犬のしっぽが下がる理由7つ
犬のしっぽが下がる理由
- ストレス
- 強い不安
- 警戒心
- おびえ
- 服従や降参
- 気持ちが不安定
- 冷静、落ち着いている
犬のしっぽが下がるのは、マイナスの感情を抱いているからではないかと想像してしまいがちです。しかし、実際のところは状況によって大きく異なります。より正確に飼い犬の気持ちを知るためにも、今回は犬のしっぽが下がる理由について解説していきます。
犬のしっぽが下がる理由1:ストレスを感じている
犬もなんらかの原因でストレスを感じることがあります。もし、しっぽは力なくだらんとしているけれど、耳はピンとしているのであれば、ストレスが原因となっている可能性が高いです。
大きな音や慣れない環境などいくつかの理由があるため、言い切ることはできません。場合によっては周囲の音やモノではなく、飼い主さんに対してストレスを感じていることもあります。
しっぽが下がる前にどんなことがあったのか、どんなことをしていたのかを思い出しながら原因を突き止めていくようにしましょう。
大きな音や慣れない環境などいくつかの理由があるため、言い切ることはできません。場合によっては周囲の音やモノではなく、飼い主さんに対してストレスを感じていることもあります。
しっぽが下がる前にどんなことがあったのか、どんなことをしていたのかを思い出しながら原因を突き止めていくようにしましょう。
犬のしっぽが下がる理由2:強い不安を感じている
ストレスを感じているときと同じように、犬は突然の大きな音や飼い主さんに強く叱られたときに強い不安を感じます。下がるしっぽを足の間に隠し、お腹の方まで巻き込んでいる場合は、強い不安を抱いている証拠です。
ほかにも、痛い思いをしたときや怖い思いをしたときにも、巻き込むようなしっぽの下がり方をします。同時に耳も下がっていたり倒れていたりするので、しっぽだけではなく耳もチェックするようにしてみてください。
ほかにも、痛い思いをしたときや怖い思いをしたときにも、巻き込むようなしっぽの下がり方をします。同時に耳も下がっていたり倒れていたりするので、しっぽだけではなく耳もチェックするようにしてみてください。
犬のしっぽが下がる理由3:警戒心を抱いている
下がるしっぽを小刻みに振っているのであれば、警戒心を抱いている可能性があります。しっぽを振っているとうれしい、喜んでいるといったイメージがありますが、実は警戒しているときにもしっぽを振ります。
うれしいときなどは下がるしっぽを左右に大きくしっぽを振ります。しかし、知らない人や犬が来たときなどは、振り幅が小さく小刻みになります。嬉しそうに見えて実は警戒していたということはよくあることですので、よく覚えておきましょう。
うれしいときなどは下がるしっぽを左右に大きくしっぽを振ります。しかし、知らない人や犬が来たときなどは、振り幅が小さく小刻みになります。嬉しそうに見えて実は警戒していたということはよくあることですので、よく覚えておきましょう。
犬のしっぽが下がる理由4:おびえている
雷の音や動物病院に行くときなどにしっぽが下がる理由として考えられるのは、おびえです。強い恐怖を感じている場合、強い不安を感じているときと同じように、下がるしっぽを体の内側へと入れてしまいます。
状況によってはブルブルと体が震える、内側に隠したしっぽを丸めることもあるでしょう。とくに不安や恐怖を感じているときに見せる姿ですので、優しく接してあげることが大切です。
状況によってはブルブルと体が震える、内側に隠したしっぽを丸めることもあるでしょう。とくに不安や恐怖を感じているときに見せる姿ですので、優しく接してあげることが大切です。
犬のしっぽが下がる理由5:服従や降参を表している
飼い主さんに叱られてしまったときにも、しっぽを下げることがあります。ただ、この場合はネガティブな気持ちにではなく、反省や服従・降参しているという気持ちの表れです。
強く叱られたときには足の間にしっぽを入れてしまったり、表情もどことなく落ち込んでいるのがわかります。中には、お尻は上がっているのにしっぽは下がる、さらに耳も倒れているという体勢を取ることもあります。
