犬に野菜ジュースを与えてはいけない理由
市販で販売されている野菜ジュースは、あくまでも人間用です。犬には塩分や糖分が多すぎるため、市販の野菜ジュースはあげないほうがいいでしょう。
ただし、どうしても犬が野菜ジュースを好む場合は、あげないのもかわいそうだと感じてしまうのが飼い主心でしょう。そこで、どうしても野菜ジュースをあげたい場合は以下の内容に注意してください。
ただし、どうしても犬が野菜ジュースを好む場合は、あげないのもかわいそうだと感じてしまうのが飼い主心でしょう。そこで、どうしても野菜ジュースをあげたい場合は以下の内容に注意してください。
ナトリウムをチェック!
ナトリウム値とは、塩分濃度を表しています。犬の場合、体重1kgに対して1日50mgが必要になります。なお、ナトリウム50mg=塩分50mgではありません。実際の塩分はナトリウム(mg)×2,54÷1000で計算し、正確な数値を出しましょう。
ちなみに、だいたい体重が5kgの犬の場合は、ナトリウムが250mg、塩分は0,635gになりますので、目安にしてください。人間に比べると、ほぼ摂取していないような塩分です。
ちなみに、だいたい体重が5kgの犬の場合は、ナトリウムが250mg、塩分は0,635gになりますので、目安にしてください。人間に比べると、ほぼ摂取していないような塩分です。
糖分の取りすぎにも注意!
パッケージには砂糖不使用と書かれていても、ショ糖が入っている場合があるので注意しましょう。このショ糖とは、果物から取れた糖分のことであり、犬には砂糖と変わらず糖分となるため糖質の摂りすぎに繋がります。
飲みやすくなるため、ほとんどの野菜ジュースに入っていますので、しっかり確認することが大切です。なお、砂糖や塩分が何一つ入っていない野菜ジュースは、青汁のようなかなり苦く飲みづらいものが多いため、せっかく買っても飲まなかったということもあります。
飲みやすくなるため、ほとんどの野菜ジュースに入っていますので、しっかり確認することが大切です。なお、砂糖や塩分が何一つ入っていない野菜ジュースは、青汁のようなかなり苦く飲みづらいものが多いため、せっかく買っても飲まなかったということもあります。
犬に野菜は必要なの?
結論から言うと、与えたほうがいい食材です。犬は草食動物ではなく、人間と同じ雑食動物です。草食動物の場合、体内にある酵素のおかげで草の繊維などから栄養を摂取することができますが、我々雑食動物は草食動物のようにうまく酵素が働かないため栄養を摂取することができません。
しかし、そのおかげで消化しきれなかった食物繊維が腸を掃除し、便として排泄することができます。犬も同様で、便秘気味の子や便の量が少ない場合には積極的にあげるといいですが、必ずあげなければいけないわけではありません。
しかし、そのおかげで消化しきれなかった食物繊維が腸を掃除し、便として排泄することができます。犬も同様で、便秘気味の子や便の量が少ない場合には積極的にあげるといいですが、必ずあげなければいけないわけではありません。
野菜を食べてくれない
ドッグフードは犬にとって完全栄養食のため、必ず野菜をあげなければいけないわけではありません。ダイエット目的で野菜を食べて欲しい飼い主さんもおられますが、その場合はダイエットフードに置き換えるのも手段でしょう。
また、犬が高齢の場合は野菜を食べないのではなく食べられない可能性もあります。いずれの場合も、無理に与える必要はないでしょう。
また、犬が高齢の場合は野菜を食べないのではなく食べられない可能性もあります。いずれの場合も、無理に与える必要はないでしょう。
犬に野菜を与えるならどれくらい?
野菜を与える場合、ご飯として与えるのか、おやつやご褒美として与えるかドッグフードや手作りごはんかで量が異なってきます。手作りごはんの場合は、ごはんとして与えたほうがいいでしょう。与える量は、だいたい主食と野菜で3:1の割合になるようあげましょう。主食は脂質を抑えた鶏肉などのお肉にし、野菜は添える程度で良いでしょう。
ドッグフードを与えている家庭では、おやつやご褒美としてあげるといいでしょう。1cm程度の角切りにした野菜が食べやすいためです。なお、野菜を与えてから便秘をし始めた場合は、野菜の量を少し増やしてあげるといいでしょう。下痢をした場合は野菜の量を減らしてください。
ドッグフードを与えている家庭では、おやつやご褒美としてあげるといいでしょう。1cm程度の角切りにした野菜が食べやすいためです。なお、野菜を与えてから便秘をし始めた場合は、野菜の量を少し増やしてあげるといいでしょう。下痢をした場合は野菜の量を減らしてください。
犬に生の野菜をあげてもいいの?
