりもずっと嗅覚が発達していますので、台所から離れたところにいても飼い主さんが料理をしているとすぐに気が付き、美味しそうな匂いのする台所へかけつけます。

とりわけ、お肉の匂いや甘いお菓子の匂いに犬は魅了される傾向にあります。

犬が好きな臭い4:他の動物の匂い

他の動物の匂いも、犬が好きな匂いのひとつに数えられるでしょう。

犬は好奇心旺盛な生き物ですので、他の動物の匂いをクンクンと嗅いではその匂いからさまざまな情報を読み取ろうとします。

犬が散歩中に電柱や茂みの匂いをクンクンと嗅ぐのは、マーキングをする場所を探しているのに加えて、他の犬や動物がした糞尿の匂いを嗅いで情報収集をしているのでしょう。

犬も動物!動物本能や習性を理解しよう

今回は犬が汚いと思われる理由や土や泥など汚い場所を好む理由などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

犬は人間と比べるとかなり嗅覚が発達しており、また動物的な本能を持っているため、特定の匂いを好みます。

飼い主さんからすると汗の染みついた服を犬が好むのは汚いと感じるでしょうが、それは飼い主さんの匂いが大好きだという犬の健気な愛情表現でもあります。

犬の習性や本能を学べば、犬の行動についてもっと理解することができるでしょう。
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