強く叱られたときには足の間にしっぽを入れてしまったり、表情もどことなく落ち込んでいるのがわかります。中には、お尻は上がっているのにしっぽは下がる、さらに耳も倒れているという体勢を取ることもあります。
犬のしっぽが下がる理由6:気持ちが不安定になっている
初めて散歩に行くときや多くの犬がいる場所に行ったときなど、どうしたらいいのか分からないときにもしっぽは下がります。垂れるように下がることもあれば、お腹側にくっつけるようにして下げることもあるでしょう。
その他、引っ越しをした際にも気持ちが不安定になり、しっぽが下がることがあります。行ったことのない場所やしたことのない経験をさせるときは、犬の様子をしっかり観察するようにしてみてください。
その他、引っ越しをした際にも気持ちが不安定になり、しっぽが下がることがあります。行ったことのない場所やしたことのない経験をさせるときは、犬の様子をしっかり観察するようにしてみてください。
犬のしっぽが下がる理由7:冷静で落ち着いている
変な力を入れずに下がるしっぽは、冷静で落ち着いている状態を表しています。安定しているとてもいい状態ですので、心配する必要はありません。
また、年齢の高い犬の場合、老化によりしっぽが下がることもあります。その他、腰や頭なども下がってくるので、高齢犬なのでしたら年齢が関係していることも考えられます。
また、年齢の高い犬の場合、老化によりしっぽが下がることもあります。その他、腰や頭なども下がってくるので、高齢犬なのでしたら年齢が関係していることも考えられます。
犬のしっぽが下がる時の対処法
不安やストレスなどの理由でしっぽが下がるときは、状況に合わせて対処していくことが大切です。では、具体的にどうすれば下がるしっぽをいつもどおりにできるのかを、これから詳しく解説していきます。
犬のしっぽが下がる時の対処法1:安心させてあげる
しっぽが下がる理由が不安や恐怖なのであれば、優しく接して安心させてあげることが大切です。言い聞かせるようにしてなだめるのではなく、笑いかけてあげたりおもちゃで遊んであげてください。
中には、安心させるために同調するような言葉をかけたりもしますが、犬の気持ちに同調するのはよくありません。犬と同じ気持ちになって安心させようとしても、犬はさらに不安を感じるだけです。
そのため落ち着かせるときは、頼れる心強い飼い主さんという印象を与えるようにしましょう。
中には、安心させるために同調するような言葉をかけたりもしますが、犬の気持ちに同調するのはよくありません。犬と同じ気持ちになって安心させようとしても、犬はさらに不安を感じるだけです。
そのため落ち着かせるときは、頼れる心強い飼い主さんという印象を与えるようにしましょう。
犬のしっぽが下がる時の対処法2:抱えたストレスを取り除く
ストレスでしっぽが下がっているのであれば、原因となっているものを突き止め、取り除くことが大切です。運動不足なのであれば、おもちゃで遊んだり散歩に行くといいでしょう。
また、悪天候の日は必ず雨戸を閉めてそばにいるようにすると、大きな音に慣れていない犬でも安心できます。同時に、大きな音に怖がらないように訓練していくと、次第に克服できるようになるのでです。
ただし、訓練は無理のない範囲で少しずつおこなってください。
また、悪天候の日は必ず雨戸を閉めてそばにいるようにすると、大きな音に慣れていない犬でも安心できます。同時に、大きな音に怖がらないように訓練していくと、次第に克服できるようになるのでです。
ただし、訓練は無理のない範囲で少しずつおこなってください。
犬のしっぽが下がる時の対処法3:優しく撫でてあげる
飼い主さんがそばに来てただ撫でてあげるだけでも、言いようのない不安や恐怖などを解消してあげることができます。とくに今までしたことのない経験をさせる場合は、犬が慣れるまで注意深く観察し、安心できるようになるべくそばにいてあげることが大切です。
