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なぜ犬は隠れるのか?犬が隠れる理由と犬が隠れたときの対処法をご紹介

犬が隠れる理由

「犬が家具やブランケットの陰に隠れるのはなぜだろう?」と疑問に感じたことのある飼い主さんもきっと多いはずです。

ここではまず、犬が物陰などに隠れる主な理由とその時の気持ちについてご紹介していきます。
犬が隠れる理由
  • 物音にびっくりしたから
  • 恐怖
  • 狭いところが好き
  • 習性
  • 飼い主さんの気を引きた
  • 好奇心

犬が隠れる理由1:物音に驚いた

犬が隠れる理由としてまず知っておきたいのが、物音に驚いたからということです。

怖がりな性格をしている犬や、心に傷を負った元保護犬などはちょっとした物音であっても恐怖や不安を感じやすく、自分の身を守るための防衛本能として物陰に隠れることが多くあります。

ショックの度合いが強ければ強いほど、体がぶるぶると震えるなど、隠れるという行為以外にも恐怖を感じている仕草を見せることでしょう。

この場合は、隠れる犬を無理やり暴こうとせず、優しく声をかけたりリラックスさせてあげることが不可欠です。

犬が隠れる理由2:恐怖

恐怖を感じているというのも、犬が隠れる理由のひとつとして挙げられます。

飼い主さんの外出中にいたずらをしてしまい、飼い主さんが帰宅してそれに気づくと、犬は「怒られる」と恐怖を感じて物陰に隠れるでしょう。

賢いからこそ、飼い主さんの感情を敏感に察知して恐怖を抱き、物陰に隠れるのだとも言えます。

また、夫婦喧嘩など家族が口論をしているところを見ると、犬は「怖い」「どうしちゃったの?」と恐怖を感じて物陰に隠れることもよくあります。

犬が隠れる理由3:狭いところが好き

犬が隠れる理由のひとつとして、単純に狭いところが好きだからということも考えられます。

どちらかと言うと怖がりな性格や人見知りな性格をしている犬は、広い場所よりも自分の身を外敵から隠すことのできる狭い場所を好み、安心感を覚えることでしょう。

とりわけ、新居に引っ越したばかりの頃や家に迎え入れられたばかりで自分の置かれた環境にまだ慣れていない状況では、狭いところや隠れることのできる場所を好みます。

犬が隠れる理由4:習性

ただ単なる習性であるというのも、犬が隠れる理由のひとつに数えられるでしょう。

犬種や個体差によっては生まれつき警戒心の強い犬もおり、このような犬は動物的な本能や習性として自分の身を隠すことのできる場所を好む傾向があります。

特に恐怖や不安・ストレスを感じているというわけではなく、なんとなく落ち着くから隠れるというパターンですので、心配したり問題視する必要はありません。

犬が隠れる理由5:飼い主さんの気を引きたい

犬が隠れる理由のひとつとしてご紹介したいのが、飼い主さんの気を引きたいからということです。

以前たまたま姿が見えないことで飼い主さんが自分のことを探してくれて構ってくれたという経験をすると、犬は「隠れることで飼い主さんの関心を惹きつけることができる」と学習し、それ以降も意図的に隠れることがあります。

「大好きな飼い主さんに自分のことを注目してもらいたい」という、犬なりの健気な愛情表現とも言えるでしょう。

犬が隠れる理由6:好奇心

好奇心が強いというのも、犬が隠れる理由のひとつとして挙げられるでしょう。

好奇心の強い犬は、狭い場所などに興味をもって体を入り込ませたがるので、結果的に体が隠れるという状態になりがちです。

また、「隠れることで飼い主さんがどのような反応をするのだろう?」という興味から、あえて隠れる犬も少数ながら存在することでしょう。

犬が隠れたときの対処法

以上でご紹介したように、犬が隠れる理由はさまざまであり、恐怖や緊張などから隠れるというパターンもあります。

ここからは犬が隠れる時の対処法についてご紹介していきますので、ぜひ参考になさってみてください。

犬が隠れたときの対処法1:自分から出てくるのを待つ

犬が隠れた時の対処法としてまずしたいのが、自分から出てくるのを待ってあげるということです。

物音などに驚いて恐怖や不安を感じて隠れている場合、無理やり隠れ場所から犬を外に出そうとすると余計にストレスを与えてしまいます。

だからこそ、犬の気持ちを尊重して、犬が自分から出てくるのを待ってあげましょう。「大丈夫だよ」「怖くないよ」と優しく声をかけてあげると、犬は少し安心して出てくることでしょう。