消化
生野菜をあげても大丈夫ですが、犬は野菜類の消化は得意ではありません。肉食系雑食動物のため、場合によっては消化不良や下痢などの症状が出る場合もあります。このような症状が出た場合は生野菜をあげるのは控え、症状が続くようであれば獣医さんへ相談にいきましょう。
胸焼け
犬も脂っこい食べ物ばかりを食べていると胸焼けを起こします。散歩している最中に犬が雑草を食べようとしたことはありませんか。これは、胸焼けを直そうと、本能で食物繊維を摂取しようとしています。
雑草は何かついているか不安で、できれば食べさせたくはありません。そのため、このような仕草をした場合は生野菜をあげるといいでしょう。他にも、体毛を吐き出すため、ストレス解消や食感が気に入ってこのようなしぐさをする場合もあります。
雑草は何かついているか不安で、できれば食べさせたくはありません。そのため、このような仕草をした場合は生野菜をあげるといいでしょう。他にも、体毛を吐き出すため、ストレス解消や食感が気に入ってこのようなしぐさをする場合もあります。
犬もダイエットする時代!野菜はこちら
キャベツ
キャベツはさっと軽く茹でて、細かく刻んであげるといいでしょう。犬と相性のいい食物繊維のため、これまで犬に野菜をあげたことがない方は、初めにキャベツを与えて様子を見てもいいでしょう。
ただし、キャベツは生のままだと吐き戻しする犬が多いです。さっと茹でるか、ゆっくりと沸騰したお湯を回しかけるなどしてからあげましょう。
ただし、キャベツは生のままだと吐き戻しする犬が多いです。さっと茹でるか、ゆっくりと沸騰したお湯を回しかけるなどしてからあげましょう。
ブロッコリー
食べやすいブロッコリーですが、芯の部分は犬には食物繊維が多すぎるため、下痢などの症状が出やすいです。房の部分のみを茹でて与えましょう。
ブロッコリーにはビタミンCが多く含まれており、続けると毛艶もよくなってくるでしょう。
ブロッコリーにはビタミンCが多く含まれており、続けると毛艶もよくなってくるでしょう。
にんじん
にんじんには、目の良くない犬にとっては嬉しいβカロテンが豊富にあります。なお、このβカロテンは加熱したほうが吸収率があがりますので、さいの目状に細かく刻んでドッグフードに混ぜたり、スティック状にしておやつとして与えてもいいでしょう。
犬に!野菜チップス
フリーズドライ
市販でフリーズドライされた野菜チップスが売られています。40gで200円前後のため、手軽に購入しやすいでしょう。また、フリーズドライされた野菜は甘味や旨味が濃くなっており、野菜が苦手な犬に、なんとか食べて欲しい場合にもです。
自宅で野菜チップスを作る場合は、薄切りにスライスし、電子レンジで加熱すればすぐにできあがります。かぼちゃやにんじんがです。だいたい600wで3分ほどでできますので、余った野菜で挑戦してみてはいかがでしょうか。
自宅で野菜チップスを作る場合は、薄切りにスライスし、電子レンジで加熱すればすぐにできあがります。かぼちゃやにんじんがです。だいたい600wで3分ほどでできますので、余った野菜で挑戦してみてはいかがでしょうか。
絶対ダメ!犬に与えてはいけない野菜&果物
人は大丈夫でも犬が食べると毒となる野菜もあります。中でもネギは有名でしょう。他の野菜にも、犬が食べるにはリスクの高いものがいくつかあります。野菜に含まれている、アルカロイドという成分が、犬に毒性を示す場合があります。高齢や幼い犬には控えておいたほうが無難でしょう。
この視点から、ナス科(ナス、じゃがいも、トマト、ピーマン)マメ科、ユリ科(ネギ、ニラ、ニンニク、玉ねぎ、アスパラガス)は犬にあげるには好ましくありません。なお、舐めた程度では問題ありません。
この視点から、ナス科(ナス、じゃがいも、トマト、ピーマン)マメ科、ユリ科(ネギ、ニラ、ニンニク、玉ねぎ、アスパラガス)は犬にあげるには好ましくありません。なお、舐めた程度では問題ありません。
アレルギー
世界中には数え切れないほどの犬が存在しますが、このうち40%の犬にアレルギーがあるといわれています。昨日までは大丈夫だったのに、突然アレルギーが発症した、というケースもありますので、野菜をあげる際には毎回様子を見てあげましょう。
なお、アレルギーが比較的でやすい野菜には、トマト、きゅうり、大豆、にんじん、小麦、やまいも、じゃがいも、なす、セロリ、ピーマンがあります。これ以外の野菜でアレルギーを発症する場合もありますが、これらの野菜は特にアレルギー発症が多いため、最初は少しづつあげたほうがいいでしょう。
なお、アレルギーが比較的でやすい野菜には、トマト、きゅうり、大豆、にんじん、小麦、やまいも、じゃがいも、なす、セロリ、ピーマンがあります。これ以外の野菜でアレルギーを発症する場合もありますが、これらの野菜は特にアレルギー発症が多いため、最初は少しづつあげたほうがいいでしょう。
犬は大切な家族。健康で長生きしてもらおう
犬は大切な家族の一員です。中には、実の子よりも面倒を見てしまうといった方もおられるくらいですが、愛情を注ぐに越したことはないでしょう。しかし、犬はどんなに可愛くても言葉でコミュニケーションをとることができないため、こちらが常に気遣い、異変に気付いてあげる必要があります。
野菜を与えることが重要ではありません。それぞれ太ってしまった犬や、便秘がちな犬など悩みがある犬以外には無理にあげる必要はないでしょう。むしろ、健康面を気にしすぎて無理に野菜を食べさせた結果下痢や嘔吐をしてしまっては本末転倒です。
犬にとって、最も幸せな選択ができるよう、野菜の与え方以外にも多くのことを学び、元気で長生きしてもらいましょう。
野菜を与えることが重要ではありません。それぞれ太ってしまった犬や、便秘がちな犬など悩みがある犬以外には無理にあげる必要はないでしょう。むしろ、健康面を気にしすぎて無理に野菜を食べさせた結果下痢や嘔吐をしてしまっては本末転倒です。
犬にとって、最も幸せな選択ができるよう、野菜の与え方以外にも多くのことを学び、元気で長生きしてもらいましょう。