人間もしたことのない経験や怖い思い出があると、どうしても不安や恐怖を感じます。犬も同じですので、うまく解消できるように優しく撫でてあげましょう。不安などが取り除かれれば、またいつもの愛犬の姿を見られるようになるはずです。
人間もしたことのない経験や怖い思い出があると、どうしても不安や恐怖を感じます。犬も同じですので、うまく解消できるように優しく撫でてあげましょう。不安などが取り除かれれば、またいつもの愛犬の姿を見られるようになるはずです。
犬のしっぽが上がる理由
犬のしっぽが上がっていると、うれしい・楽しいといったプラスの感情を抱いている印象がありますが、実際はどうなのでしょうか。ここからは、犬のしっぽが上がる理由について解説していきます。
犬のしっぽが上がる理由1:興奮している
犬は、うれしい・楽しいときでも、威嚇をしているときでも興奮してしっぽを上げます。そのため、しっぽだけを見ていると、どちらの意味でしっぽを上げているのかよくわかりません。
もし、少し落とし気味にしながらしっぽを振っているのであれば、喜ぶ・楽しむといった意味の興奮をしています。しかし、しっぽを高く上げながら振っている場合は、攻撃的な意味の興奮をしている可能性があります。
他にも、鳴き声や耳、口元を見ることでどういった意味の興奮をしているのかがわかるので、一緒に観察するようにしましょう。
もし、少し落とし気味にしながらしっぽを振っているのであれば、喜ぶ・楽しむといった意味の興奮をしています。しかし、しっぽを高く上げながら振っている場合は、攻撃的な意味の興奮をしている可能性があります。
他にも、鳴き声や耳、口元を見ることでどういった意味の興奮をしているのかがわかるので、一緒に観察するようにしましょう。
犬のしっぽが上がる理由2:嬉しい
しっぽが上がるだけではなく、ブンブンと思いっきり振っているときは、心の底から喜んでいる証です。激しく振ることはなくても、上がったしっぽをパタパタさせていればうれしい気持ちを表していることがわかります。
喜んでくれるのはこちらとしてもうれしいですが、激しく喜んでいる時は注意が必要です。激しく喜んでいる犬に対して過度な対応を取ると、さらに興奮し、最終的には問題行動を起こすようになります。
ご近所さんに迷惑をかけてしまうこともあるので、構いすぎには注意してください。
喜んでくれるのはこちらとしてもうれしいですが、激しく喜んでいる時は注意が必要です。激しく喜んでいる犬に対して過度な対応を取ると、さらに興奮し、最終的には問題行動を起こすようになります。
ご近所さんに迷惑をかけてしまうこともあるので、構いすぎには注意してください。
犬のしっぽが上がる理由3:威嚇している
犬がしっぽをピンと立てて小刻みに振っている場合は、威嚇している可能性が高いです。しっぽの他に耳も立っており、吠えていたり唸り声を上げているのであれば、攻撃的になっている証です。
吠えていてもしっぽを振っていると、喜んでいると勘違いしてしまうことがあります。しかし、この考えは大きな間違いですので気を付けましょう。
もし、犬に威嚇されていると感じたときは、下手に刺激を与えずにその場から離れるようにしてください。
吠えていてもしっぽを振っていると、喜んでいると勘違いしてしまうことがあります。しかし、この考えは大きな間違いですので気を付けましょう。
もし、犬に威嚇されていると感じたときは、下手に刺激を与えずにその場から離れるようにしてください。
犬のしっぽは力まずに下がるのが理想
下がるしっぽの中でも力を入れずに下げている状態が、犬にとって一番リラックスしている状態です。下げ方が不自然だったり巻き込んでしまうのは、なにかしらネガティブな感情を抱いている可能性があります。
できるだけ安心して過ごせるように、異変を感じたら状況に合わせて対処していくようにしてください。また、飼い主さん自身も構い過ぎなどに注意し、少しでも愛犬が落ち着ける空間や時間を過ごせるよう心がけていきましょう。
できるだけ安心して過ごせるように、異変を感じたら状況に合わせて対処していくようにしてください。また、飼い主さん自身も構い過ぎなどに注意し、少しでも愛犬が落ち着ける空間や時間を過ごせるよう心がけていきましょう。