犬が隠れたときの対処法2:気持ちが落ち着くのを待つ

気持ちが落ち着くまで待ってあげるというのも、犬が隠れた時の対処法のひとつに数えられるでしょう。

隠れるということは犬が恐怖や緊張などネガティブな感情を抱いているということですので、まずは犬の気持ちが落ち着くのを待つことが先決です。

犬が何に怯え何にストレスを感じているのかを正確に把握すること、その原因を取り除いてあげることで、犬の気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

犬の愛情表現5選

犬は大好きな飼い主さんに構ってもらいたいがために、あえて隠れることで気を引こうとすることがあります。

ここからは、犬のいじらしい愛情表現のサインや仕草についてチェックしておきましょう。

犬の愛情表現1:しっぽを振る

犬の愛情表現として最も有名でありオーソドックスなのが、しっぽを振るという仕草です。犬は好きな人を目の前にすると、「嬉しい」「大好き」という気持ちから無意識的にしっぽを振ります。

飼い主さんのことが大好きすぎる犬は、飼い主さんと目があっただけでも嬉しそうにしっぽをふりふりすることでしょう。

ただ、敵意や警戒心を抱いている相手に対してもしっぽを振ることがあるということも知っておきたいところです。

犬の愛情表現2:笑顔をみせる

笑顔を見せてくれるというのも、犬の愛情表現のひとつとして挙げられるでしょう。

「犬は人間のように笑うことはないのでは?」と思っている方もおられるでしょうが、実は犬は笑顔を頻繁に見せてくれます。

犬は嬉しい時や楽しい時に、大好きな飼い主さんに対して、とても愛らしい笑顔を見せます。その時の犬の表情は口を軽く開けて口角を上げ、目はキラキラと輝いていることでしょう。

犬の愛情表現3:スリスリする

犬の愛情表現のひとつとしてご紹介したいのが、体や顔などを飼い主さんにスリスリとこすりつけてくるということです。

体をスリスリとこすりつけることで、「大好きだよ」「構ってよ」とアピールをしたり、あるいは飼い主さんに撫でてもらいたいと考えているのでしょう。

加えて、大好きな飼い主さんの匂いを自分の体にいっぱいつけたいという理由も挙げられます。

犬の愛情表現4:仰向けでお腹を見せる

仰向けでお腹を無防備に見せてくれるというのも、犬の愛情表現のひとつとして知っておきたいポイントです。

犬にとってお腹は最も弱い場所ですので、それを無防備に見せたり撫でさせてくれるということは、全幅の信頼をこちらに寄せてくれていることの証拠に他なりません。

撫でるとすぐにごろんと仰向きになってお腹を見せてくれるのは、飼い主さんのことを心から愛し、リーダーとして認めてくれているからです。

犬の愛情表現5:顔をなめる

犬の愛情表現のひとつとして、顔をなめるというのも定番でしょう。口元や鼻などをぺろぺろとなめることで、犬は「大好きだよ」「一緒にいられてとても嬉しいよ」という愛情を精一杯伝えようとしてくれています。

また、飼い主さんが外出先から帰宅すると、犬は玄関で飼い主さんに飛びつきペロペロと顔をなめては「おかえり」「寂しかったよ」と自分の気持ちを伝えることでしょう。

私たち人間が恋人や家族などにキスをするのと同じ感覚だと言えます。

犬が隠れる理由を知ろう

今回は犬が隠れる理由やその時の気持ちに加えて、隠れて出てこない時の対処法などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。

犬が隠れる理由はさまざまですが、自分の置かれた環境に不安や緊張を感じていたり、恐怖心を抱いているがために狭い場所に入り込んで隠れてしまうこともあります。

この場合は犬にストレスを与えている原因を突き止め、それを解消したり犬から遠ざけることで、犬の気持ちを落ち着かせてあげることが必要です。
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